【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

91 / 168
77話_クリア・マインド

Side エレン

 

やっぱすげーな、『遊戯王5D’sの世界』で不動遊星として生きていた頃の遊矢兄ちゃんにとってライバルだった、ジャック・アトラスのデュエルは。

ジャックのデュエルは、正に見る者を圧倒する迫力に満ちていて、それでいて終わった後に「また見たい!」と笑顔にさせる物、初めて会った時に「キングのデュエルはエンターテイメントでなければならない!」と遊矢兄ちゃんに豪語していたのも頷けるデュエルタクティクスだった。

あんなすげーデュエル、遊矢兄ちゃんとやった時以来だ。

そして、この後にデュエルする俺の相手は、そんなジャックと同様、遊矢兄ちゃんの嘗ての仲間であるクロウ・ホーガン。

バルマスケで見たデュエルログの映像で前以て知っているけど、クロウのデッキは『BF(ブラックフェザー)』というカテゴリに属する闇属性・鳥獣族を中心とした物。

なんでも遊矢兄ちゃんが色んな世界に転生する前にいた世界では、実に2年もの間環境トップに居座り続けたとか何とか。

それも納得だぜ、あんな何時終わるんだよと突っ込みたくなるソリティア的展開を見せ付けられたら。

けど俺だって負けねぇぜ、この展開力は勿論、耐久性も十分なこのデッキでアンタに勝ちに行くぜ!

 

『それでは盛り上がって来た所で次のデュエルを始めましょう!

シティが誇るトリプルスター、2人目は、クロウ・ホーガン!』

『キタァァァァァァァァァ!』

『クロウ!クロウ!クロウ!』

 

来たな、クロウ!

俺のデッキでスタンバイしている狩人達で、アンタのデッキに潜む烏達を駆逐してやる!

 

「エレン。お前、遊矢の一番弟子なんだってな。それがまやかしじゃねぇかどうか、このデュエルで証明してみな!」

「望む所だ!遊矢兄ちゃん直伝のデュエルタクティクスで、アンタに勝つぜ!」

『此処でも両者火花を散らしています!ともに気合十分、早速始めましょう!』

 

うおっと、幾らD―ホイールがオートパイロットだとは言っても、やっぱガキんちょの俺にはちょっとやりにくいな、ライディングデュエルは。

そう考えると幾ら前世で経験があるからって、中二の体格でオートパイロットも無しなのに、事も無げにライディングデュエルを繰り広げていた遊矢兄ちゃんはすげーよな。

 

「「『ライディングデュエル・アクセラレーション!』」」

 

よし、行くぜ!

 

「お前の先攻で良いぜ!お前のデュエル、俺に見せてくれよ!」

「じゃあ期待に応えて、しょっぱなから行かせて貰うぜ!」

 

先攻 Elen LP 4000 VS 後攻 Crow LP 4000

 

「俺のターン!

まずは手札の『幻獣機オライオン』を墓地へ送って魔法『ワン・フォー・ワン』発動!」

 

ワン・フォー・ワン(制限カード)

通常魔法

1:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動出来る。手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

 

「ワン・フォー・ワンの効果でデッキから『幻獣機ウォーブラン』を守備表示で特殊召喚!

このコストとして墓地へ送ったオライオンの効果で、幻獣機トークンを守備表示で特殊召喚!」

 

幻獣機ウォーブラン

効果モンスター/チューナー

風属性

機械族

レベル 1

守備力 300

 

幻獣機トークン

風属性

機械族

レベル 3

守備力 0

 

先攻を取った、というか譲られた俺が最初に出したのは、ウグイスをモチーフにした宇宙船、ウォーブランと、虹の様な色合いをしている飛行機みたいなトークン。

俺がこのデュエルで使っているのは『幻獣機』デッキ、動物と航空機を組み合わせた様なデザインのモンスターを主軸としたデッキで、独自の『幻獣機トークン』を並べたり、それを使ってアドバンテージを稼いだりするのが特徴だ。

 

「次に、墓地のオライオンを除外して効果発動!

手札から『幻獣機テザーウルフ』を召喚!」

 

幻獣機テザーウルフ

効果モンスター

風属性

機械族

レベル 4→7

攻撃力 1700

 

次に、オライオンの効果によって召喚したのは、狼の頭みたいな機首のヘリコプター、テザーウルフ。

 

「召喚したテザーウルフの効果発動!

