恋姫†無双 〜龍の名を持つ者〜   作:時炎

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この小説は月に2話は投稿したいと、思っています。
理由はアニメの一話を纏めて出そうとすると、長すぎる事になるからです。なので前編という事になります。


2.第二席 関羽、張飛と姉妹の契りを結ぶのこと。前編

龍馬と関羽が一本道を歩いていると、木の近くに簡易的な墓があった。さらには、花が置いてあった。二人はその墓と、花が気になり見ていると、たまたま通りかかった老婆が、

 

老婆「最近はこの辺りまで賊が出る様になっての。身ぐるみ剥がされて殺された者の何人もおってな。花はそん人らへのせめてもの手向けじゃよ」

関「そうだったのですか」

龍「酷すぎるな」

 

関羽と龍馬は手を合わせて冥福をいのっていると、

 

老婆「お役人様がしっかりしとったら、こんな物騒な事は起こらんじゃろうに。嫌な世の中になったもんじゃ」

 

老婆はそのままその場を離れていった。

 

関「……」

龍「その賊どもを許せないな」

 

二人がしばらく歩いていると村に入る為の門があり、それを潜ると、村は活気付いていた。

 

龍「結構いい所だな」

関「……」

龍「ん?どうしたんだ、関羽さん」

関「あ、いや。こんな近くの村まで賊が出没しているとは、一体この国はどうなっているのかと思ったからな」

龍「まぁ、確かに近い場所にあの墓があったからな、村の人も結構危ないんじゃないk「で、でた〜!?」!?」

関「賊か!?」

 

関羽と龍馬が前を見ると、関羽の顔の前に鶏が飛んできた。

 

関「うわぁぁぁ!?」

龍「関羽さん!?」

 

その直後、豚に乗り木の棒を振り回しながら、後ろに五人の子供を連れている、女の子が現れ、

 

?「どけどけどけ!鈴々山賊団のお通りなのだ!」

龍「はぁ?」

関「子供?」

 

後ろにいる子供たちは、木の棒や大根を振り回している子や、卵を籠の中や服で持って走っている子もいる。

関羽が何となく下を向くと、鶏がいて、

 

関「うわぁぁぁ!」

 

と、また悲鳴をあげ、後ろに倒れかけた。しかし、側に龍馬がいた為、関羽が倒れる前に龍馬が体を支えた。

 

龍「っと、大丈夫ですか?関羽さん」

関「すまない」

 

その間に鈴々山賊団と名乗った子供たちが二人の前を通り過ぎていき、門をくぐって村の外にでていった。

 

関「な、何なんだ?」

龍「さぁ?」

 

二人は気を取り直して歩き、すぐ近くにあった漢飯店に入り、飯を食べながら、女将に先程の話をすると、

 

女将「はっはっはっは!そりゃ災難だったねぇ!」

 

と、笑われてしまった。

 

関「笑い事ではない。何なんだ、あの悪ガキどもは!鈴々山賊団とか名乗っていたが?」

女将「名前通り、鈴々って子が大将の悪ガキ集団さね。まぁ、やっている事は畑荒らしたり、牛にイタズラしたりって事だけどね。そういや、こないだ庄屋様の家の塀に馬鹿でかい庄屋様の似顔絵を落書きしとったけど、あれは傑作だったね!」

龍「す、凄いな。」

関「それにしても、親は何をしているんだ?山賊気取りの悪ガキを放っておくなんて」

女将「あの子、親がいないんだよ」

 

女将の発言に、関羽と龍馬は息を呑んだ。

 

女将「なんでも、小さい頃に押し入ってきた賊に両親を…」

龍「そんな⁉︎」

女将「その後、この村の近くの山小屋に住んでいた母方の爺さんに引き取られてきたんだけど、その爺さんも亡くなって、今は一人」

 

関羽は話している最中に食べようとしていた、チャーハンを戻した。

 

女将「あの子だって根は良い子なんだよ。今はただ羽目を外しているだけ。手下の子達の親も大目に見てやってるのよ」

龍&関「「……」」

 

二人は鈴々と名乗った子の事が心配になった。

 

