希望と絶望のアポカリプス√r   作:桜彩(さや)

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Turn27

「俺はレベル8の《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》と

銀河騎士(ギャラクシー・ナイト)》でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!!」

 

 エクストラデッキに手をのばしながら、『その』カードを託したミザエルを横目で見た。

 

「(ミザエル、お前のカードを使わせてもらうぞ!)宇宙を貫く雄叫びよ!遥かなる時を遡り、銀河の源よりよみがえれ! 顕現せよ、そして我を勝利へと導け!

現れろ、《No.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)》!」

 

『No.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)

光/8/ドラゴン/攻3000

自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、その攻撃力・守備力は元々の数値になる。

この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

 

 

「《銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)》!?」

「なんでカイトが《時空竜》を…!?」

 

 なぜカイトが、と全員目を見開く。が、すぐにこのデュエルが始まる直前に、ミザエルがカイトにカードを託していたことを思い出す。 

 

「ミザエル、まさかお前さっき…」

「ああ、そうだ。カイトに《時空竜》を渡した」

 

 遊馬の問いに、ミザエルはかすかに首を縦に振った。

 やはり、あのときミザエルがカイトに渡したカードは《銀河眼の時空竜》だったのだ。

 

「カイトは私を負かした真の《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》使い。ならば時空竜とてカイトにも従うはずだと思ったからな」

 

 腕を組んで言うミザエルは、どこか満足そうにカイトのフィールドに現れた《時空竜》を見た。

 そして一方のベフェールは、現れた《時空竜》にぽかんと口を開けていた。

 

「No.107…オーバーハンドレッド・ナンバーズ…」

「それがどうした!俺は《時空竜》で《ビフロンス・ドラゴン》に攻撃!そしてこの瞬間、《時空竜》のモンスター効果発動!自分のバトルフェイズ時に、オーバーレイユニットをひとつ使うことで、《時空竜》以外のすべてのモンスター効果を無効にする!【タキオン・トランスミグレイション】!!」

 

 

 

『なるほど、上手くビフロンス・ドラゴンの裏をついたな…』

 

 アストラルが呟く。

 

『《時空竜》の効果範囲は、相手フィールドのモンスター全て…《ビフロンス・ドラゴン》を対象にとる効果ではない』

「ああ、これで《ビフロンス・ドラゴン》の効果は無効になった」

「え?でも、相手のフィールドには《ビフロンス・ドラゴン》しかいないわよ?」

 

 またもや小鳥が首を傾げる。遊馬は苦笑しながら、小鳥にも分かるように説明をする。

 

「モンスターの数は関係ねぇんだ。たとえ相手モンスターが1体だけでも、《時空竜》の効果はバトルフェイズ時に、《時空竜》以外の『全ての』モンスター効果を無効にする。モンスター1体を選んで使うわけじゃねえんだ」

「ふぅん…」

 

 なるほど、と小鳥は頷いた。

 

「いけ、《銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)》!《ビフロンス・ドラゴン》に攻撃!【殲滅のタキオン・スパイラル】!!」

 

 カイトに従って、《時空竜》がその口から光線を《ビフロンス・ドラゴン》に向けて放つ。ついでどかんっ!という大きな爆発音がし、ベフェールのライフがわずかではあったが減った。

 

 

ーーーつまり、《ビフロンス・ドラゴン》を破壊したのだ。

 

 

 

【ベフェール】LP3500→3300

 

 

「やったぁ!カイトがモンスターを倒したわ!」

 

 小鳥がぴょんっと跳ねて喜ぶ。

 

「ーーーいや、まだだ!!」

「え?」

 

 遊馬が強ばった声をあげる。小鳥はきょとんとし、カイトを含めた全員が険しい表情でフィールドを…ベフェールの場を見ている。

 

「な、なんなの…?」

 

 もくもくとベフェールのフィールドに立ちこめる煙。その中に、巨大な陰が見えた。

 

「う、うそ、なんで!?」

 

 ベフェールのフィールドの煙がごうっと巻き起こった風で払われる。

 

「なんで!?モンスターは倒したはずなのに…」

 

 それなのに。

 

「なんで違うモンスターがいるの!?」

 

 払われた煙の中から姿を現したのは、新たなドラゴンモンスター。Dゲイザーの標準を合わせると、そのモンスターの情報が表示された。

 

 

『DNo.67 占星竜ビフロン』

光/8/ドラゴン/攻3500

 

 

「どういう、ことだ」

 

 苦虫をつぶしたような顔で、カイトはベフェールに問うた。

 