幻獣機トークンを守備表示で特殊召喚!

テザーウルフのレベルは、俺のフィールドにいる幻獣機トークンのレベルの合計分上がる!」

 

幻獣機テザーウルフ レベル 7→10

 

そう、大半の幻獣機モンスターはこんな特徴がある、それを活かして各種幻獣機のレベルを調整してエクシーズ召喚やシンクロ召喚に繋げるのが、このデッキのセオリーな戦略だ。

 

「俺はレベル3の幻獣機トークン2体に、レベル1のウォーブランをチューニング!いざ飛び立て、超音速の翼!その速さ、神鳥の如し!シンクロ召喚、レベル7(ヒュゥゥゥン!)!『幻獣機コンコルーダ』!」

 

幻獣機コンコルーダ

シンクロ・効果モンスター

風属性

機械族

レベル 7

攻撃力 2400

 

『エレン選手、物凄いスピードで空を翔ける航空機をシンクロ召喚しました!(ヒュゥゥゥン!)わわ!実に速い!姿を捉えるのも一苦労です!』

 

シンクロ召喚の演出と共に出現し、俺のフィールド、というか俺の直ぐ上をハイスピードで飛行しているのは、細長い機体の先端に顔の様なパーツが組み込まれた幻獣機、コンコルーダ。

遊矢兄ちゃん曰く、音の2倍位のスピードで飛ぶ飛行機『コンコルド』がモデルだとか、それならあの無茶苦茶なスピードも納得だな。

と、今はデュエルの続きだ。

 

「シンクロ召喚の素材に使ったウォーブランの効果発動!

幻獣機トークンを守備表示で特殊召喚!」

 

幻獣機テザーウルフ レベル 10→4→7

 

よし、これでレベル7モンスターが2体、この布陣で出すのは、このデッキの切り札!

 

「俺はコンコルーダとテザーウルフでオーバーレイ!」

『お、オーバーレイ?まさか、また新たなる召喚方法が繰り広げられるのでしょうか!?』

「2体のレベル7モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!いざ飛び立て、強大なる翼!その威風堂々とした姿、竜の如し!『幻獣機ドラゴサック』!」

 

幻獣機ドラゴサック

エクシーズ・効果モンスター

風属性

機械族

ランク 7

攻撃力 2600

ORU 2

 

『で、でかぁぁぁぁぁぁぁい!エレン選手のコンコルーダとテザーウルフが、何やらブラックホールみたいな物に吸い込まれたかと思いきや、其処から何だか物凄く大きい航空機が姿を現しました!これがエクシーズ召喚、異世界の召喚方法!』

 

そうだろ、何せ遊矢兄ちゃん曰く『世界で一番重い航空機』等の様々なギネス記録を持つ飛行機『コサック』がモデルらしいからな。

エクシーズ召喚の演出と共に登場したのは、モデルに恥じない巨大な図体の機首にドラゴンを模した頭部パーツが組み込まれている幻獣機、ドラゴサック。

ただ、コイツを出して終わりじゃないぜ!

 

「続いて『幻獣機メガラプター』召喚!」

 

幻獣機メガラプター

効果モンスター

風属性

機械族

レベル 4→7

攻撃力 1900

 

ドラゴサックに並ぶように登場したのは、恐竜の頭の様な機首をした戦闘機、メガラプター。

その下級モンスターにしては高いステータスもさることながら、

 

「更に、幻獣機トークンをリリースして、メガラプターの効果発動!

デッキから2枚目のメガラプターを手札に加えるぜ!」

 

幻獣機メガラプター レベル 7→4

 

幻獣機トークン1体をコストにする必要こそあるけど、幻獣機モンスターをサーチ出来る、それも同名カードOKだ。

この辺は遊矢兄ちゃんが持っている、どれも制限カードに指定されているエアーマンやドクロバット・ジョーカー、ペンデュラム・マジシャンには出来ない芸当だな。

 

「まだまだ行くぜ!ドラゴサックのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除いて効果発動!

幻獣機トークンを2体、守備表示で特殊召喚!

この時、トークンが特殊召喚された事で、メガラプターの効果発動!

