【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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あ…ありのまま昨日から今日までに起こった事を話します!
『僕は批判を覚悟で遊矢が外道過ぎる展開を書こうとしたら、何時の間にか想定とはまるっきり違う展開になっていた』
な…何を言っているのか分からないとは思いますが、僕も何をされたのかが分かりませんでした…
頭がどうにかなりそうだった…
マインドスキャンだとかシャイニングドローだとか、そんなチャチな物では断じてありません。
もっと恐ろしい物、そう、ドン・サウザントの書き換えの様な、そんな物の片鱗を味わいました…!

おのれ、おのれ許せるぞドン・サウザントぉぉぉぉ!

※色々とおかしいテンションになっていますが、簡単に言うと予定とは違った展開になっている、という事です。ご了承ください。

※2 感想での指摘と共に、オッドアイズ・グラビティ・ドラゴンの名前を間違えていたので修正しました(10/17)。


22話_覚悟とは、暗闇の荒野に進むべき道を切り開く事だ!

「戦いの殿堂に集いしデュエリストが!」

「モンスターと共に地を蹴り宙を舞い」

「フィールド内を駆け巡る!」

「見よ、これぞデュエルの最強進化系」

「「アクショーン、デュエル!」」

 

先攻 Yuya LP 4000 VS 後攻 Reizi LP 4000

 

「俺のターン!先攻はドロー無し。

まずは『EM(エンタメイト)ドクロバット・ジョーカー』を召喚!」

 

EMドクロバット・ジョーカー

ペンデュラム・効果モンスター

闇属性

魔法使い族

レベル 4

攻撃力 1800

 

「召喚したドクロバット・ジョーカーの効果発動!

デッキから『オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン』を手札に加える!」

「その青いカード、まさか儀式モンスターか?」

「ええ、このオッドアイズは儀式魔法によって降臨するオッドアイズです」

 

そして、今日のデュエルにおいて重大な役目を持ったオッドアイズでもある。

故に今日は、『覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン』の件で掛けていた自粛を、解く。

 

「続いて、儀式魔法『オッドアイズ・アドベント』発動!」

 

オッドアイズ・アドベント

儀式魔法

ドラゴン族の儀式モンスターの降臨に必要。『オッドアイズ・アドベント』は1ターンに1枚しか発動出来ない。

1:レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になる様に、自分の手札・フィールドのペンデュラムモンスターをリリースし、自分の手札・墓地からドラゴン族の儀式モンスター1体を儀式召喚する。相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分のエクストラデッキの『オッドアイズ』モンスターをリリースの代わりに墓地へ送る事が出来る。

 

「オッドアイズ・アドベントの効果で、俺のフィールドのドクロバット・ジョーカーと手札の『貴竜の魔術師』をリリースする事で、俺は『オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン』を降臨させる!2色の眼の龍よ!その鈍色の輝きを解き放ち、フィールドを圧殺せよ!儀式召喚!『オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン』!」

 

オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン

儀式・効果モンスター

地属性

ドラゴン族

レベル 7

攻撃力 2800

 

俺のフィールドに、鈍色の輝きを放つオッドアイズ・グラビティ・ドラゴンが出現した、その瞬間、

 

「がっ!?な、何だこれは!?」

「っ!」

 

俺達のいるアクションフィールド『決闘の祭壇』から、ズンっという擬音が聞こえて来そうな事態が発生した。

 

「な、なんだ中島、何!?フィールド内の重力が、4Gまで増大化している、だと!?ま、まさか…」

「ええ、グラビティ・ドラゴンの、グラビティとは重力。グラビティ・ドラゴンの力によって、フィールド内の重力が増大化されました。下手な動きをすれば直ぐ、この重力の餌食となります。そう、グラビティ・ドラゴンの前で、生半可な覚悟での戦いは、デュエルは許されない。零児、貴方の覚悟を、見せて頂きたい」

 

