【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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注:投稿当時『No.93希望皇ホープ・カイザー』の特殊召喚効果によって課される誓約を見落としていました。

今回はこの効果のみ漫画版と同じ文にエラッタされた形で進めます。(10/13)


Ex15話_並行世界での1回戦!異次元の王VSNo.の皇帝その1

先攻 Reiji LP 4000 VS 後攻 Yuushi LP 4000

 

「先攻は私が貰おう、私のターン!」

 

よし、俺が後攻か。

この世界での零児の実力がどれ程の物か、見させて貰いますよ。

 

「私はマジックカード『手札抹殺』を発動!

互いのプレイヤーは手札を全て捨て、その枚数分デッキからカードをドローする!」

 

手札抹殺(制限カード)

通常魔法

1:手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。

 

お、此処で手札抹殺を発動したか、丁度良かった。

今の俺の手札、というかデッキ内のモンスター達は、墓地が肥えていないとその力を発揮出来ない奴が多い、此処で墓地肥やしをさせてくれるのは有難い。

…約1枚、今捨てられると厳しい奴があるが、まあ良いだろう。

 

「良いでしょう、通します!」

「ならば、手札を4枚捨ててドロー!」

「では俺も5枚の手札を全て捨てて5枚ドロー!」

 

さて、引いた5枚のカードは…

よし、悪くないな。

と、零児の方から何やら凄まじい気迫を感じるな、余程良い引きだったのか。

 

「では、始めようか。私のソリティアを。私は手札からマジックカード『天輪鐘楼』を発動!」

「天輪鐘楼?」

「このカードがある限り、シンクロ召喚に成功したプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローする!」

 

天輪鐘楼(漫画版オリジナルカード)

永続魔法

シンクロ召喚に成功したプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローする。

 

ってつまり、永続魔法版『TGハイパー・ライブラリアン』って事か!

ハイパー・ライブラリアンがどれだけぶっ壊れかは、使っている俺も知っている、それの永続魔法版が弱い訳が無い。

それの発動と共に現れた鐘の音色が、正にソリティアの幕開けを告げる、といった所か。

 

「私は墓地の『DDネクロ・スライム』の効果発動!

このカードを含む融合素材を墓地より除外する事で『DDD』モンスターを融合召喚する!私が融合するのはDDネクロ・スライムと『DDリリス』!冥府の渦よ。闇夜に誘う妖婦を包み込み、今一つとなりて新たな王を生み出さん!融合召喚!生誕せよ、『DDD烈火王テムジン』!」

 

DDD烈火王テムジン

融合・効果モンスター

炎属性

悪魔族

レベル 6

攻撃力 2000

 

うはぁ、テムジンキター!

となると次はやっぱり『DDナイト・ハウリング』を召喚してレベル4非チューナーを蘇生してからのアレクサンダーかな?

と、アクションカードをゲット!

 

「続けて私はチューナーモンスター、DDナイト・ハウリングを通常召喚!」

 

DDナイト・ハウリング

効果モンスター/チューナー

闇属性

悪魔族

レベル 3

攻撃力 300

 

やっぱりかぁ!

 

「DDナイト・ハウリングの召喚に成功したことにより効果発動!

墓地から『DD』モンスター1体を特殊召喚する!蘇れ、『DDバフォメット』!」

 

DDバフォメット

効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 4

守備力 1800→0

 

此処も予想通り、となるとアレクサンダーを出してからの、大量蘇生か。

 

「私はレベル4のDDバフォメットにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!闇を切り裂く咆哮よ、疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!シンクロ召喚!生誕せよ、レベル7!『DDD疾風王アレクサンダー』!」

 

DDD疾風王アレクサンダー

シンクロ・効果モンスター

風属性

悪魔族

レベル 7

攻撃力 2500

 

これでDDでの定番と言って良い、テムジンアレクサンダーの布陣が完成したか。

しかもその折に天輪鐘楼の効果で1ドローもある。

流石はDD、なんかOCGで環境入りしたとか何とかといった風の噂を聞いたけど、それも頷けるな。

 

「天輪鐘楼の効果でドローし、DDD烈火王テムジンの効果発動!

