【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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50話_結成、ランサーズ!

「随分とでけェモンスターだが、セットカード1枚で守り切れると思ったら大間違いだぜェ!

俺のターン、ドロー!

まずはお前のフィールドのモンスターの方が多いから『ヴェルズ・マンドラゴ』を守備表示で特殊召喚!」

 

ヴェルズ・マンドラゴ

効果モンスター

闇属性

植物族

レベル 4

守備力 1450

 

「次に『ヴェルズ・カストル』を召喚!」

 

ヴェルズ・カストル

効果モンスター

闇属性

戦士族

レベル 4

攻撃力 1750

 

「カストルを召喚した事で、俺はヴェルズをもう1体召喚出来るぜェ!

この効果で『ヴェルズ・サラマンドラ』を召喚!」

 

ヴェルズ・サラマンドラ

効果モンスター

闇属性

恐竜族

レベル 4

攻撃力 1850

 

一行がデュエルしている時で最早おなじみとなった、ヴェルズならではの大量展開。

これによって一行は様々なヴェルズエクシーズモンスターを呼び出す事が出来る。

さて、北斗の場にはグレート・マグナスが1体と、セットカードが1枚だけ、手札は0、スタンディングデュエルだからアクションカードの心配は無い、という状況だが、一行はどうする…?

 

「此処はコイツで行くかァ!俺はカストルとサラマンドラでオーバーレイ!2体のレベル4・ヴェルズモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!わりィがこっから先は、俺の支配という名の一方通行だァ!『ヴェルズ・バハムート』!」

「バハムート…!

やはり出して来たか…!」

 

ヴェルズ・バハムート

エクシーズ・効果モンスター

闇属性

ドラゴン族

ランク 4

攻撃力 2350

ORU 2

 

一行がエクシーズ召喚したバハムートの姿を見るや否や、表情が厳しい物になった北斗。

まあそれも無理は無い、一行と2回行ったデュエルは共に、バハムートの効果によって煮え湯を飲まされたのだから。

けどその表情は、厳しくはあれど、焦りらしきものは微塵も感じられない。

この余裕は、一体…?

 

「更にバハムートのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて効果発動!

手札の『ヴェルズ・サンダーバード』を捨てて、お前のグレート・マグナスを貰うぜェ!」

 

そんな北斗を他所に、一行は早速バハムートの効果を発動、オーバーレイ・ユニットがグレート・マグナスへと飛んでいく…

 

 

 

 

 

「それはどうかな?」

『フン!(パァン!)』

「な、なァ!?お前、何をしたァ!?」

 

が、それはグレート・マグナスが突き出した拳によって、粉砕された。

今のは、一体…?

 

「グレート・マグナスは、自分のオーバーレイ・ユニットの『種類』によって発揮出来る、3つの効果がある!今グレート・マグナスのオーバーレイ・ユニットとなっているモンスターは、レッドレイヤー、マグナライガー、グリーンレイヤー、エアロボロス、ブルーレイヤー、グランパルスの6種類!よって3つの効果全てを発揮出来る!

1つ目の、オーバーレイ・ユニットが2種類以上ある時に使える効果は、このカードのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて、フィールドのカードをデッキバウンスする効果!これは対象をとらず、メインフェイズであれば僕のターン、君のターン関係なく発動出来るフリーチェーン効果!

2つ目の、オーバーレイ・ユニットが4種類以上ある時に使える効果は、このカードは『超量』と名の付かないカードの効果を受けない耐性だ!この効果でバハムートの効果を不発にさせて貰った!」

「な、何ィ!?」

 

『効果を受けない』耐性持ち、しかも『超量』以外の全カードか!

これは凄く厄介だな、実質ミラーマッチか、攻撃力が相当高いモンスターを使うデッキでしか除去出来ないって事だからな。

 

「そして3つ目の、オーバーレイ・ユニットが6種類以上ある時に使える効果!君はカードの効果で、デッキからカードを手札に加える事が出来ない!ドローもサーチも関係なく、だ!」

「な、何だとォ!?」

 

って事は『ライオウ』の様にサーチを封じられるばかりじゃなく、『貪欲の壺』の様な大量ドローも出来ないって事か!?

ランクの割に控えめなステータスから、どれ程の効果を持っているのかと思ったが、これはかなり恐ろしいな…!

