ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~   作:孤独なcat

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にこにー加入します。



7人目のメンバー

高坂たちは追い出されてしまった。

だが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレは残っている。

何故かって?んー、よく分からんわ。

 

にこ「あんたはなんで残ってんのよ?」

達川「えっ、気づいてなかったんすか!?」

 

ウソだろ・・・。オレの存在が消えていただと・・・?オレってそんなに影の薄い人間だったか?

まあいい。でもオレは矢澤さんに関して少し引っ掛かることがあるから、それをはっきりさせるには良い機会かもしれない。

 

にこ「あんたも早く出てって!」

達川「まあまあ・・・少し聞きたいことがあるんで・・・」

にこ「何?」

達川「矢澤さん、あなた過去に何かありましたよね?」

にこ「ッ・・・!」

 

考えてみろ。最初矢澤さんはオレたちに解散しろだとかプロ意識が足りないとかって言ってきたものの、その時はどうもオレたちに嫉妬してるっていうか、羨望の眼差しでオレたちを見ていたように思えた。そして先ほどプロ意識ってやつを見せるよう要求したもののあんな冷めた雰囲気になった。それ故本人にとってプロ意識を分かっているつもりでいるのかもしれないが、実際は分かっていないといえる。でもそこまでアイドルに拘るってことはただ単なるアイドル好きってわけでもなさそうに思える。絶対過去に何かあったはずだ。

 

 

矢澤さんは深く溜め息をつくとオレに過去に何があったのかを教えてくれた。

 

 

矢澤さんが1年の時、スクールアイドルを同じ学年の人と結成していた。矢澤さんはプロになろうという高い目標を持って活動していたものの、ほかの部員は別に本当にアイドルになりたかったわけではなかったとのこと。それで矢澤さんについていけなくなって次々と辞めてしまい、矢澤さん1人になってしまった。

 

 

これではっきりした。

矢澤さんがアイドルに拘っていたのはアイドルが好きであるからってだけでなく元々アイドル活動をしていたからだ。そしてオレたちに解散しろって言ってきたのは矢澤さんのグループが解散してしまったのにµ’sは上手く楽しくやっていることにあまり快く思わなかったものの、それがまた羨ましかったのだと思われる。そうじゃないとオレたちのダンスや歌を批判するほど興味を持つはずがない。批判するってことはそれほど見てるってことだからだ。

 

 

にこ「まあ、私が周りをよく見てればそうならなかったかもしれないけどね。」

達川「・・・」

にこ「話は終わりよ。帰ってくれない?」

達川「分かりました。失礼しました。」

 

 

オレの間違いでなければ

おそらく矢澤さんは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

µ’sに入りたいっと思っているに違いない。

 

 

 

しかし、どっかの赤髪の人と同じで素直になれないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部室を出ると高坂たちの姿は無かった。まあ雨だから帰ったのかと思い、下駄箱で靴に履き替えようとしたところで高坂たちに会った。

 

達川「まだいたのか?・・・1年組は?」

穂乃果「先に帰らせたよ。」

海未「それで・・・にこ先輩と何を話していたのですか?」

達川「ああ・・・過去のことだ。」

穂乃果「あれ?達川君も?」

 

ん?『も』ってどういうことだ?

 

達川「もしや・・・お前らも?」

ことり「うん、副会長さんから聞いたの。部室から追い出されたときに偶然会って・・・」

 

東條さんの場合おそらく偶然ではない。東條さんはこうなると分かっていたのだろう。全く、あの人は何なんだ・・・。

 

とりあえず帰宅することにした。

 

 

ことり「中々難しいね、にこ先輩」

海未「先輩の理想は高いですから。私達のパフォーマンスでは納得してくれそうもありませんし、説得に耳を貸してくれる感じもないですし・・・」

穂乃果「そうかなぁ〜。にこ先輩はアイドルが好きなんでしょ?アイドルにあこがれてて私達にちょっと興味があるんだよね?それってほんのちょっと何かあればうまくいきそうなんだけど」

達川「具体性が無いぞ。」

穂乃果「それはそうだけど・・・」

 

また誰かの視線を感じた。前を見ると・・・矢澤さんがいた。そしてオレたちが矢澤さんに気づいたせいか逃げていってしまった。

 

海未「どうしましょうか?」

達川「追いかけても無駄だ。放っておけ。」

 

 

すると突然高坂がニヤニヤしだした。またろくでもないことを考えたのか・・・?

 

穂乃果「これって海未ちゃんの時と同じじゃない?」

達川「・・・?」

 

オレには何のことか分からなかった。

 

 

高坂が言うには、高坂が南と鬼ごっこしてたら、園田が木に隠れて高坂たちを見てたらしく、それを見つけた高坂が無理やり鬼ごっこに参加させていたという話をしてくれた。

 

海未「そんな事ありましたっけ?」

穂乃果「海未ちゃんすごく恥ずかしがり屋さんだったから」

 

なるほど・・・。昔は今よりもひどい恥ずかしがり屋だったわけだ。

 

海未「そ、それが今の状況と何か関係があるのですか?」

 

 

・・・ハハーン・・・・・・・・・・なるほど。

 

 