1ターンに1度、このカード以外のDDモンスターが特殊召喚された場合、墓地からDDモンスター1体を特殊召喚する!現れろ、DDバフォメット!」

 

またバフォメット、天輪鐘楼の効果に回数制限が無い以上、またシンクロ召喚して来る筈、となれば次は『DDD呪血王サイフリート』かな?

アレクサンダーを2体並べた所で打点増やす以外の意味が無いし。

 

「更にDDDアレクサンダーのモンスター効果!

自分フィールドにDDモンスターが特殊召喚された場合、墓地からレベル4以下のDDモンスター1体を特殊召喚する!続け、DDナイト・ハウリング!」

 

蘇生したチューナーはナイト・ハウリングか、オルトロスが墓地に無かった様だな。

となれば次はバフォメットの効果でナイト・ハウリングのレベルを4にしてサイフリートをs、

 

「私はレベル4のDDバフォメットにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!」

 

ゑ、レベル調整なしでシンクロ召喚?

 

「闇を切り裂く咆哮よ、疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!シンクロ召喚!二度生誕せよ、レベル7!『DDD疾風王アレクサンダー』!」

 

ゑ、ゑ?

 

「サイフリートじゃない…?」

「サイフリートの出番はもう少々後だ。天輪鐘楼の効果でドロー!

そして疾風王アレクサンダーの特殊召喚成功により1体目の疾風王アレクサンダーの効果発動!」

 

何、アレクサンダーの効果は名称指定の『1ターンに1回』制限では無いのか!?

どうやら俺達がいた世界と、この世界では効果が違っているカードが色々ありそうだ、現に俺が持っているNo.達も戦闘破壊耐性が追記されたんだし。

だが同時に納得した、これならアレクサンダーを大量に並べた方が、天輪鐘楼がある事からも良いわな。

 

「墓地よりDDバフォメットを特殊召喚!

続けて2体目の疾風王アレクサンダーの効果によりDDナイト・ハウリングを特殊召喚!」

 

また来たか。

 

「3体目だ!シンクロ召喚!三度生誕せよ、DDD疾風王アレクサンダー!」

 

これで零児の手札はスタート時と変わらない5枚、正にソリティアだな。

 

「そしてDDD疾風王アレクサンダーの効果で墓地からDDラミアを特殊召喚!

レベル7のDDD疾風王アレクサンダーに、レベル1のDDラミアをチューニング!その紅に染められし剣を掲げ、英雄たちの屍を越えていけ!シンクロ召喚!生誕せよ!レベル8、『DDD呪血王サイフリート』!」

 

DDD呪血王サイフリート

シンクロ・効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 8

攻撃力 2800

 

そしてついに来たか、サイフリートが。

これからサイフリートが、零児がどう動いて来るか、それによってこのデュエルの行方を左右すると言っても過言じゃ無い。

 

「天輪鐘楼の効果でドロー!

疾風王アレクサンダーの効果により墓地からDDラミアを特殊召喚!

レベル7のDDD疾風王アレクサンダーに、レベル1のDDラミアをチューニング!その紅に染められし剣を掲げ、英雄たちの屍を越えていけ!シンクロ召喚!二度生誕せよ!レベル8、『DDD呪血王サイフリート』!

天輪鐘楼の効果でドロー!

疾風王アレクサンダーの効果により墓地からDDラミアを特殊召喚!

レベル7のDDD疾風王アレクサンダーに、レベル1のDDラミアをチューニング!シンクロ召喚!二度生誕せよ!レベル8、『DDD呪血王サイフリート』!

ドロー!」

 

うわぁ、回る回る。

これで零児の手札は8枚、サイフリートは3体も並んでいる。

これで俺はかなり動きづらくなった。

 

「さて、このままターンを渡しても本来であれば十分だ。だが私とて君にNo.の使用を要求する立場。多少のファンサービスはするべきだろう。

 

故に見せよう、私のNo.を!」

 

ん?此処でNo.を?