 

「(つまりアイツがいる限り、オピオンのサーチ効果も使えねェ、手札の『侵略の侵喰感染』も死に札、となると…!)カードを2枚セットしてターンエンド!」

「ならばエンドフェイズに罠『超量機神剣―マグナスレイヤー』発動し、グレート・マグナスに装備!効果によってグレート・マグナスの攻撃力は、自分のランクの数×100、1200アップする!」

「こ、攻撃力4800!?」

 

超量機神王グレート・マグナス 攻撃力 3600→4800

 

Ikko

LP 4000

手札 0

モンスター ヴェルズ・マンドラゴ(守備表示)

ヴェルズ・バハムート(攻撃表示)

魔法・罠カード セット×2(うち1枚は『侵略の侵喰感染』)

 

周りで見ている俺ですら感じる威圧感を放つ、グレート・マグナスが装備した光の大剣、マグナスレイヤー。

でもパワーアップしたとはいえ攻撃力は4800、このターンでの決着は無さそうだけど…

 

「僕のターン、ドロー!

このままバトルフェイズに入る!

グレート・マグナスでマンドラゴを攻撃!マグナスレイヤーを装備したグレート・マグナスは、貫通能力を得ている!喰らえ、超神剣マグナスラッシュ!」

「な、ぐはァァァァァァァァァ!?」

 

超量機神王グレート・マグナス 攻撃力 4800 VS ヴェルズ・マンドラゴ 守備力 1450

 

Ikko LP 4000→650

 

グレート・マグナスが、装備していたマグナスレイヤーを振り下ろすと、マンドラゴを一刀両断しただけでなく衝撃波が周囲を襲い、一行に大ダメージを喰らわせた。

風前の灯火にはなったけど、まだ立て直す術は…

 

「マグナスレイヤー!その真の力を解放しろ!

バトルフェイズ中、このカードを墓地へ送る事で、装備していたモンスターは3回攻撃出来る!」

「な、何だってェェェェ!?」

 

超量機神剣―マグナスレイヤー

通常罠

1:自分フィールドの『超量』エクシーズモンスター1体を対象としてこのカードを発動出来る。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。

2:このカードを装備したモンスターは、攻撃力がそのモンスターのランクの数×100アップし、守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

3:自分バトルフェイズに、装備されているこのカードを墓地へ送って発動出来る。このカードを装備していたモンスターはこのターン、1度のバトルフェイズ中に3回攻撃出来る。

 

「悪よ滅びろ!超量機神剣撃、グレート・マグナスラッシュ!」

「ぐあァァァァァ!」

 

超量機神王グレート・マグナス 攻撃力 4800→3600 VS ヴェルズ・バハムート 攻撃力 2350

 

Ikko LP 650→-600→-4200 LOSE

 

WINNER Hokuto

 

「勝った…!

遂に、上村一行に勝った…!

ありがとう、『超量』デッキ…!」

 

超量、恐ろしいデッキ!

 

------------

 

「今や我々の世界は、融合次元の理不尽な侵略に晒されようとしています!それを企てる組織『デュエルアカデミア』はデュエルモンスターズを侵略の手段として利用し、市街地を荒らし回り、人々を虐殺し、或いはカードへと変えて行く、卑劣なる敵です!彼らには、デュエリストとしての誇りも信念も存在しません!あるのは己の欲望のままに破壊や虐殺を行う、歪んだ性根のみです!我らランサーズは、この様な侵略者を許しません!その侵略を食い止め、世界の住人達を守り、或いは押し返し、元いた場所へと突き返します!この旗に描かれし2つの槍『カシウス』と『ロンギヌス』、この2つが司る『(リビドー)』と『(デストルドー)』、我らの使命『守護』と『反攻』、相反する2つの強大なる力に集いし鋭利なる槍達の力によって!我こそはと思い立ったデュエリストの皆さんは、この鋭利なる槍達に名を連ねんと思い立ったデュエリストの皆さんは、是非ともLDSの門を叩かれる様、お願いします!」

『ウォォォォォォォォォォォ!』

 

北斗の加入が決まり、一先ず36人の戦闘員(デュエリスト)と、それをサポートする非戦闘員で結成する事となったランサーズ、その記者会見の場で、最高顧問である零児の説明が終わった今、最高指揮官である俺は、ランサーズのロゴ(黒の下地に、エヴァンゲリオンで登場した『カシウスの槍』と『ロンギヌスの槍』が交差した絵柄、その間に『Lancers』と刻まれた物だ)が刻まれた旗を権現坂に掲げてもらいつつ、演説をしていた。

その経緯からどうなるかと思ったが、会場外からの歓声からして好意的に受け入れてくれたみたいで良かった、そう好感触を覚え、会見は終了した。

 

「さて、突然の事で戸惑っている者もいるだろうが、明日、LDSにて正式に発足式を上げた後には活動を開始する事になる。明日になってしまえば最後、アカデミアとの壮絶な戦い、いや、戦争の日々が待っている。それまでは連戦の疲れを癒しながら、決意を固めて欲しい」

 

そして零児の言葉によって、集結していたランサーズメンバーは解散となり、明日再集合する運びとなった。

素良、デニス、お前達の無念は、俺達が晴らす…!

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