ロザリオとバンパイア 黄金の闘士   作:凱夢

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凱夢です、よろしくお願いします


第2話

 

「さあ目覚めるのです」

 

なんだ?声が聞こえる。

 

「さあ、目を開けて」

 

なんだ?さっきから・・・

 

目を開けるとそこには。

 

ただ真っ白な世界が広がっていた

 

「どこだここ?確か部屋で寝ていたはずなんだけど?」

 

「この空間は神にのみ与えられる居城、その名も・・・不思議空間です!」

 

何言ってんだこいつ?

「・・・忘れてください。」

「はぁ、まあいいけど何で俺がその不思議空間とやらにいるんだよ?あと姿見せろ」

 

「これは、気付かずに申し訳御座いません」

すると、突然現れたその姿は、

 

「まんま、沙織さんじゃねえか!」

「ええその通りです、今はあなたの中の女神像であるこの姿を借りています。」

 

俺の中の?こいつ人の記憶、いや心でも読めるのか?

 

「そう、私はあなた方に神と呼ばれる存在、人の記憶や心を読み取る程度ならば造作もないことです」

 

 

「へぇ神様ねぇ、まあそれはいいとして、何で俺はこんな所に?部屋で寝てたはずなんだけど」

 

「それは・・・」

 

 

それは?

 

 

「申し訳御座いません私が、あなたを殺してしまったのです・・」

 

「はぁ?殺した?何で?」

 

「それは、まだ寿命ではなかったあなたの書類を誤って死者として処理してしまったのです、これは本来謝って許される問題ではありません、ですが・・・本当に申し訳御座いませんでした」

 

そう言って何度も頭を下げる沙織さ、じゃない、女神?様

「いいよ、あんまり気にしないし」

そういうと驚いた顔をして頭を上げる女神様

 

「どうして?私は、まだ生きるはずだったあなたを殺したのですよ?それを、そんな簡単に?」

 

そう言って少し悲しそうな顔をする女神様、それに対して俺は、

 

 

「まあー対した理由じゃないよ、ただ人は生まれそして死ぬ簡単な話だろ?」

 

 

そんな俺の発言に対して女神は、

 

「それが神のミス、などという予期せぬ死にたいしても?」

 

「ああ、予期せぬ死なんざそこら中に転がってるだろ?例えば、アパートの上から植木鉢が落ちてきたり、マンションの上から誰かが飛び降りて下敷きになってしまったり、それと対して変わんないだろ?」

 

そう答えると女神は、少し笑いながら

「少し、いや、かなり変わった方ですね?」

 

と、そう答えた

 

「まあ、それ意外にも、あんたの泣きそうな顔にキュンときたってのもあるw」

 

「なっなな何を言ってるんですか!!」

 

俺の言葉に少し取り乱しながら答えた

 

「まあ、いいです、それよりも本題に入ります」

本題?

「はい、これから貴方には転生システムを受けて貰います。」

転生システム?

 

 

「 なんだそれ?」

 

「転生システムとは神のミスや、我々、神の関与した事態により人間を殺してしまった場合に適用されるものです」

 

 

「まあ簡単に言えば死ぬはずのなかった人間を天国にも地獄にも落とす訳にはいかないので好きな世界に、いくつかの特典を持って飛ばしてしまおうと言うものです。」

 

 

「オッケーだいたいわかった、ただ特典?は何が貰えるんだ?」

 

 

「はい、特典はある程度好きなもの選んで頂いて結構です、と言っても、記憶を少し読んだせいでなんとなく分かりますけど」

 

女神は笑いながらそう答えた

 

 

そうだよな、なら話が早い。

 

「じゃあ、言うよ?」

「はいどうぞ。」

 

「聖闘士星矢に出てくる黄金聖闘士の技を使えるようにしてくれ、あと乙女座の黄金聖衣に不死鳥座の自動修復機能をつけた奴、それとアテナエクスクラメーションを一人で打てるようにしてくれ、あと転生先ではある程度年をとってから記憶を取り戻すようにしてくれ。」

 

「チートですねぇぇまあいいですけど、ただ特典に関してはその能力に見合った修行をしなければ扱うことは出来ません、なので特典は乙女座の黄金聖衣と修行をすれば、黄金聖闘士のように小宇宙の力に目覚めたりそれを限界以上まで高められる才能、記憶を取り戻すのは少し年をとってから、という形になります?よろしいですか?」

「ああ構わない」

 

「では次は転生先を選んでください」

 

少し考えて俺は、

 

「ロザリオとバンパイアの世界でたのむ、」

「分かりました、そうなると、もとの主人公である青野つくねに憑依という形になりますがよろしいですか?」

 

「まぁ、いいけど何で憑依何だ?」

俺が質問すると女神は

 

「それは、黄金聖闘士の力という、その世界では圧倒的な才能を差し込むには主人公という補正のある存在に貴方の魂を入れたほうが簡単すむからです」

 

「そうかならそれでいいや」

 

「ではロザリオとバンパイアの世界にご案内します、準備は宜しいですか?」

 

 

「ああ、いつでも構わない」

 

 

と、答えたその瞬間世界が暗転した

 


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