今の零児のフィールドにはレベル8のサイフリートが3体(後レベル6のテムジンが1体のみ)、となると出て来るのはランク8だろうが、今の零児は(恐らくは)DDナイト・ハウリングの誓約効果によって悪魔族モンスターしか出せない筈。

でもランク8のNo.に悪魔族はいなかった筈、ランク6に至っては、悪魔族エクシーズモンスターは存在しない筈だが…

というか零児、ファンサービスって、中の人ネタですか。

 

「私はレベル8のDDD呪血王サイフリート3体でオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!闇の羽音を木霊させ、異界から飛び立つ蝿の王!エクシーズ召喚!『No.1』!生誕せよ、ランク8!『インフェクション・バアル・ゼブル』!」

 

No.1インフェクション・バアル・ゼブル(アニメオリジナルカード)

エクシーズ・効果モンスター

闇属性

悪魔族

ランク 8

攻撃力 3000

ORU 3

 

ゑ?

 

「は…!アイエエエエ!?バアル・ゼブル!?バアルナンデ!?いや、え、ちょ、そっちですか!?まさか『偽物』のNo.1で来ましたか…」

 

零児がエクシーズ召喚したNo.、それは俺が予想だにしなかったものだ。

遊馬だった頃、ドン・サウザントが作り上げてベクター経由でMr.ハートランドに渡った『偽りのNo.』、その1枚であるこのバアル・ゼブル。

まあ経緯はこの際どうでも良い、コイツは偽物とはいえ、効果は凶悪その物だ。

と、思わずバアル・ゼブルを偽物呼ばわりした事が気に掛かったのか、零児が聞いて来た。

 

「偽物?ふむ、間違ってはいないな。このカードはNo.のエネルギーを抽出し、それを元にレオ・コーポレーションが開発したカード。性能はそのままに侵食力を下げた試作品(プロトタイプ)だからな。だが、このカードを偽物と呼んだということは、君は『本物』のNo.1を知っているのか?」

「ええ。『ゲート・オブ・ヌメロン―エーカム』。俺が嘗て敵対していたデュエリストが使用していた『ヌメロン』カードの1つです。これ自体はバアル・ゼブルと比べると効果やステータスの面で見劣りはしますが、コイツの真価は、様々なヌメロンエクシーズモンスターの素材となれる事。その中には、ランク13、元々の攻守が100000というモンスターもいます」

 

無論、そのデュエリストと言うのはドン・サウザンドの事で、最後に言ったエクシーズモンスターは『CiNo.1000夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア』の事だ。

他にも、コストでこちらの行動を無効にする『ヌメロン・リライティング』カウンター罠、『ヌメロン』魔法・罠カードをデッキから発動する『ヌメロン・ネットワーク』、『ゲート・オブ・ヌメロン』を大量展開する『ヌメロン・ダイレクト』に、それらをレベル12のエクシーズ素材としたエクシーズ召喚を行う『ヌメロン・カオス・リチューアル』等々、癖は強いが嵌れば強力なカードの数々で今までに無い位の死闘を繰り広げたな。

奴がやって来た事は無論許してはならない事だ、だがデュエリストとしての力は本物だった。

 

「「「「何!?エクシーズモンスターのランクの上限はランク12ではないのか!?」」」」

 

そんな俺の説明に、零児とファントム、ユートと隼が驚きの声を上げた。

まあ確かに、デュエルモンスターズのレベルは基本的に12が最大、普通はそのレベルが合った複数体のモンスターでエクシーズ召喚するエクシーズモンスターのランクは素材となったモンスターのレベルと同数、と考えるのが当然だ。

そうなるとエクシーズモンスターのランクの上限はランク12、という考えに至るのもおかしくはない。

だが理論上はレベル13以上が存在する(グリード・クェーサーがそうだ)んだし、ランク13以上のエクシーズモンスターが将来的に登場してもおかしくは無いと思うが…

 

「実に興味深い話だ。詳しく話を聞きたいところだが、今はデュエル中。まずはデュエルを進めるとしよう。バアル・ゼブルの効果発動!

