【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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94話_七皇の結束

急遽始まったエキシビションマッチ、その1回戦であるソラトとのデュエルは互いに1ターン終えた状況、俺のフィールドにはDarkKnightとノーブル・デーモン、超銀河眼とミネルバ、計4体のエクシーズモンスターをオーバーレイ・ユニットに持ったバリアンがいて、手札はセプターの効果で加えたウィングスのみ。

一方のソラトのフィールドには何も無く、手札は先程ライトロードの裁きの効果で手札に加えた裁きの龍を含めて6枚、次のドローフェイズで7枚となり、墓地にいるライトロードは分かっているだけでもライデン、ルミナス、フェリス、ウォルフ、ミカエルの計5種類、よって裁きの龍を特殊召喚可能。

さあソラト、このバリアンをどう突破する?

 

『僕のターン!ドロー!』

「もしかしたら墓地にブレイクスルー・スキルが落ちているかも知れないから言って置く。バリアンの効果は無効化されない!バリアン自身の効果も、バリアンのオーバーレイ・ユニットになったエクシーズモンスターの効果もだ!」

『そうでしたか、説明ありがとうございます。

ならばメインフェイズに入って、手札の『裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)』を攻撃表示で特殊召喚!』

 

裁きの龍

効果モンスター

光属性

ドラゴン族

レベル 8

攻撃力 3000

 

出たか、ライトロードの切り札、裁きの龍が。

 

『今出した裁きの龍の効果を、LP1000払って発動!

フィールド上にある、このカード以外のカードを全て破壊します!裁きの光(ジャッジメント・レイ)!』

 

Sorath LP 4000→3000

 

その効果は、嘗ての遊戯王OCGで猛威を振るった混沌帝龍やデミスを彷彿とさせる、全体破壊。

まあ混沌帝龍は破壊では無く墓地送りだが、自分だけが残る上に払うLPも1000で済む等、その強烈さは上記の2体をも上回る、実際、ルミナスが規制されるまではこっちが制限カードになっていたし。

が、

 

『ソラト選手のフィールドに眩い光を放つ白いドラゴンが召喚され、その口から膨大なエネルギーを持つビームが放出された!遊星様、これを耐えきれるかぁ!?』

 

Yuya LP 4000→3200

 

『おっとどうした事でしょう、何故か遊星様のLPも800減っております。そしてあぁっとぉ!バリアン、健在!裁きの龍が放ったビームを受けて尚、バリアンのその堂々とした佇まいは健在です!』

『なっ!?何故です、裁きの龍の効果は発動された筈!』

 

確かに裁きの龍の効果は発動され、それは無効化されていない。

だがその放出されたビームによって撒き散らされた土煙が晴れた後には、俺のバリアンが今も尚健在だ。

 

「裁きの龍の効果は確かに発動された!だがバリアンのオーバーレイ・ユニットになっているノーブル・デーモンの、破壊される代わりにオーバーレイ・ユニットを2つ取り除く効果を適用した!更にその際バリアン自身の、取り除くオーバーレイ・ユニット1つの代わりにLP400を払う効果も適用した!よって今のバリアンは、私のLPを800払う事で破壊から身を守れる!」

『遊星様、耐えたぁ!ソラト選手、これではバリアンを突破する事は叶わない!さあ、どうする!?』

『ならLPをとことん削るまで!裁きの龍の効果はLPさえあれば何度も発動出来ます!2回払って発動!裁きの光、2連打!』

「ならばこちらもLPを払って破壊を無効にする!」

 

Sorath LP 3000→2000→1000

Yuya LP 3200→2400→1600

 

裁きの龍の効果、それから身を守る為のバリアンの効果、それが何度も適用され、削られていく俺とソラトのLP。

だが今のままではバリアンを突破する事は、まさか!?

 

『次に、裁きの龍をリリースしてアドバンス召喚!正義の光を纏いし龍よ!今こそ同士の想いを力に!『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』!』

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス

効果モンスター

光属性

ドラゴン族

レベル 6

攻撃力 2000→4400

 

『ななな、何と!ソラト選手がアドバンス召喚したモンスターが、バリアンの攻撃力を越えました!一体これはどういう事でしょう!?』

『グラゴニスの攻守は、僕の墓地にあるライトロードモンスターの種類×300ポイントアップします!今の僕の墓地には、ライデン、ルミナス、フェリス、ウォルフ、ミカエル、ガロス、ライラ、エイリンの8体!よって2400アップします!』

 

効果破壊出来ないなら正面突破で来るか。

ソラトがアドバンス召喚したのは、ライトロードの一角で、ペガサスの様な姿のドラゴン、グラゴニス。

それにしても何か分からなかった4枚の墓地のカードの内3枚がライトロードモンスターだったk、

 

『更にデッキの上からカードを3枚墓地へ送って魔法『光の援軍』発動!』

 

光の援軍(準制限カード)

通常魔法

1:自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動出来る。デッキからレベル4以下の『ライトロード』モンスター1体を手札に加える。

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス 攻撃力 4400→5300

 

『光の援軍の効果で、デッキから2枚目のライデンを手札に加えます!

更に墓地へ落ちた『ライトロード・メイデン ミネルバ』の効果発動!

デッキの上からカードを1枚墓地へ送ります!

