ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~   作:孤独なcat

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いよいよ加入します。

今更ですが、自分のスタイルとしては基本的にはセリフもアニメと同じようにしていますが、オリキャラとの兼ね合いも考えて少しアレンジをしたりしてます。

んじゃ、どーぞ。


1年生加入編 後半

オレと小泉さんは高坂の家に着いた。

 

穂乃果「いらっしゃいませー」

達川「遅れてすまん」

花陽「こ、こんばんは・・・」

穂乃果「あっ!達川君と・・・花陽ちゃん!?」

 

何故だか分からんが小泉さんは怯えてオレの背後に隠れる。

全く・・・可愛い小動物だなぁ・・・・。

 

達川「大丈夫だ。あいつは今はたぶん変質者じゃないから・・・。」

穂乃果「ちょっと『今は』って何さー!」

達川「あー、すまんすまん。とりあえず上がっていいか?」

穂乃果「あ、うん。私店番だからもう少し待っててー。」

 

 

 

オレは小泉さんと一緒に2階の高坂の部屋に向かおうとしたが・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれっ・・・・?部屋が2つあるのは分かっていたけど・・・どっちだったっけ・・・・・?

なんでこんな時に忘れるんだ・・・

 

花陽「先輩・・・どっちの部屋ですか?」

達川「えっ、あー、たしかこっちの部屋だったはず・・・」

 

と言ってオレは手前の方の部屋の戸を開ける。

しかし・・・ハズレだったようで・・・

 

??「ふんにににににににッ!このくらいになれれば……!!」

 

きゅうりパックをしながら体にバスタオルを巻いて、何というか、胸を必死に寄せていた少女の姿があった。てか、その少女誰や・・・?妹さんか?

女性って普段はあんな感じで胸を必死に大きく見せようとしているのか・・・?てことはオレがいつも見ている女性の胸部は誇張されたやつであってありのままではないってことか・・・?

 

オレは女性の闇を見てしまったと思い、とっさに戸を閉める。

 

花陽「先輩・・・どうしたのですか?」

達川「いや、すまん・・・女の闇を見ただけだ。」

花陽「や、闇・・・?」

 

オレは小泉さんの胸部をチラッと見る。まさか小泉さんも・・・いや、小泉さんに限ってそんなことはしないはずだ・・・!

オレは気を取り直してもう1個の戸を開く・・・。

 

 

海未「ちゃーんちゃちゃん♪ちゃーちゃらららら〜ん♪みんな〜ありがと〜♪ラブアロォーシュゥゥート!!!」

達川&花陽「「・・・」」

 

オレはとっさに戸を閉めた。

オレはさっきのよりヤバいものを見てしまったようだ。あの園田が1人でライブを想定しての練習・・・!?しかも最後のラブアローシュートって・・・園田の必殺技か・・・www

でも恥ずかしがり屋の園田が誰もいないところであんなことしていたとは・・・。

 

小泉さんは気まずそうな顔でこちらを見つめてきた。

 

花陽「せ、先輩・・・」

達川「だ、大丈夫だ。あれは・・・その・・・幻覚だ。」

 

そう小泉にも自分にも言い聞かせていたら・・・何か不穏な空気が後方からしてきた・・・。

 

バンッッッ!!!!!

 

園田が勢いよく戸を開けて異様な雰囲気を放ちながら部屋から出てきた。すると、今度は最初に見た部屋からも高坂の妹と思わしき少女が出てきた。そう・・・つまりオレと小泉さんは挟み撃ちにされたのだ。不良どうしの挟み撃ちならどうってこともないが、女子となると・・・無理だ。

 

海未&??「「見ました・・・?」」

 

オレと小泉さんは何もすることができなかった。

 

??「あなたたち・・・特にそこの男子誰ですか?」

達川「あ・・・オレは音ノ木坂の2年の達川だ」

雪穂「わ、わたしは高坂雪穂です。穂乃果の妹です。」

達川「そうか、すまなかったな。許せ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店番が終わった高坂がこっちに来たことによってなんとか事態を収拾することができた。

 

花陽「ご、ごめんなさい・・・」

穂乃果「ううん、いいの。こっちこそごめん。でも海未ちゃんがポーズの練習をしていたなんてねぇ~」

海未「ほ、穂乃果が店番でいなくなるからです!」

達川「ラブアローシュート・・・」ボソッ

海未「や、やめてください!!!」

 

園田の黒歴史誕生か・・・?

