「シンラー!!」
(うっ、此処は?それに名前を呼ばれてる気がする)
「んっ....うわああ!!」
「ふふふふふ、そんなに驚くかしら?」
寝起きのシンラの目の前に現れて、シンラの反応を楽しむ女性。
この女性の事をシンラは知っている様な気がした。
「さて、まずは自己紹介ね。私は神殺しの母パンドラよ。そして此処は生と死の境界」
「パンドラ?パンドラってゆうとギリシア神話の神々によって作られ地上に送りこまれた、あのパンドラ?」
「よく知ってるわね。そう、そのパンドラよ。ママって呼んでね」
「じゃあ、ママ。何で俺はここにいるんだ?」
「それはあなたが神殺し、カンピオーネになったからよ」
「神殺し...あの三人を殺したからか?」
「ええ、そうよ。でもまさか、三人とも同時に倒すとは思わなかったわよ」
まつろわぬ神とは本来、一対一でも勝てる可能性がほとんどないような存在なのだ。
「ああ、でも実際は相当やばかったよ。あとちょっとで負けるとこだったからな」
「そんなことは関係ないのよ。勝てばいいのよ。それに、たった15歳でカンピオーネになったんだから。最年少よ」
「へーそうなんだね」
「そういえば、シンラが使ったあの技は何なの?」
「ああ、あれね。あれはこの写輪眼の能力」
「写輪眼って何?」
「写輪眼ってのは、俺の一族が持つ特殊な目のこと」
「へぇー」
「そういえば、カンピオーネになったてのはどういう事なんだ?」
「ああ、カンピオーネになったてのはね、まつろわぬ神を殺す事によってあなたの体が神殺しに転生したってことなのよ」
「転生した?」
「そう、私が転生させたのよ。瀕死の重傷や四肢欠損などからも回復する。人間離れした生命力と回復力、そしてヒトを超えた呪力を得たことで経口摂取などの特殊な方法でもない限り魔術や呪術を一切受け付けない体質を持ち、また高い言語習得能力・梟並みの夜目・人間離れした直感力などの体質も併せ持ち、身体能力は基本的に人間時のままだが闘争心に正比例して勘や反射神経と云った集中力とコンディションが最良に近づく身体にね」
「それがカンピオーネの肉体か」
「それと、カンピオーネはまつろわぬ神を殺すとその神の権能を得ることできるのよ。条件付きだけどね」
「どういった条件なんだ?」
「まつろわぬ神との戦いで私を満足させる事よ」
「そうなのか」
「ええ。それ...がん....ね...」
シンラの意識はパンドラの言葉を聞きながら闇えと消えていった。
△ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼
シンラが目覚めると、遺跡だった場所の中にいた。
「さてどうするかな、まずは自分の権能の能力を把握しながらまつろわぬ神を探すか」
シンラは自分の目的を決め、旅を始めるのだった。