希望と絶望のアポカリプス√r   作:桜彩(さや)

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姫さんvsベルブくん二話目。
誤字脱字や感想、評価などなどしていただけると励みになります(笑)

ではどうぞ!


Turn06

【ベルブ】

LP 4000/手札×2

 

モンスター

『DNo.65 煉獄火焔獣ニコル』

 

魔法・罠

伏せ×1

 

 

 

「私のターン、ドロー!!」

 

【姫】

LP4000

手札 5→6枚

 

 

(ランク5で、攻撃力2200か・・・)

 

 ランク5のエクシーズモンスターにしては、攻撃力が低すぎる。

 

(確かこの世界のナンバーズには、同じナンバーズじゃなきゃ倒せないっていう効果がある。ならきっと、あのDNo.もナンバーズ以外での戦闘破壊は出来ないはず・・・)

「碧那、ナンバーズは…!」

「知ってるよ。“ナンバーズは同じナンバーズでなければ戦闘破壊出来ない”…でしょ?」

 

 姫は凌牙の言葉を遮って、言わんとしていることを先にいった。

 

「お前、ナンバーズのこと知ってんのか?」

「悪いけど、その話はデュエルが終わったあとでね、遊馬くん」

 

 ……さて。とりあえず、あのDNo.の効果。あれがわからないんじゃ、動きようもないんだけど…。

 

「(…まあ、ためらってても仕方ないか)スタンバイ、メインフェイズ。私は《E・HERO(エレメンタルヒーロー) シャドー・ミスト》を召喚!」

 

 

『E・HERO シャドー・ミスト』

闇/4/戦士族/攻撃1000

「E・HERO シャドー・ミスト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。

 

【姫】手札 6→5

 

「え、《E・HERO(エレメンタルヒーロー)》!?」

 

 あー、やっぱそういう反応?

 

E・HERO(エレメンタルヒーロー)・・・。私ははじめて見るカードだが、一体どんなカードなのだ?》

「さあ、俺もはじめてみるぜ。決闘(デュエル)庵の《ネオス》となにか関係あんのかな。あれも確か《E・HERO》だったろ?」

 

 うーん、遊馬おしい!!

 

「ばっか、授業でならったろ!E・HEROは伝説の決闘者のひとり、遊城十代が愛用してたデッキテーマだよ!!」

「しかもいまではどのカードも絶版というウルトラ級のレアカードだウラ!!」

「とどのつまり、そんなカードを持っているなんて、あの人いったい何者なんですか!?」

 

 テツオたちナンバーズクラブの面々にいわれ、遊馬は「あはは…」と苦笑いし、小鳥は苦笑、凌牙たち七皇はため息をついていた。それを見ながら、姫はふむ、と考えた。

 HEROデッキでデュエルすることにしたのは、単純にこれが一番回しなれていることと、勝率が高いからだ。

 

(HEROが絶版のウルトラレアカード、ねぇ…)

 

 まあ、エクシーズ召喚が主流ないま、融合主体のHEROはあまり使われないのかも知れないけど。

 

「(…とりあえず今はデュエルに集中しますか)さらに私は速攻魔法《マスク・チェンジ》を発動!このカードは、自分フィールドの《E・HERO》モンスター1体を墓地へ送り、送ったモンスターと同じ属性の《M・HERO(マスクドヒーロー)》をエクストラデッキから特殊召喚する!!」

 

 

『マスク・チェンジ』

速攻魔法

(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

 

 

「現れなさい、《M・HERO闇鬼》!」

 

 

『M・HERO闇鬼』

闇/8/戦士/攻2800

このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。

「M・HERO 闇鬼」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードは直接攻撃できる。その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。

(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

「そして、墓地に送られたシャドー・ミストの効果発動!このカードが墓地に送られた場合、デッキからシャドー・ミスト以外のHEROモンスター1体を手札に加えることが出来る!シャドー・ミストのこの効果は、時の任意効果じゃなくて場合の任意効果!つまり、タイミングを逃さず効果を発動出来る!!」

 

 しゃこっとデッキからでてきたカードを手札に加える。

 

【姫】手札 4→5

 

(ナンバーズはナンバーズじゃなきゃ戦闘破壊は出来ない。だけど闇鬼なら…!)