幻獣機トークンをもう1体、守備表示で特殊召喚!」

 

幻獣機ドラゴサック ORU 2→1

幻獣機メガラプター レベル 4→10→13

 

「カードを1枚セットしてターンエンド!」

 

Elen

LP 4000

手札 1(幻獣機メガラプター)

モンスター 幻獣機ドラゴサック(攻撃表示)

      幻獣機メガラプター(攻撃表示)

      幻獣機トークン×3(守備表示)

魔法・罠カード セット

 

俺のターンが終わった今、俺の真上でドラゴサックが雄々とした佇まいで飛び、その周りをメガラプターと3機の幻獣機トークンが飛びまわっている。

そしてセットカードが1枚、先攻1ターン目だが、俺の布陣は万全だ!

 

「へぇ、流石はアイツの一番弟子って所か、えげつない布陣だな。だったら俺も手加減無しだぜ!

俺のターン!ドロー!

まずは永続魔法『黒い旋風』を3枚発動!」

 

黒い旋風

永続魔法

1:自分フィールドに『BF』モンスターが召喚された時にこの効果を発動出来る。そのモンスターより低い攻撃力を持つ『BF』モンスター1体をデッキから手札に加える。

 

さ、3枚!?

遊矢兄ちゃん曰くBFデッキで必須と言っても過言じゃ無いサーチエンジン、それを3枚も引き当てるとか、マジかよ…

 

「次に『BF―残夜のクリス』召喚!」

 

BF―残夜のクリス

効果モンスター

闇属性

鳥獣族

レベル 4

攻撃力 1900

 

そんな驚きを他所にクロウが召喚したのは、漢服って言えば良いのか?そんな感じの服装をしていて、右手(?)にジグザグ形状のナイフを持ったBF、残夜のクリス。

 

「クリスを召喚した事で、3枚ある黒い旋風の効果発動!

デッキから『BF―白夜のグラディウス』、『BF―疾風のゲイル』、『BF―精鋭のゼピュロス』を手札に加えるぜ!」

 

うわほんと恐ろしいな、モンスターを召喚しただけでカテゴリモンスターを3枚もサーチするとか。

 

「今手札に加えたグラディウスを守備表示で特殊召喚!コイツは俺のフィールドにいる表側表示モンスターが、グラディウス以外のBF1体だけなら特殊召喚出来るぜ!」

 

BF―白夜のグラディウス

効果モンスター

闇属性

鳥獣族

レベル 3

守備力 1500

 

次に出て来たのは、鎧を身に纏い、両手(?)にそれぞれ短剣を持ったBF、白夜のグラディウス。

 

「同じく手札に加えたゲイルも攻撃表示で特殊召喚!コイツは俺のフィールドにゲイル以外のBFモンスターがいれば特殊召喚出来るぜ!」

 

BF―疾風のゲイル

効果モンスター/チューナー

闇属性

鳥獣族

レベル 3

攻撃力 1300

 

更に出て来たのは、緑の羽毛に覆われた頭部を持つBF、疾風のゲイル。

此処でレベル3チューナーが来たか。

 

「今特殊召喚したゲイルの効果発動!対象はドラゴサックだ!

ゲイルの効果で、攻守を半分にさせて貰うぜ!」

「なっ!?させるか、それにチェーンしてアクションマジック『透明』発動!対象はドラゴサックだ!」

 

透明

アクションマジック

1:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。このターンそのモンスターは相手の効果の対象にならず、効果も受けない。

 

流石に攻撃力半減されたら不味い、此処は帳消しにさせて貰うぜ!

 

「透明の効果で、ドラゴサックはアンタのカードの効果対象にならず、効果を受けないぜ!」

「あら、やってくれるじぇねぇか」

 

まあこれで、このターンに突破される事は無いだろうけど…

 

「それじゃ行くぜ!俺はレベル3のグラディウスに、レベル3のゲイルをチューニング!星降る丘に吹く黒き疾風よ、今こそ刃となって舞い戻れ!シンクロ召喚、レベル6!『BF―星影のノートゥング』!」

 

BF―星影のノートゥング

シンクロ・効果モンスター

闇属性

鳥獣族

レベル 6

攻撃力 2400

 

『クロウ選手も負けていない!BFシンクロモンスターの一角、ノートゥングが場に現れました!』

 

なんつーか、コイツ本当に鳥獣族なのか?

