東方サッカー大会   作:フリーエイリアン

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いよいよ試合が始まります。お気に入りの選手を応援しながらお楽しみください。俺はフランちゃんをオーエンしようと思います。

……白けた空気が伝わってきました。



一回戦第一試合

 

 

 

小野塚小町「いよいよトーナメント一回戦第一試合が始まります!実況は私小野塚小町。」

筆者「解説は筆者でお送りします。」

小「第一試合は『チームスカーレット』vs『妙蓮寺の妖怪』です。メンバーは『チームスカーレット』がレミリア・スカーレット、フランドール・スカーレット、そして十六夜咲夜。『妙蓮寺の妖怪』がナズーリン、村紗水蜜、そして虎丸星となっています。」

筆「能力の制限について発表します。まずレミリア・スカーレット選手ですがボールとゴール、そして選手の運命を操ることを禁止します。」

小「試合の運命を操ることは?」

筆「もちろん禁止です。」

小「さぁ、そして十六夜咲夜選手ですが。」

筆「十六夜選手は試合基準の10分間につき本人視点で5秒間だけ時間操作可とします。」

小「時間操作には時間停止、早回し、遅回し全て含まれるのですね?」

筆「はい。そうです。そしてフランドール選手は会場の備品と相手選手の破壊が禁じられています。」

小「対する『妙蓮寺の妖怪』の選手はどうでしょう。」

筆「こちらは特に制限はなしですね。といってもサッカーに使える能力は余りないですが。」

小「それでは筆者さん。各チームの紹介などお願いします。」

筆「はい。まず『チームスカーレット』です。こちらの選手は3人とも能力に大きな制限をかけられていますがそれでもなお強大な力を持っています。まず吸血鬼の人並外れた身体能力。これはサッカーにおいてかなり有利に働くでしょう。そして十六夜選手の能力ですね。これはかなり制限されているとはいえこの試合のキーとなることは確かでしょう。」

小「『チームスカーレット』は優勝候補の一角として下馬評もかなり高いです。」

筆「一方の『妙蓮寺の妖怪』は能力がかなり使いづらい。その分をいかに作戦で補えるかが勝敗の境目となるでしょう。なお虎丸選手は宝塔を、ナズーリン選手はダウジング用の棒をそれぞれ持ち込み可となっていますがそれらでボールに触れることは禁止されています。」

小「ただいま四季映姫審判のコイントスにより先行は『チームスカーレット』になりました。」

筆「一回戦は2点先取です。」

小「はたして勝利をつかみとり二回戦へ駒を進めるのはどちらでしょうか!」

 

 

筆「今試合が始まりました!!」

小「最初にボールを持ったのはレミリア!素早くマークについたのは虎丸星。フランドールにはナズーリンが、咲夜には村紗がそれぞれマークについています。」

筆「おーとレミリア速い!あっという間に虎丸を抜いてゴールへ走り込む!」

小「フォローに入ったのはナズーリン!ナズーリン、スペカを取り出した!」

筆「捜符『レアメタルディテクター』ですね。」

小「狙った獲物は外さない、どんな宝でも見つける光線がボールを弾く!そして弾かれたボールがなんと起動を変えて虎丸星の元へと転がった!」

筆「能力の上手い利用ですね。虎丸の能力は財宝が集まる程度の能力。ボールを財宝と認識させたようです。」

小「その転がったボールが今度は止まりました!」

筆「咲夜の投げナイフです。ボール手前の地面に差してボールを止めました。」

小「その隙にマークの外れたフランドールが走り込む!やはり吸血鬼。速い速い!」

筆「村紗がガードに向かいました。マークの外れた咲夜には虎丸が入る。」

小「フランドールがスペカを取り出した!!」

筆「禁忌『レーヴァテイン』ですね。」

小「炎の剣がボールを打つ!が村紗の錨によって弾かれました。」

筆「咲夜がナイフを投げました!」

小「投げられたナイフがボールに当たり再びボールがゴールへ飛ぶ!」

筆「村紗が錨を投げるがこれは間に合わない。」

小「しかしナズーリンがゴール前にいました。レミリアも競っている。これはどうなるか!?」

筆「レミリアがボールを取りに出たところですかさず下がりスペカを構えましたナズーリン。レミリアとナズーリンの一騎討ちとなりそうです。」

小「レミリアのボレーシュート!際どいコースだ!!」

筆「ナズーリン、守符『ペンデュラムガード』宣言。」

小「正八面体の鉱石がゴールをガードした!」

筆「しかしレミリアもスペカ宣言をしています。」

小「おーとレミリア!赤い槍を構えた!そして横殴りに大きく一閃!!」

筆「神槍『スピア・ザ・グングニル』だ!」

小「ボールはさっきの逆サイドに飛び…決まった〜!」

筆「先取点は『チームスカーレット』!」

小「見事なゴールでした!筆者さん、今のゴールはどうでしたか?」

筆「そうですね。レミリアのスペカ宣言の早さが見事でした。シュートを放った次の瞬間には取り出していましたので。」

小「それは弾かれるのを予測して、ということでしょうか?」

筆「恐らくそうでしょう。もしかすると運命を覗き見たのかもしれません。」

小「なるほど。」

 

