仮面ライダーSS Another Worldと真のオールライダー 作:ホッパーリスト
妖怪王女は街の建物の屋上から時計塔を見て呟いた。
妖怪王女「そろそろね、光の弾が直撃する時は…。儀式の場所へ行かないとね」
妖怪王女はその場を後にして球が直撃する儀式の場へ足を運び出した。その時、何やら一風変わった少し大きめのバッタのような生き物が羽を広げ飛んで妖怪王女を追いかけた。
妖怪王女が儀式の場の入り口と思われる扉に入る光景を見てバッタは引き返した。
光太郎と信彦は外でカフェを味わっている。信彦は相変わらずまるで平和そうな様子だが、光太郎はまだ少し浮かない顔している。
信彦「父さんどこ行ったんだろうな、家に居なかったし」
光太郎は心の声で呟いた。
光太郎(信彦が今俺の目の前に居る、恐らくこの世界は死んだ者が存在するんだろう。父さんが居ても可笑しくは無い。だが、この信彦には意味深な何かを感じる…)
そこで、後ろから光太郎を呼びながら光太郎に近寄った者がご対面。その者は真だった。
光太郎「風祭、どうした?」
信彦「誰?」
真「風祭真です。光太郎さん、知り合いですか?」
光太郎「…」
信彦「おいおい、なんで黙るんだよ?あ、僕と光太郎は親友なんです」
真「そうか。それで光太郎さん、ちょっとこっちへ」
光太郎と真は信彦から少し距離を置いて話した。
真「これまで状況の話は聞いてますか?」
光太郎「いや、全然。信彦とずっと一緒に居て変な予感だけを感じてた」
真「信彦?」
光太郎「今居た親友の事だ。だが信彦は元の世界では逝ってしまったはずなんだが…」
真「普通の世界ではない。こんな事があっても可笑しくは無いかもしれない」
光太郎「ああ、だが、やっぱ怪しい…ジンドグマは一体何をするつもりなんだ…」
真「それなんですが…」
距離を離しているため、信彦には聞こえないはずなのだが、まるで聞こえているかのように浮かない顔して座っている。
真からジンドグマの計画を聞き、更に光太郎は新たな情報を聞いた。
真「その光の弾が直撃する場所を見つかったらしい」
光太郎「本当か、しかし、どこでそんな話を?」
真「実は耕司と一緒に居て、耕司の仲間のような奴が情報収取してくれた。今耕司はそこに向かっているはず」
先ほど妖怪王女を追ったバッタのような生き物は真が言っていた瀬川の仲間だ。ミュータントバッタで、名前はベリー。
瀬川はベリーに従い、バイクで走って現場へ向かっている。
ベリー「ここはそのまま真っ直ぐに」
瀬川「よし!」
真「俺達も今から行きましょう」
光太郎「よし、そこまで分かれば…。風祭は先に行っててくれ」
真「光太郎さんは?」
光太郎「後からちゃんと行く」
真「分かりました」
真は先にその場を去った。
光太郎「信彦ごめん、俺ちょっと行かなきゃ…」
信彦は浮かない顔をしたまま喋った。
信彦「ジンドグマの儀式の場所へ行くのか」
光太郎「え?」
明らかに信彦には聞こえない距離で話したはずだが、何故か光太郎と真の会話を知っているようだ。
信彦は座っていた椅子から立ち、言った。
信彦「ちょっと来てくれ…」
光太郎は驚いた顔をしている。
入り口の目の前まで来た瀬川とベリー。瀬川はベリーに指示した。
瀬川「ベリー、他のみんなをここに呼んでくれ」
ベリー「呼ぶまで1人になるけど良いの?」
瀬川「良いさ、さあ、行ってくれ」
ベリー「分かった」
ベリーはその場を後にした。
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