薬屋大助
その後、俺達は博麗神社に居候することになった。あの妖怪、八雲紫の話によれば幻想郷はこのままだと近い将来に崩壊するらしい。そして原因の一つは妖怪達の極端な無気力らしい。……俺達を襲ってきたやつは気力十分に見えたんだが。その状況を打破するべく俺達を呼んだということらしい。それが一週間前の話。今俺は霧の湖で銃を使った戦闘訓練をしていた。ここはいくら撃っても問題ない大量の攻撃してくる動く的がいるのでもってこいだ。(ちなみに弾はあの妖怪に用意してもらった)全ての的を打ち落とした後、持っていた釣竿で釣りを始める。あまり釣りに来る人間がいないようで素人の俺でも簡単に釣れる。何匹か釣って神社に戻る。今日の昼食は魚だ。昼からは、今の自分の能力の検証をしていた。
今日の夕食の当番はオレなので米は霊夢に炊いてもらって食料庫に有った野菜で野菜炒めを作る。大皿によそって三人で食べながら話をする。
「あんた達、よくも飽きずに訓練なんて出来るわね」
「ここに危機が迫っているらしいからな。巻き添えを食らいたくない」
「でも
最初から作るのは厳しいからな。やっぱりたたき台が欲しい。
「それと強い妖怪とも対等に戦えないと人間には厳しいと思うんだけど」
詩歌の言うとおりでもある。妖怪側に有利なゲームだと今度は人間の方に無気力が蔓延するからな。
「作れたとしても無気力になった妖怪達に広まるのか?すぐに忘れられそうだが」
「それも有ったわね」
「「「はあー」」」
残念ながら俺達の頭では解決できないようだ。
「話を変えるが妖精の悪戯って結構怖いな。当たると割と痛いエネルギー弾を集団でぶつけてくるなんて。おかげで全部撃ち落とさないと釣が出来ない」
「……えっ?あいつらの悪戯は攻撃じゃないわよ。あんたが行っている霧の湖ならせいぜい、魚を盗んだり、湖につき落としたりとか注意していれば回避できる程度よ。もし本当にそんなことになっているならあそこで何か変わったことが起きたってことになるけど……」
「そういえば俺達が来た日に紅魔館っていう大きな赤い洋館が出現していたな。それが原因か?」
「強い妖怪が近くに出現した。それだけでは説明がつかないわ。何か余計なことをやっているはずよ。そこを調べる必要があるみたいね」