やや自己解釈や毎度おなじみのご都合主義がありますが悪しからず。
引き続き友達からの質問。
Q.ルーカスはモテますか?
A.料理が上手くて錬金術が使えて一緒にいるだけで良い気持ちになれる人がモテないと思いますか?
Q.ルーカスの魔力量はどれくらいですか?
A.並の魔法使い50人を合わせてもルーカスには届きません。しかし消費量も半端ないです。
「ルールはもうわかるわよね?」
『そりゃまあ…一応。です。』
「そんな緊張しなくていいわよ、練習の様なものだと思えばいいわ。」
そんな事言われましても。
そんな僕の心の声も虚しくアリスさんは扉の方へ行き手招きをしている。
「遅かったな、待ちくたびれたぜ。」
『すみません、少し緊張して。』
魔理沙さんは箒に乗ってふよふよと浮いている。
「スペルカードはあるのか?」
『ありますよ、5枚です。
まあ被弾数は関係なく5回勝負でいいですか?』
霖之助さんに素を渡されて黙々と作ってた奴だ。
魔理沙さんがこくりと頷く。
「それじゃ、始めようぜ!」
『了解です。
我が道を得んとせ、スカイウォーク。』
僕は空中に足を乗せ体重を掛ける。
すると足は空中に乗り僕は階段の様に駆け上がる。
「面白い魔法を使うわね…」
アリスさんが半面呆れた様に言う。
まあ空を飛べる事はできない故の発想の転換だ。
1回戦目
『反射弾Lv.8‼︎』
「おっと!」
僕は黒い矢を1本作成し魔理沙さんへ目掛けるが避けられてしまう。
「こっちも反撃だ!」
『うわっ⁉︎』
さすが使い慣れてるだけある…!
だけどこっちも特訓はした、負ける訳にはいかない。
『相殺散弾Lv.5!』
僕の放つ緑の矢が星型の弾幕に命中し互いに消滅する。
『まだまだ!通常弾Lv.3‼︎』
一本の赤い矢が魔理沙さんへ再度向かう。
(さっきより速い!けど…)
「なかなか面白い戦いをするけど動きがまだまだ硬いぜ!」
魔理沙は避けてさらに弾幕を増やす。
『負けませんよ!相殺散弾Lv.7‼︎』
「いい防御だ、けどこれはどうかな?」
ちょっ…まだ増えるんですか⁉︎
『くっ…相殺散弾Lv.9』
「隙あり!恋符<マスタースパーク>‼︎」
これがスペルカード…!
しかも相殺直後の無防備なタイミングで‼︎
ならば僕も、
『神の加護を我が手中に解き放て!
溢れる光は儚き鉄壁‼︎
妨御<イージス・オリジン>‼︎』
もはや早口言葉だよもう!
僕の前に光の障壁ができ、向かい来るレーザーを消滅させる。
「なんだぁ⁉︎」
『余所見をしてる場合じゃないですよ!誘導追尾弾Lv.6‼︎』
「くっ…」
矢を避ける魔理沙さんに青い矢が追尾する。
「面白い…そろそろ本気でいくぜ‼︎」
魔理沙さんは星型の弾幕を矢に当て、こちらに弾幕を集中させる。
(スピードも数も段違い‼︎)
『相殺散…ぐっ!』
間に合わなかった…
被弾1。
2回戦目
(魔理沙さんの弾速に相殺散弾の発生は間に合わない、なら…!)
『散弾Lv.5‼︎』
あらかじめ矢を空中に滞在させ、
『相殺弾‼︎』
防ぐまで!
「ぬっ…やるなルーカス‼︎
けどいつまで保つかな?」
『ぐぐ……』
遠慮無しっすか‼︎
「追い撃ちだぜ!
恋心<ダブルスパーク>‼︎>」
『あわわわわ』
さっきと同じ展開!
防げないなら…
『借ります、紫さん!
テレポート‼︎』
借りてしまうのだよホトトギス!
僕は魔理沙さんの背後へワープする。
「⁉︎」
『さらに借ります、チルノさん!