「僕はエクストラデッキの《占星竜ビフロン》の効果を使ったんだな」

「エクストラデッキからだと!?」

「そう。フィールドのランク7以下のドラゴン族のモンスター・エクシーズが戦闘で破壊されたとき、そのモンスターをエクシーズ素材として、エクシーズ召喚出来るんだな」

「ちっ、そんな効果をっ…」

 

 《占星竜ビフロン》の攻撃力は3500。対する《銀河眼の時空竜》の攻撃力は3000・・・このままでは、次のターンに《時空竜》は破壊されてしまう。

 

「(ならば!)俺も使わせてもらおうか、エクストラデッキのモンスター効果を!!俺は《銀河眼の時空竜》1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築!これが俺の新たな切り札、新しい《銀河眼》!銀河の光の導くところ、新たな世界が開かれる!!天孫降臨、アーマーエクシーズ召喚!!現れろ、新たなる光の化身!!《ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン》!」

 

 

『ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ ドラゴン』

光/8/ドラゴン/攻4000

このカードは「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン」以外の自分フィールドの「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。

①:1ターンに1度、このカードの装備カードを2枚まで対象として発動できる。

そのカードをこのカードの下に重ねてX素 材とする。

②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手 フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

「《FA-フォトン》は、《銀河眼》とつくモンスター・エクシーズを使ってエクシーズ召喚出来る!エクストラデッキからのモンスター効果を持っているのは、貴様のモンスターだけではない!」

「これが…」

「新しい《銀河眼》…!」

 

 雄々しく雄叫びを上げる《ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン》。その姿に、全員が目を奪われた。

 

「俺は《FA・フォトン》の効果発動!オーバーレイユニットをひとつ使い、相手フィールドの表側表示のカードを1枚破壊する!!【ギャラクシー・サイドワインダー】!!」

「それは出来ないんだな。ビフロンがエクシーズ召喚されたターン、相手はフィールド上のカード効果は使用出来ないんだな」

「くっ…!」

 

 カイトは歯軋りした。これでは、せっかく《FA・フォトン》を出した意味がない。

 

「(ならば、次のターンに賭ける…!)俺はこれでターンエンドだ」

 

 

 

【カイト】

LP3700/手札×2

 

モンスター

『ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン』

 

魔法・罠×0

 

 

 

「僕のターン、ドローなんだな」

 

【ベフェール】手札2→3

 

「うーん…」

 

 引いたカードを手札に加え、ベフェールは思案顔だ。

 

『カイトの場には、攻撃力4000のギャラクシーアイズ。対してべフェールのモンスターの攻撃力は3500…』

「普通にやってもまずギャラクシーアイズは倒せねえ…」

「カイト・・・」

 

 デュエルを見守る遊馬たち。そのとき、しげみがガサガサと揺れた。

 

「!?」

「なんだ!?」

 

 全員がいつ敵が来てもいいようにデュエルディスクを構えた。遊馬もまた、小鳥を背にやって目をこらす。

 

「やっと着いたぜ…」

「王様早すぎですわっ…」

「お前いい加減その王様呼びやめろ」

「ナッシュ!?」

「シャーク!!」

「ルゼちゃんも!!」

 

 が、しげみから姿を現したのは、凌牙とルゼ。それに全員が力を抜いた。

 

『ん・・・?シャーク、姫はどうしたのだ?』

 

 アストラルが聞く。

 

「…彼女は……わたくしたちを行かせるために、もうひとりのベフェール様とデュエルを…」

『もうひとり?』

「ってことはやっぱりお前も分身か!」

 

 遊馬はベフェールを睨んだ。

 

「お前、姫をどうした!?」

「姫?……さあ、なんだな」

 

 ベフェールは首を傾げた。

 実は“もうひとりの姫”によって、ベフェールの記憶は不自然ではない程度に改善されている。が、それを遊馬たちが知るはずもなく、記憶を改善されている自覚もないベフェールが気づくわけもない。

 

「なんで二カ所に同じ奴がいやがる!?」

 

 凌牙たちが姫と別れたのは15分程前。仮にデュエルの決着が着いたとしても、いくらなんでも早すぎる。

 

「ベフェールは“怠惰”の神。自らの分身を作って行動させて、当の本人は滅多に動かないんだ」

「まさに“怠惰”っつーわけだ」

「うるさいんだなぁ!!」

 

 Ⅳの言葉に、ベフェールが怒りも露わに地団駄を踏む。

 

「分身でもなんでもいいが…とっととデュエルを進めろ。貴様のターンだ!」

 

