:定陶太守府:会議室
「ねぇ華琳ちゃん」
「何かしら?伊砂」
華琳と差し向かいに座る少女・・・・に見える少年、名を張邈孟卓、真名を伊砂、れっきとした定陶の太守である。
「何で僕のところで悪巧みの相談をしようとしているのかな?」
「なんのことかしら?」
「僕が分からないとでも思ったの?孫策に劉備、死んだと思われていた王泰を含めた各勢力の主要人物たち・・・・華琳ちゃんは何をしようとしているの?」
「それは今からわかるわ、貴女も参加しなさいな」
「今呼び方がおかしく思えたのは気のせいかな?」
「気のせいよ」
そうこうしているうちに、ほかの面子がこの場へと入室してくる。
曹操軍からは華琳、蒼季、伯、春蘭、秋蘭。
劉備軍からは桃香、一刀、青焔、星、雛里。
孫策軍からは雪蓮、尚、香、白夜、鈴李。
がそれぞれこの場にいる、そして巻き込まれた伊砂。
「さて、七面倒な前口上も何も要らん、状況は把握している、単刀直入に話せ」
「ええ、霊帝崩御、袁紹がそれに乗じて動きそうだ、という情報は入ってきています」
「話が早くて助かるわ」
バン、と机を叩く華琳。
「恐らく袁紹のバカ・・・・面倒だから以後バカと呼ぶわ、あのバカは今洛陽を抑えている董卓を潰しにかかるはず、そこで・・・・三軍共同戦線を提案したいわ」
「成程」
「ふむ」
「一つ、宜しいでしょうか」
ピッ、と手を上げたのは鈴李だ。
「構わないわ、えーと」
「孫策軍筆頭軍師諸葛謹の副官、劉曄子揚と申します」
「それで劉曄、何かしら」
「共同戦線を組むには明確な目的と利点が無くば非常に難しいと存じ上げますが」
「最もな意見ね」
「曹操様と結ぶ事により、劉備様と主君孫伯符に対しいかなる利点が生じるのか、出来れば説明願いたく」
考え始める華琳、ここでの返答を間違えれば断る口実を与える、それは上手く無いのだろう。
「割り込むようで悪いが、一つ、目的に関して提案がある」
青焔が手を上げて立ち上がる。
「董卓陣営には優秀な人材が多い、董卓当人もそうだが『飛将軍』呂布、『神速』の張遼、『黒騎兵』張繍、『陥陣営』高順、軍師である賈駆、陳宮もそうだし何より『首切り』徐栄もいる、で今回は出来る限りそれらの人材を生かしたい・・・・それぞれが一軍を担えるに十分な実力を持つ猛者だからだ」
「ふむ」
「利点はこれらの人材を得られる事と共同作戦などを組む事で戦術を広く組める事」
「人材の振り分けは如何に?」
「早いもの勝ち」
「把握しました、ならば異論はありません、後は伯符様次第ですが・・・・」
視線が、雪蓮へと向く。
「前に皆で組んだ時は面白かったわ・・・・」
思い出されるのは黄巾の乱、三軍が手を携えた時は、まさしく敵無しだった。
「それがもう一度出来る、願ったりだわ・・・・これから先、敵対する事もある、だからこそ最後に一緒に戦うのもいいかなぁ、って思うのよね」
「劉備様は」
「私たちは元々出せる兵力が少ないですし、願ったりです」
「では固めの盃と行くか」
そういって青焔が、いつの間にやら持ってきた盃と酒を卓の上に置く。
「用意が良いわね」
「いや元々これ終わったら蒼季と飲むつもりだった」
「変わりませんねぇ」
「違いねぇ、どうせだからここにいる面子で飲もうや」
『賛成!!』
青焔に蒼季、伯、星、雪蓮、白夜ら三国の
:夜:張邈屋敷
「まぁ僕も一緒に行動させてもらうよ、兵士少ないからね」
結局四軍共同戦線になった。
「そうだ」