関「と、所で女将。実は折り入って頼みがあるんだが?」

女将「ん?頼み?」

 

関羽の言う頼みについて、龍馬は首を傾げた。

 

 

 

所変わって鈴々山賊団では、笑い声が絶えなかった。

 

子供A「今日も大成功!」

子供B「そういや、此間庄屋の家の塀に描いたあれ、消されちゃってたな!」

子供A「傑作だったのに勿体無いよね!」

子供C「だよね!」

鈴々「な〜に!今度はもっと、凄いものを描いてやるから、良いのだ!」

子供D「さっすが親びん!」

子供E「鈴々山賊団、最高!」

子供達「「「「最高!」」」」

 

と、盗んだ卵を食べながらわいわいと、叫んでいた。

そこへ、鴉の鳴き声が聞こえた。

 

子供A「そろそろ帰る?」

子供C「うん!」

鈴々「ぁ…」

子供D「じゃあ、私も」

子供E「俺も!」

子供A「あたしも!」

 

子供達は外に出て、帰り始めた。

 

子供B「親びん、さいなら!」

鈴々「また明日、みんなで山賊するのだ〜」

 

鈴々と子供達は別れて、鈴々は一人で家に戻った。

 

鈴々「明日になればまた、みんなに会えるのだ…。明日になれば…また…」

 

 

 

所戻って、関羽と龍馬の方では、

 

関「ふぅ。あの女将、結構人使い荒いな」

龍「確かにな。しかし、関羽さんがまさかお金を持っていないとは、思ってなかったよ」

関「それは、まぁ私も旅を続けていて、最近は野宿をしていて、まさかあんな時間に村に着くとは思っても見なくてだな」

龍「それはともかく、あの鈴々って子がなんか不憫に思えるな」

関「確かに、賊に両親を殺されたとはな……」

龍「あぁ、明日あった時に話でも出来たら良いんだけどな」

関「そう…だな…」

龍「じゃあ、関羽さんおやすみ」

関「あぁ、おやすみ」

 

二人は女将が案内してくれた部屋で寝始めた。

 

龍「……zzz」

 

龍馬は、1日の間に色々な事があった為、すぐに眠れた。

一方関羽は、自分の家族の事を考えながら、寝始めた。

 

〜関羽の夢〜

 

関羽の兄「愛紗!起きろ愛紗!」

幼い頃の関羽「兄者、どうしたのですか?」

関羽の兄「戦だ!村が襲われた!」

幼い頃の関羽「えっ!」

関羽の兄「今すぐ、寝台の下に隠れるんだ!早くしろ!」

 

幼い頃の関羽はすぐに寝台の下に隠れた。

 

関羽の兄「目を瞑ってじっとしていろ。絶対に声を出すんじゃないぞ!」

 

幼い頃の関羽は言う事を聞き、目を瞑ってじっとしていた。そこへ、村を襲った者たちの声や、関羽の兄の声が聞こえた。

 

幼い頃の関羽「(兄者!兄者!)」

 

と、声を出さずにいた。しかし、

 

関羽の兄「ぐぁぁぁ!」

 

と、兄の悲鳴が聞こえて、悲鳴のした方を見ると、そこには兄が目を見開いて、地面に横たわっていた。

 

関「兄者!…ゆ、夢か」

龍「う〜ん?どうしたんだ?関羽さん。急に叫んで」

関「あ、あぁ。実は夢を見ていてだな」

龍「そうだったんですか。何か嫌な夢でも見たんですか?」

関「あぁ。秋島殿、実は私も賊に両親と兄を殺されたのだ。今見た夢で、その兄が殺されたのだ」

龍「そ、そうだったんですか。まさか、関羽さんもですか」

関「済まなかったな。寝ているところを起こしてしまって」

龍「謝らないで、関羽さんが悪いわけじゃないんだから」

関「ありがとう、ではおやすみ」

龍「あぁ」

 

それ以降は関羽も、兄を殺された時を夢で見る事はなかった。

 

〜次の日〜

 

関羽と龍馬は女将の仕事を二人で手伝っていた。

二人は色々な仕事を頼まれて、今は、外を歩いていた。

 