このカードがエクシーズ召喚に成功した時、相手のエクストラデッキからモンスター1体を選択して墓地へと送る!インフェクション・ブラック・デス!」

 

一先ずヌメロン関連の話は此処まで、今はデュエルだ。

さて、さっきバアル・ゼブルの効果を凶悪だと言ったが、その1つがエクストラデッキのピーピング破壊。

ザボルグの例を挙げるまでも無く、相手のエクストラデッキの構成をピーピングした上で1枚を除去出来るのは強い。

何しろそのカードは蘇生制限を満たさないからエクシーズ・リボーンで呼び出す事が出来ない。

さて、何を選んでくるか…

ちなみに今回のエクストラデッキ構成はこうなっている。

『No.93希望皇ホープ・カイザー』

『No.99希望皇龍ホープドラグーン』

『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』×2

『SNo.39希望皇ホープ・ザ・ライトニング』×2

『CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー』

『CNo.39希望皇ホープレイV』

『No.39希望皇ホープ』×3

『SNo.39希望皇ホープONE』

『CNo.39希望皇ホープレイ』

『No.98絶望皇ホープレス』

『No.39希望皇ホープ・ルーツ』

 

「『希望皇ホープ』を中心としたエクストラデッキという訳か。ならば、選択するのは一択だ。私は『No.39希望皇ホープ』を選択し、墓地へと送る!」

 

その内容を確認した零児が選択したのは、このデッキの根幹と言っても良い『No.39希望皇ホープ』。

確かに、その読みは間違いじゃ無い。

ホープレイとホープONEは其々No.39希望皇ホープの上に重ねるという自らが持つ召喚条件でなければ事実上出せない(メインデッキには光属性モンスターカードが無いし、エクストラデッキもエクシーズモンスターしかいない)し、ホープレイVにホープレイ・ヴィクトリー、ホープ・ザ・ライトニングもその能力の関係で『No.39希望皇ホープ』の上に重ねる必要がある。

ビヨンド・ザ・ホープはレベル的にやや出しにくいし、絶望皇ホープレスは『希望皇ホープ』サポートであって『希望皇ホープ』その物じゃない。

ホープ・カイザーを出すにも『No.39希望皇ホープ』を使った方が一番出しやすいし、ホープドラグーンは自らの特殊召喚効果、ホープ・ルーツはホープ・カイザーの効果で出す枠。

となれば根幹である『No.39希望皇ホープ』を叩くのが最善に見えるだろう。

 

「更にバアル・ゼブルの二つ目の効果を発動!1ターンに1度、相手の墓地のNo.をORUとして吸収する!ナンバーズ・ドレイン!

私はカードを3枚伏せ、ターンエンドだ」

 

Reiji

LP 4000

手札 5

モンスター DDD烈火王テムジン(攻撃表示)

      No.1インフェクション・バアル・ゼブル(攻撃表示)

魔法・罠カード 天輪鐘楼

        セット×3

 

さて、まさかのバアル・ゼブルの登場にびっくりはしたが、そのエクシーズ召喚の為にサイフリート3体がオーバーレイ・ユニットとなったのは助かった。

これで心置きなく展開出来る、といきなり動くのは早計だ。

サイフリートという障害が無くなったと言っても、零児の魔法・罠ゾーンには天輪鐘楼の他、3枚ものセットカードがある。

それをどかさない限りは安心して動けない。

が、幸い俺の手札にはどかす手段がある。

 

「俺のターン!ドロー!

まずは魔法『ハーピィの羽根帚』発動!」

 

ハーピィの羽根帚(制限カード)

通常魔法

1:相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

 

さあ、どうする?