「バトルよ!私はM・HERO闇鬼で攻撃!」

 

 姫の攻撃宣言に、みんなが「えっ!?」と驚きの声をあげた。

 

「あっれれぇぇ?お姉さん、自分で言ってて忘れちゃったの?ナンバーズモンスターは同じナンバーズモンスターでなきゃ倒せないんだよ?」

「そんなの分かってるわよ、私の狙いはニコルじゃない!!闇鬼のモンスター効果発動!このモンスターは、自分の攻撃力を半分にすることで、相手プレイヤーにダイレクトアタックすることが出来る!」

「ーーー!」

 

 ベルブの目が大きく見開いた。

 

「ナンバーズはナンバーズでなければ破壊できない。だが、ダイレクトアタックならば…」

「ああ、確実に相手にダメージを与えられる」

 

 そう。いま姫の手札には、あのDNo.を破壊出来るカードはない。だけど闇鬼の効果を使えば、ダメージを与えることは出来る。

 

「すっげぇ!いっちまえーーー!!」

「もちのろん!いきなさい闇鬼!!ダイレクトアタック!!」

「っ、うわっ」

 

【ベルブ】LP 4000→2600

 

《闇鬼の元の攻撃力は2800…》

「ダイレクトアタックのために攻撃力を半分にしているが、それでも序盤で1400のダメージはでけぇな」

 

 ベクターが呟いた。

 

「…ふふ」

「…?」

 

 なに、笑って…

 

「いっやぁ~すごいね、まさかダイレクトアタックしてくるなんてっ!!お姉さん案外やるみたいで、ボクちょこーっとだけビックリしちゃったよ」

 

 いきなり何…?

 

「ねぇ、お姉さんもう終わり?なら早くボクにターン回してくれない?」

「・・・私はカードを一枚伏せて、ターンエンドよ」

 

 

【姫】

LP4000/手札×4

 

モンスター

『M-HERO闇鬼』

 

魔法・罠

伏せ×1

 

 

「いまのところは彼女が優位に立っているように見えるが…」

「ああ。だが、あのDNo.…なにかあるはずだ」

「だ、だけどあの人のフィールドにいるのは攻撃力2800の闇鬼なのよ?あのダーク…ナンバーズ?より攻撃力は高いし、そんな簡単にやられるわけ…」

 

 フィールドを見比べていうドルべとミザエルに、小鳥が攻撃力の差をあげる。

 確かに単純なステータスだけならば、ニコルよりも闇鬼が上だ。しかし、ランク5の割にステータスが低いというのは、効果に注意をしないといけない。

 《鳥銃士カステル》のようなバウンス効果や、《S(サイレント)H(オナーズ)Arc(アーク) Knight(ナイト)》のようなオーバーレイユニットに変換する効果。

 はたまた単純に自身のステータス強化…考え出したらきりがない。

 

「それじゃあ行くよ!僕のターン、ドロー!」

 

【ベルブ】手札2→3

 

「僕は手札から魔法カード《闇の誘惑》を発動するよ!」

 

 

『闇の誘惑』

通常魔法(制限カード)

(1):自分はデッキから2枚ドローし、手札の闇属性モンスター1体を除外する。

手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。

 

 

(手札補充カード…)

 

 姫もB(ブラック)F(フェザー)デッキで採用しているドローカードだ。手札に闇属性モンスターがいなければデメリットしかないが、BFは闇属性モンスターしかいないため、大したデメリットにはならない。

 先程ベルブが召喚していた《G-M》も闇属性。そこまでデメリットはないんだろう。

 

「闇の誘惑の効果により、僕はデッキから2枚ドロー!そして闇属性モンスターを1体除外する。ん~そうだなぁ・・・うん、これいーらないっと!」

 

