【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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135話_二天龍、激突!中編

ランサーズとアカデミアとの最終決戦の場を借りて行われているユシウスとキサラのリターンマッチ、現在は先攻となっているキサラのターンに入る所である。

互いに1ターンを終え、現在キサラのフィールドには何もおらず、手札は2枚、その内の1枚は先程サーチした青眼の白龍だと判明している、LPは2800に削られた状態だ。

一方のユシウスのフィールドには、第2の『覇王』であるオッドアイズ・レイジング・ドラゴンと、オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン、2体のオッドアイズの他に相克の魔術師がいる、手札は無く、LPは初期状態の4000だ。

先攻であるキサラはOCGにおいて世界を制した程の展開力とモンスター其々のカードパワーを有したブルーアイズデッキの力を十全に発揮、2体のブルーアイズモンスターを呼び出しはしたが、ユシウスの呼び出したレイジング・ドラゴンによって2体共に倒される格好となった。

今はユシウスの優勢といった状態ではあるが、それでもキサラに勝負を諦めるという様子も、ユシウスに慢心する様子もない、互いにその表情は真剣そのものだ。

 

「私のターン、ドロー!

私は今引いた『青眼の亜白龍』を、手札の『青眼の白龍』を貴方に見せる事で、攻撃表示で特殊召喚!」

『グォォォォォォォ!』

 

青眼の亜白龍

効果モンスター

光属性

ドラゴン族

レベル 8

攻撃力 3000

 

新たなるカードをドローしたキサラ、先程のサーチで青眼の白龍を握っていた事もあって引いたばかりの亜白龍を早速フィールドに出す事が出来た。

そして亜白龍の力は、今この時こそ本領発揮される。

 

「亜白龍の効果発動!対象はグラビティ・ドラゴンであります!

効果でそのモンスターを破壊するであります!滅びのバーンストリーム!」

「させん、それにチェーンしてアクションマジック『透明』発動!これでこのターン、グラビティ・ドラゴンは効果を受けない!」

「流石に躱されるでありますか、ですが問題ないであります」

 

透明

アクションマジック

1:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。このターン、そのモンスターは相手の効果の対象にならず、効果も受けない。

 

Kisara LP 2800→2300

 

それは自らの攻撃権を犠牲に放つ破壊効果を持った光線、それがグラビティ・ドラゴンに襲い掛かるも、ユシウスが発動したアクションマジックで透明化した事で空をきってしまった。

500LPと攻撃権を失ってまで放った効果が空振りに終わった形となったキサラだったが、むしろそれは予想通りといった感じで更に動く。

 

「ならば魔法『龍の鏡』発動!」

 

龍の鏡

通常魔法

1:自分のフィールド・墓地から、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

「フィールドの亜白龍は青眼の白龍として扱うであります!

私はフィールドに1体、墓地に2体いる青眼の白龍を除外して融合!勝利を約束する青き眼の龍達よ、今こそ結集し、真に究極なる力を解き放て!融合召喚!出でよ、我が最強の僕!『(ネオ・)青眼の(ブルーアイズ・)究極竜(アルティメットドラゴン)』!」

『『『グォォォォォォォォ!』』』

 

真青眼の究極竜

融合・効果モンスター

光属性

ドラゴン族

レベル 12

攻撃力 4500

 

Kisara LP 2300→1800

 

「ネオ・ブルーアイズ…?

『青眼の究極竜』とは違うのか…?」

 

キサラが発動した龍の鏡による融合召喚の演出と共に舞い降りたのは、ユシウスが呟いたモンスター『青眼の究極竜』とよく似た姿をした、三つ首となった青眼の白龍。

だが、白を基調としていたままの青眼の究極竜とは違って空色を基調としたカラーリングもそうだが、何より三つ首となってからも健在だった両腕が無くなっている。

 

「これぞ、私の真のエース、青眼の白龍の真に本気の姿であります!今よりその本気の力をお見せするでありますよ、ユシウス!

バトルフェイズ!

行くであります、真なる究極竜よ!重力を司る龍を今こそ消し飛ばすであります!トゥルー・アルティメット・バースト!」

「させるか!アクションマジック『回避』発動!その攻撃を無効にする!」

「させないのはこっちであります!アクションマジック『ノーアクション』発動!回避を無効にするであります!」

「何っ!?ぐぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

回避

アクションマジック

1:フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。そのモンスターの攻撃を無効にする。

 

ノーアクション

アクションマジック

1:アクションマジックの効果が発動する時に発動出来る。その発動を無効にし、破壊する。

 

Kisara LP 1800→1300

 

真青眼の究極竜 攻撃力 4500 VS オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン 攻撃力 2800

 

Lucius LP 4000→2300

 

姿こそ微妙に違えど、その究極と言う名に恥じぬステータスは健在、その攻撃を受ける訳にはいかないとユシウスは回避で攻撃を躱そうとするも、キサラが発動したノーアクションに阻まれ、その圧倒的な攻撃を受けてしまう。

だが、

 

「真なる究極竜よ、今こそネオの名の由来となったその力を見せる時であります!

ダメージステップ終了時、エクストラデッキにある2枚目の真なる究極竜を墓地へ送って効果発動!

真なる究極竜はもう1度攻撃出来るであります!」

「何!?」

「この効果は私のフィールドにいるのが融合召喚した真なる究極竜1体だけの時、1ターンに2回発動出来るであります!