飲み始めて少しした頃に、青焔が思い立ったように。
「念のため各軍の出陣武将と兵数を確認しても良いか?互いに把握してた方が良いだろ」
その案に賛成した華琳、尚(雪蓮は悪酔いして話を聞いていなかった)、伊砂が陣容を書き記していく。
劉備軍:兵数一万
武将:劉備、北郷、王泰、関羽、張飛、趙雲、廖化、楽進、諸葛亮、鳳統、法正、馬良、馬謖
孫策軍(袁術軍):兵数三万
武将:孫策、孫権、袁術、諸葛謹、魯粛、黄蓋、張勲、甘寧、呂蒙、虞翻、潘璋、蒋欽、周泰、徐晃、劉曄、凌統、張嶷
曹操軍:兵数二万三千
武将:曹操、曹仁、曹純、夏侯惇、夏侯淵、荀彧、荀攸、徐庶、李典、于禁、曹休、鄧艾、許褚、典韋
張邈軍:兵数一万
武将:張邈、満寵、呂虔
「んー伊砂のところ将が少なすぎねぇか?」
「あはは、狭い領地だからね、三人でも何とかできてたんだよね」
「んー」
何やら、考え中の蒼季。
「何思いついた?」
「へ?」
「昔からの癖だぞ、何か思いつくと考え込むの」
「そうね、さて、何を思いついたのか教えてもらおうかしら」
「いやさ、どうせ三軍合同なら・・・・兵士と将を、ごっちゃまぜにしちまおうか、って」
「いやいやいや、それはいくらなんでも・・・・」
無いだろ、と一刀が言おうとした途端。
『面白い(な)(じゃない)(わ)!!』
青焔、華琳、雪蓮の三人が、同時に叫ぶ。
「とすると、だ配分とか考えなけりゃねぇよな」
「そうね、軍師と将の割合は・・・・」
「~♪楽しくなってきたわぁ」
と、無駄にやる気まんまんな三名と雛里、伯、尚ら三軍師の合議の結果、以下の編成となった。
孫、曹、劉、張連合軍:総兵力七万三千
第一軍:大将・王泰:兵力二万
武将:孫策、趙雲、曹純、夏侯惇、楽進、魯粛、徐晃、張飛、法正、鄧艾、満寵
第二軍:大将・曹操:兵力二万三千
武将:夏侯淵、廖化、関羽、黄蓋、潘璋、蒋欽、周泰、李典、于禁、曹休、諸葛亮、鳳統、徐庶、荀彧、荀攸
第三軍:大将・孫権:兵力三万
武将:劉備、北郷、馬良、馬謖、諸葛謹、袁術、張勲、甘寧、虞翻、劉曄、凌統、張嶷、曹仁、許褚、典韋、張邈、呂虔
「第一軍なんか完全突破力重視ですね」
「青焔に雪蓮に春蘭、鈴々・・・・暴走したら誰が止めんだコレ」
「大丈夫よ、榊に刺してでも止めるように伝えるから」
「二軍はひたすらに万能だな」
「秋蘭に愛紗に祭、何があろうとも動じないな」
「朱里に雛里に徐庶、荀彧、荀攸と一番軍師が集うしな」
「三軍は護り重視、と」
「氷影がいるならな」
「結構偏っていますね」
「だけれど考えうる限り最上の布陣よ」
「うむ」
この場の全員が、盃を片手に立ち上がる、音頭を取るのは満場一致で選ばれた青焔。
「これだけ豪勢な面子が揃ったんだ、やってやれねェ事は何一つ無ぇはずだ」
「あのバカに一泡吹かせた上で更に董卓軍の人材も全てあまさず引き入れてやれ!!!」
「乾杯!」
『乾杯!!!』
今、中華最強の同盟軍が、その歩みを進め始めた。
劉備、曹操、孫策、張邈の同盟軍・・・・戦力的に信じられない勢力ですよね。
次回からはいよいよ反董卓連合開戦です、個人的にやりたい戦いの組み合わせとしては王泰対呂布、夏侯惇対張遼、曹純対張繍、孫策対華雄、鄧艾対高順、関羽対徐栄という感じですかね。
それと青焔のフラグ本数ですが七本と言っていましたが五本に減らす事にしました、多すぎる気がしまして(本編萌将伝の一刀から考えたらそうでも無いんですがね)。
あと一人、誰とフラグが立つんですかねー♪