それではどうぞ!!
【男A】
手札×4
モンスター
裏守備モンスター×1
魔法・罠
なし
【姫】
手札×3
モンスター
『EMウィップ・バイパー』
魔法・罠
伏せ×2
【男B】
手札×3
フィールド魔法
『天空の聖域』
モンスター
『豊穣のアルテミス』
魔法・罠
伏せ×1
【Ⅲ】
手札×3
モンスター
『
魔法・罠
伏せ×1
ライフ
【男A&B】4000
【姫&Ⅲ】4000
「俺のターン、ドロー…」
【男A】手札4→5
「俺は手札から魔法カード、《暗黒界の取引》を発動…」
「《暗黒界の取引》!?」
《暗黒界の取引》は、互いにデッキからカード。1枚ドローして、その後手札を1枚捨てる魔法カードだ。
『暗黒界の取引』
通常魔法
お互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローし、その後手札からカードを1枚捨てる。
【男A】手札5→4
(ってことは…)
あの裏守備モンスターもたぶん暗黒界モンスターだろうな、と姫はげんなりとした表情で、裏守備のモンスターを見る。
(てか《暗黒界》に《エンジェルパーミッション》って…)
勘弁してよもう…と、姫はため息をついた。
「俺はお前を選択する」
「…私?」
「そうだ…さあ、デッキから1枚ドローして、手札を1枚墓地に捨てろ」
「…分かった」
デッキトップに手をかけ、1枚をドローする。ドローしたのは…
(《星読みの魔術師》か…)
前の自分のターンで、《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の効果で手札に加えたのは《慧眼の魔術師》。
(よし!これなら次の私のターンでペンデュラム召喚が出来る!)
前のターン、《オッドアイズ》の効果で手札に加えたカードを見て、姫はぐっと手札のカードを握った。
【姫】手札3→4
【男A】手札4→5
これが『暗黒界の取引』のデメリット。手札を捨てるのは、こと手札から墓地に捨てることで効果を発動する《暗黒界》とっては、展開するために必要不可欠なものだ。
しかし、この『暗黒界の取引』は、自分だけでなく相手にもドローをさせてしまう。そして、今の姫のようにキーカードを引かれる可能性もある。
そしてもう一つのデメリットが…
(捨てる手札は…これかな)
《EMジンライノ》。墓地から除外することで、フィールド上の《
つまり、こうして墓地にいることで効果を発動するカードを墓地に捨てられ、墓地肥やしされることも、《暗黒界の取引》のデメリットのひとつだ。
【姫】手札4→3
【男A】手札5→4
「俺が墓地に捨てたのは、《暗黒界の術師スノウ》…」
「嘘でしょ」
確か《スノウ》の効果は・・・
「《スノウ》はカード効果で手札から墓地に捨てられたとき、デッキから《暗黒界》と名の付くカードを1枚手札に加えることが出来る」
『暗黒界の術師 スノウ』
闇/4/悪魔/1700/0
このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、自分のデッキから「暗黒界」と名のついたカード1枚を手札に加える。
相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手の墓地に存在するモンスター1体を選択し、自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
「よって俺は、《暗黒界の門》を手札に加える…」
「…(まあ、そう来るよね)」
《スノウ》を経由して、キーカードである《暗黒界の門 》をサーチするのは定石。予想はしていたけれど、《天空の聖域》と《暗黒界の門》、どちらのフィールド魔法から割るのか選びずらくなったな…
「そして《暗黒界の門》を発動する…」
『暗黒界の門』フィールド魔法
フィールド上に表側表示で存在する悪魔族モンスターの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。
1ターンに1度、自分の墓地に存在する悪魔族モンスター1体をゲームから除外する事で、手札から悪魔族モンスター1体を選択して捨てる。
