霧雨魔理沙
「夜に月の光を浴びながら飛ぶのはなんと言うか気持ちいいな。この霧さえなければずっとこうしていたい位だぜ」
霧で日の光が遮られていたせいか、真夏の夜だと言うのにまるで秋の夜のように涼しい。コレで体に害が無ければ完璧なのだが。
「そうだね。あっ!また妖精」
「はいはいっと。しかしいくら
霊夢より先に紅魔館とやらに着いて、図書館を見たいのに困った、と思っていると霊夢が動きを止めた。
「あれ?どうしたんだろう」
よく聞こえないが話し声がする。
「妖怪にでも絡まれているのか?まあ良い。一気に引き離すチャンスだぜ。詩歌、しっかり捕まってな」
今の所は単なる高速体当たりだが将来的にはスペルカードにする予定の技で一気に突破する。
「行くぜ彗星『ブレイジングスター』」
前に居た妖精たちを吹き飛ば、……消し飛ばしながら一気に進む。ここで弾を打てればスペルカードに出来るのだがまだ練習が必要だろう。
「うっ、湖の上だからか寒くなってきたぜ」
もうちょっと厚着をして来れば良かったかもしれない。でもぐずぐずしていたら霊夢に追いつかれる。ここは我慢しよう。しかしどんどん寒くなる。ちょっとおかしくないか?
「どうなっているんだ。この湖、一体何がいるんだ?」
「そう言えばここに氷の」
「おい!お前たち。あたいの縄張りに勝手に入るな!」
「なるほどこいつが原因か」
氷で出来た羽を持つ冷気をまとった妖精がいた。そうか、こいつの体から冷気がばら撒かれているせいでこの辺は寒かったのだ。
「へえ、氷の妖精か。この異変を解決した後、涼むのに使えるな」
「なんだとー!」
「いやなら逃げるんだな。妖精相手じゃ負けるほうが難しい」
「それならあたいの力を見せてやる!氷符『アイシクルフォール』」
冷たい風に乗って氷の弾が飛んできた。思ったより密度が濃い。
「いいじゃないか。異変解決の初戦の相手には十分だ。ならこっちもそれなりのものを見せてやるぜ」
八卦炉に魔力を込める。八卦炉内に刻まれた魔法陣によって魔力増幅して打つのは私の代名詞。
「恋符『マスタースパーク』」
極太のレーザーが氷の妖精を飲み込み、紅魔館とやらに向かう。だが真っ赤な弾幕に防がれた。
「おいおい、光の速さで飛んでくるのを防ぐのかよ」
「多分、レミリア・スカーレットさん………?だと思う。あの弾幕は」
どんな奴だよ。一応これ打つときはどうしても予兆が出るがそれをあの距離からそれを感知したっていうのか。
レミリア・スカーレット
「博麗の巫女以外にも面白そうなのが来てるわね。楽しみだわ」