魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前)   作:かねごんマークII

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飛行機を無事に着陸させ、迫り来る敵から人々を守ったアレルヤ。そんな彼の背後に、その人は現れた。


第04話 烈火の将

アレルヤside

 

 

?「時空管理局だ。武装を解除し、投降してもらおう」

 

その一言と共に僕の背後から首筋に片刃の剣があてられた 。いつの間に背後にまわられたんだろう?

 

アレルヤ「(考えても仕方ないか)…分かったからこの剣をどけてくれるかな?… アリオス」

 

アリオス<…了解、バリアジャケット解除>

 

僕はバリアジャケットの解除と同時にしゃがむとそのまま相手に足払いをしかけた!

 

?「クッ!」

 

完全な不意討ちだったのに…うまくいったと思ったけど相手はバックステップで僕の脚をかわして距離をとった。

 

アレルヤ「アリオス!」

 

アリオス<セットアップ!>

 

再びバリアジャケット、アリオスガンダムの姿になり右手にビームサーベル、左手にツインビームライフルを持ち相手にビームライフルを向ける。

 

?「やってくれるな…私に不意打ちをしてくるとは」

 

アレルヤ「いきなり武器を突き付けられたんだ。当然の行為だとおもうけれど?」

 

相手の姿を確認して軽く驚いた。相手はピンクの長い髪をポニーテールにした女性で、服装は白とピンクを基調とした…なんというか絵本や物語に出て来る騎士の格好だった。おそらくバリアジャケットなんだろうな。

 

?「フッ…それもそうか、失礼したな」

 

アレルヤ「素直に謝ってくれるとは…驚きだね」

 

?「そうか?私は私が間違ったと思ったから謝った。別に驚くことはないだろう?」

 

彼女は剣を構えつつも、まっすぐな瞳で僕を見て言った。 姿だけじゃなく、その心も騎士だった。

 

アレルヤ(どう対処するべきかな、アリオス?)

 

アリオス(私の意見としては投降すべきかと。この場所からうまく逃げたとしてもすぐに追ってくるでしょう。時空管理局はかなり巨大な組織と私はみます。それにこの世界、そして私達の世界の情報が得られる可能性があります。ただ、気掛かりなのは…)

 

アレルヤ(捕まった後の処遇…かい?)

 

アリオス(はい、確実に私は一時的にであれ没収されるでしょう。データに関してはプロテクトがあるのでマイスタ ーに許可なく無理に破ればデータが抹消される仕組みになってます。マイスターの処遇も今回の救助活動が評価されて牢獄行きにはならないと思いますが…この辺りは交渉し てみたらどうでしょうか?)

 

アレルヤ(そうだね、まずは交渉してみようか)

 

アリオスとの相談で出された結果はまずは交渉すべきという事だった。

 

アレルヤ「一応聞きたいんだけど僕が交渉したいと言ったらどうする?」

 

?「内容にもよるが…聞けば投降してくれるのか?」

 

アレルヤ「交渉の内容を飲んでくれるなら」

 

彼女は少し考えているようだけどその間も隙がない。

 

?「分かった、とりあえず聞かせてくれ」

 

アレルヤ「一つ目は僕の投降後の身の安全の保証、二つ目はこのデバイスを僕から取り上げないこと、この二つだ」

 

自分で言っといてなんだけど一つ目なら何とかなるだろうけど、二つ目の条件は飲めないだろうな。

 

?「一つ目は約束しよう、だが二つ目は確実な約束は出来ん」

 

アレルヤ「そうだろうと思ったよ。交渉は決裂だ。本来ならここから逃げるんだけど…それも無理みたいだね。逃げるには、僕は時間をかけすぎた」

 

空に視線を向ける。そこには先程の白い服の女の子と黒い服の女の子がそれぞれの杖や斧を構えてこちらを見ていた。

 

アレルヤ「この状況じゃ抵抗は無駄なだけだろうね。僕の負けだ。投降しよう…アリオス」

 

アリオス<了解、バリアジャケット解除>

 

僕は元のソレスタルビーイングの制服の姿に戻り、大人しくその場に膝をついて両手を頭の後ろで組んだ。

 

 

フェイトside

 

 

フェイト「ではアレルヤさん、すみませんがこちらのデバイスは預からせて貰います」

 

アレルヤ「ああ、分かったよ。ハラオウンさん」

 

私達は彼、アレルヤさんが抵抗は無駄だと判断してすぐに投降してくれたので彼を拘束した。その後、飛行機に積まれていたロストロギアを封印、確保。ヴァイス陸曹がヘリで迎えに来てくれたので私達はヘリに乗り込み、機動六課に帰っている途中だ。その間に私達はアレルヤさんとく自己紹介をした。そして今回の私たちの対応について彼に謝罪していた。

 

なのは「すみません。アレルヤさんは私達を助けてくれたうえに飛行機の救助活動も手伝ってくれたのにこんな扱いをしてしまって…」

 

なのはは涙目になってアレルヤさんに謝っていた。

 

アレルヤ「高町さん…だったかな?今回の事は僕が望んでやった事だから…後悔はしてないよ。だからもう謝らないで、顔を上げてくれないかな?」

 

なのは「はい……すみません」

 

私達はみんな心苦しかった。彼は私たちのピンチを助けてくれて、さらには沢山の人々を助けた。なのにそんな彼を規則とはいえ拘束しなければいけないなんて、私は自分が情けなかった。だから彼が自由に行動できるように私は私なりに頑張ることを決意した。

 

フェイト「アレルヤさんの身の安全と自由は私が必ず何とかします!」

 

シグナム「私の方もデバイスが貴殿の手元に戻るようにする。だからそれまでは我慢してくれ」

 

アレルヤ「ありがとう、それなら少しは安心できそうだね 。アリオス」

 

アリオス<そうですね、マイスター。彼女達が話の分かる人達でよかった>

 

アレルヤ「ああ…そ…う…だ…ね………」

 

フェイト「アレルヤさん?」

 

アレルヤさんは安心したのか、目を閉じるとそのまま寝てしまった。

 

フェイト「いい人だね、アレルヤさん」

 

なのは「うん。だからアレルヤさんが自由になれるようにがんばろう、フェイトちゃん!」

 

フェイト「そうだね、なのは。一緒に頑張ろう!」

 

シグナム「私も微力ではあるが力になろう」

 

アレルヤさんを起こさないように話し、3人で静かに頷いた。




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