シンクロ召喚の演出と共に登場したノートゥングは、黒い服装から見える筋肉質な体格、大剣を握る手をはどう見ても人間のそれ、両脚も装甲で覆われているから鳥のそれなのか分からない。

まあ背中の翼とか、嘴とかで辛うじて鳥獣族だと言われても納得だけどさ。

 

「特殊召喚したノートゥングの効果発動!お前に800ポイントのバーンダメージを与え、更にモンスターの攻守を800ポイント下げるぜ!」

「何!?ならそれにチェーンして速攻魔法『リミッター解除』発動!」

 

リミッター解除(制限カード)

速攻魔法

このカードの発動時に自分フィールド上に表側表示で存在する全ての機械族モンスターは、ターン終了時まで攻撃力が倍になる。このターンのエンドフェイズ時、この効果を受けたモンスターを全て破壊する。

 

やべぇ、この効果をそのまま通したらメガラプターのサンドバッグ化が確定じゃねぇか!

 

「まずはリミッター解除の効果で、俺のフィールドにいるモンスター達の攻撃力は倍になるぜ!」

「じゃあ改めて食らえ!舞い戻る剣(ホーミング・ソード)!」

「ぐぁっ!」

 

Elen LP 4000→3200

幻獣機メガラプター 攻撃力 1900→3800→3000

          守備力 1000→200

幻獣機ドラゴサック 攻撃力 2600→5200

 

さっきアクションマジックを使ったばかりのタイミングでの効果だから間に合わなかったけど、これで何とか持ちそう、

 

「まだまだ行くぜ!手札に加えていたゼピュロスを墓地へ送ってワン・フォー・ワンを発動!

デッキから『BF―突風のオロシ』を守備表示で特殊召喚!」

 

BF―突風のオロシ

効果モンスター/チューナー

闇属性

鳥獣族

レベル 1

守備力 600

 

と思っていたら、今度は如何にも烏だと言わんばかりのBF、突風のオロシが登場した。

今度はレベル1チューナーか。

 

「俺はレベル6のノートゥングに、レベル1のオロシをチューニング!漆黒の風を操りし戦士よ、空を読み、風を読み、戦場を読み、盤面を制圧しろ!シンクロ召喚、レベル7!『BFT(テイマー)―漆黒のホーク・ジョー』!」

 

BF T―漆黒のホーク・ジョー

シンクロ・効果モンスター

闇属性

戦士族

レベル 7

攻撃力 2600

 

『クロウ選手、その展開は留まる事を知りません!BF唯一の戦士族であるシンクロモンスター、ホーク・ジョーが姿を現しました!』

 

ん?戦士族だって?

BFって鳥獣族のカテゴリの筈、だけど今出て来たインディアンの様な姿のBF、ホーク・ジョーは種族が戦士族になっている。

確かに風貌は戦士族っぽいし、Tという新しいカテゴリ表記があるけど、BFならではの黒翼があるし…

 

「今シンクロ召喚の素材として墓地へ送ったオロシの効果発動!幻獣機トークン1体を攻撃表示に変えるぜ!」

「なっ!?しまった!」

 

やべぇ、これは大ダメージ一発を覚悟しないと…!

 

「更にホーク・ジョーの効果発動!

たった今シンクロ素材として墓地へ送ったノートゥングを攻撃表示で蘇生するぜ!」

 

ああ、それでノートゥングを態々シンクロ素材にしたのか。

今のクロウの盤面を整理すると、ホーク・ジョーとノートゥングという2体のシンクロモンスターと、クリスの計3体。

まさか此処まで動いて来るとはなぁ。

 

「これで終わりと思ったら大間違いだぜ!

クリスを手札に戻して、墓地にいるゼピュロスの効果発動!

コイツを攻撃表示で蘇生し、俺は400ポイントのバーンダメージを受けるぜ!あだっ!」

 

BF―精鋭のゼピュロス

効果モンスター

闇属性

鳥獣族

レベル 4

攻撃力 1600

 

Crow LP 4000→3600

 

ってまだ動くのかよ、しかもそのカード、さっきのワン・フォー・ワンのコストになっていたカードじゃねぇか!

あ、そういえばノートゥングの効果は他に…!

 

「ノートゥングが俺のフィールドにいる限り、俺はBFモンスターをもう1回召喚出来るぜ!

この効果で、今手札に戻したクリスをもう1度召喚!

クリスを召喚した事で、3枚ある黒い旋風の効果発動!

デッキからオロシと、『BF―月影のカルート』2枚を手札に加えるぜ!」

 

な、なんつー展開力だよ、フィールドには4体ものモンスターがいるにも関わらず手札は4枚、遊矢兄ちゃんのEMデッキでも、此処までの動きが出来たのはあのモンキーボードが制限を受けていない時くらいだぞ…

 

「今手札に加えたオロシを守備表示で特殊召喚!コイツは1ターンに1度の制限こそあるが、ゲイルと同じ条件で特殊召喚出来るぜ!