【ベルブ】手札3→2→4→3

 

「まだまだ行くよー!さらに僕は、魔法カード《強欲で謙虚な壺》を発動!デッキトップを3枚確認して、そのうちの1枚を手札に加えて、残りはデッキに戻す!ただしこのターン、ボクはモンスターの特殊召喚は出来ない!!」

 

 

『強欲で謙虚な壺』

通常魔法

「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。

(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加える。その後残りのカードをデッキに戻す。

 

 

デッキトップ

→『終末の騎士』

→『G(グラトニー)-ギフト』

→『キラートマト』

 

 

(『終末の騎士』に『キラートマト』って…)

 

 二体とも、闇属性モンスターをサポートするためのモンスター。ということはつまり、ベルブのデッキはやはり闇属性モンスターが主軸…

 

「悩むな~うーん…よし決めた!僕は《G-ギフト》を手札に加える!!」

 

【ベルブ】手札3→2→3

 

「そして僕はニコルの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、さらに自分の場のカードを破壊する!」

「ーーー!」

 

 自分の場のカードを破壊って…いったいそれでなにを…

 

「そしてターン終了まで、相手のモンスター1体を除外する。そして、除外したモンスターのレベル、もしくはランク×200のダメージを相手に与える!僕が選択するのは、もちろん《M・HERO闇鬼》だよ!」

「なっ…!?」

 

 『闇鬼』のレベルは8。

 

「よって君には1600のダメージを受けてもらうよ?さあ、やっちゃえ『 ニコル!さっきのお返しだよ!【火焔弾】!!」

「っ…きゃあっ!?」

 

【姫】LP4000→2400

 

「碧那!」

「碧那さん!!」

「っつぅ~…」

「ニコルが効果を使ったターン、僕はバトルすることは出来ない。だけどまだ僕のメインフェイズだから、さっき手札に加えた魔法カード《G-ギフト》を発動するよ!墓地の《G-M(グラトニーモンスター)バアル》を除外して、デッキから2枚ドロー!」

 

 

『G-ギフト』

通常魔法

墓地の『G-M(グラトニーモンスター)』を1体除外し、デッキからカードを2枚ドローする。

 

 

「って、ちょ、また手札補充…!?」

 

【ベルブ】手札3→2→4

 

「僕はカードを1体伏せて、ターンエンドだよ」

 

 

【ベルブ】

LP2600/手札×3

 

モンスター

『DNo. 65 煉獄火焔獣ニコル』

 

 

 

 姫は、前のターン伏せたカードを見た。

 

「(発動するならーーー…今!)私はエンドフェイズ時に、永続罠《リビングデッドの呼び声》を発動!墓地の《E・HERO シャドー・ミスト》を攻撃表示で特殊召喚!!そしてシャドー・ミストの効果発動!シャドー・ミストが特殊召喚されたとき、《チェンジ》と名の付く速攻魔法カードを1枚、デッキから手札に加えることができる!」

 

【姫】手札4→5

 

「そしてあんたのターンが終わったことで、ニコルの効果で除外された闇鬼は戻ってくる!」

「それはどうかなぁ?」

「…!?」

 

 デュエルディスクをみる。デュエルディスクに表示されているのは…

 

「えっ…!?」

 

 表示されているフェイズは、すでに姫のターンのドローフェイズ。

 

「私のターンになってるのに、闇鬼が戻ってこない…!?」

 

 

 

“そしてターン終了まで、相手のモンスター1体を除外する”

 

 

 

 ニコルの除外効果は、ターン終了までのはず。確かにそう言っていた。それなのに何故、戻ってこない・・・?