 

「ならば私はトラップカード『レインボー・ライフ』を発動!手札を1枚捨て、このターン私が受けるダメージを回復へと逆転させる!」

 

レインボー・ライフ

通常罠

手札を1枚捨てて発動出来る。このターンのエンドフェイズ時まで、自分は戦闘及びカードの効果によってダメージを受ける代わりに、その数値分だけライフポイントを回復する。

 

「私は『代償の宝札』を捨て、レインボー・ライフの効果を発動する!更に代償の宝札が手札から墓地へ送られた事により、デッキからカードを2枚ドローする!」

「その後、ハーピィの羽根帚の効果で零児のフィールドにある4枚の魔法・罠カードは破壊されます」

 

あらら、セットカードの中にレインボー・ライフがあったか、確かにLPの管理がシビアになりがちなDDとの相性は良いな。

しかもそのコストとして捨てられた代償の宝札によって手札アドを1枚増やされた。

結果としてこのターンでの決着はもう無理、次のターン7枚もの手札を持った零児の展開が待っている。

が、こっちとしても好都合だ!

 

「このターンでの決着は不可能となりましたか。ですがこれで舞台の準備は整いました!

Ladies and Gentleman!Boys and Girls!これより我がデッキに宿りし、希望を司る皇帝たちによる剣劇を開演いたします!

まずはフィールド魔法『希望郷―オノマトピア―』を永続魔法として発ど、おや、反応しませんね…

故障か何かでしょうか…?」

 

舞台の整備が済み、何時もの口上と共に希望郷―オノマトピア―を発動しようと魔法・罠ゾーンに置くも、何故か反応しない。

どうしたんだ、一体?

 

「ふむ、君の世界ではアクションデュエル中はフィールド魔法を永続魔法扱いとして発動するのか。ならば言っておこう。この世界ではアクションデュエル中もフィールド魔法はフィールド魔法ゾーンに発動するようになっている」

「何と?アクションフィールドはフィールド魔法ゾーンで発動されるのでは無かったのですか、これは失礼しました。では改めてフィールド魔法『希望郷―オノマトピア―』を発動!」

 

希望郷―オノマトピア―

フィールド魔法

1:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドに『希望皇ホープ』モンスターが特殊召喚される度に、このカードにかっとビングカウンターを1つ置く。

2:自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのかっとビングカウンターの数×200アップする。

3:1ターンに1度、このカードのかっとビングカウンターを2つ取り除いて発動出来る。デッキから『ズババ』『ガガガ』『ゴゴゴ』『ドドド』モンスターの内いずれか1体を特殊召喚する。

 

俺が希望郷―オノマトピア―を発動すると同時に、アクションフィールドの天井近くから光が放たれる。

 

「次に『ゴゴゴジャイアント』を召喚!」

 

ゴゴゴジャイアント

効果モンスター

地属性

岩石族

レベル 4

攻撃力 2000

 

先程の『手札抹殺』で墓地が肥えた今こそ、コイツら『ゴゴゴ』モンスターの本領発揮だ!

 

「召喚したゴゴゴジャイアントの効果発動!

墓地からこのモンスターを守備表示で蘇生します!Let’s Go!覚悟!『ゴゴゴゴースト』!Go!Go!Go!Go!」

 

ゴゴゴゴースト

効果モンスター

闇属性

アンデット族

レベル 4

守備力 0

 

召喚されたゴゴゴジャイアントは、何時もの調子で俺のデュエルディスク、その墓地にあたる部分に手を突っ込んで、今回蘇生させるゴゴゴゴーストをガサゴソと探していたが、突如その隙間から鎧を纏った幽霊みたいな姿のモンスター、ゴゴゴゴーストが飛び出し、それに驚いたのかゴゴゴジャイアントが飛び退き、何故か身体が崩れた。

 

「おや、ゴゴゴジャイアントが余りの驚きで某十数年前の野球ゲームのキャラクターがデッドボールを喰らった時の様に身体が崩れてしまった様です。ですが、実際の所は効果処理の一環で守備表示となっただけですのでご安心を。

蘇生したゴゴゴゴーストの効果発動!

こちらも墓地から『ゴゴゴゴーレム』を守備表示で蘇生します!