降り注ぐ漂白の礫、染めろ雪月花、
氷結<スノーワールド>!』
「おおっ⁉︎」
矢が丸い魔力の粒となり周囲を白く染め上げる。
思わず見惚れる程の冬の風物詩、その実体は…
「超低速の最小散弾…‼︎」
(避ける隙間も無い…けど)
「範囲が狭過ぎるぜ‼︎」
『しまったあああああ』
魔理沙さんはスルッとその場を離れる。
低速故に簡単に避けられてしまった、これは改善しなきゃ。
「さあお返しだ!」
『くっ…‼︎スカイウォーク!』
空気を蹴り三角飛びの様に躱していく。
こりゃ使えるぞ‼︎
『誘導追尾弾Lv.7‼︎』
「その弾ならもう見飽きたぜ!」
『うっ‼︎』
ちっ…同じパターンかあ。
被弾2…もう後が無い。
(チルノとスキマ妖怪の能力を
さらに防御性の高い弾幕にスカイウォーク。)
「使い所もキレも調整中とは言え実戦でも使用できる程にはなっている、それでもやっぱり鋭くないわね。」
アリスは今朝の会話を思い出す。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
『魔理沙さんと実戦…』
ルーカス君は自分に言い聞かせる様にまたその言葉を呟く。
「やっぱりさすがのルーカス君でも不安なの?」
『さすがってなんですか…いや、いきなり過ぎて少し、と。』
彼は少し戸惑っている顔を見せる。
確かに少し気が早かったかしら?
でも、
「実戦に勝る訓練は無いわ、これも修業の一環よ。」
『そうですね、精一杯努力します。』
ルーカス君が目を閉じながら頷く。
ふふ…やっぱり可愛…じゃなくて、
「そうね…勝てたら一つご褒美をあげましょう。無茶な事じゃないなら何でも大丈夫よ。」
『ふむ…どうしてですか?』
「そうした方がやる気が出るでしょう?」
『相手はあの魔理沙さんですよ?
魔法に費やした時間が、弾幕ごっこの経験が、今迄幻想郷で相手にしてきた強敵の数が違います。』
「もう…随分自信が無いのね。」
『…すみません。
ですが、』
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
3回戦目
開始から押され気味になる。
「随分消極的だな〜弾幕はパワーだぜ?守りに入っちゃあ勝てない。」
『ぬぬぬ…弾幕はパワーですか…』
魔理沙さんがそう言った後、フードからウロボロスが肩に移る。
「ルーカス様、そろそろです。」
『…了解!』
僕はスペルカードを取り出し構える。
『放て、魔導の咆哮。
響け、清朗の理。
彼の者にその意を示せ。』
「その構え…嘘だろ⁉︎」
「まさか…‼︎」
『魔砲<ファイナルスパーク・アナザー>』
手で銃の形を作り、魔理沙さんに自身の技のアレンジ版を放つ。
マスタースパークが角度を変えて追尾し、魔理沙さんに向かう。
「自分の技だ…!これくらい‼︎」
魔理沙さんが巧みに動き、避ける。
まあ、想定済みだ。
「命中しました。」
ウロボロスが呟く。
「‼︎⁉︎」
避けた直後の魔理沙さんの肩に矢が命中する。
「いつの間に…!
いや、どうして私の技が⁉︎」
『その矢は一定の距離を進むと方向を変えて自身に帰るブーメランの様な性能があります。』
「いや…それでもこんな弾撃たれた記憶が…」
『果たしてそうでしょうか?
追尾性、誘導性、相殺性に見慣れて見逃してませんか?
…一番最初に撃った矢を。』
「っ〜‼︎あれか⁉︎」
(誰もが警戒したくなる様な派手な技は全てフェイク、いや、それよりもルーカス君は矢が戻るタイミングを完全に把握して魔理沙をその場所に誘導していった…‼︎)
『意味のない攻撃はしてはいけない。意味がそのまま力となる。
…面白いルールですね。』
「それ以外にもどうして私の技をコピー出来た⁉︎
まだ見せてもいない技だぞ‼︎」
僕は彼女の質問の答えにならない回答をする。
『魔理沙さんは先程弾幕はパワーだと言いましたね。』
「?」
『それはそれは僕に足りない物です、本当に羨ましい。
しかし、僕には僕の武器がある。』
ルーカスは自信の両眼を見開く。
『貴女に対抗する僕の武器は未来すら見据える左眼による180通りの正攻法と他人の成果を貰い受ける拝借の魔眼。』
『思考と理性が重なり合う、
取るに足らない方程式。』
『弾幕はシステムです。』
未来視と拝借魔法を合わせれば、相手が使おうとしている技を先に出すことができます。
このチート‼︎