 

ことり「お邪魔しまーす!・・・ん?」

花陽「あ、お、お邪魔してます・・・」

 

遅れて南が入ってきた。小泉さんと目が合うと同時に駆け寄った。

 

ことり「え!もしかして本当にアイドルに!?」

達川「いや、たまたま店に寄っただけだ。ところで高坂。今日のおやつは何だ?」

穂乃果「フフーン・・・穂むら名物穂むらまんじゅう、略してほむまん!美味しいよ!」

達川「ほほう・・・美味そうだな。」

 

オレはほむまんを食べる。高坂の言う通り本当にうまい。いや、オレが今までで食べた饅頭のなかで一番うまい。

 

ことり「穂乃果ちゃん、パソコン持ってきたよ」

穂乃果「あ、ありがとうことりちゃん。」

海未「それで、ありましたか、動画は?」

達川「動画・・・?何の動画だ?」モグモグ

海未「はい、私もよく分からないのですが、ライブの時に誰かが撮っていたみたいで、それが動画サイトに載っているらしいのです。」

 

動画か・・・そういえば会場設営の時にはライブの録画に関しては全く頭に入っていなかったな・・・。ありがたいことには変わらんが、誰が撮ってくれたのだろうか・・・?

いやー、それにしてもほむまん美味いわ

 

穂乃果「あ、そうだ!忘れるとこだった!そういえば今日、家に帰ったらこんな手紙が届いてたんだよー」

 

と言って高坂がその手紙とやらを見せる。その手紙は・・・おそらくパソコンで打ったものだと思われる。

 

 

 

 

 

 

『µ’sのライブを動画で見させてもらった。ダンスに関してはズレがあったり視聴者でも分かるようなミスが目立つところもあった。歌に関しては会場が大きかったのか分からないが声が小さかったように思える。だから、ダンスに関しては体全体の動き(アップダウン)を体に叩き込み、それができたら足、手の動きを意識して習得すると良いだろう。歌に関しては、まずは腹式呼吸の練習をしたら良いだろう。そしたら声量が上がる。最後に1つ。µ’sの方々は技術こそはあまり高くないものの、アイドルそのものを心から楽しんでいるのが分かる。これはアイドルをやるうえでとても重要な要素である。その心は忘れないように。』

 

 

 

 

 

 

 

 

ふむふむ、割と技術的なアドバイスをくれたな・・・。ま、ありがたい。しかしこれも誰なんだ・・・。動画の件にしろ手紙の件にしろ、犯人は校内にいるはずだ。前者に関してはあの時ライブにいた人しか動画を撮れないはずだからだ。しかもあの時講堂にいたのは音ノ木坂の生徒だけだ。後者に関しては、高坂の住所を知ってるのは高坂の友人か穂むらの常連だ。しかし穂むらの常連は年寄りがほとんどでアイドルの動画を見たとは考えにくい。高坂の友人で且つ高坂がµ’sとして活動してることを知っているのは音ノ木坂の生徒しかいないからだ。 

 

 

とりあえず動画を見ることにした。

 

ことり「誰が撮ってくれたのかしら?」

海未「それにしてもすごい再生数ですね」

達川「けっこう多くの人が見てるんだな・・・。」

穂乃果「こんなに見てもらえたんだぁ・・・」

 

高坂、南、園田が動画を見てライブを振り返っているなか、、オレは小泉さんのほうをチラッと見る。小泉さんは・・・かなり真剣な目つきで動画を見ていた。よほどアイドルが好きなのかな・・・。

 

穂乃果「あ〜ごめんね花陽ちゃん。そこじゃ見づらくない?」

 

高坂が気にして声をかけているが、小泉さんはい真剣に見ていて全然耳に入っていないように思えた。

どれだけ夢中になってんだよ・・・。

 

