仮面ライダーSS Another Worldと真のオールライダー 作:ホッパーリスト
涼「待て!」
実加も回復し、木場と行動を始めたところ、ダブルバースの戦いを覗き見ていた少年を追っている涼の声が聞こえ、実加と木場は声が聞こえた方面に首を向けた。
少年は実加と木場が立っている通を通ると実加の体を掴み言った。
少年「刑事さん、助けて、あいつが追ってくる」
涼も実加らの所に近寄ると実加が少年の前に立った。
実加「待ちなさい、こんな子供を追って何の騒ぎですか?」
涼「こいつが危ない所に居たから何していると聞いただけだ。そしたらどういう訳か追いかけっこになってな」
実加「そうですか。でも、今の光景は明らかに怪しまれます」
涼「追わなかったらまたこいつが危険な所に行くかもしれないだろ」
少年「お兄ちゃんには関係ないだろ!」
木場「あの、本当にこの子が危ない所に?」
少年「良いだろうどうでも。刑事さん、この人逮捕してよ」
実加「君、まずどういう所に居たか教えて」
少年「…」
涼「3人くらいの戦士のような奴が戦ってた光景を覗き見していた。人間が1人、戦士が1人ブラックホールに飲まれた光景を見て恐らくこいつは震え出したんだろう」
少年「お兄ちゃん、ジンドグマの一味じゃないの?」
涼「何だそれ?」
少年「悪の組織だよ。あのブラックホールも絶対奴らの仕業。お兄ちゃん、あの近くに居たからもしかしてと思って」
涼「悪いが違う。そんなものは初耳だ」
実加「もっと詳しく教えて、そいつらの事」
後藤と進ノ介も会話を続けていた。
進ノ介「タワー?」
後藤「さっき俺とお前が初めて会った所からも見えただろ。でかいタワーが建てられていた。タカカンドロイドがそのタワーに目を付けて俺達もそこに向かった。その時に赤い戦闘員のような奴らと白いメロンのライダー、そしてお前と絋汰って奴に会った」
進ノ介「言われてみればあそこからタワーが見えたな」
実加「そのタワーには何があるの?」
少年「詳しい事は知らないけど、少なくてもそのタワーからは原爆を発射出来るらしい」
木場「原爆!?」
少年「ただそれは今僕達が居るここら辺を破壊する程度。本当の目的は隕石を集めて巨大な球をこの世界に直撃させて、世界丸ごと壊して人類を全滅させる事」
涼「どこでその話を聞いた?」
少年「たまたまジンドグマの連中が歩いてるところを見て、男の人2人に尋ねて、その人達がそいつらと取引してる光景を見た」
実加「その男の人達は知ってる人?」
少年「後ろ向いてたからよく分からなかった。ただ男の人2人の内1人は引き受けたようで」
木場「もう1人の人は?」
少年「その場から逃げていった。それともう1つ、恐らくあのタワーは奴らのアジトかもしれない」
進ノ介「だとしたら行くしかないだろ」
後藤「もし今お前の言った通りあのタワーがこの世界を作った連中のアジトだとすれば俺も行きたいと言いたいところだが、それどころじゃない、伊達さん達がブラックホールに飲まれたまま…」
進ノ介「何だろうな、彼らとはまた会える気がする」
実加「アジトだとすれば奴らをそこで倒しに…」
涼「待て、もう1つだけ聞きたい事がある。なあ、引き受けた男の名は聞こえたか?」
少年「確か呉島って言ってた、呉島光実」
タワーの一番上の階に幽霊博士と鬼火司令と呉島光実が居た。
光実「隕石はまだまだ必要でしょ?」
幽霊博士「ああ。けど順調だよ、光実君」
鬼火司令「このペースなら全部集まるのも時間の問題」
幽霊博士「悪魔元帥様が申し上げたはずだ、集めただけでは計画通りとは言わん。もっと威力を強化させてこの世界を壊す」
光実「そういえば、天空寺タケルという男は未だ発見出来ていない。始末しろと言われてるんだよね?」
鬼火司令「ああ、そうだ。一刻も早く発見せねば」
光実「焦ってもしょうがないよ。ねえ、次は誰の所に行けば良い?」
監視カメラで撮影されていると思われるいくつもの画面に目を向け、幽霊博士はリモコンで一番端っこの画面を変えた。
その画面にはゼロノスと王蛇が戦っている光景が映されていた。
光実「分かった。じゃあ行ってくる」
鬼火司令「気を付けてな」
光実はゲネシスドライバーを腰に巻け、メロンエナジーロックシードの音声を鳴らした。
「メロンエナジー!」
ゲネシスドライバーにセットし、ロックオンしてレバーを引いた。
「ソーダ!メロンエナジーアームズ!」
斬月・真へと変身。幽霊博士は何やら1つのアイテムらしきものを持ってそのアイテムのボタンを押した。するとブラックホールが出現し、斬月・真は入り込んだ。
幽霊博士「このアイテムは私が発明したものだ。これを使えば自由自在にブラックホールを出現出来る。また、設定した時間ごとに自動的に出現するように設定してある。だが、どこに出現かは私にもお楽しみという事だ」
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