魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前) 作:かねごんマークII
なのはside
なのは「ディバイィィン、バスターーー!!」
フェイト「プラズマランサー、ファイヤ!」
私とフェイトちゃんはお互いの背中を守りながら飛行機を攻撃していたガジェットを撃墜していた。けれど、いくら撃墜してもなかなか数が減らない。
なのは「数が減らないね…」
フェイト「うん、あの飛行機にロストロギアが積んである可能性が高いね」
飛行機の方を見ると姿勢はなんとか保っているけど四機あるエンジンの内の二機は黒煙をあげているし、一機は異常が起きたのか今にも止まりそうだし…
なのは「どうしよう…!このままじゃ…」
フェイト「なのは!?うぁっ!」
私が飛行機に気を取られた隙にガジェットの攻撃がフェイトちゃんに当たる。それを切っ掛けにガジェットが猛攻を仕掛けてきて、私たちは防御するしか出来なくなってしまった。
なのは「フェイトちゃん!この…アクセルシューター、行って!」
シューターでガジェットを撃ち抜き、体制を立て直そうとしたその時、一機のガジェットが私達の間を抜けて行った!
フェイト「しまった!一機抜けた!」
速さからみて、ガジェットは飛行機に向かって特攻を仕掛けるつもりだ!
なのは「ダメーーー!!」
今からじゃ攻撃は間に合わない!あの飛行機には民間人が 沢山のってるのに…!!
?「させないさ!」
誰かの声と同時に特攻しようとしてたガジェットの姿が消え、私達の上空から爆発音が響いた。私達が見上げていると爆風からでてきたのは…
なのは「…戦闘機?」
フェイト「でもあまり大きくないよね…?」
なのは「うん…人より少し大きいくらいかな?」
私達が見上げているとガジェットはあの戦闘機が危険と判断したのか一斉に戦闘機に向けて攻撃をし始めた。でもその攻撃を一撃も当たらずに旋回してきた戦闘機は銃を撃ってガジェットを次々と撃ち落としていきました。
なのは「凄い…正確に、しかもたった数発でガジェットを撃ち落としてる」
フェイト「しかもあのスピードに機動力…かなりの高性能な機体だね」
と話していたら、機体が急旋回してきて私とフェイトちゃんの方に向かってきた!
なのは「えっ!?どうしよう!?」
?「さっきの二人か、後ろのヤツらは頼んだよ。僕は飛行機を不時着させる支援をする」
フェイト「声!?…ってちょっと!」
戸惑う私達の間を戦闘機はそのまま駆け抜けて行っちゃった…。後に残ったのは私達と…
なのは「も〜〜〜〜!いい加減しつこいよ!」
ガジェットの群れでした。
Sideアレルヤ
とりあえず半分は撃ち落としたから後は二人に任せよう。 問題はこれからだ。
アレルヤ「これはヒドイ…」
エンジンはほとんどダメになってるし機体はあちこちボロ ボロだ。遠目からでも分かったがやはり姿勢が安定してないし、このままだと不時着すら不可能になってしまう。
アレルヤ「とりあえず機長に着陸可能か聞いてみよう。ア リオス、飛行機と通信は可能?」
アリオス<確認中………通信、繋がりました>
アレルヤ「ありがとう、アリオス。こちらは、え〜と、時空管理局の者です。聞こえますか?聞こえていたら状況を教えて下さい」
自分の事を話す訳にはいかないからとっさに嘘をついたけど大丈夫だよね、…たぶん。
機長『管理局の人か!?こちらは機長のルーカスだ!現在の状況は最悪だ!四機あるエンジンのうち二機は完全に駄目になってる!残りの二機も先程からエラーの警告音が鳴りっぱなしだ!いつ止まったておかしくない!高度と姿勢の維持も難しい!このままじゃ不時着どころか墜落してしまうかもしれない!』
機長は多少は冷静みたいだけど機体の状況は最悪みたいだ 。
アレルヤ「どうすればいいと思う?アリオス」
アリオス<私の考えでよければ。まずは両翼の不要なエンジンと使用不可能な翼を切り落として機体を軽くします。 幸いにもエンジンは機体寄りのが残っているので切り落とせば機体は軽くなり、距離が稼げますし機体が安定します 。おまけにエンジン爆発の危険が減り、救助活動がスムー ズにいきます>
アレルヤ「その次は?」
アリオス<次が一番難関です。翼とエンジンが無くなる事で軽くなった機体では勢いのついた状態での着陸になります。その際に勢いのついた機体は従来の方法では減速させる事がほぼ不可能になっています。私達がする事は飛行機の前に出て着陸前後に、全力で押し返して飛行機を減速させて止めることです>
説明を聞いて僕はかなり危ない橋を渡らなければならない事を理解した。けれど…
アレルヤ「やらなきゃ乗客が死んでしまう。なら、やってやるさ!」
機長に作戦を伝える。彼は驚いていたが乗客を死なせてしまうよりはマシだ、と言って協力してくれた。
アレルヤ「よし、いこうか!アリオス!」
アリオス<了解。マイスター・アレルヤ>
飛行機の横に行き、本来の姿、飛行形態からガンダム形態になってビームライフルをしまい、ビームサーベルを手に握る。
アレルヤ「アレルヤ・ハプティズム、アリオス、ミッショ ンを開始する!」
作戦が開始された。時間も少ないし急がないと!
