魔法戦記リリカル00 ~世界を越えた超兵の話~(改定前)   作:かねごんマークII

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第06話 選んだ道

アレルヤside

 

 

アレルヤ「…ん……あれ……今何時だ…?」

 

僕は目が覚めたのでベットの近くに置いてあった時計を確認する。朝の6時だった。

 

アレルヤ「此処は…。そっか…僕は管理局に投降したんだっけ…」

 

逮捕みたいな感じだったけれど、飛行機の救援や民間人の救助に免じてある程度の自由があると昨日、フェイトは教えてくれた。

 

アレルヤ「とりあえずシャワーを浴びておこうかな……」

 

僕の着ているソレスタルビーイングの制服は所々よごれていた。昨日はある程度の魔法に関する知識やこの世界でのマナーをなのはとフェイトに教えてもらい、この部屋に案内された後は疲れてそのままベッドで寝てしまった。

さすがにこのままでは不味い。たしか、昨日の別れ際になのはが7時に迎えにくると言っていたし、それに間に合うようにしないと…

 

 

なのはside

 

 

なのは「アレルヤさん、起きてるかな…?」

 

私は昨日の約束通り7時に食堂に案内するためにアレルヤさんを迎えに彼の部屋の前にきた。

 

なのは「アレルヤさーん、起きてますか?」

 

部屋をノックして反応を待っていると…

 

アレルヤ「少し待っててくれるかい?すぐに出るから…」

 

と返事があったので私は待つことにしました。アレルヤさんは本当にすぐに出てきたけど私は彼の服装を 見て驚いちゃった。

 

なのは「アレルヤさん、その服は…」

 

アレルヤ「これかい?昨日着ていた服は洗濯してしまったから部屋にあったこの服を借りたんだ。別に変じゃない…よね?」

 

なのは「いえ!全然似合ってますよ!」

 

アレルヤ「はは…ありがとう、なのは」

 

彼が着てきた服は管理局地上部隊の局員が着る茶色の制服だった。アレルヤさんはけっこう背が高いけどサイズはピッタリの制服だった。

 

なのは(たぶん…はやてちゃんが手を回したんだろうな…)

 

我が親友ながら手がはやいなぁ…

 

そうこうしているうちに食堂に着いたのでアレルヤさんに食堂の使い方を一通り教えてカウンターから食事を受け取り、席を探していると…

 

フェイト「なのは、アレルヤ。こっち、こっちだよ」

 

フェイトちゃんが手招きをして私達を呼んでくれた。朝は少し混雑するから先に来て席を確保してくれたみたい。

 

なのは「おはよう、フェイトちゃん」

 

アレルヤ「おはよう、フェイト」

 

フェイト「おはよう。なのは、アレルヤ」

 

お互いに挨拶を済ませて席に着く。フェイトちゃんはアレルヤさんをみると私と同じ反応をしていた。そして私を見てきたので私は苦笑いをしちゃった。

 

はやて「おはようさん、みんな」

 

はやてちゃんがコーヒーを持って私達の隣の席に座った。

 

なのは「はやてちゃん。ちょうどいいところにきたね」

 

アレルヤ「おはよう、はやて。着替えを用意してくれて助かったよ」

 

フェイト「はやて、昨日の今日なのによく準備できたね。アレルヤさんの制服」

 

私達がそれぞれの意見を言う中、はやてちゃんはアレルヤさんの制服姿を見てうんうんと満足そうに頷いてた。

 

はやて「いやな、男性用の制服が余ってたから寮管理者のアイナさんにクローゼットに入れて置いてくれるように頼んだんや。それにしても、やっぱりええ男は何を着ても似合うな!二人もそう思うやろ?」

 

フェイト「確かに…似合ってるけど…」

 

なのは「と言うかアレルヤさんなら何を着ても似合うと思うな、私」

 

アレルヤ「はは…ありがとう、二人とも。………はやて、僕の処遇はどうなりそうだい?」

 

アレルヤさんの言葉を聞いて、私達は食事の手を止めてはやてちゃんの言葉を待った。

 

はやて「アレルヤの処遇については先程、管理局本部から連絡が来たんよ」

 

フェイト「早過ぎない?昨日の今日だよ?」

 

はやて「ん~、私の憶測やけどアレルヤが飛行機を無事に不時着させたやろ?アレが関係しとるんかな、と思うとるんよ。管理局としては確実に欲しい人材やけど民間人、しかも次元漂流者となると扱いが難しい。なら本人が手元に置けてなおかつ問題が起きても対処しやすいように早めに手を打ってきたんかな~、と思うとる。ま、とりあえず話を元に戻そうか」

 

