仮面ライダーSS Another Worldと真のオールライダー   作:ホッパーリスト

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Part7

一也は目が覚めるとそこは襖だった。そして2人ほどの人間が見えた。一也は凄く見覚えるのある顔で思わず名前を驚いた声で喋った。

 

一也「老師!?弁慶!?」

 

そう、一也の得意とする赤心少林拳の最高師範、そして一也の拳法の師である禅僧である玄海老師とその弟子の弁慶の姿がそこにあった。

一也は思わず起き上がろうとしたがヒルカメレオンらに受けた痛みがまだ激しく、起き上がれないようだ。

 

老師「無理をするな、一也」

 

老師は一也をゆっくり横にさせた。

 

一也「どうしてあなた達が…。カイザークロウとの戦いの時に死んだはずなのに…。まさか、生きてたんですか?」

 

弁慶「いや、そんな事はない。確かにあの時に死んだ」

 

一也「どういう事だ、弁慶?」

 

老師「わし達はこのジンドグマが作った世界で命が戻ってきた。もちろん、わし達だけではない、現実世界で死んだ人間全員そうだ」

 

弁慶「しかし、死んだ者は皆、自分が死んだ記憶は一切無い。この世界を現実世界だと思って何事もなかったかのように過ごしている」

 

一也「では、何故老師と弁慶は記憶が残っているんだ?」

 

弁慶「残っているのではない、思い出させてくれたのだ、服装が黒く、この状況の事も詳しく教えてくれた奴に」

 

一也「服装が黒く状況の事も…まさか…」

 

一也はそう呟き、一也は黒井の事を思い浮かべた。

 

老師「死んだ者は記憶が綺麗さっぱり消えている、わし達が記憶を思い出せたのはもはや奇跡じゃ」

 

一也「それで、状況を詳しくというのは、どういう事を?」

 

老師「この世界に巨大な光の弾が近寄っているらしい」

 

一也「光の弾?」

 

老師「その球が直撃すれば、この世界に吸い込まれてきた日本中の人間は1人残らず全滅だ。もちろん一度死んだわし等もな」

 

一也「何ですって!しかし、どうせ死なせるつもりなら何故死んだ人間達を蘇らせるんだ…」

 

弁慶「恐らく死んだ者や失ってしまった物と再会させ、人間達を喜ばせて他の事を忘れさせようとしたんだろう。その隙に滅ぼす気だ」

 

一也「では、怪人達の復活も…」

 

弁慶「一応怪人達も一度は滅んでいるからな…」

 

そこで、開いていたドアの向こうから1枚の封筒が落ちながらドアから部屋に入ってきた。

 

老師「なんだあの手紙は?」

 

老師が手紙を拾い、封筒を開けると1枚の手紙が入っていた。その手紙を老師は声を出しながら読んだ。

 

老師「筑波洋は我々は預かっている。助けたければ我々のアジトに来るが良い。ゲルショッカー ブラック将軍」

 

一也は痛みに耐えながら起き上がろうとした。

 

弁慶「待て、その傷で行くつもりか?」

 

一也「老師達の話も、その手紙の話も、聞いててじっとしている方が可笑しいさ」

 

弁慶「しかし、手紙の話は罠という事も!」

 

一也「それでも行く。仲間の為なら、俺は死んでも構わない!」

 

老師「流石の勇気だ、一也。しかし、わし等はお前まで死なせるのはまっぴらだ!」

 

一也「老師…」

 

老師「この際だ、行く前に久々に鍛えておくんだ」

 

一也は柔道服に着替え、大特訓を行った。重ねられた石を一気に全てを右手で破壊、腰を下ろしてジャンプして階段を上る、そして弁慶も特訓に付き合い、弁慶と戦い合う等、特訓を重ねる一也。

そんな時、一也は心の声で言った。

 

一也(他の仮面ライダーの皆さん、先に洋さんを助けに行ってください。俺は後から行きます…)

 

 

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