 そしてターンを進めないベフェールにキレたカイトが、青筋を浮かべ、腕を組んで叫ぶ。

 

「おっと、そうだったんだな」

 

 怒鳴られたベフェール本人は、「そういえば」と手札に視線を落とす。

 

「うーん、そうなんだなぁ…」

 

 ベフェールは口をへの字にして、手札と数秒睨めっこをしたかと思うと、

「よーし、決めたんだな!」

 

うんっ!と、ひとつ頷きーーー…

 

「僕はぁ、ビフロン・ドラゴンでギャラクシーアイズに攻撃なんだなぁ!」

 

 なぜかのりのりで攻撃宣言をした。

 

「なっ、」

「はっ!?」

「マジか!?」

「攻撃力の低いモンスターで《ギャラクシーアイズ》に攻撃だと!?」

『一体何を考えているのだ!?』

 

 全員が目を見開く。カイト自身も、かすかに眉をつり曲げた。

 

(なにが狙いだ…!?)

「この瞬間、《DNo.76占星竜ビフロン》のモンスター効果を発動なんだな。オーバーレイユニットをひとつ使って、相手モンスターの攻撃力を、そのモンスターのランク×300ポイントダウンさせるんだな」

「なんだと!?」

 

 《ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン』 》のランクは8。つまり攻撃力は、2400ポイント下がる。

 

 

『ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン』

攻撃力4000→1600

 

 

「行くんだな《ビフロン》、【ホロスコープ・ジャッジメント】」

「・・・・・・ぐ、ぉぉぉっ!!!」

 

 カイトは一瞬、墓地の《オーバーレイ・ブースター》の効果を使うか考える。が、手札にあるカードを見て、ライフで受けることを選択した。

 

 

【カイト】LP3700→1800

 

 

「カイト!!」

 

 《FA・フォトン》が破壊され、カイトは勢いよく吹っ飛ばされる。大きくライフを削られ、カイト自身も身体的ダメージはあるだろう。

 しかし、カイトはなんとか立ち上がるとデュエルディスクを構え、デュエル続行の意志を見せた。

 

「カイト、大丈夫か!?」

「っ、問題ない」

 

 遊馬の問いに、カイトは一言素っ気なく答えた。

 

「うーん、僕は一枚伏せてターンエンド、なんだな」

 

 

【ベフェール】

LP3300/手札×2

 

モンスター

『DNo.67 占星竜ビフロン』

 

魔法・罠

伏せ×1

 

 

【カイト】

LP1800/手札×2

 

モンスター なし

 

魔法・罠 なし

 

 

 カイトは目を細め、手札にある魔法カードをみる。

 

(あのカードが来てくれれば…!)

 

 目をつむり、右手の人差し指と中指をデッキに添える。

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

【カイト】手札2→3

 

(このカードはっ…!)

 

 ドローしたカードを見て、カイトはふっと笑みを浮かべた。そのカードは、手札が少ないいま、願ってもないドローカード。

 カイトはすぐさま、そのカードをディスクにセットした。

 

「俺は手札より魔法カード《逆境の宝札》を発動!このカードは、相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在し、俺のフィールドにモンスターが存在しない場合、デッキからカードを2枚ドローする!!」

 

 

『逆境の宝札』通常魔法

相手フィールド上に特殊召喚されたモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。

自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 

 

(ここであのカードを引けなければ、次の奴のターンで俺は負ける)

 

 強く目をつむり、デッキに再度手を添える。

 

「(これが運命のドロー!デッキよ、俺に答えろ!!)ドロー!!」

 

【カイト】手札3→2→4

 

 しゃっと勢いよくデッキから2枚を引き抜く。そして目を走らせる。

 

「(来たっ!)俺は魔法カード《未来への思い》を発動!」

 

 ぱしぃっと引き抜いた1枚をディスクにおいた。このカードこそ、カイトが待っていたカードだった。

 

【カイト】手札4→3

 

「このカードは、墓地からレベルの異なるモンスターを三体、特殊召喚する!」

 

 

『未来への思い』通常魔法

自分の墓地のレベルが異なるモンスター3体を選択して発動できる。

選択したモンスター3体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効化される。

その後、自分がエクシーズ召喚を行っていない場合、このターンのエンドフェイズ時に自分は4000ライフポイントを失う。

また、このカードを発動するターン、自分はエクシーズ召喚以外の特殊召喚ができない。

 

 

「この効果で、俺は墓地からこのモンスターたちを特殊召喚する!来い!《フォトン・チャージマン》、《オーバーレイ・ブースター》!

