ガンダムビルドファイターズ 勝利の栄光をヅダに!   作:MR.ブシドー

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私、頑張ってみます!

「練習試合? いきなりですね」

「私も今日言われたからね。幸いにも全員の機体は万全だからいいけど。それにしても……」

 

 

 あの日から数日経ち、亮たちは放課後に部室に集まると桜はそう言ったのだが、チラリと亮の後にいる2人を見る。

 そこには小学生ぐらいの2人……美桜と霊香が争っていた。

 ほぼ毎日部室に訪れ、霊香が美桜に挑んでいるのだが……美桜は上手い具合に話を摩り替えてバトルは避けているのだ。

 

 

「あぁ、霊香に関してはもう大丈夫ですよ」

「だといいんだけど…………とにかく練習試合の説明をするわよ」

 

 

 争っている2人をそのまま放置し、練習試合の説明をするとの事で4人が頷く。

 

 

「まず今回の練習試合は大会と同じルールで、不服だけど1年生だけで行うわ。だけど経験積むため、2番手で勝敗が決しても3番手までバトルをするらしいわ。それで順番は…………1番手は志織ちゃん」

「わ、私……ですか……?」

 

 

 名前を呼ばれた志織はビクッと身体を震わせ、不安そうに桜を見た。

 亮は志織が1番手なのに納得していた。

 

 

「2番手、3番手になるとそのバトルでチームの命運が決まるから、結構プレッシャーがかかるわよ? 1番手ならまだプレッシャーが少ないから、志織ちゃんを選んだけれど……不安?」

「そ、それは……」

「大丈夫だって」

「亮……さん?」

 

 

 亮は不安そうな桜の肩をポンと叩き、微笑みかけた。

 

 

「自信がなくて不安なのかもしれないけどな、志織は強いんだ。だから自信を持てって」

「…………は、はい! 私、頑張ってみます!!」

 

 

 桜はその様子を見て満足げに頷いていたのだが……亮の背後に2名分の黒いオーラが見えた様な気がした。が、桜は見なかったことにした。

 

 

「2番手は亮くん。頼むわね?」

「了解しまし……どうしたんだ美桜? 霊香?」

「兄さん、ちょっといいかな?」

「お兄ちゃん、ちょっといい?」

 

 

 美桜と霊香は亮の左右の腕を掴み、笑顔であるのだが……目が笑っていなかった。

 亮は2人に連れて行かれ、桜は溜め息をついて最後の3番手の人物を見る。

 

 

「3番手は愛ちゃんだからね?」

「……ん、頑張る」

「なら僕は時間まで皆の機体の最終調整をするね」

 

 

 愛は名前を呼ばれ御菓子を食べながら頷き、晃は机の上に3人分の機体を並べ確認を始め、各々相手の学校を待った。

 ちなみに亮は10分後に、右腕は美桜に抱きつかれ、左腕は霊香に抱きつかれて戻ってきた。

 

 

「まったく、いきなり練習試合とか何を考えているんだ君たちは?」

「申し訳ないです……」

 

 

 亮達が戻ってきてすぐに今回の相手校の4人が来たのだが、美桜達とさほど身長が変わらない人物に怒られていた。

 愛、桜、晃の3人は相手の事を知っている様子であるが、知らない亮達は首を傾げている始末である。

 

 

「なぁ、美桜と霊香とかと身長がそんなに変わらないアイツ……誰なんだ?」

「三年生の鬼龍寺 穂香さん。お兄ちゃんの…………婚約者」

「ハァ!? 婚約者って……あの変態の? って言うか三年生!?」

 

 

 亮はヒソヒソと愛に聞くと衝撃の一言を言われ、思わず大声を出してしまい視線を集めてしまう。

 と言うより、穂香からとても睨まれている。

 

 

「フッ……まぁ彼の事は本当の事だから否定はしないが…………僕の前で身長の話をするな」

「す、すみません……」

 

 

 まさか美桜達と変わらない身長で歳上だったとは思えず、凄い形相だったため亮はすぐに謝罪した。

 

 

「まぁいい……時間が勿体無いから始めよう。準備を始めてくれ」

 

 

 穂香は腕を組むと端にいつの間にか準備してあった椅子に座り、バトルを促した。

 

 

「志織、お前なら大丈夫だからな」

「は、はい!」

 

 

 筐体を挟みバトルシステムが起動し、プラフスキー粒子により今回のバトルフィールドが形成される。

 今回のフィールドは森林であった。

 

 

「神通 志織、ヒルドルブ改二、出します!」

 

 

 志織の新たなヒルドルブが空中に出現したカタパルトから飛び出した。




っと言う訳で最新話です!

本当は戦闘まで書きたかったのですが、それは次回に持ち越しで

そしてヒルドルブの新しい姿、ヒルドルブ改二についても次回に説明します!
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