本来ならこの後、ゴゴゴゴーストを守備表示にしなければならないのですが、元から守備表示ですので此処カットで」

 

ゴゴゴゴーレム

効果モンスター

地属性

岩石族

レベル 4

守備力 1500

 

よし、これでレベル4モンスターが3体!

 

「レベル4のモンスターが3体…

来るか、No.!」

「俺はゴゴゴジャイアントとゴゴゴゴーストでオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!我が戦いは此処から始まる!白き翼に望みを託し、現れろ!『No.39希望皇』」

「『『『ホープ』』』!」

 

No.39希望皇ホープ

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 4

攻撃力 2500

ORU 2

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 0→1

ゴゴゴゴーレム 守備力 1500→1700

No.39希望皇ホープ 攻撃力 2500→2700

 

「希望皇ホープ…

これが君のNo.の姿か!」

 

エクシーズ召喚、それによって登場した『39』の数字が刻まれた塔の様な物体が変形する演出と共に現れた希望皇ホープの姿に、零児が唾を飲み込みつつ、警戒の声を上げる。

だが、希望皇ホープの力は、まだまだ終わらないぜ!

 

「ええ、ですが俺のNo.の力はまだまだこの程度ではありません!貴方も先程見たでしょう、俺のエクストラデッキに宿るホープの様々な姿を!その一端をお見せしましょう!

俺はホープのオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオスエクシーズ・チェンジ!現れよ、混沌を光に変える使者!『CNo.39希望皇ホープレイ』!」

 

CNo.39希望皇ホープレイ

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 4

攻撃力 2500→2700

ORU 3

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 1→2

ゴゴゴゴーレム 守備力 1700→1900

CNo.39希望皇ホープレイ 攻撃力 2700→2900

 

「希望皇ホープレイ…

暴走したユートがバリアンズ・フォースで生み出したカオス・キマイラ・ドラゴンと同じCNo.のカードか」

 

この世界にはバリアンズ・フォースやCNo.もあるのか。

この世界にとってのNo.がZEXALでのそれ並である以上、CNo.もまた同等の力を持っているのかも知れない、RUMが必要なホープレイVやホープレイ・ヴィクトリーを出すのは自重した方が良いな。

…ホープレイの場合は邪悪な力(バリアンズ・フォース)によって生み出されたのではないのだが、まあそれは置いておこう。

本来なら此処からホープ・ザ・ライトニングを出す所だが、生憎このターンはレインボー・ライフの効果適用中だ。

だから此処はこうする。

 

「続いて希望郷―オノマトピア―に乗っている、かっとビングカウンターを2つ取り除いて効果発動!

デッキから『ドドドウィッチ』を守備表示で特殊召喚!」

 

ドドドウィッチ

効果モンスター

地属性

戦士族

レベル 4

守備力 1600

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 2→0

ゴゴゴゴーレム 守備力 1900→1500

CNo.39希望皇ホープレイ 攻撃力 2900→2500

 

「特殊召喚したドドドウィッチの効果発動!

手札から『ドドドバスター』を表側攻撃表示で特殊召喚!」

 

ドドドバスター

効果モンスター

地属性

戦士族

レベル 6

攻撃力 1900

 

これで再びレベル4モンスターが2体。

 

「これで再びレベル4のモンスターが2体…

最後の希望皇ホープが来るか!」

 

と、思うでしょう。

ですが、

 

「いいえ違います。俺はゴゴゴゴーストとドドドウィッチでオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!貴方の戦いは此処で終わる!黒き翼に絶望を映し、現れろ!『No.98絶望皇ホープレス』!」

 

No.98絶望皇ホープレス

エクシーズ・効果モンスター

闇属性

戦士族

ランク 4

守備力 2500

ORU 2

 

俺がエクシーズ召喚したのは希望皇ホープでは無く、ホープの色合いとか、数字が刻まれた位置とかが反転したNo.、絶望皇ホープレス。

名前とかその姿からしてホープの敵みたいな感じになって入るけど、実際の所はホープと一緒に使った方が強かったりするんだよな(苦笑

 