俺はレベル4のゼピュロスに、レベル1のオロシをチューニング!黒き烈風よ、絆を紡ぐ追い風となれ!シンクロ召喚、レベル5!『A(アサルト)BF―五月雨のソハヤ』!」

 

A BF―五月雨のソハヤ

シンクロ・効果モンスター

闇属性

鳥獣族

レベル 5

守備力 2000

 

うわぁ、もう笑うしかねぇな、此処までの動きを見せられると…

今出て来たのは、青い色合いの鎧を身に着け、右手(?)に刀を持ったBF、五月雨のソハヤ。

見た感じだと、ホーク・ジョーとそれ以外のBFの間といった印象かな?

 

「シンクロ召喚の素材となったオロシの効果発動!2体目の幻獣機トークンを攻撃表示に変えるぜ!」

 

あ、俺オワタ\(^o^)/

 

「エレン。折角だ、本場のシンクロ召喚って奴を見せてやるぜ!」

 

だけどまだまだ動く気の様で、そう言いながら今までずっと背後で様子を伺っていたみたいな状態から、アクセルを全開にしたのかクロウのD―ホイールが急速に迫って来た。

これって、まさか…!?

 

「クリアマインド!

俺はレベル7のシンクロモンスター、ホーク・ジョーに、自身の効果でシンクロチューナーとなったレベル5のソハヤをチューニング!レベル12!漆黒の翼よ!雷の力宿して鮮烈に轟け!アクセルシンクロォォォォ!切り裂け、『A BF―神立のオニマル』!」

 

A BF―神立のオニマル

シンクロ・効果モンスター

闇属性

鳥獣族

レベル 12

攻撃力 3000

 

『で、出ましたぁ!クロウ選手が至った境地、クリアマインドから呼び覚まされる、アクセルシンクロ!其処から、クロウ選手のエース・オブ・エース、オニマルが姿を現しました!』

 

あ、アクセルシンクロ、やっぱ本場はすげぇな…

遊矢兄ちゃんが見せてくれたそれと同様、サーキットの走路上に並んだ、ソハヤの身体から生成された5つの緑の環、其処にクロウのD―ホイールを追走する様に飛行していたホーク・ジョーがスピードを上げて潜り抜けて行くとその身が白く輝き、それが晴れた後には、何だか覇王を思わせる様な鎧を身に纏ったBF、神立のオニマルが姿を現した。

 

「じゃあ決めるぜ!バトルフェイズに入る!

オニマルで攻撃表示になっている幻獣機トークンを攻撃!この時、アクセルシンクロで呼び出したオニマルは攻撃力が3000アップするぜ!行け、オニマル!サンダーボルト・アクセルフラップ!」

「くっ!こうなったら徹底的にあがく!アクションマジック『ステルスマイン』発ど(ひょい!)よ、避けられた!?」

「どうやらそれ、モンスターを破壊するカードの様だな、だが無駄だ!オニマルは効果では破壊されねぇ!」

「ま、マジか(ビュゥン!)うわぁぁぁぁ!」

 

A BF―神立のオニマル 攻撃力 3000→6000 VS 幻獣機トークン 攻撃力 0

 

Elen LP 3200→-2800 LOSE

 

WINNER Crow

 

『決まったぁ!クロウ選手、エレン選手の鉄壁の布陣を前にも自慢の展開力で突破して見せました!先程のデュエルで勝利したジャック選手同様、シティが誇るトリプルスターの名は伊達ではないという事でしょう!』

 

うはぁ、まさか後攻1ターンキルされるとは思わなかった…

だけど普通ならあのソハヤをシンクロ召喚した場面、アクセルシンクロする事無くそのまま殴っても勝てた筈(というか、アクションカードを拾わせる猶予を与えないという意味でむしろそっちの方が良かった筈)のあの場面で、遠慮なくアクセルシンクロして来た、それ程俺の実力を買ってくれた事、認めてくれた事は嬉しかったな。

今度は、今度のデュエルでは負けねぇぜ!

 

「楽しいデュエルだったぜ、エレン!フレンドシップカップを勝ち上がった時、またやろうぜ!」

「ああ、クロウ!今度はアンタに勝って見せる!」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。