私とフェイトちゃんは息を飲んではやてちゃんの言葉を待つ。

 

はやて「アレルヤ・ハプティズムさん、貴方の事件の時の的確な判断と素早い行動力、加えて検査結果では魔力ランクCと多少低いランクではあるもののそれを補える程の身体能力の高さ。そして高性能なインテリジェントデバイスを所持している。よって…時空管理局は貴方の助力を願いたい。なお、貴方の処遇については機動六課部隊長、八神はやて部隊長に一任するとする」

 

あまりのはやてちゃんの真剣さに食堂は静まり返ってた。そんな中、アレルヤさんはふぅ…と息をついてはやてちゃんに微笑みかけた。

 

アレルヤ「つまり管理局としては僕に戦ってほしい…ということかな?そして今後の僕の運命は、はやてが握っているということだね?」

 

はやて「まぁ、そういう事やな。何にしても今後をどうするかは本人の意思次第や。アレルヤはどうしたいん?」

 

アレルヤ「そうだね………」

 

はやてちゃんの言葉を聞いたアレルヤさんは静かに目を閉じた。私達は食事中なことも忘れて彼の言葉を待った。

 

 

アレルヤSide

 

 

どうするか、と言われても答えは最初から一つしかない。

 

アレルヤ「はやて、僕とアリオスの力、君の意思で使ってくれ」

 

僕の返事を聞いてはやては、なんだか微妙な表情をしていた。何というか、嬉しさ半分、悲しさ半分という表情といったら適切かな。

 

はやて「変な表情してゴメンな?なんかな、アレルヤは戦力としてはかなり優秀で人となりも結構いい人やから部隊長としては嬉しいんや。でも個人としてはアレルヤが元の世界に帰れん事をええことに無理に協力させてしもうとると思うてしもうてな…あかんなぁ。もっとしっかりせんとな」

 

僕は哀しい笑顔を浮かべるはやてに何かをしなくては、と思い彼女の隣に行って頭を撫でた。

 

はやて「へ?ア、アレルヤ?///」

 

はやては恥ずかしいのか顔が真っ赤になっていた。…彼女はいろいろ背負いすぎるんだな…

 

アレルヤ「はやては若いながら部隊長を勤めてるんだ。僕が言えた事ではないけど、はやて位の年頃の女 の子はもっと自由に暮らしてると思う。それが何故、苦しい思いをしてまで部隊長になったのかは僕にはわからない」

 

食堂は静かなままで僕の声がよく響く。僕ははやての頭を撫でながら自分の思いを喋る。

 

アレルヤ「だけどあまりに背負い過ぎるとその重さにいつか潰されてしまうよ。だから困ったり、迷った りしたら僕やみんなに相談したらいいと思う。少なくともこの部隊の人達ははやての味方なんだから」

 

はやての頭から手を離す。彼女は椅子に座ったまま俯いていた。

 

はやて「なあ、アレルヤ…」

 

アレルヤ「なんだい?」

 

はやて「うちは…無理をしてる様にみえるんかな?」

 

アレルヤ「はやてと会って、たった一日しか経ってないけど…そんな僕でもはやては無理をしているように見えたよ。だから、少し励まそうと思ったんだけどね」

 

はやて「…そうなんか………よし!」

 

はやては勢いよく立ち上がるとこちらを向いてニッコリと笑みを浮かべていた。

 

………非常にまずい気がするのはなんでだろう。

 

はやて「なんか元気がでてきたわ!ありがとうな、アレルヤ」

 

アレルヤ「あ、ああ。どういたしまして」

 

はやて「それにしてもアレルヤは女の子を口説くのがうまいなぁ。私、アレルヤに惚れてしもうたわぁ」

 

やっぱり…からかってきたか。ニヤニヤとするはやて。

 

彼女の悪意が見えるようだよ、ハレルヤ。

 

けどね、いつまでもうろたえる僕じゃないさ!

 

アレルヤ「光栄だね。ところでみんな、時間は大丈夫かい?」

 

はやて・なのは・フェイト「「「あっ!?」」」

 

やっと気付いたみたいだね。仕事開始時間が数分後に迫っていることに。

 

アレルヤ「それじゃ、お先に失礼」

 

僕は先に食器を片付けにカウンターに向かった。後に残ったのは急いで食事をする局員達だった。

 

 

?Side

 

 

?(ああ…つまんねぇ、面白そうなモノを手に入れたのに戦えねぇなんてよぉ…)

 

?(だが、アレルヤがあのはやてとか言う女やその仲間につくんなら戦う機会は有りそうだし…もうちょい静かにしとくか)

 

?(ハハハハハ!今から楽しみだ、楽しみだよなあ!アレルヤァァァァァァァァァ!!)




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