関「本当に人使いの荒い女将だな」

龍「本当、仕事が多すぎだ」

 

と、二人が会話をしていると、一軒の家に人が集まっていた。

 

龍「なんであんなに人が集まってるんだ?」

関「さぁ?」

 

二人が盗み聞きしていると、相手が子供だからや、油断は禁物など、気になる単語が聞こえた為、近くにいた人に話しかけた。

 

関「何かあったのですか?」

村人「何でも、今からお役人に鈴々を捕まえてもらうんですって」

関「役人にって、子供相手に大袈裟な」

村人「庄屋様、此間の落書きが物凄く頭に来なさったらしくて、今回ばかりは堪忍袋の尾が切れたと」

龍「まじて、大人気ないな」

 

そこに老婆が現れ、

 

老婆「しかし、本物の山賊には怖がって手を出さんくせに。こんな時だけ」

村人「捕まったらどうなるんじゃろう?」

老婆「まさか殺されたりはせんじゃろうけども、鞭で打たれたりはするかもの」

村人「酷いことじゃの」

 

関羽は少し考え、

 

関「庄屋殿?お話の途中で申し訳ないが…」

龍「関羽さん?」

 

と、庄屋と役人の元に行った。

 

庄屋「何だ、お前らは?」

関「私は旅の武芸者で、名は関羽。字は雲長と申す者。」

龍「俺は秋島龍馬だ」

関「聞くところによると、鈴々なる者は大人でも手を焼く暴れ者とか。万が一不覚を取って、役人の方々が怪我をしてもつまらぬでしょ。ここはひとつ、私達に任せて頂けませんか?」

庄屋「あんたらが?確かに物騒な物を持っているが、腕は良いのか?」

 

関羽は自分の持っている得物をみて、

 

関「これはちょっと。勿論腕にはいささか自信があります。いくら暴れ者とはいえ、所詮は子供。本物の山賊に比べれば」

 

そこまで関羽が言うと、役人の一人が何かを思い出したようで、

 

役人「あ!もしかして、貴様が最近噂の黒髪の山賊狩りでは?」

庄屋「あんたがあの!?」

関「いや、自分からそう称している訳では無いが」

 

と、関羽は照れながら言った。

 

役人一同と庄屋「「「「えぇぇぇ!?」」」」

役人「黒髪が綺麗な絶世の美女美女と聞いておったが」

庄屋「噂っちゅうもんはあてにならんな」

関「それは、どういう意味かな?(怒り)」

 

と、関羽は苛立ち始めた。それを龍馬は抑えながら役人と庄屋の会話を聞いていた。その会話を、

 

子供B「……親びんが危ない!」

 

と、鈴々の手下の子供がその会話を聞いて、鈴々に知らせに行ったのは誰も知らない。

 

一方役人と庄屋の会話で腕もあてにならない、という会話を聞いた龍馬は、

 

龍「それは聞き捨てならねぇな!」

 

と、出て行ってしまった。

 

庄屋「なんじゃ、お前は?」

龍「だから、聞き捨てならねぇって言ったんだよ」

庄屋「ほう!ならお前の腕はどうなんだ?」

龍「見せてやってもいいぜ、相手になってやる!」

関「お、おい!?秋島殿」

龍「大丈夫だ。関羽さん、あんたに昨日は助けてもらったがその恩を返させてもうぜ」

役人「よし、ならば我々から選りすぐりの兵士をだそう!その者たちを見事倒せれば、お前らの腕を認めてやる」

龍「上等だ!」

 

役人の選りすぐりの四人対龍馬一人の戦いがはじまった。龍馬は借りた木刀を構え、四人と対峙した。

 

龍「まずは、お手並み拝見だ」

 

と、一人に対して斬り掛かった。しかし、あっさりと避けられてしまった。

 

役人A「はっ!こんなもんか?お前の実力ってのは」

龍「お手並み拝見と言ったろ?」

 

そこから龍馬は連続で斬りかかった。そこへ後ろから一人が隙をつくように襲い掛かった。しかし、

 