その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
【男A】手札4→5→4
「さらに《暗黒界の雷》を発動…」
『暗黒界の雷』通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
その後、自分の手札を1枚選択して捨てる。
「このカードは、自分フィールドの裏側表示のカードを1体破壊する…」
【男A】手札4→3
「俺は裏守備モンスターを破壊…」
「自分のモンスターを破壊だって!?」
Ⅲが目を見張る。
「そんなことしたらフィールドはがら空きに…!」
が、相手はそのまま裏側表示のモンスターを破壊した。
「あのねIII…《暗黒界の雷》は、裏側表示のカードを破壊して、手札から任意のカードを
「手札を?」
「うん。そして《暗黒界》は、カード効果で手札からモンスターを捨てることで展開していくカテゴリーだから、たぶん…」
「・・・あ!」
《暗黒界》モンスターの共通効果を知らなさそうなⅢに向かって言うと、Ⅲは「まさか」という顔をした。
一方の男は「ほう?」と少し驚いた顔を見せた。呟いた。
「知っているのか、《暗黒界》を」
「…まーね」
なにせ、姫自身も《暗黒界》を組んだことがある。
「なら話は早い…俺は《暗黒界の雷》のさらなる効果を発動…自分の手札を1枚選択して墓地へ捨てる…俺は《暗黒界の武神ゴルド》を捨てる」
【男A】手札3→2
「《ゴルド》のモンスター効果…このモンスターは、カード効果で手札から捨てられたとき、墓地から特殊召喚する…」
『暗黒界の武神 ゴルド』
闇/5/悪魔/攻撃力2300
このカードがカードの効果によって手札から墓地へ捨てられた場合、このカードを墓地から特殊召喚する。
相手のカードの効果によって捨てられた場合、さらに相手フィールド上に存在するカードを2枚まで選択して破壊する事ができる。
「…やっぱりね」
手札に特殊召喚モンスターが手札にいたか…
(まあ《グラファ》じゃないだけまだ良かったけどっ!!)
「暗黒界の門の効果で、俺のフィールド上の悪魔族モンスターの攻撃力と守備力は300ポイントアップする…よってゴルドの攻撃力は2600となる」
『暗黒界の武神ゴルド』
攻撃力 2300→2600
守備力 1400→1700
「やばっ」
とりあえずモンスターを守らないと!
「私は、《
「ちっ…」
『暗黒界の武神ゴルド』
攻撃力 2600→1700
守備力 1700→2600
「これであんたは私たちにダメージは与えられない。それとも、同士討ちでも狙う?」
「…俺はカードを2枚伏せる。…これでターンエンドだ」
【男A&B】
LP 4000
男A
手札×0
フィールド魔法
『暗黒界の門』
モンスター
『暗黒界の武神ゴルド』
魔法・罠
伏せ×2
男B
手札×3
フィールド魔法
『天空の聖域』
モンスター
『豊穣のアルテミス』
魔法・罠
伏せ×1
(ふー…)
なんとか凌いだか…と、姫は心の中で長い息を吐いた。
(ぶっちゃけ攻撃してくるかと思ったんだけど…)
まあ、攻撃してきても墓地にジンライノがいるから、ウィップ・バイパーの破壊は防げたけど。
「(けど、油断は禁物…!)私のターン、ドロー!」
【姫】手札3→4
「(伏せが気になるけど・・・まあ、とりあえずやるだけやってみるか!)私は伏せていた《サイクロン》を発動するわ。このカードは、フィールド上の魔法・罠カードを破壊する。対象は…」
どちらのカードを破壊するか…
「(どっちも厄介だけど、ここは…)私が選択するのは、天空の聖域!」
「ならばリバースカードオープン。カウンター罠、《魔宮の賄賂》。相手が発動した魔法、罠カードの発動を無効にして破壊する。ただし相手はデッキから1枚ドロー出来る」
「…!」
『魔宮の賄賂』カウンター罠
相手の魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。相手はデッキからカードを1枚ドローする。
やっぱり伏せていたのはカウンター罠…!