そう、これが自粛を解いてまで『魔術師オッドアイズ』デッキを持ち出した理由。

実を言うと零児の話を聞いて、俺は少しばかり、訳の分からない違和感を覚えた。

それの原因が一体何なのか、それは未だに分からないが、とにかく零児の様子に違和感を覚えたんだ。

それは、零児が語る次元間の戦いに対して、零児自身の覚悟が感じられなかったのが原因なのか、或いはもっと別の原因なのか…

この前のデュエルの決着を付けたかったのもそうだが、この違和感の原因をはっきりさせたかったのも、零児にデュエルを申し込んだ理由だ。

今、グラビティ・ドラゴンの力によってフィールド全体に掛かっている4Gという重力は、一般的なジェットコースターの最大重力と同等クラス、これに晒され続けていると人間は立っているのがやっとだとか、視界が狭まってくるとか、色彩が薄れて来るとか言われている、つまり、強固な意志が無ければデュエルする事は容易じゃ無いクラスだ。

もし零児の覚悟が、この状況下でデュエルが出来ない程度の生半可な物なら、さっきの零児の様子に違和感を覚えた原因がそれなら、俺は今回の件、きっぱりと断らせて貰う。

人や世界の運命を賭けた戦いに、生半可な覚悟で臨むトップは、はっきり言って足手まといなんだ!

 

「成る程、私は君に試されている訳か。私がランサーズのトップに相応しい器かどうか、私が君にとって上司とするに相応しい存在か、それを試している訳か。ならば、それに応えようではないか!」

「その言葉、デュエルが終わるまで忘れないで頂きたい!スケール4の『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』をペンデュラムスケールにセッティングしてエンドフェイズ!ペンデュラムスケールのオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを破壊し、デッキから『竜穴の魔術師』を手札に加える!

零児、1つ言って置きます。グラビティ・ドラゴンがフィールドにいる間、貴方はLPを500ポイント払わなければカードの効果を発動出来ません。強制効果が発動する時は必ず500ポイント失われます」

 

Yuya

LP 4000

手札 2

モンスター オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

 

「それは厄介な効果だな…!

私のターン!ドロー!

ならば私は、LPを1000支払い、スケール3の『DDD反骨王レオニダス』と、スケール10の『DD魔導賢者ケプラー』を、ペンデュラムスケールにセッティング!ぐぅ…!」

 

Reizi LP 4000→3500→3000

 

ペンデュラムスケール(青):3(DDD反骨王レオニダス)

ペンデュラムスケール(赤):10(DD魔導賢者ケプラー)

 

「これによってレベル4から9のモンスターを同時に特殊召喚可能!

この前のデュエルでは君に見せる事叶わなかったが、私のペンデュラム召喚を今お見せしよう!

我が魂を揺らす、大いなる力よ!この身に宿りて闇を引き裂く新たな光となれ!

ペンデュラム召喚!『DDD死偉王ヘル・アーマゲドン』!『DDD壊薙王アビス・ラグナロク』!」

 

DDD死偉王ヘル・アーマゲドン

ペンデュラム・効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 8

攻撃力 3000

 

DDD壊薙王アビス・ラグナロク

ペンデュラム・効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 8

攻撃力 2200

 

ペンデュラム召喚と共に零児の場に登場したのは、何と言うべきか、石柱から顔を出した様な姿の悪魔、ヘル・アーマゲドンと、玉座に座し、漆黒の鎧に身を包んだ悪魔、アビス・ラグナロク。

 

「此処はいち早く、グラビティ・ドラゴンの力を削ぐ必要がある…!

ヘル・アーマゲドンとアビス・ラグナロクでオーバーレイ!2体のレベル8・DDモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!2つの太陽が昇る時、新たな世界の地平が開かれる!ペンデュラムエクシーズ!現れ出でよ、ランク8!『DDD双暁王カリ・ユガ』!」

 

DDD双暁王カリ・ユガ

エクシーズ・効果モンスター

闇属性

悪魔族

ランク 8

攻撃力 3500

ORU 2

 

零児が何か良からぬことを口走って直ぐに、エクシーズ召喚の演出と共に、玉座に座し、赤紫色の鎧に身を包んだ悪魔、カリ・ユガが登場したその時、

 

「む?重力が戻った?」

「カリ・ユガのエクシーズ召喚に成功した事でこのカード以外の、フィールドにあるカードはこのターン、効果を発動出来ず、その効果も無効となった!これはルール効果だから私はLPを払う必要が無い!」

 

グラビティ・ドラゴンによってフィールド中に掛かっていた重力が、瞬時に元に戻った。

随分と厄介な効果だな、これで零児はこのターン、ライフコストを気にする事無く効果が使える、という訳か。

 

「更に手札の『DDスワラル・スライム』の効果発動!

