君と過ごした一週間   作:花陽ラブ

2 / 2
君と過ごした一週間2

「よーし!きょうからももっておなまえだよ!」

 

お母さんやお父さんを必死に説得し

なんとか飼う事を許してくれた

 

穂乃果は早速、ももって名前にした

理由はももが食べたかったからだ

 

そんな理由でもももは凄く嬉しそうに尻尾を振ってくれた

穂乃果も嬉しかった

 

 

それから穂乃果はずっとももと遊んだ

ことりちゃんや海未ちゃんと遊ぶ時もももを連れて行った

 

「うわーほのかちゃん、ワンちゃんかったんだー!かわいいね」

 

「うん!ももってなまえなんだよ!!ほのかがつけたんだ」

 

「うぅ……こわい」

 

「うみちゃんこわくないよ~?ももやさしいからかまないよ?」

 

「わん!」

 

「……(なでなで)」

 

「クゥ~♪」

 

ももはすぐに海未ちゃんやことりちゃんとも仲良くなった

穂乃果は凄く嬉しかった

ももにも友達が出来たんだって思った

 

でもそれは急にやってきた

 

「もも~?またたべてない」

「おかーさん!もも、またたべてない」

 

ももを飼って4日目

あんなに元気にご飯を食べていたももが

急に食べなくなった、それに元気が無くなっている

 

お母さんはおかしいと思い

ももを動物病院に連れて行った

 

 

動物にも病院があるんだって関心していた

穂乃果はそんなに深く考えずに待っていたら

 

病院の先生に思ってもない事を言われた

 

「あと……3日の命です」

 

最初は何を言っているのかわからなかった

穂乃果、バカだから

 

なんでお母さんが泣いているのかわからなかった

 

「せんせー、ももびょうきなの?」

 

「ごめんね……先生でも治せない病気なんだ」

 

「いやだ……せんせーももをなおしてよ、ほのかもっと、ももとあそびたい!」

 

なんとなく、穂乃果なりに理解した

ももは病気で死ぬんだ

 

しかもその病気でもも死ぬ

死んじゃったら遊べなくなる

ももとも話せなくなる

 

穂乃果は必死に言ったけど

無理矢理お母さんに連れて帰られた

 

その日はももと一緒に寝た

少しでも一緒に居たかったから

 

 

「穂乃果、ちゃんと言うこと聞きなさい!」

 

「いやだ!ももといっしょにいたい!!ほのか、ももといる」

 

今日から学校が始まる月曜日

穂乃果はももと一緒に居たいから

ワガママを言った、ちょっとでも一緒に居たかった

 

「クゥ~」

 

「もも……?」

 

その時のももが言いたかった事は

今でもはっきり覚えてる

 

行ってきていいよ、僕なら大丈夫

そんな事を言われた気がした

いや、絶対にそうだ

 

穂乃果は学校に向かった

遅刻はしたが

 

 

 

 

 

 

 

「もも!ただいま」

 

学校から帰ってきてすぐにももの場所に向かった

さっきまでちょっと元気そうなももが

げっそりしていた

 

まるで別の犬ようだ

それでも穂乃果は今日、あった事をももに話した

怒られた事、今日の給食の事、ことりちゃんと海未ちゃんの事

 

そして

 

「ほのか……ももがいないとさみしいよ、ももはひとりだったほのかのことをきにかけて、くれたんだよね?だったらほのかも…いまさみしいとおもってるもものそばにいる!」

 

ももはその時

涙目になっていた穂乃果の涙を舐めてくれた

たくさん舐めた

まるで大丈夫だよって言ってるようだった

 

「もも……あしたもけんきなすがたみせてね?やくそくだよ?」

 

「わん…」

 

「へへ、ほのかもすきだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もも~あさだよ?もも?」

「もぉーももはほのかといっしょだね」

 

穂乃果は気にせずに学校に向かった

寝てるのだろうと思っていたから

 

でも

 

 

 

「えっ……」

 

「朝、死んでいたみたい……もも」

 

嘘だ、穂乃果の頭の中は真っ白になった

朝、ももは寝ていただと思っていた

 

あれは死んでいたのか

穂乃果が気付いてやれなかった

 

それに気づいた時

穂乃果の目からは涙が止まらなくなった

 

 

「ごめん……ごめ、なさい」

「ごめんなさい!ごめんねももぉぉぉぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以来

穂乃果の家にはペットは居ない

我が家のペットは

 

ずっとももだから

 

お父さんにお願いして

もものお墓がずっとある、穂乃果はずっと忘れないように毎日お祈りをしてる

 

ももは教えてくれた

命の大切さ

 

命の儚さを

 

 

 

ありがとう

もも

今日も大好きだよ

 

 

 

 

「ん?」

 

「どうしたのですか?行きますよ」

 

「あっ、待ってよ海未ちゃん」

 

 

わん…(頑張ってね、穂乃果ちゃん

 

 

完

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(必須:10文字~500文字)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。