「俺様はサイクロンの効果を無効にさせてもらう。そしてカウンター罠が発動したことで、アルテミスの効果が発動。デッキからカードを1枚ドロー」
「私も魔宮の賄賂の効果で1枚ドロー!」
【姫】手札4→5
【男B】手札3→4
(《聖域》を破壊出来なかったか…)
まあ、相手にカウンター罠を使わせただけ良しとするか…。
(さて、どうするかな…)
ペンデュラムは出来るけど、あわよくばもう一声欲しいところなんだよね…ちょっと手札も心許ないし。
「私は手札から魔法カード《EMキャスト・チェンジ》を発動。 このカードは、手札の《EM》モンスターを任意の数だけ相手に見せたあとデッキに戻して、戻した数+1枚をドローする!」
『EMキャスト・チェンジ』
通常魔法
「EMキャスト・チェンジ」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:手札の「EM」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、デッキに戻してシャッフルする。
その後、自分はデッキに戻した数+1枚をデッキからドローする。
「私は手札の《EMガンバッター》をみせてデッキに戻し、2枚ドローっ!!」
【姫】手札5→3→5
(うーん、こうきたか)
一番欲しいのはこれじゃないけど…
「(まあこれはこれで動けるし、やるっきゃないか)私はスケール1の《星読みの魔術師》と、スケール5の《慧眼の魔術師》で、ペンデュラムスケールをセッティング!」
【姫】手札5→3
『星読みの魔術師』
闇/5/魔法使い/1200/2400
①:自分のPモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法カードを発動できない。
②:もう片方の自分のPソーンに「魔術師」または「オッドアイズ」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。
Pスケール:青1・1赤
『慧眼の魔術師』
光/4/魔法使い/1500/1500
①:もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「EM」カードが存在する場合に発動できる。
このカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
Pスケール:青5・5赤
「そして慧眼の魔術師のペンデュラム効果発動!もう片方のペンデュラムゾーンに《EM》、もしくは《魔術師》カードが存在するとき、このカードを破壊することで、デッキから別のペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置くことが出来る。私はデッキから、《相生の魔術師》をペンデュラムゾーンに再セッティング!」
すう、と息を吸う。
「セッティングされているペンデュラムモンスターのスケールは1と8。よってレベル2から7のモンスターが同時に召喚可能!揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!!ペンデュラム召喚!!」
つい遊矢の召喚口上を言ってしまったが、まあいっかとそのままターンを進行させる。姫のフィールドにどこからともなく青色の柱が2本現れ、その間から光の矢が姫のフィールドにあたる。
「手札から《EMシルバー・クロウ》、《EMヘイタイガー》!さらにエクストラデッキから《慧眼の魔術師》、そして《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!」
『EMシルバー・クロウ』
闇/4/獣/攻撃力1800
①:このカードの攻撃宣言時に発動する。
自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力は、バトルフェイズ終了時まで300アップする。
『EMヘイタイガー』
地/4/獣戦士/1700/500
「EMヘイタイガー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから「EM」モンスター1体を手札に加える。
『慧眼の魔術師』
光/4/魔法使い/攻撃力1500
①:このカードを手札から捨て、自分のPゾーンの、Pスケールが元々の数値と異なるカード1枚を対象として発動できる。
そのカードのPスケールはターン終了時まで元々の数値になる。
『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』
闇/7/ドラゴン/攻撃力2500
①:このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
【姫】手札3→1
「なっ…複数のモンスターを一度に召喚だと!?」
レーヴィンが声を張り上げた。
「まだまだ行くわよ!私はウィップ・バイパーのモンスター効果発動!1ターンに一度、互いのメインフェイズに、モンスター1体の攻撃力と守備力をターン終了時まで入れ替える!私はゴルドを選択、【
『暗黒界の武神ゴルド』
攻撃力2600→1700
守備力1700→2600
(よし、これなら…!)
