そろそろ五分か・・・鉄二はうっすらと目を開けると自身の身体に鉄雲によって形状を変化することのできる剣によって身体の腕部分を刺され、恐らく強力な一撃を放ったのであろう拳が身体を貫通し、熱貝ダイアルによって火の槍となった槍で腹部を貫かれていた。空中には白い球が無数に飛んでいるのが見える。
やはり無理だったか。鉄二は無数の物が貫通しているにも関わらず何もないかのように立ち上がる。悪魔の実を知らない五人は驚愕の顔をしている。
「五分経ったな。さぁ時間だ・・・蹂躙を再開するとしよう」
刹那エネルの姿が消える。四神官は周りを見るがエネルの姿は見えない。
まずはオームが身体の変化に気づいた。
「(身体が・・・動かん!?)」
その数秒後にゲダツ、ガン・フォール、シュラ、サトリの順番に変化に気づく。
「
神の間に続く門からエネルが出てくる。さも自分が現在ここに居座る神のように堂々と。しかし誰も咎めることはできない。
「さて、現在の神であるガン・フォールは俺と変わってもらうとして・・・そこの四人はどうする?俺の軍門に下るか、死ぬか」
圧倒的に有無を言わせないかのごとく、そして手を差し伸べるように、鉄二は勧誘をする。最初は四人ともなにも言わなかったがオームが最初に軍門に下り、それに続いて三人ともこちら側に付く。
「まて!お主たちはそれでよいのか!それでも神官なのか!」
ガン・フォールが必死に説得しようとするが鉄二がオームに対して命令を出す。
「やつをボロボロに痛めつけ、下に落とせ。」
「・・・了解」
オームはガン・フォールを掴むとサトリ、シュラ、ゲダツと共に外へ出ようとする。
「待てお主たち!本当に奴の軍門に下りるというのか!あんな「黙れ」ッ!?」
「あんたはこの戦いで神の座から落とされた身分だ。よって我らに口答えをする権利などない。もう我々はあの方に忠誠を誓うと決めたからな」
オームは言うだけ言うと鉄雲でガン・フォールを切り刻みボロボロになったガン・フォールを白々海へと落とし踵を返してエネルのもとへと向かっていった。
「我の名前はエネル。いま現在から神になった男だ。やはははははは!」
実はというとガン・フォールがオームたちに連れて行かれている間にエネルに制御権を返して今は内部で休息を取っている。
「一日も立たないうちに身体に慣れたどころか新しい技まで作っちまったな」
鉄二が先ほどした技は考え方によっては誰でも思いつくような簡単な技だ。相手の脳に電気を流し込むだけのエネルのゴロゴロの実が無くても超人とかならできるくらいの技だ。
「まぁ後の事はエネルに任せて俺は寝るとするかな」
目を閉じて俺は意識を落とした。