海未「小泉さん!」

花陽「は、はい!」

穂乃果「スクールアイドル、本気でやってみない?」

 

小泉さんは驚いていた。しかし、小泉さんをスクールアイドルに勧誘するには良いタイミングとも思える。

 

花陽「えっ?でも私・・・向いてないですから・・・」

海未「私だって人前に出るのは苦手です。だから向いているとは思えません」

ことり「私も歌を忘れちゃったりするし運動も苦手なんだ」

穂乃果「私もすごいおっちょこちょいだよ!」

 

3人は自分の欠点を小泉さんに打ち明けた。高坂だけ自信満々に言ってたけど、欠点って自信満々に言うものなのか・・・とも思いながらオレも何か言う。

 

達川「ま、オレもサポート役でありながらアイドルに関する知識はゼロに等しい。」

花陽「で、でも・・・」

ことり「プロのアイドルなら私達はすでに失格。でもスクールアイドルならやりたいっていう気持ちを持って自分達の目標を持ってやってみることはできる!!」

海未「それがスクールアイドルなんだと思います」

穂乃果「だからやりたいって思うならやってみようよ!」

海未「最も、練習は厳しですが」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「!・・・失礼」

 

おいおい、最後の園田の言葉で半分台無しになったじゃないか・・・。

 

達川「まあ・・・、そういうことだ。小泉さん。」

花陽「えっ・・・」

達川「小泉さんがアイドルが大好きなのはライブの時から分かっていた。ならやってみればいいんじゃないかなって思う。オレたちがやってるアイドルはスクールアイドルであってテレビに出てるようなプロのアイドルじゃない・・・。だからそんなに難しいことは考えなくてもいい。大好きだから、やりたいから・・・そんな感じの気持ちで全く問題無いんだ。」

花陽「!!!・・・」

達川「ま、ここからは・・・小泉さん次第だ。小泉さんが考えに考えた結論を後日オレたちに教えてくれ。」

ことり「わたしたちはいつでも待ってるから♪」

 

 

当初オドオドしていた小泉さんは今では笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の放課後、オレたちは普段通り屋上にいた。

その練習開始前に昨日のことを高坂が話してきた。

 

穂乃果「花陽ちゃん来てくれるかな・・・」

達川「それは小泉さん次第だ。・・・でも結果がどうあろうとオレたちは受け止めなきゃいけない。」

海未「それって・・・まさか・・・」

 

オレは黙って頷く。

 

達川「そういう可能性も無くは無いんだ。・・・でも小泉さんだって真剣に考えたうえでの結論をオレたちに伝えてくれるはずだ。だからこそ、その結論がたとえオレたちにとって良かろうが悪かろうが受け入れるべきなんだ。」

3人「「「・・・」」」

 

3人は黙り込んでしまう。でも仕方ないことだ。

 

達川「ま、今オレたちにできることは小泉さんを信じることくらいかな・・・。あとは普段通り練習することだな。」

海未「その通りですね・・・」

穂乃果「うん。花陽ちゃんを信じよう!」

ことり「うん!」

 

 

 

 

 

日が沈みかけ、空がオレンジ色になっているときに・・・小泉さんがやってきた。

 

 

 

・・・・星空さんと西木野さんに両腕を拘束されて

何があったんだよ・・・

 

ことり「つまり、メンバーになるってこと?」

凛「はい。かよちんはずっとずっと前からアイドルをやってみたかったんです」

真姫「そんな事はどうでもよくて。この子、結構歌唱力あるんです」

凛「どうでもいいってどういう事?」

真姫「言葉通りの意味よ!」

 

星空さんと西木野さんの言いあいがヒートアップする。

あの・・・ホントにここに至るまでに何があったの?