「成る程、今の内にアフターケアのことを考えてそのカードを出したか」

「ええ。希望の裏で絶望がある、それはまるで光と影の如く。前線でホープ達が戦う裏で、ホープレスはサポートの為に構えるのです。

俺はそのホープレスとホープレイでオーバーレイ!2体のランク4・No.モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!万界に散りし祈りよ!今こそこの手に集い、その姿を現せ!現れろ!ナンバーズのキング・オブ・キング!『No.93希望皇ホープ・カイザー』!」

 

No.93希望皇ホープ・カイザー

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 12

攻撃力 2500

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 0→1

No.93希望皇ホープ・カイザー 攻撃力 2500→2700

ドドドバスター 攻撃力 1900→2100

 

今出したホープレスとホープレイを用いてエクシーズ召喚したのは、巨大な翼、強固さを感じる鎧を身に纏った希望皇ホープ、いや、希望皇ホープ・カイザー。

その姿は、カイザーの名を冠してはいるが帝王というより神に近い感じだ。

以前は出すメリットの薄さ、そもそもの出しにくさから外していたが、ホープレスを手にした事で、ピンではあるが入れてみる事にしたんだ。

 

「エクシーズモンスター同士でのエクシーズ召喚…

成る程、やはりNo.は得体の知れない力を持っている。これほどのエネルギーを感じるカードがあったとは…」

 

その姿に息を呑みながら呟く零児。

まあエクシーズモンスター同士でエクシーズ召喚するモンスターはこれまでもあったが(あ、それも『FNo.0未来皇ホープ』と『SNo.0ホープ・ゼアル』、それにバリアンと、No.関連だった)、ランク12モンスターはOCGでは最初だったしな。

このまま効果発動、と行きたい所だが、丁度墓地が肥えたし手札補充して置こう。

 

「更に魔法『貪欲な壺』を発動!対象はたった今墓地へ送られたゴゴゴジャイアントと1枚目のドドドウィッチ、それに先程の手札抹殺で墓地へ送られたままの『ゴゴゴゴラム』と2枚目のドドドウィッチ、そしてカオス・ソーサラー!」

 

貪欲な壺(制限カード)

通常魔法

1:自分の墓地のモンスター5体を対象として発動出来る。そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

「貪欲な壺の効果で対象の5枚をデッキに戻す!

最強のデュエリストによるデュエルは、全てが必然!ドローカードさえも、デュエリストが引き当てる!シャイニング・ダブルドロー!」

 

よし、来た!

 

「俺が引いたカードの1枚は、今デッキに戻した『カオス・ソーサラー』!

俺は墓地の希望皇ホープとゴゴゴゴーストを除外!光と闇、2つの魂を生け贄に、今こそ降臨せよ!混沌を操りし魔術師よ!『カオス・ソーサラー』!」

 

カオス・ソーサラー

効果モンスター

闇属性

魔法使い族

レベル 6

攻撃力 2300→2500

 

俺が引き当てたモンスター、それはカオスモンスターの一角であるカオス・ソーサラー。

 

「っ、そう来たか!」

 

その姿を見た零児の顔が驚愕に歪む。

恐らく、カオス・ソーサラーの能力、そしてそれを出した俺の意図を瞬時に察知したのだろう。

なら、それを現実の物としましょう!

 

「カオス・ソーサラーの効果発動!

バアル・ゼブルを除外します!

偽りのNo.よ!とっとと異世界に帰りなさい!」

「…厄介なことをしてくれたな」

 

カオス・ソーサラーの効果によって消え去ったバアル・ゼブル。

その光景を見ていた零児の表情は、何処か苦みばしった様な感じだ。

まあバアル・ゼブルの攻撃力は3000、高くはあるがそれでも希望郷―オノマトピア―を活用したり、ライトニングを出したりすれば何とかなる値ではある。

けどこれはアクションデュエル、攻撃をアクションマジックで妨害される可能性が無い訳じゃ無いし、今はレインボー・ライフの効果適用中だ。

それにバアル・ゼブルにはオーバーレイ・ユニットを補充する効果を有している、仮に破壊しても蘇生カードを使われては、結局は元の木阿弥という奴。

まあ『闇次元の解放』や『D・D・R』を使われたら結局は一緒なんだがな。

 