そして《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》!!」

 

 

『フォトン・チャージマン』☆4

 

『オーバーレイ・ブースター』☆5

 

『銀河眼の光子竜』 ☆8

 

 

「《未来への思い》・・・・・・まさか!」

 

 はっと遊馬はカイトをみる。

 あのカードは、カイトが父親のフェイカーからもらった唯一のカード。 遊馬が知る限り、カイトがあのカードを使ったのはたった一度…WDCのⅤとのデュエルの時のみ。

 そしてあのとき、確かカイトはもう1枚のカードを使ってーーー…

 

「《未来への思い》で特殊召喚されたモンスターの攻撃力は0になる。さらにこのターン、俺はエクシーズ召喚しか特殊召喚は出来ず、エクシーズ召喚しなかった場合、4000のライフを失う」

「ふん…レベル不揃いでどうやってエクシーズ召喚するんだな?」

「こうするのさ!手札より魔法カード《シフトアップ》を発動!!」

 

【カイト】手札3→2

 

 

『シフトアップ』通常魔法

自分フィールド上の最もレベルの高いモンスター1体を選択して発動できる。

このターンのエンドフェイズ時まで、自分フィールド上の全てのモンスターのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる。

 

 

「俺のフィールドで一番レベルが高いのはレベル8の《銀河眼の光子竜》!よって《フォトン・チャージマン》と《オーバーレイ・ブースター》のレベルは、《銀河眼》と同じ8になる!」

 

 

『フォトン・チャージマン』

☆4→☆8

 

『オーバーレイ・ブースター』

☆5→☆8

 

 

「これでカイトのフィールドにレベル8が3体…!」

「ってことは…」

 

 

 カイトの、レベル8を3体使ってのエクシーズ召喚。となると、もう『あれ』しかない。

 

「行くぞ!俺はレベル8の《銀河眼の光子竜》、《フォトン・チャージマン、》、《オーバーレイ・ブースター》 でオーバーレイ!」

 

 カイトの身体を、赤いオーラが包む。

 

「3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

 

 宙に、渦が出現する。

 

「逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりてその姿を現すがいい!降臨せよ、我が魂!」

 

 カイトは出現した槍を手に持ち、それを構えた。

 

「《超銀河眼の(ネオ・ギャラクシーアイズ・)光子龍(フォトン・ドラゴン)》!」

 

 そして構えた槍を宙に向かって放つと、身体が赤と黒の二色になっている、1体のドラゴンが現れた。

 

「《超光子龍(ネオ・フォトン)》・・・」

 

 カイトの持つモンスター・エクシーズでも、最大の攻撃力を持つ竜。カイトとハルト、ふたりの兄弟の絆が生み出した《銀河眼》が、いま降臨した。

 

 

超銀河眼の(ネオ・ギャラクシーアイズ・)光子龍(フォトン・ドラゴン)

光/8/ドラゴン/攻4500

「銀河眼の光子龍」を素材としてこのカードがエクシーズ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする。

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

相手フィールド上のエクシーズ素材を全て取り除き、このターンこのカードの攻撃力は取り除いた数 ×500ポイントアップする。

さらに、このターンこのカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。

 

 

 ヌメロン・コードによって、大部分のカードの効果は変わっている。《超銀河眼の光子竜》のカード効果も例に漏れず変わっていたが、《銀河眼の光子竜》同様に全体的に強化されていた。

 

「《超銀河眼の光子龍》の効果発動!《銀河眼の光子竜》をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚に成功したとき、このカード以外のフィールド上の表側表示のカード効果を無効にする!【フォトン・ハウリング】!!」

 

 ごうっと《超銀河眼の光子龍》が砲口をあげた。

 

「よし、これでナンバーズ以外でも破壊出来る!」

「それにたとえビフロンに使ってない効果があったとしても、効果を使うことは出来ねえ!」

「カイトサマ、ヤルデアリマス!」

 

 やんやとオービタルがはやし立てるが、カイトは完全無視を貫いた。

 

「いくぞ、俺は《超銀河眼の光子龍》で《占星竜ビフロン》に攻撃!【アルティメット・フォトン・ストリーム】!!」

 

 主の命令に従って、《超銀河眼の光子龍》が《占星竜ビフロン》に光線を放つ。

 

【ベフェール】LP3500→2500

 

「げっほげっほ」

 

 ベフェールは巻き上がった煙を払いながら肩をすくめた。

 

「おっどろいたんだな、ナンバーズモンスターでもないのにそんな強力な力を持ってるなんて」

「当たり前だ。このカードは俺とハルトの…弟との絆のカードだからな」

「ふーん…でも、僕のDNo.はそう柔じゃないんだな!罠発動、《超新星》!」

 