よし!この一連の処理で落ちたのは全て別々のライトロードモンスター、ジェインとジェニス、ミネルバとライニャン!よってグラゴニスの攻撃力は更に1200アップします!』

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス 攻撃力 5300→5600

 

『ソラト選手が呼び出したグラゴニス、その攻撃力は今、5600を叩き出しました!これでバリアンの上から遊星様をジャストキル出来ます!遊星様、これをどう凌ぐか!』

 

ま、マジか、凄い落ち方だったな。

 

『バトルフェイズに入ります!グラゴニスでバリアンを攻撃!黙示録の光(アポカリプス・レイ)!』

 

が、

 

『その攻撃宣言時、アクションマジック『奇跡』発動!』

 

奇跡

アクションマジック

1:フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。そのモンスターは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージは半分になる。

 

この状況下で何もしないと思ったら大間違いだ。

 

「奇跡の効果で、バリアンは戦闘破壊されず、戦闘ダメージは半分になr(バシュゥ!)ぐぁ!」

『耐えられましたか…!』

『遊星様、文字通り奇跡を引き当てました!これで今も尚バリアンは健在!』

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス 攻撃力 5600 VS CX冀望皇バリアン 攻撃力 4000

 

Yuya LP 1600→800

 

『ならば僕はこれでターンエンド!』

 

Sorath

LP 1000

手札 4

モンスター ライトロード・ドラゴン グラゴニス(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

 

さて、これは厄介な事になった。

ソラトのフィールドにいるのは、アドバンス召喚によって登場したグラゴニス。

アドバンス召喚、という事はバリアンのオーバーレイ・ユニットになっているDarkKnightの効果で吸収する事は出来ない、故にバリアンのオーバーレイ・ユニットは事実上、増やせない。

尤もグラゴニスの突破自体はノーブル・デーモンの効果で無力化すれば良いがこのデュエルはアクションデュエルだ、『回避』や『大脱出』等で攻撃を躱されるとなると、なるべくならオーバーレイ・ユニットを消費したくない。

となると…

 

「私のターン!ドロー!」

 

此処で『貪欲な壺』か、さて何が出るか…

 

「私は今引いた魔法『貪欲な壺』発動!」

 

貪欲な壺(制限カード)

通常魔法

1:自分の墓地のモンスター5体を対象として発動出来る。そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

「貪欲な壺の効果で、私の墓地に存在するArkKnight、グローリアス・ヘイロー、銀河眼の時空竜、スローネ、ブックスをデッキに戻してシャッフルし、2枚ドロー!」

 

っ!よし、これなら!

 

「次に『光天使ウィングス』を召喚!」

 

光天使ウィングス

効果モンスター

光属性

天使族

レベル 4

攻撃力 1200

 

「召喚したウィングスの効果発動!

手札から『光天使ソード』を攻撃表示で特殊召喚!」

 

光天使ソード

効果モンスター

光属性

天使族

レベル 4

攻撃力 1400

 

貪欲な壺で増えた手札を基に展開したのは、共に光天使の一角で、翼の様な姿のウィングスと、剣の様な姿のソード。

これでレベル4が2体。

 

「私はウィングスとソードでオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ、No.103!万物が凍てつく虚無の力が今、解き放たれる!『神葬零嬢ラグナ・ゼロ』!」

 

No.103神葬零嬢ラグナ・ゼロ

エクシーズ・効果モンスター

水属性

天使族

ランク 4

攻撃力 2400

ORU 2

 

『遊星様、此処で新たなるオーバーハンドレッド・ナンバーズをエクシーズ召喚しました!そして手札はまだ1枚残っています!という事は…』

 

その2体を使ってエクシーズ召喚したのは、バリアン七皇の紅一点で、シャークの妹であった璃緒のバリアンとしての正体、メラグのエースモンスター、ラグナ・ゼロ。

コイツも今回のデュエルでこれまでにエクシーズ召喚した3体同様オーバーハンドレッド・ナンバーズ、それによって恐らく新たなるカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズの登場を期待するかの様な声が会場から上がって来る。

なら、それに応えるのがエンタメデュエリストだ!

 

「続いて速攻魔法『RUM―クイック・カオス』発動!」

 

RUM―クイック・カオス

速攻魔法

1:『CNo.』モンスター以外の自分フィールドの『No.』エクシーズモンスター1体を対象として発動出来る。その自分のモンスターよりランクが1つ高く、同じ『No.』の数字を持つ『CNo.』モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてエクストラデッキからエクシーズ召喚する。

 

「私はラグナ・ゼロのオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオスエクシーズ・チェンジ!現れろ、CNo.103!時をも凍らす無限の力が今、蘇る!『神葬零嬢ラグナ・インフィニティ』!」

 

CNo.103神葬零嬢ラグナ・インフィニティ

エクシーズ・効果モンスター

水属性

天使族

ランク 5

攻撃力 2800

CORU 3

 

『やはり来ましたぁ!遊星様、4体目のカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズをエクシーズ召喚しました!その威圧感、先の3体に引けを取りません!』

 

そして、このデュエルを決着させるカードでもある!

 

「ラグナ・インフィニティのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて効果発動!

グラゴニスの今の攻撃力と、元々の攻撃力の差分のバーンダメージを与え、グラゴニスを除外する!」

『な!?させません!その効果にチェーンしてアクションマジック『透明』発動!』

「悪いが通させて貰う!アクションマジック『ノーアクション』発動!」

 

透明

アクションマジック

1:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。このターン、そのモンスターは相手の効果の対象にならず、効果も受けない。

 

ノーアクション

アクションマジック

1:アクションマジックの効果が発動する時に発動出来る。その発動を無効にし、破壊する。

 

「ノーアクションの効果により、透明は無効になる!そして3600のバーンダメージを喰らえ!ガイダンス・トゥ・パーガトリィ!」

『うわぁぁぁぁぁぁ!』

 

Sorath LP 1000→-2600 LOSE

 

WINNER Yuya

 

『決まったぁ!エキシビションマッチ1回戦の勝者は、カオスオーバーハンドレッド・ナンバーズ達との絆を見せた遊星様!ソラト選手もライトロード達との絆で互角に立ち回りましたが、一歩及ばなかったか!』

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