龍馬は後ろに木刀を向け、後ろから襲って来た相手の腹に木刀を刺した。

 

役人B「ぐふっ!」

 

と、悲鳴を相手が漏らしたが、すぐに相手の服の腰元を掴み前へと放り投げ、地面に叩きつけた。腹に刺さった、木刀を抜き、

 

龍「秘剣、余所見猫」

 

と、決めた。

 

役人A「ちっ!油断しやがって!」

役人C「だが、俺らがさっきの奴と一緒だと思うなよ!」

 

と残り三人が、意気込んでいる所に龍馬は前転をしてやってきた。

 

役人C「何!」

龍「喰らえ!」

 

と、前転をして足が地面についた瞬間に役人Cを蹴り上げ、役人Cが宙に浮いた所を自分も飛び上がり、斬り落とした。

 

役人C「ぐはっ!」

龍「秘剣、天昇魚」

 

一瞬のうちに仲間を二人もやられて、役人Dは後ずさった。

 

役人D「つ、強い!」

役人A「馬鹿野郎、何びびってんだ!二人でやればなんとかなるぞ!」

役人D「だ、だが」

役人A「ちっ、役立たずが!来い!俺一人で貴様を倒してやる」

 

と、役人Aが持っていた槍で襲ってくるが、

 

龍「その心意気は買うが、そんな単調な攻撃じゃ、俺は倒せねぇぞ!」

 

と、役人Aの攻撃を避け続けると、一旦距離を取った。

 

役人A「何!?」

 

龍馬は持っていた木刀を役人Aの足元に投げつける。役人Aはそれが自分に向かって来ているものと思い、避けようとしたが地面にあたり、真上に飛んで行った為、空を見上げてしまった。

 

龍「隙ありだ!」

 

と、龍馬はスライディングをし、役人Aを自分の元へと転ばせた。そしてこの体を自分に被せるように役人Aを持った。

 

役人A「な、何を!?」

龍「今に分かるさ」

 

その瞬間に打ち上がった木刀が落下してきて、役人Aに刺さった。

 

役人A「ぐおっ!」

 

その体を龍馬は立ち上がると同時に宙に投げて、木刀を引き抜いた。

 

龍「秘剣、舞鼠」

 

すでに仲間を三人もやられている、役人Dはがむしゃらに斬りかかった。

 

役人D「うわぁぁぁ!」

 

龍馬は木刀を帯刀し、腰を落とした。

 

関「な、何をしている!秋島殿!?」

龍「はぁぁぁぁぁ!」

 

と、関羽は半ば叫んでいたが、龍馬は力を貯めていた。そして、目をより一層開けると、役人Dの元に踏み込みんで、居合斬りのように抜刀した。

 

役人D「がはっ!」

龍「秘剣、荒牛」

 

龍馬は四人を一人で倒してしまった為、役人と庄屋は何も言えなくなった。

 

龍「これで満足だろ?」

庄屋「あ、あぁ。お前らに、鈴々の事を任せよう」

 

二人は庄屋の了承を得て、鈴々山賊団の元へと、移動し始めた。




どうも!作者です!
投稿が遅れたのは、今高校3年生という事もあり、就職活動をしていた為です。
それはさておき、今回は設定の続きと、今回のスタイルを話したいと思います。主人公の秋島龍馬は年齢は20歳を過ぎていて、基本的にはスーツを着ています。今回は刀での戦闘という事もあり一度、前回拾った服を着ていました。
今回のスタイルは宮本武蔵のバトルスタイルでした。
ここで、どこが龍が如くの主人公だ?と思う人がいると思いますが、一応龍が如くで、宮本武蔵又の名を、桐生一馬之介で、一応桐生一馬も、この宮本武蔵の技を使う事が出来ます。ですが、本当は使っていない技も今回使いましたが、古文書というものに宮本武蔵の技全てが載っているはずなので使わせてもらいました。
今回はこの辺で終わりにします。
次回恋姫†無双〜龍の名を持つ者〜第二席関羽、張飛と姉妹の契りを結ぶのこと。後編
次回もお楽しみに!
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