 

花陽「わ・・・私はまだ・・・なんていうか…」

凛「もういつまで迷ってるの?絶対やった方がいいの!」

真姫「それには賛成。やってみたい気持ちがあるならやった方がいいわ。さっきも言ったでしょ?声を出すなんて簡単!あなただったらできるわ!」

 

西木野さんは小泉さんの肩を掴んで言った。すると今度は星空さんが小泉さんの肩を掴む

 

凛「凛知ってるよ。かよちんがずっとずっとアイドルになりたいと思ってたこと!」

花陽「凛ちゃん、西木野さん・・・」

 

西木野さんと星空さんは微笑む。そして背中をポンって押した。

オレはこのタイミングで立ち上がって小泉さんに尋ねる。

 

達川「小泉さん自身はどう思ってるんだ?昨日の結論を是非ここで聞かせてほしい。」

 

オレは昨日の結論をここで言うよう催促する。

すると、小泉さんは深呼吸をしてオレが小泉さんとの会話で聞いたことのないくらい大きくはっきりとした声で応えてくれた。

 

花陽「私・・・私、小泉 花陽と言います。1年生で背が小さくて声も小さくて人見知りで得意なものは何もないです。でも・・・でも、アイドルへの想いは誰にも負けないつもりです!だから私を・・・μ'sのメンバーにしてください!!」

 

小泉さんの顔をよく見ると目に涙があった。よほどの覚悟を決めたんだなって思う。

オレは高坂たちの方向を見て2回ほど頷く。それを見た高坂たちは小泉さんの方まで歩み寄った。

 

穂乃果「こちらこそ、よろしく!」

 

高坂は右手を差し出す。

笑顔で迎えられた小泉さんは握手するように穂乃果の手を握る。小泉さんは夕日が当たってるせいかとても輝いて見えた。

 

凛「良かったね〜かよちん!」

真姫「何泣いてるのよ・・・」

凛「だって・・・あ、西木野さんも泣いてる!」

真姫「わ・・・私は別に泣いてなんか・・・」

 

西木野さんはこの状況でもツンデレであった。

 

ことり「それで、2人はどうするの?」

りんまき「「えっ?どうするって・・・えーっ!?」」

海未「まだまだ部員は募集中ですよ!」

 

海未とことりは2人に手を差し出し、2人はしばらく考える。

 

達川「やってみたい気持ちがあるならやってみたらどうだ?」

 

オレは西木野さんが小泉さんに言った言葉をそのまま2人に向かって言う。

 

りんまき「「・・・はい!」」

 

2人は南、園田の手を握る。

こうして、µ’sは6人(+α)になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、早速1年生を交えた初めての朝練が始まる。。

オレが到着したときにはすでに1年生組は揃っていた。なんだか騒がしいなぁ・・・。

 

凛「あ!達川先輩だ!おはようございまーす!」

真姫「おはよう・・・ございます」

花陽「おはようございます」

達川「んぁぁ・・・おはよう。若もんは朝から元気やなぁ・・・」

凛「先輩も元気出すにゃ!」

真姫「そうよ!年寄りじゃないんですから・・・」

達川「まあ、そうだな・・・あれ?」

 

オレはあることに気づく。なんと・・・小泉さんが眼鏡をはずしていたのだ。そのせいあってか可愛さがさらにアップしていた。

 

達川「小泉さん・・・コンタクトにしたのか?」

花陽「はい。に、似合ってますか?」

達川「あ、ああ・・・すごく似合ってるぞ。」

 

まさに天使降臨。南に並ぶ天使だ。

 

2年生組が集まってきて朝練が始まろうとしていたところで西木野さんがオレに話しかけてきた。

 

真姫「先輩・・・」

達川「ん?どうした?」

 

西木野さんは恥ずかしいのか顔が赤くなっていた。何を言ってくるのか?

 

真姫「た、たまにでいいから・・・勉強のこと・・・教えてください」

達川「あー、そのことか・・・。いいよー。フッ・・・まさかホントにオレに頼ってくるとは思わんかったわ。」

真姫「べ・・・、別に!私の周りに頭良い人があなたしかいなかったからです!」

達川「うむ。今日もツンデレ絶好調だな。良かった良かった。」

真姫「も、もう!イミワカンナイ!!!」

 

こうして朝練が始まった。




はい。終わりました。

しばらくアニメ本編からは離れてオリジナルストーリーを作ります。予告をしちゃいますと、達川が園田家に訪れます。理由は剣道と茶道をするためです。専門用語的なものが出てきますので、剣道と茶道に詳しくない方は読まなくてけっこうです。


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