このカードと手札の『DDバフォメット』を融合!

自由に形を変える神秘の渦よ!異形の神に融け込み、真の王と生まれ変わらん!融合召喚!出でよ、神の威光伝えし王!『DDD神託王ダルク』!」

 

DDD神託王ダルク

融合・効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 7

攻撃力 2800

 

更に融合召喚の演出と共に、白き鎧に身を包み、背中と後頭部に蝙蝠の様な翼を生やした女悪魔、ダルクが出現した。

もしグラビティ・ドラゴンが残った時の事を考え、ライフコストを確保する為か?

 

「バトルフェイズに入る!

カリ・ユガでグラビティ・ドラゴンを攻撃!

ツインブレイクショット!」

「させませんよ!アクションマジック『回避』発動!」

 

回避

アクションマジック

1:フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。そのモンスターの攻撃を無効にする。

 

「回避によって、カリ・ユガの攻撃は無効となります!」

「くっ避けられたか、ダルクで相打ちにするのは危険か…!

ならばアクションマジック『ホーリー・エルフの治癒魔術』発動!」

 

ホーリー・エルフの治癒魔術(今作オリジナルカード)

アクションマジック

自分は自分フィールド上に存在するカードの数×500ライフポイント回復する。

 

「ホーリー・エルフの治癒魔術の効果で、私の場にあるカード×500ポイント、2000ライフポイント回復してターンエンド!ぐぅ…!」

「っ…!」

 

Reizi

LP 3000→5000

手札 0

ペンデュラムスケール(青):3(DDD反骨王レオニダス)

ペンデュラムスケール(赤):10(DD魔導賢者ケプラー)

モンスター DDD双暁王カリ・ユガ(攻撃表示)

      DDD神託王ダルク(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

 

アクションマジックでLPを回復してターンエンドを宣言すると共にグラビティ・ドラゴンの効果が復活、再び4Gの重力がフィールド中に掛かり、苦悶の声を上げる零児だったが、それでもその気迫は、強い覚悟を示すかの様な気迫はしっかり伝わって来る。

ダルクを相討ちさせず残したのも、重力の影響とか関係なしに、グラビティ・ドラゴンのライフコストを考えて立てたのだろう、其処には本気で俺から勝利を掴もうとしている、そんな零児の、鬼気迫る姿があった、そしたら!

 

「俺のターン!ドロー!

まずは手札の『オッドアイズ・セイバー・ドラゴン』を捨て、魔法『ペンデュラム・コール』発動!」

 

ペンデュラム・コール

通常魔法

『ペンデュラム・コール』は1ターンに1枚しか発動出来ず、『魔術師』ペンデュラムモンスターのペンデュラム効果を発動したターンには発動出来ない。

1:手札を1枚捨てて発動出来る。カード名が異なる『魔術師』ペンデュラムモンスター2体をデッキから手札に加える。このカードの発動後、次の相手ターン終了時まで自分のペンデュラムゾーンの『魔術師』カードは効果では破壊されない。

 

「ペンデュラム・コールの効果で、デッキから『相克の魔術師』と『慧眼の魔術師』を手札に加えます!」

 

本当はコイツを使うつもりは無かったが、零児が本気で俺と対峙しているのに、俺が本気を出さなかったら、そんなのデュエリストじゃ無い!

 

「次に、スケール3の『相克の魔術師』と、スケール8の『龍脈の魔術師』を、ペンデュラムスケールにセッティング!

これでレベル4から7のモンスターが同時に特殊召喚可能!

揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!

ペンデュラム召喚!出でよ、我が僕のモンスター達よ!

レベル4、華麗なる軽業師、EMドクロバット・ジョーカー!そしてレベル7、世にも珍しき2色の眼を持ちし竜『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン

ペンデュラム・効果モンスター

闇属性

ドラゴン族

レベル 7

攻撃力 2500

 

「続いて、墓地の『貴竜の魔術師』の効果を、フィールドのグラビティ・ドラゴンを対象に発動!

グラビティ・ドラゴンのレベルを3つ下げて、コイツを守備表示で特殊召喚します!」

 

貴竜の魔術師

ペンデュラム・効果モンスター/チューナー

炎属性

魔法使い族

レベル 3

守備力 1400

 

オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン レベル 7→4

 

よし、次はコイツだ!

 

「更に、レベル4のドクロバット・ジョーカーに、レベル3の貴竜の魔術師をチューニング!2色の眼の龍よ!その赤き輝きを解き放ち、味方に活力を、敵に絶望を与えよ!ペンデュラムシンクロ、レベル7!『オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン』!」

 

オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン

シンクロ・効果モンスター

炎属性

ドラゴン族

レベル 7

攻撃力 2500

 

「オッドアイズ以外のシンクロ素材を使用した事で、貴竜の魔術師はデッキの一番下へ送られ、シンクロ召喚したメテオバースト・ドラゴンの効果発動!

ペンデュラムスケールにセットされている『竜穴の魔術師』を、守備表示で特殊召喚!」

 

龍穴の魔術師

ペンデュラム・通常モンスター

水属性

魔法使い族

レベル 7

守備力 2700

 

まだまだ俺のターンは終わらないぜ、零児!

 

「更に更に!今出したメテオバースト・ドラゴンと、龍穴の魔術師をオーバーレイ!2体のレベル7モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!ペンデュラムエクシーズ!2色の眼の龍よ!その青き輝きを解き放ち、絶対零度で敵を制圧せよ!『オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン』!」

 

オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン

エクシーズ・効果モンスター

水属性

ドラゴン族

ランク 7

攻撃力 2800

ORU 2

 

「バトルフェイズに入ります!

グラビティ・ドラゴンでダルクを攻撃!」

「何っ!?グラビティ・ドラゴンで相打ちさせるのか!?」

「と見せかけて、アブソリュート・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて効果発動!

今の攻撃を無効にし、墓地から『オッドアイズ・セイバー・ドラゴン』を攻撃表示で特殊召喚します!オッドアイズ・リボーン!

2色の眼の龍よ!その白き輝きを解き放ち、絶望の暗闇に眩き救いの光を差し込め!『オッドアイズ・セイバー・ドラゴン』!」

 

オッドアイズ・セイバー・ドラゴン

効果モンスター

光属性

ドラゴン族

レベル 7

攻撃力 2800

 

そして、俺の場に4体目のオッドアイズが登場した。

オッドアイズ・ドラゴンが、白き鎧に身を包んで進化した姿、オッドアイズ・セイバー・ドラゴン。

もし次のターン、零児が攻撃を仕掛ければ、アブソリュート・ドラゴンの効果で、俺の場のモンスターは、オッドアイズで埋め尽くされるだろう。

 

「攻撃をトリガーとした蘇生効果、そして手札コストとして、蘇生するカードを送っていたか…!」

「はい。メインフェイズ2に入って、スケール5の『慧眼の魔術師』をペンデュラムスケールにセッティング!ターンエンドです!」

 

Yuya

LP 4000

手札 0

ペンデュラムスケール(青):3(相克の魔術師)

ペンデュラムスケール(赤):5(慧眼の魔術師)

モンスター オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン(攻撃表示)

      オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン(攻撃表示)

      オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン(攻撃表示)

      オッドアイズ・セイバー・ドラゴン(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

 

4体のオッドアイズ、更にそれらを戦闘破壊しようものならアブソリュート・ドラゴンの効果で5体目が登場しかねないという構図、今の零児の布陣でそれを突破する術は無いと言って良い。

故に零児の運命は、トップデックに掛かっていると言って良い。

だがそんな状況下でも、零児からは勝利を諦めた様子が微塵も感じられない、絶対に俺に勝つんだという気迫がひしひしと伝わって来る。

悪かった、零児、俺は貴方の覚悟の程を疑っていた。

貴方の、融合次元との戦いに対する覚悟は、本物だ!