「バト「いた!!」
バトルフェイズ、と宣言しようとした瞬間、複数の足音が聞こえてきた。そして被せるようにして聞こえた声は…
「Ⅲ!姫っ!!」
「遊馬!兄様!!」
「シャークに璃緒ちゃんも…!!」
駆け込んできたのは、この洞窟の入り口で分かれてしまった遊馬たちだった。
「…希望光神がきたか」
「嫉妬神レーヴィン…やっぱりお前だったか…!!」
遊馬が睨むようにしてレーヴィンを見る。
《彼が嫉妬神レーヴィン…》
「つまり外のデュエリストたちを操ってたのもこいつか…!」
「ああ、そうだ」
凌牙の言葉に、遊馬はひとつ頷く。
「はぁ…黙っていてくれないか?いまは私の駒と君らのお仲間がデュエル中なんだから」
「Ⅲ、姫、」
レーヴィンから姫たちに顔を向ける遊馬たち。
姫は横目でIIIをみた。ちょうどⅢも姫を見て、こくりっと小さく頷いた。
「遊馬、私達なら大丈夫」
「けどっ…」
「大丈夫だから、信じて。私たちは絶対に負けないから」
「うん。だから遊馬は兄様たちと見てて」
「Ⅲ、姫…」
もう一度Ⅲと頷きあって、相手と向き合う。
「…待たせてごめんなさい。私のターンだったわね」
ちらりと横目で遊馬たちをみると、各々がDゲイザーを装着しているところだった。
「バトルよ!私はオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでゴルドに攻撃!その二色の眼で、捕らえた全てを焼き払え!【螺旋のストライク・バースト】ッ!!」
《オッドアイズ》に攻撃を指示すると、二色の目を持つ竜は、《ゴルド》に向かって光の玉を放つ。《ゴルド》はそれをくらい、フィールドから消え去る。
「モンスターを破壊した瞬間、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンのモンスター効果発動!このカードがモンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは、二倍になる!!」
《オッドアイズ》と《ゴルド》の攻撃力の差は800。
「つまり、1600ポイントのダメージになる!【リアクションフォース】!!」
【男A&B】LP4000→2400
「さらに《シルバー・クロウ》で《アルテミス》を攻撃!この瞬間、シルバー・クロウの効果発動!このカードが攻撃するとき、フィールドの《EM》モンスターの攻撃力を300ポイントアップする!!」
『EMシルバー・クロウ』
攻撃力1800→2100
「シルバー・クロウ、豊穣のアルテミスに攻撃!!」
「これが決まれば…!」
そう、決まれば勝てる!!
「…ふっ」
だけどその瞬間、パーミッションのプレイヤーがにやりっと笑った。
「甘い…ダメージステップ時、俺様は手札より『 《オネスト》を発動」
「オネスト!?」
このタイミングで!?
「オネストは、手札のこのカードを墓地に捨てることで、バトルしてきたモンスターの攻撃力分、自分フィールドの光属性モンスターの攻撃力をアップする…」
『オネスト』
光/4/天使/攻撃1100/守備1900
①:自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの表側表示のこのカードを手札に戻す。
②:自分の光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
【男B】手札4→3
「よってアルテミスの攻撃力は1600から3700となる…」
『豊穣のアルテミス』
攻撃力 1600→3700
「そのままバトルは続行…返り討ちにしろ、アルテミス」
「っ」
手札をみた。
(手札はこれ一枚…)
ここは…
「(破壊されるわけにはいかないし、仕方ない!)私は速攻魔法《ピアニッシモ》を発動!このカードは、表側表示のモンスター1体の元々の攻撃力を100にする!ただし、そのモンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない。私はシルバー・クロウを選択!」
『ピアニッシモ』速攻魔法
①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターの元々の攻撃力は100になり、戦闘・効果では破壊されない。
この効果により、《シルバー・クロウ》の攻撃力は、自身の効果を含めて400。よって、《アルテミス》の攻撃力は3700ではなく、2000になる。
『EMシルバー・クロウ』
攻撃力1800→100→400
『豊穣のアルテミス』
攻撃力1600→3700→2000
「っ、きゃぁぁぁっ!!」
「姫っ!」
「姫さん!!」
【姫&Ⅲ】LP4000→2400
「っつ、たぁ…」
「大丈夫!?」
Ⅲが駆け寄ってきて、手を差し伸べてくれた。
「う、うん・・・それよりごめん。ライフ、かなり削られちゃって…」
「仕方がないよ、まさかこんな早くに相手が手札に《オネスト》を持ってるなんて思わないだろうからね。僕でも同じように攻撃したさ」
「Ⅲ…」
「…終わりか?」
見れば、レーヴィンが腕を組んで姫たちをみていた。
「終わりならば、とっととターンエンドしろ」
「っ、まだよ!」
絶対に相手のモンスターを消して、Ⅲに繋ぐ!