 ベフェールの場に伏せられたカードが起きあがる。

 

「このカードは、自分フィールドのモンスター・エクシーズが戦闘、効果で破壊されたときに発動出来るんだな。そのモンスターを特殊召喚するんだな。来るんだな、《占星竜ビフロン》!」

 

 

『DNo.67占星竜ビフロン』

光/8/ドラゴン/攻2800

 

 

「この効果で特殊召喚されたモンスター・エクシーズは、自分のランクと同じレベルを持つんだな」

「モンスター・エクシーズにレベルだと!?」

 

く、とカイトは顔を歪めた。

 

(モンスター・エクシーズにレベルを与える効果…それに意味がないとは思えん)

 

 しかし、カイトのいまの手札では蘇生召喚された《ビフロン》をどうにかすることは出来ない。

 

「……俺はこれでターンエンド」

 

 

 

【カイト】

LP1800/手札×2

 

モンスター

『超銀河眼の光子龍』

 

魔法・罠

伏せ×0

 

 

「さあ、僕のターン。ドローなんだな」

 

【ベフェール】手札2→3

 

「おお?」

 

 引いたカードを見ると、ベフェールはにやりと笑った。

 

「んふふー、いいカード引いちゃったんだな♪」

「いいカード、だと?」

「なんだな!そのカードはぁ…」

 

 ぱし、とベフェールはカードをディスクに置く。すると、そのカードがフィールドに現れた。

 

「魔法カード、《占星蘇生》を発動なんだな!このカードは、墓地の《st》モンスターを一体、特殊召喚するんだな♪」

 

 モンスター蘇生カード。どうやらベフェールはここでそれを引いたらしい。

 

【ベフェール】手札3→2

 

「僕は自分の墓地から《st-アキレウス・ドラゴン》を特殊召喚するんだな!」

 

 

『st-アキレウス・ドラゴン』

光/7/ドラゴン/攻撃力2500

 

 

「そして魔法カード《レベル調整プラス1》を発動。フィールドのstモンスター1体のレベルをひとつあげるんだな。この効果で、『アキレウス・ドラゴン』のレベルを8にするんだな」

 

 

『st-アキレウス・ドラゴン』

☆7→8

 

 

「《超新星》の効果で、《占星竜ビフロン》はレベル8扱い…」

「つまりべフェールのフィールドには、レベル8のモンスターが2体・・・!」

 

 と、いうことは…

 

「僕は《アキレウス・ドラゴン》と、レベル8扱いの《DNo.67占星竜ビフロン》の2体でオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!!」

 

 とたん、空を闇が覆った。同時に、感じたことのない、重くて暗い、冷たい空気があたりを覆う。

 

「目覚めよ、DNo.44…死を司る竜よ。いま暗黒の力を持って、終末の帳を降ろさんーーー…《占星暗黒龍ビロンズ》!!」

 

 

『DNo.44 占星暗黒龍ビロンズ』

闇/8/ドラゴン/攻3000

 

 

「3体目のDNo.だと!?」

 

 カイトの顔が強張った。

 

「さーて、まずは《ビロンズ》の効果発動なんだな。オーバーレイユニットをひとつ使うことで、相手モンスター1体を破壊するんだな!」

「なんだと!?」

「さらにぃ!それがモンスター・エクシーズの場合、その攻撃力分のダメージを相手に与えて、さらに与えたダメージ分、僕はライフを回復するんだな♪」

 

 《超銀河眼の光子龍》の攻撃力は4500。カイトの残りライフは1600。

 

「これでお前は終わりなんだな!【ソロモン・ デッドスコープ】!」

「カイト!!」

 

 

 ーーーどかん、と一際大きな爆発音が轟いた。

 

 

 

...




閃光の決闘者でギャラクシーパーツが再録されたので、ギャラクシーデッキを作りました!

はじめは「破滅のフォトン・ストリーム」や「太陽風帆船」を入れていたんですが、やはり事故率高いですね・・・
いまはそれらを抜いた、41枚のデッキでなんとか落ち着いた・・・・・・と、思います。
え、オネスト?もちろん3積みに決まっているじゃないか(亜白龍相手にオネスト打って勝ちましたw)

ギャラクシーデッキだと、場にプレアデスとフェルグラント並ぶのは当たり前。
鬼畜?何を言うか。ビッグアイとトレミス並ぶよりはマシではないか(EM魔術師オッドアイズでやりました)。


ではでは~(・ω・)ノ
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