 

「ふふふ」

 

 はっと顔をあげると、ベルブが面白可笑しそうにけらけらと笑っていた。

 

「いったいどういうことなの!?ニコルの除外効果はあんたのターン終了時までのはずでしょ!?」

「うん、そうだよ?」

「じゃあどうして…」

「言っておくけど、それはニコルの効果じゃあないよ」

 

 けらけらと笑いながらいうベルブ。

 

「ニコルの効果じゃないっていうなら、他になにがあるのよ!?」

「ふふ、じゃあ種明かししてあげよっか。答えはねぇ…こ・れ♪」

 

 そういてベルブが画面越しに表示したのは、1枚の罠カード。

 

「《異次元閉鎖》・・・?」

「そっ」

 

 ベルブがみせたのは、罠カード《異次元閉鎖》。でもそんなカードいつの間に…

 

(あっ…!)

 

 

 “僕はニコルの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、さらに自分の場のカードを破壊する!”

 

 

 まさか、と頭によぎるのは、ニコルの効果を発動した時に破壊された伏せカード。

 

「『ニコル』の効果で破壊したカードか!」

 

 姫が口にするより先に、凌牙が言う。するとベルブは、「ぴんぽんぴんぽんだいせーーかーいっ♪」と拍手をした。

 

「うん、そうだよ。王様の言うとーり!さっき僕がニコルの効果で破壊したのが、この異次元閉鎖。このカードは、次の相手ターン終了まで、お互いに除外されているモンスターを特殊召喚出来なくなるんだ」

「…!」

 

 

『異次元閉鎖』

罠カード

このカードのプレイヤーからみて次の相手のターンのエンドフェイズまで、お互いのプレイヤーは、除外されているモンスターを特殊召喚することは出来ない。

 

 

「というわけでぇ、ごめんねお姉さん。残念でしたぁ♪」

 

 ちっとも悪びれた様子もなく、ベルブはにっこりと笑って言った。

 

(それより…)

 

 DNo.といい、この《G-M(グラトニーモンスター)》、そして罠。OCGにそんなカードなかったし、まして姫が知っている「ZEXAL」の世界にもなかった。

 つまり、ベルブが使っているのは、間違いなく彼オリジナルのカード。

 

(勝てるの、私…?)

 

 どくん、と心臓がなった。

 さっきのあの痛み。まだ、さっきのニコルによる効果ダメージの痛みが体に残ってる。

 

(これって、闇のゲームじゃ・・・!)

「っ…」

 

 なに弱気になってんのよっ・・・!「負けないから」なんて大口叩いておいて、予想外のことが起きたからってデュエルを放棄するわけ!?

 

(分かってたことでしょっ…この世界の、こういうときのデュエルは互いの命をかけたものだって!)

 

 絶対に勝つ。あんなふうに、人の命をなんとも思ってない、まるでおもちゃかなにかのように言うような人には、絶対に負けたくない!

 

「そういえばあいつ…モンスターを召喚しても、デッキをサーチするから、手札が全然減ってねぇな」

 

 ギラグの言葉に、アリトが「ん?」と反応して、姫の手札を確認した。

 

「そういや手札はいま5枚か・・・」

 

 モンスターを召喚したにも関わらず、姫の手札枚数は初期枚数と変わらない5枚。

 

「つまり、それだけハンド・アドバンテージがあるってことか」

「ハンド・アドバンテージ…?」

 

 アリトとギラグの会話の意味がわからないのか、小鳥が首を傾げる。

 

「ハンド・アドバンテージというのは、手札の多さのことです。手札が多ければ、その分だけ打てる手も増えますから、手札が多い方が有利なんです。もちろん、手札事故を起こしていれば別ですが、ブラフ…はったりに使うことも出来ますしね。普通ならモンスターを召喚すれば、手札は減っていく…けれど彼女は、モンスターを召喚しても、モンスター効果でデッキからカードを手札に加えていますから、普通に考えれば、その分展開していくことも出来るはず… 」

「なるほど…」

 

 璃緒の説明に、小鳥が頷いた。

 

「・・・・・・私のターン、ドロー!!」

 

【姫】手札5→6

 

「あれあれぇ、お姉さんまだやるのぉ?」

「・・・悪い?」

「だーって知ってるんでしょ?ナンバーズは同じナンバーズじゃなきゃ倒せないって。どうやってもお姉さんに勝ち目はないじゃない?」

「言ってくれるじゃない…!だけど、私は絶対に負けない!」

 