「私は、レベル4の慧眼の魔術師とEMシルバー・クロウでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!璃緒ちゃん、使わせてもらうね!」
「え?」
一瞬だけ璃緒を見て、エクストラデッキから1枚のカードを取り出す。突然名前を出された璃緒は、目をぱちくりさせて、頭の上に?を出していた。
「エクシーズ召喚!現れろ、No.103!太陽すらも凍てつかせる氷の淑女、《神葬零嬢ラグナ・ゼロ》!!」
『神葬零嬢 ラグナ・ゼロ 』
水/4/天使/攻撃力2400
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「《ラグナ・ゼロ》…!」
「璃緒のオーバーハンドレット・ナンバーズか…」
「確かにラグナ・ゼロならアルテミスを破壊出来るな」
『ああ。しかし、問題は相手の伏せカード…』
「おい…ラグナ・ゼロが璃緒のオーバーハンドレットなのは分かったが、どんな効果なんだよ?」
遊馬たちが言葉を交わす中、《ラグナ・ゼロ》の効果を知らないⅣが首を傾げる。
「私はラグナ・ゼロの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使って、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスターを破壊する!私はオネストの効果で攻撃力があがっているアルテミスを選択!【ガイダンス・トゥ・フューネラル】!」
これでパーミッションのプレイヤーのフィールドはがら空き…!
「させん…」
が、今度は暗黒界のプレイヤーが動いた。
「カウンター罠、《暗黒からの誘い》を発動」
「!?」
「このカードは、自分の墓地の闇属性モンスターを除外することで、カード効果による破壊を無効にし、次のターンのエンドフェイズまで、そのカードはカード効果の対象にはならない。そしてその間、相手フィールドにいまいる全てのモンスター効果を無効にする」
「なんですって!?」
「俺は墓地のスノウを除外することで、アルテミスの効果破壊を無効にする…そして次のターンのエンドフェイズまで、アルテミスはカード効果の対象にはならず、お前等のモンスターの効果は無効となる。そのかわり、相手に1枚ドローされなければならないがな」
「っ…」
これじゃ次のターン、《ウィップ・バイパー》と《ラグナ・ゼロ》の効果が使えない。と、いうかーーー……
(なんていうカード伏せてんのよ!?)
一方の遊馬たちは、
「ちっ、あいつあんなカード伏せてやがったか」
「これでラグナ・ゼロの効果は不発ですわね…」
「ああ…しかもふたりのフィールド上のモンスターは、次のターンまで効果を使えない」
『一体どうするのだ…』
そんな遊馬たちの会話を聞きながら、(まあ確かに、ラグナ・ゼロの効果を無効にしてくるとは、思わなかったけど…)と、姫は苦虫を潰したような顔で相手を睨んだ。
「暗黒からの誘いの効果で、カードを1枚ひけ」
「…わかった」
「カウンター罠が発動したことで、俺様もアルテミスの効果で1枚ドロー」
【姫】手札0→1
【男B】手札3→4
(効果が使えない以上、攻撃力の低いウィップ・バイパーとヘイタイガーを放置しておくのは不味いな…)
幸いなのは、効果が無効になるのはいまフィールドにいるモンスターのみというところ。
(つまり、これからでてくるモンスター の効果は発動出来る)
だが、《カステル》や《Ark Knight》のように、対象をとる効果は、次のエンドフェイズまで《アルテミス》に対しては使えない。
ーーーなら、今は守りを固めるしかない。
「私はレベル4のウィップ・バイパー とヘイタイガーの2体でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築 、エクシーズ召喚!!現れろ、《No.39 希望皇ホープ》!!」
『No.39 希望皇ホープ』
光/4/戦士/攻撃力2500
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。
(いまは、相手モンスターの攻撃を無効に出来る《ホープ》で耐えるしかない…!)