 

「私のターン!ドロー!

っ!これなら!

だがその前に、スタンバイフェイズにペンデュラムスケールにセットされたケプラーの効果が、LPを500消費して発動される!

ケプラーのペンデュラムスケールを2下げる!ぐぅ…!」

 

ペンデュラムスケール(赤):10→8(DD魔導賢者ケプラー)

 

Reizi LP 5000→4500

 

ケプラーの強制効果によって下がったペンデュラムスケール、その際にライフコストを払った事による脱力感が零児に襲い掛かるも、それでも零児は、膝を折る事をしなかった。

 

「メインフェイズに入って、LPを500払って永続魔法『魔神王の契約書』発動!くっ…!」

 

魔神王の契約書

永続魔法

『魔神王の契約書』の1の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。

1:自分メインフェイズに発動出来る。自分の手札・フィールドから、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。『DD』融合モンスターを融合召喚する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事も出来る。

2:自分スタンバイフェイズに発動出来る。自分は1000ダメージを受ける。

 

Reizi LP 4500→4000

 

此処で今引き魔神王か!

 

「LPを500払って、魔神王の契約書の効果発動!っ…!

私のフィールドにいるダルクとカリ・ユガを融合!神の名の下に森羅万象を『無』に帰し、新たな世界を切り開け!融合召喚!出現せよ、極限の独裁神!『DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク』!」

 

DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク

融合・効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 10

攻撃力 3200

 

Reizi 4000→3500

 

契約書を抱えていた『沼地の魔神王』に、ダルクとカリ・ユガが取り込まれると其処から穴が開き、飛び出して来たのは、『DDD怒涛王シーザー』のそれと、アビス・ラグナロクのそれを融合させた様な鎧を身に纏った悪魔、カエサル・ラグナロク。

やっぱり俺の目に狂いは無かった、零児は間違いなく俺が求めていた『ライバル』、俺と初見で肩を並べる程の力を持ったデュエリストだ!

 

「バトルフェイズに入る!

カエサル・ラグナロクでアブソリュート・ドラゴンを攻撃!

この時、LPを500支払ってカエサル・ラグナロクの効果発動!くっ…!

私のフィールドにある魔神王の契約書を手札に戻し、君のグラビティ・ドラゴンを装備カードとして、カエサル・ラグナロクに装備させる!」

「なっ!?だがこっちもチェーンしてアブソリュート・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて効果発動!

カエサル・ラグナロクの攻撃を無効にし、たった今墓地へ送ったメテオバースト・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚します!オッドアイズ・リボーン!

これによって戦闘が発生しなくなったので、カエサル・ラグナロクの装備効果は無効になります!」

「くっ、やはり回避されるか…!

だがこれで、アブソリュート・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットは無くなった!」

 

Reizi LP 3500→3000

 

オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン ORU 1→0

 

「これでターンエンド!」

 

Reizi

LP 3000

手札 1(魔神王の契約書)

ペンデュラムスケール(青):3(DDD反骨王レオニダス)

ペンデュラムスケール(赤):8(DD魔導賢者ケプラー)

モンスター DDD怒涛壊薙王カエサル・ラグナロク(攻撃表示)

魔法・罠カード なし

 

零児の言う通り、これでオッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットは0、つまり、エクストラデッキからもう1体出さない限りはカエサル・ラグナロクの攻撃は防げなくなった。

こっちから仕掛けようにも、俺のフィールドにいるオッドアイズ達はどれもカエサル・ラグナロクの攻撃力には少しばかり及ばない、もしカエサル・ラグナロク以外にモンスターを出してくれればセイバー・ドラゴンの効果でどうにか出来そうではあるが、グラビティ・ドラゴンもいる中でそれを出すとは思えない、出したとしてもライフコストを確保する為のダルク位だろう、そしてセイバー・ドラゴンの効果は、ダルクと相打ちしたら使えない。

正にジリ貧なこの状況を打破する為には、俺もまた今引きで融合魔法を引き、『オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン』を出し、カエサル・ラグナロクをバウンスするしか無い、それも早いタイミングで。

と、此処で地の文を使って説明すると敗北フラグが立ちそうだがしかし、そんな状況だからこそ面白い!