 

 

小「『妙蓮寺の妖怪』のキックで試合再開です。一回戦目は2点先取で勝利ですのでここで決めないと後がない『妙蓮寺の妖怪』です。」

筆「始めにボールを持つのは虎丸星ですね。」

小「早くもスペカを取り出しました。」

筆「あれは…宝塔『レイディアントトレジャー』ですね。」

小「おーーと!弾幕でゴールまで道を作った!その中を猛然と駆ける!!」

筆「弾幕が崩れるまでには少し時間がかかります。そして弾幕が崩れた後もその中を通って止めにいくのは至難の技ですね。」

小「一気にゴールとの距離を縮めた虎丸!前には誰も居ない!」

筆「しかし咲夜がスペカを構えました。光速『C.リコシェ』だ!」

小「超高速で飛ぶナイフがボールを弾き飛ばす!」

筆「すごい精度ですね。少しでもずれれば相手の足に当たりますよ。」

小「フォローに入ったのは村紗!スペカを取り出した!」

筆「転覆『沈没アンカー』です。」

小「錨でボールを飛ばしゴールを狙う!」

筆「スペルカードの応酬ですね。どちらが最後まで続けられるか。」

小「フランドールがスペカ宣言!」

筆「禁弾『過去を刻む時計』!」

小「回転レーザーでボールを跳ね返した!」

筆「妙蓮寺も続ける!虎丸、寅符『ハングリータイガー』」

小「凄い勢いでボールに飛びつきシュート!」

筆「しかしフランドール、まだある! 禁弾『カタディオプトリック』」

小「大弾でボールをクリア!これは大きい!」

筆「レミリアが浅い所にいる!カウンターだ!」

小「レミリアが一気に上がる!ディフェンスに入っているのはナズーリンのみだ!あっと村紗がいつの間にか前に!」

筆「スペカ、幽霊『シンカーゴースト』を使いました。船幽霊の特性を生かした瞬間移動ですね。」

小「レミリアが真っ直ぐ突っ込む!村紗は錨を構えてガードの姿勢!おっと!レミリア素早くジャンプ!上を越えていった!」

筆「格闘戦を彷彿とさせる見事なジャンプだ!」

小「『チームスカーレット』は全員攻撃の体制に入っている!対する『妙蓮寺の妖怪』は虎丸が少し遅れ村紗も抜かれ不利な体勢だ!」

筆「やはり吸血鬼の身体能力はチート並みですね。なんといってもスピードが違う。」

小「さぁ頼みの綱のナズーリン、スペカを構えた。」

筆「あぁ〜成る程。そう来たか。」

小「え、何ですか?」

筆「財宝『ゴールドラッシュ』です。ゴールに蓋をするつもりですね。」

小「まさにその通りだ!大きい鉱石が降り積もりゴールを完全に塞ぐ!筆者さん、これはありなのでしょうか!?」

筆「ありですね。審判も白を出しています。なぜなら…」

小「フランドールが大きく両手を握った!」

筆「…あの程度の壁なら破れる実力者達が集まっている大会だからです。」

小「フランドールの能力で鉱石の壁が吹き飛ぶ!その隙をレミリア、シューート!」

筆「見事に決まった!」

小「『チームスカーレット』2点先取!準々決勝進出!」

 

 

筆「圧倒的な力を見せつけましたね。」

小「えっ、そうですか?確かに2対0とはいえ『妙蓮寺の妖怪』もゴールを脅かすシーンはありましたが。」

筆「ええとそうですね。まず『チームスカーレット』は十六夜選手の時間操作を使っていません。またレミリア選手も力をセーブする事が多々ありました。それからもう一つ、使えば圧倒的優位に立てる技を封印しています。」

小「! もしかして…」

筆「フランドール選手のフォーオブアカインドですね。」

小「分身ですね!」

筆「『チームスカーレット』はこれらの強技を使わずして2対0の勝利です。やはり相当強いチームだと言わざるをえないでしょう。」

小「成る程。やはり優勝候補の一つですね。」

筆「改めて発表します。東方サッカー大会トーナメント一回戦第一試合の勝者は『チームスカーレット』です!」

小「明日の夜は第二試合、『ハーフヒューマン』vs『守矢神社』です。お楽しみに!」

 

 

 

 




1試合目終了。この調子で全15試合を書いていく予定です。
そういえば今日って立方数の日ですね。
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