さて、次は赤き覇王であります!トゥルー・アルティメット・バースト、第2打ァ!」

「がはぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

真青眼の究極竜 攻撃力 4500 VS 覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン 攻撃力 3000

 

Lucius 2300→800

 

その猛威は終わっていなかった。

 

「ダメージステップ終了時、エクストラデッキにある最後の真なる究極竜を墓地へ送って効果発動!」

「だがこっちも、破壊されたレイジング・ドラゴンの効果発動!

このカードをペンデュラムスケールにセッティング!」

 

Lucius

ペンデュラムスケール(青):1(覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン)

 

「今更フィールドを整えた所で遅いであります!真なる究極竜の最後の攻撃を、食らうでありあす!

相克を司る魔術師を消し飛ばすであります、真なる究極竜よ!トゥルー・アルティメット・バースト、第3打ァ!」

「まだだ、まだ終わらん!アクションマジック『ダメージ・バニッシュ』発動!戦闘ダメージを0にする!」

「ちぃ、このターンで決めたかったでありますが…」

 

ダメージ・バニッシュ

アクションマジック

1:自分が戦闘ダメージを受ける場合に発動出来る。その戦闘ダメージを0にする。

 

真青眼の究極竜 攻撃力 4500 VS 相克の魔術師 攻撃力 2500

 

ユシウスが発動したダメージ・バニッシュによってこのターンでの決着こそ成らなかったがその攻撃は凄まじく、ユシウスのフィールドにいたモンスターは全滅、ユシウス自身もまたLPがガンマンラインギリギリの800となった。

 

「私はこれでターンエンドであります!」

 

Kisara

LP 1300

手札 1(青眼の白龍)

モンスター 真青眼の究極竜(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

 

「我のターン、ドロー!

…此処は、こうするか!

まずは先程ペンデュラムスケールにセットされたレイジング・ドラゴンを対象に『天空の虹彩』の効果発動!

レイジング・ドラゴンを破壊し、デッキから『オッドアイズ・セイバー・ドラゴン』を手札に加える!

次に魔法『手札抹殺』発動!」

「此処で手札抹殺…

どうやら、このドローでの勝負に出るという事でありますな…!」

 

手札抹殺(制限カード)

通常魔法

1:手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。

 

キサラが呼び出した真なる究極竜によってギリギリの状況まで追い込まれたユシウス、此処で引いた手札交換カードの代名詞と言って良い手札抹殺、それを見たユシウスは勝負に出た。

残っていた天空の虹彩で、揃っていたペンデュラムゾーンの片方であるレイジング・ドラゴンを破壊して手札を増やし、先程手にしていたアクションカードを含め全て交換するという賭けに出たのだ。

 

「我は手札のアクションカードとセイバー・ドラゴンを捨て、2枚ドロー!」

「私も手札の青眼の白龍を捨て、ドロー!

…どうであります?良いカードは引けたでありますか?」

「ああ、一先ずは。

我はスケール1の『オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン』をペンデュラムスケールにセッティング!」

 

Lucius

ペンデュラムスケール(青):1(オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン)

 

もし外せば敗北は確定的、当たったとしてもどう真なる究極竜を越えるのかという分の悪い賭け、だが彼はその賭けを一先ず乗り切り、再びペンデュラムスケールを揃えた。

 

「これでレベル2から7のモンスターを同時に特殊召喚可能!

更にエクストラデッキに表側表示で存在するレイジング・ドラゴンもまたペンデュラム召喚出来る!

今一度揺れろ、魂のペンデュラム!再び天空に描け、光のアーク!ペンデュラム召喚!再臨せよ、第2の覇王よ!」

 

覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン

ペンデュラム・エクシーズ・効果モンスター

闇属性

ドラゴン族

ランク 7

守備力 2500

ORU 0

 

そして再び舞い降りるレイジング・ドラゴン、だが守備表示での降臨だった。

更に言えばこの状況下は先程破壊された相克の魔術師をもペンデュラム召喚出来る、だがユシウスが呼び出したのはレイジング・ドラゴンのみだった。

ユシウスに何かしらの意図があるのか、或いは…

 

「我はこれでターンエンド」

 

Lucius

LP 800

手札 1

ペンデュラムスケール(青):1(オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン)

ペンデュラムスケール(赤):8(オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン)

モンスター 覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン(守備表示)

魔法・罠カード 天空の虹彩(永続魔法扱い)

 

「どうやら万策尽きた様でありますな、ならば一思いに決めてさしあげるであります、ユシウス!

私のターン、ドロー!

このままバトルフェイズに入るであります!

真なる究極竜よ、今一度赤き覇王を消し飛ばすであります!トゥルー・アルティメット・バースト!」

 

真青眼の究極竜 攻撃力 4500 VS 覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン 守備力 2500

 

その布陣を見て打つ手が無くなったと見たキサラは何か準備する事無くバトルフェイズに突入、真なる究極竜の首の1つが放つ光線がレイジング・ドラゴンを呑み込んだ。

 

「ダメージステップ終了時、エクストラデッキにある2枚目の双爆裂龍を墓地へ送って効果発動!

これで終わりであります、ユシウスよ!トゥルー・アルティメット・バースト、第2打ァ!」

 

そして、このデュエルに終止符を打つと言わんばかりに、真なる究極竜の2つ目の首が、ユシウスを呑み込まんと光線を放った…!

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