行くぜ、零児!

 

「俺のターン!ドロー!」

 

 

 

 

カンコーン!という、擬音が聞こえた気がした。

 

 

 

 

「俺は、今引いた魔法『オッドアイズ・フュージョン』発動!」

「何っ!?この状況でそれを引き当てたのか!?」

 

オッドアイズ・フュージョン

通常魔法

『オッドアイズ・フュージョン』は1ターンに1枚しか発動出来ない。

1:自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分のエクストラデッキの『オッドアイズ』モンスターも2体まで融合素材とする事が出来る。

 

「俺はフィールドのセイバー・ドラゴンとペンデュラム・ドラゴンを融合!2色の眼の龍よ!その碧の輝きを解き放ち、荒ぶる風で敵を惑わせ!ペンデュラム融合!『オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン』!」

 

オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン

融合・効果モンスター

風属性

ドラゴン族

レベル 7

攻撃力 2500

 

よし、これで!

 

「融合召喚したオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンの効果発動!カエサル・ラグナロクを手札に、いや、融合モンスターだからエクストラデッキに戻して貰います!ハリケーン・フォース!」

「くっ!カエサル・ラグナロクが…!」

 

ボルテックス・ドラゴンが吹き荒らす暴風によって、カエサル・ラグナロクは吹っ飛んでエクストラデッキに戻り、零児の場はがら空きとなった。

 

「バトルフェイズに入ります!

ボルテックス・ドラゴンで、ダイレクトアタック!神速のウィンド・ラプチャー!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

Reizi LP 3000→500

 

「そしてグラビティ・ドラゴンで終わりです!鋼鉄のマッド・カタクラズム!」

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

Reizi LP 500→-2300 LOSE

 

WINNER Yuya

 

勝った…!

俺が、零児に、勝った…!

っと、そうだ、零児は大丈夫か、今まで4Gの重力に晒され続けるという、初めての過酷な状況に陥っていたのだ、無事なら良いが…

 

「零児、大丈夫ですか?」

「いたた、ああ、大事は無い。所々が少し痛むが、それよりも今は充実感が圧倒的に勝っている。

 

ありがとう、遊矢。あの何時均衡が破れるか分からない緊迫感、トップデックに掛けた想い、今まで味わった事の無い位に、最高のデュエルだった」

 

近寄って来た俺に無事を伝えつつ、このデュエルの感想と共に礼を言って来た零児、その顔は、心からの笑顔となっていた。

そんな最高の笑顔、エンタメデュエリストとして最高のご褒美だぜ!

 

「ガッチャ!俺も、最高のデュエルでした!また、デュエルして下さい!」

「勿論だ!だが今度は私が勝たせて貰うぞ!

 

それで、私は君にとって、身柄を預けるに相応しい存在だったかな?」

 

と、互いに再戦を誓い合いつつも、今回のデュエルのもう1つの本題の答えを求められた。

 

「はい。すいません零児、貴方の覚悟を疑ってしまって。実を言うと、貴方の言動に少なからず違和感を覚えてしまいまして、それがもしかしたら零児の覚悟が伴っていなかったからではないか、と疑ってしまい、今回のデュエルを申し込んだのです」

「違和感、か…

やはり、君に隠し事は出来ないな。

いや、君に話しても全く問題ない内容だったんだが、私にも見栄があった」

 

俺が零児の問いに答えると、零児は苦笑いを浮かべながら、俺の違和感の原因となったであろう事を話し始めた。

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