穂乃果「うん!ねぇ〜!」

ことり「ねえ〜!」

達川「どうやら・・・園田を除く全員が同じ考えを持っているみたいだな。そんじゃ、早速明日実行するか?」

穂乃果「もちろん!じゃあ、後でグループLI〇Eで作戦内容を流しておくね!」

達川「よーし、そんじゃー解散で。また明日ー。」

ほのこと「「はーい」」

海未「??」

 

園田だけピンときていないようであった。

 

 

 

 

 

*********************************

 

 

 

にこside

 

昨日は散々であった。µ’sの輩が部室に押し寄せてくるんだから・・・。

でも楽しそうにアイドルやってる彼女らが羨ましく思っているのは事実。でも・・・自分の過去と対比してしまうとどうも不快である。

 

 

部室の前に何気なく立っていると、後ろを通り過ぎていった生徒たちが、

 

「ねえねえ、近くにカフェができたんだって!部員誘って行ってみようよ!」

「マジで!行ってみよ!」

 

などと会話していた。

これが本来の女子高生の姿なのかもしれない。

 

私がもっと周りを見ていれば1人にはならなかったのかもしれない。

 

 

なんてこと考えながら扉を開けて電気をつけると

 

 

6人「「「「「「お疲れ様でーす」」」」」」

達川「こんにちは。部長さん。」

 

にこ「・・・え?」

 

そこにはµ’sのメンバーがいた。

 

・・・何で?

 

にこside out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

達川side

 

矢澤さんは呆然として立ち尽くしている。

 

穂乃果「お茶です!部長!」

にこ「部長!?」

ことり「今年の予算表になります。部長!」

凛「部長~、ここに置いてあったグッズ、邪魔だったんで棚に移動しておきました」

にこ「こら!勝手に・・・」

真姫「さ、参考にちょっと貸して?部長のオススメの曲」

花陽「な、なら迷わずこれを・・・」

にこ「あー!だからそれはだめだって!」

穂乃果「ところで次の曲の相談をしたいのですが部長!」

海未「ならば次の曲はさらにアイドルらしくした方がいいと思いまして」

ことり「それと振り付けで何かいい案があったらお願いしたいんですけれども」

穂乃果「歌のパート分けもよろしくお願いします!」

 

うわぁぁ・・・すごい攻められてるね・・・。流石に矢澤さんも混乱してる。

 

 

にこ「こんなことで押し切れると思ってるの?」

 

さてと、ここで本題に入りますか。

 

達川「いえいえ。とんでもない。オレたちはただ相談しているだけですよ。音ノ木坂アイドル研究部所属のμ'sの7人が歌う次の曲を。」

にこ「・・・7人?」

達川「単刀直入に言います。矢澤さん、オレたちにはあなたが必要です。アイドルの知識もあれば経験もある。オレたちにはそういう人がいなかったので是非入ってほしいのです。」

 

矢澤さんは3年生。アイドルの知識なら小泉にもあるものの矢澤さんはおそらくそれ以上。しかも経験もあるから尚更必要である。

 

 

にこ「厳しいわよ?」

穂乃果「分かっています!アイドルの道が厳しい事ぐらい!」

にこ「わかってない!あんたも甘々!あんたも!あんたも!あんた達も!あんたも」

 

何故か『あんた』の中にはオレも含まれていた。

 

達川「・・・オレも??」

にこ「当然よ!マネージャーも分かってないとダメよ!」

達川「は、はあ・・・。」

 

多少は分かっていた方がいいのか

 

にこ「いい?アイドルってのは笑顔を見せる仕事じゃない!笑顔にさせる仕事なの!それをよ〜く自覚しなさい!」

達川「あ・・・」

 

「「「「「「「??」」」」」」」

 

6人はオレを見つめる。

 

達川「矢澤さん以外はこれ書いた方がいいかも。」

 

と言ってオレは1枚の紙を見せる。

 

そう、入部申請書だ。アイドル研究部に入部すればオレたちの活動は部活動になる。

 

 

 

*********************************

 

 

入部申請書を生徒会にドヤ顔をして出したあと、早速屋上で練習することになった。

オレはその様子を見守る。

 

にこ「いい?やると決めた以上、ちゃんと魂込めてアイドルになってもらうわよ?分かった?」

6人「「「「「「はい!」」」」」」

にこ「声が小さい!」

6人「「「「「「はい!!!」」」」」」

にこ「じゃあ行くわよ!にっこにっこにー♡はい!」

 

え?それを練習するのかとオレは心中でつっこむ。

意味あるのか・・・?

 

「「「「「「にっこにっこにー♡」」」」」」

 

にこ「つり目のあんた。気合いいれて!」

真姫「真姫よ!」

にこ「はい!ラスト1回!」

「「「「「「にっこにっこにー♡」」」」」」

 

こうして見てみるとすごいシュールな光景だな・・・と思う。

よく見ると矢澤さんの目に涙がチラッと見えた。まあ嬉し涙だろうね。矢澤さんはその涙を拭うために一旦後ろへ向く。

 

「全然ダメ。あと30回!」

 

30回もやるのか!?とまたつっこんでしまった。

 

「「「「「え〜!!」」」」」

 

穂乃果「何言ってるの、まだまだこれからだよ!にこ先輩お願いします!」

にこ「よ〜し、頭からいっくよー!」

 

しばらく屋上で『にっこにっこにー♡』が響くのであった。

 




そろそろオリジナルストーリー入れたいな・・・

しかしもう少しはアニメ本編でしょうねぇ(白目)
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