 ナンバーズはナンバーズでなければ戦闘破壊出来ない。だけど、戦闘ダメージは通る。

 

(少しでもダメージを与える…?いやだめだ、私のフィールドにモンスターを残せば、またニコルの効果を使われる…)

 

 それを避けるには、ニコルをフィールドから除去するしかない。しかし、ナンバーズはナンバーズでなければ戦闘破壊出来ない。

 

「っ…」

 

 どうすれば…

 

(考えろ、どうすれば勝てるか…!)

 

 ニコルはナンバーズでなければ戦闘破壊出来ない。けれど、効果破壊やバウンスには無抵抗なはず。

 

(なら効果破壊かバウンスして…ううん、もし相手ターンでも発動できる効果だとしたら、チェーンでニコルの効果を発動される)

 

 チェーンされないで、ニコルをフィールドから除去する方法…

 

「ーーー!」

 

 はっとし、エクストラデッキに手を伸ばす。

 融合主体のこのHEROデッキには、エクシーズモンスターは3体だけ。そして…ナンバーズは2体。ベルブに勝つためには、そのナンバーズを使うしかない。

 

(ベルブに勝つためには、やるっきゃない!!)

「お姉さんまだぁ?」

「……」

「考えでも無駄だよ?だってナンバーズを持ってないお姉さんが、僕に勝てるわけないもん」

 

 でしょ?と少し首を傾げるベルブ。

 

「…それはどうかな?」

 

 それに対し、姫はうっすらと口元に笑みを浮かべた。

 

「あんたに初代決闘王の言葉を教えてあげる」

 

 

“決闘者には、手札の数だけ可能性がある”

 

 

「みせてあげる、これがその可能性の1枚!私は《E・HERO オーシャン》を召喚!」

 

 

『E・HERO オーシャン』

水/4/戦士/攻1500

(1):1ターンに1度、自分スタンバイフェイズに自分のフィールド・墓地の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。

その自分の「HERO」モンスターを持ち主の手札に戻す。

 

 

【姫】手札6→5

 

 

 姫のフィールドに並ぶ《シャドー・ミスト》と《オーシャン》に、ベルブは眉を歪めた。

 

「攻撃力1500のモンスターが、君の言う《可能性》?そんなモンスターじゃ、僕のニコルには適わないよ?一体なにをーーー…」

「慌てないでよ。っていうか余裕こいてられるのもいまのうちだからね!」

「なにを…」

「よーく見てみなさいよ!二体のモンスターのレベルをね!!」

 

 姫が言うと、ベルブははっとした表情をするーーーが、すでに時遅し、だ。

 

「行くわよ!私はレベル4のシャドー・ミストとオーシャンでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚!!」

 

 光の渦が現れ、そこへ二体のモンスターが吸い込まれていく。そして、眩しいほどの光を発した。

 そこから現れたのは、姫がもといた世界では、値段は張るものの、誰でも手にいれることが出来るエクシーズモンスター。けれど、この世界ではもう存在しないはずのモンスターだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「現れなさい、No.101!満たされぬ魂を乗せた方舟よ、光届かぬ深淵より浮上せよ!

S(サイレント)H(オナーズ)Arc(アーク) Knight(ナイト)》!!」

 

 バリアン七皇として覚醒した凌牙ーーー…ナッシュの、悲しみを背負った名誉ある方舟が、フィールドに姿を現した。

 

...




カステルやインフィニティが優先されるいまの環境ですが、
私が現在使っているHEROにはカステル・ダベリオン・Ark Knightの3枚のエクシーズモンスターが入ってます。

インフィニティは、HEROだとエクストラの枠とるので不採用。
今回はカステルよりArk Knightの方が攻撃力が高いということと、
姫さんの素性バラシのために方舟さんに登場してもらいました。

デュエル回は次回で決着……の、予定です。
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