《ホープ》の効果使用には、ターン毎の使用回数の制限はない。
『ここから《ホープ》をエクシーズ召喚しただと!?』
「オーバーハンドレット持ってるんだから、他のナンバーズ持ってても可笑しくねえだろ」
アストラルの驚きに、シャークが冷静に突っ込んだ。うん、ありがとう。
「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」
【姫&Ⅲ】
LP 2400
姫 手札×0
ペンデュラムゾーン
スケール1星読みの魔術師
スケール8相生の魔術師
モンスター
No.39希望皇ホープ (攻撃力2500/ORU ×2)
No.103神葬令嬢ラグナ・ゼロ(攻撃力2 400/ORU×1/効果無効)
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン (攻撃力2500/効果無効)
魔法・罠
伏せ×1
Ⅲ 手札×3
モンスター
『先史遺産クリスタル・エイリアン』(攻撃力2100/ORU×2/効果無効)
魔法・罠
伏せ×1
【男A&B】
LP2400
男A
手札×0
フィールド魔法
『暗黒界の門』
モンスター なし
魔法・罠
伏せ×1
男B
手札×4
フィールド魔法
『天空の聖域』
モンスター
豊穣のアルテミス(攻撃力1600)
魔法・罠 なし
「俺様のターン…ドロー…」
【男B】手札4→5
「俺様は《マンジュ・ゴッド》を召喚」
『マンジュ・ゴッド』
光/4/天使/攻撃力1400
①:このカードが召喚・反転召喚に成功した時に発動できる。
デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
【男B】手札5→4
「《マンジュ・ゴッド》っ…」
ってことはまずい!!
「《マンジュ・ゴッド》のk「させないっての!リバースカードオープン!速攻魔法《禁じられた聖杯》!この効果で、《マンジュ・ゴッド》は攻撃力が400ポイントアップするかわりに、エンドフェイズまで効果は無効となる!!」
『禁じられた聖杯』
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、効果は無効化される。
『マンジュ・ゴッド』
攻撃力1400→1800
「く…」
「悪いけど、儀式カードのサーチはさせないから」
そう言うと、パーミッションの男性はぎりっと私を睨んできた。
(パーミッションで儀式っていったら高い確率で《
中でも厄介なのは、《
効果を使った《マンジュ・ゴッド》に《トランスターン》を使って《神光テテュス》を特殊召喚して、《リロード》等のドローカードを使って手札に天使族モンスターを増やしたりされたら、とんでもないことになる。
(とりあえずこれでマンジュ・ゴッドはほぼバニラだけど…)
相手はセブンシンスに操られているデュエリスト。なにもないわけがない。
「……ならば俺様は手札の魔法カード《トレ ード・イン》を発動。手札のレベル8モンスターを墓地に捨て、デッキからカードを2枚ドローする。俺様は手札の《堕天使スペルビア》を墓地に捨て、2枚ドロー」
『トレード・イン』
通常魔法
手札からレベル8モンスター1枚を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。
【男B】 手札4→3→2→4
(スペルビアが墓地に…)
これは本格的にまずい。
「さらに手札から魔法カード『エンジェルフィール』を発動…このカードは、自分の墓地の天使族モンスター1体を選択し、そのモンスターと同じレベルを自分フィールドの天使族モンスターに与える …俺は墓地の『スペルビア』を選択…」
『スペルビア』のレベルは8。
「よって、『アルテミス』と『マンジュ・ゴッド』のレベルは8となる」
【男B】手札4→3
「ふふ…さあ、見せてやれ。ドメス世界のカオスの力を!!」
「承知した…俺様はレベル8になった『豊穣のアルテミス』と『マンジュ・ゴッド』でオ ーバーレイ」
レーヴィンの言葉に、男が動く。
「2体の光属性モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築…エクシーズ召喚」
『アルテミス』と『マンジュ・ゴッド』が光の渦に飲み込まれる。
「ーーーっ!?」
その瞬間、悪寒が姫の体を振るわせた。
(な、なに…!?)
思わず、自分の体を守るように両腕で囲む。
「なんだ、この力は…!」
「っまさか…!!」
デュエルを見ている遊馬たちもそれを感じたようで、その顔に緊張が走っていた。
「光臨せよ、DNo.27。まばゆき聖なる光よ、神のごとく輝き我を勝利へ導け…『聖神の宣告者(ホーリーライト・デクレアラー)』」
召喚されたのは、 ドス黒いオーラを放つDNo.モンスター。
そのモンスターが放つオーラに、姫はぐっと構えて、そのモンスターを見遣った。
...
こんにちは。
クロウの「インチキ効果も好い加減にしろ!」に大爆笑した桜陽です。
もうね、お前がいうな!!って突っ込んでしまったんですが仕方ないよね?ねっ??
敵キャラさんのカード効果のデメリットにドロー効果がついてるのは、まあこれが妥当かな?と思ったからです。
賄賂しかりですね。