「俺はカオス・ソーサラーとドドドバスターでオーバーレイ!2体のレベル6モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!人が希望を越え、夢を抱く時、遥かなる彼方に、新たな未来が現れる!限界を超え、その手に掴め!『No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』!」

 

No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 6

攻撃力 3000→3200

ORU 2

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 1→2

No.93希望皇ホープ・カイザー 攻撃力 2700→2900

No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ 攻撃力 3200→3400

 

「エクシーズ召喚したビヨンド・ザ・ホープの効果発動!テムジンの攻撃力を0に変えます!絶望(ビヨンド・ホープ)!」

 

DDD烈火王テムジン 攻撃力 2000→0

 

あの驚異的と言っても過言じゃ無かった零児の布陣、それはこの瞬間に真っ新となった(一応テムジンが残っているし、破壊しちゃうと契約書を回収されちゃうけど)。

だが零児の手札は6枚、それが火を噴く事を考えると、もっと展開して置きたい。

 

「まだまだ行きますよ!俺はホープ・カイザーの効果発動!

エクストラデッキから、ホープ・カイザーのオーバーレイ・ユニットの種類の数まで、エクストラデッキからランク9以下、攻撃力3000以下のNo.モンスターを、効果を無効にして特殊召喚する!

現れろ、ランク4!『SNo.39希望皇ホープONE』!ランク1!『No.39希望皇ホープ・ルーツ』!

その後、オーバーレイ・ユニットとなっていたホープレスを取り除きます!」

 

SNo.39希望皇ホープONE

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 4

攻撃力 2510→2910

ORU 0

 

No.39希望皇ホープ・ルーツ

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 1

攻撃力 500→900

ORU 0

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 2→3

No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ 攻撃力 3400→3600

SNo.39希望皇ホープONE 攻撃力 2910→3110

No.39希望皇ホープ・ルーツ 攻撃力 900→1100

No.93希望皇ホープ・カイザー 攻撃力 2900→3100

               ORU 2→1

 

さっき呼び出したホープ・カイザーの効果によって天井の光から舞い降りたのは、眩い程の光を発する、ライトニングと同じS(シャイニング)の名を冠した希望皇ホープONEと、希望皇ホープの原初の姿、ホープ・ルーツ。

本来ならこの効果を発動した後、俺は新たなる展開が出来なくなる誓約を課されるけど、どうやらこの世界に転移した事で、その誓約が削られたみたいだ。

なら、それを活かさない手は無い!

 

「そして、エクストラデッキにある『No.99希望皇龍ホープドラグーン』は、手札の『RUM』魔法カード1枚を捨てる事で『希望皇ホープ』モンスターの上に重ねる形でエクシーズ召喚出来ます!

俺は手札の速攻魔法『RUM―クイック・カオス』を捨てる事でこれを適用します!

俺はホープ・ルーツのオーバーレイ・ネットワークを再構築!エクシーズ召喚!現れよNo.99!砕け散った記憶よ今、1つの星となりて、天命を貫く霹靂となれ!これがナンバーズの終焉!『希望皇龍ホープドラグーン』!」

 

No.99希望皇龍ホープドラグーン

エクシーズ・効果モンスター

光属性

ドラゴン族

ランク 10

攻撃力 4000→4600

ORU 1

 

そして、ホープ・ルーツのオーバーレイ・ネットワークを再構築して登場したのは、希望皇ホープが龍へと姿を変えた姿、ホープドラグーン。

 

「俺はこれでターンエンドです!」

 

Yuushi

LP 4000

手札 1

モンスター No.93希望皇ホープ・カイザー(攻撃表示)

      No.39希望皇ビヨンド・ザ・ホープ(攻撃表示)

      SNo.39希望皇ホープONE(攻撃表示)

      No.99希望皇龍ホープドラグーン(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

フィールド魔法 希望郷―オノマトピア―(かっとビングカウンター:3)

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