アレルヤ「まずは右翼から…アリオス!」
アリオス<了解、ポイントの割り出しを開始します……… 。解析終了、マイスター、ポイントを表示しますのでその通りに翼を切り落として下さい>
アレルヤ「了解」
翼の前方に出て、ビームサーベルで指示通りに翼を一気に切り落とす!
アレルヤ「これくらい…ガンダムなら造作ないさ!」
翼の上を滑空してそのまま振り抜き、翼を切り落とす!
アレルヤ「よし!うまく切り落とせたな…次は左!」
右翼が落ちた事を確認した僕はそのまま飛行機の上を飛び越え、左翼もアリオスの指示通りに切り落とす。
アリオス<ここからが正念場です、マイスター。そしてこの事件が終われば世界がガンダムを、貴方を必要とするでしょう。世界を救う者として…>
アレルヤ「何を言ってるんだ?アリオス、大丈夫かい?」
突然アリオスが変な事を言い出した。ここからが肝心なのだからしっかりしてくれないと。
アリオス<失礼しました、マイスター。カウントを開始します。飛行機の最先端に配置をお願いします>
アレルヤ「了解、配置に着く」
アリオスの指示に従って僕は配置についてタイミングを待つ。段々と空港の滑走路が近づいてきた。僕は自然と手に力をいれていた。
カウントが10秒を切った。
5秒、
3秒、
2秒、
1秒、
アリオス・アレルヤ<「 今だ(です)!!」>
スラスターを全力で吹かし、飛行機を押し戻す!それと同 時に凄まじいGが体を襲ってきた!
アレルヤ「ぐぁっ!そ、それでも…!」
押し戻す力をさらに加える。その間に飛行機はうまく着陸したがスピードがあまり減速しない!
アレルヤ「アリオス!トランザムは!?」
アリオス<駄目です、システム障害で使用不可能です>
唯一の希望だったトランザムも使えない。だけど………それでも!
アレルヤ「僕は、今を生きる命を見捨てる事なんて事はもう、したくないんだ!!」
その瞬間、GNドライブの回転率が上がりGN粒子によって体が軽くなった。これならイケる!
アレルヤ「止まれーーーーー!!」
全力で押し返し、飛行機が減速していきようやく止まった 。後ろには他の飛行機が約100メートルの位置にあって本当にギリギリだった。僕はゆっくりと地上に降りてその場に膝をつく。
アレルヤ「はぁ…はぁ…はぁ……危な…かった……」
けっこう緊張していたせいか、なかなか息が落ち着かないな……
アリオス<お疲れ様です、マイスター。作戦は無事に成功しました>
アレルヤ「はぁ…サポートありがとう、アリオス」
ゆっくりと立ち上がり周りを見回す。飛行機からは次々と乗客が脱出してきて救助隊が彼らを保護していく。
アレルヤ「よかった。守れたんだね、僕たちは」
アリオス<そうですね、マイスター>
乗客の安否を確認したいけどこのまま此処に留まっていた らまた厄介な事になるかもしれないし。
アレルヤ「行こうか、アリ「待ってくれ!」……?」
飛び立とうとした時に誰かに呼び止められた。振り返ると制服を来た男性がこちらに駆け寄ってきた。そしていきなり僕の手を掴んできた!
?「君!ありがとう!おかげで乗客にたいした怪我をさせずに着陸できた!本当にありがとう!」
アレルヤ「もしかして…機長さん?」
ルーカス「そうだ!機長のルーカスだ!ありがとう、本当にありがとう!」
まずいな…。今の僕は明らかに目立ってるよ。静かに去りたかったのに。
アレルヤ「え〜と、そろそろ次の現場に行くので…!」
視線を逸らした瞬間、滑走路の向こうから森で僕を襲ってきたオートマトンが群れをなしてこちらに向かって来るのが見えた!
アレルヤ「皆!急いで逃げろ!敵が来てるぞ!」
乗客が滑走路を見て慌てだした。僕はルーカスさんの頭を飛び越えて乗客とガジェットの間に飛び出した。
アレルヤ「僕が敵を食い止める!救助隊は急いで乗客を避難させるんだ!」
慌てる乗客達を救助隊が避難場所へ誘導していく。だけど人数が多いせいか時間が掛かりそうだ。時間を稼がないと!
アレルヤ「アリオス、サブガトリングガン、セット!」
アリオス<了解、サブガトリングガン、セット>
腕からサブガトリングガンが出たのを確認して両腕を前に出す。
アレルヤ「悪いけど疲れてるんだ。一気に殲滅させてもらうよ!」
アリオス<目標、敵勢力、ロック。射程圏内まで…3 …2…1>
アレルヤ「目標を破壊する」
打ち出された弾は近づいてくるガジェットを次々と爆散さていく。腕を動かして撃ち漏らしたガジェットも穴だらけにする。
アレルヤ「………少しやり過ぎたかな?」
アリオス<こんなものでしょう、マイスター>
ようやく撃ち終わった時、そこには敵の残骸しか残ってなかった。
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