ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~ 作:孤独なcat
さて、今回から学園祭編いわゆるµ’sが解散危機になる部分に突入します!
では、どうぞ!
夏休みが終わって数週間後。学園祭まで1週間とあと少しってところであった。
海未とことりで穂乃果を待っていたら、穂乃果が普段よりも慌ただしい様子でこちらのほうへ走ってきた。
穂乃果「すごいよすごいよー!!」
達川「朝から元気だな・・・どうしたんだ?」
穂乃果「ランキングがね19位に上がったんだよ!」
達川「19位・・・って19位!?そりゃすげえわ・・・」
穂乃果「すごいってもんじゃないよ!19位だよ!19位!ラブライブに出場できるかもしれないんだよ!出場できれば・・・きっと学校も無くならない!」
ことり「穂乃果ちゃん・・・」
海未「穂乃果・・・」
ことりも海未も相当喜んでいるようだ。穂乃果に至っては泣きそうになっている。
穂乃果「ラブライブだ・・・ラブライブだーーー!!!」
穂乃果は大声でそう叫んだ。
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学校に到着したら学校中でµ’sがラブライブに出場できるかもっていう話題で持ちきりであった。
ヒデコ「やったじゃん!クラスでも話題になってるよ!」
そう言ってきたのはファーストライブの時に手伝ってもらったヒデコとフミコとミカの3人(通称ヒフミトリオ)である。この3人には本当に感謝している。
穂乃果「くぅ〜ん」
ミカ「よしよし、よく頑張った!」
穂乃果はミカに頭や顎を撫でられている。何でだろ・・・一瞬犬に見えたが・・・。
フミコ「でもさー、私たちってラブライブに出るμ'sの初ライブを見た事になるんだよね?」
ヒデコ「感慨深いね!」
ミカ「うん!」
西島「オレもそのうちの1人だな。」
ヒフミ「「「?」」」
ヒフミの後ろから突如現れたのは西島である。彼にも感謝している。
達川「よお、西島」
西島「ういっす!そんにしてもすごいことになってるなー☆」
達川「まあな。それもヒデコ、ミカ、フミコ、西島のおかげだよ。」
西島「いやいやー、今後が楽しみで仕方ないよー☆」
奥から絵里が見えてきた。
絵里「穂乃果、達川君、おはよう」
穂乃果「あ、絵里ちゃん!おはよう!」
達川「おっす」
この光景を見た4人は驚いていた。特に西島が・・・
ミカ「ちょっと穂乃果!達川君!先輩だよ!」
西島「まさか・・・そんな関係になっていたとは・・・浅井に報告だな。」
達川「あのな・・・怪しい関係みたいな感じで見るのやめろ・・・。先輩後輩の概念無くしただけだから。」
ミカ「すごい芸能人みたい!」
西島「芸能人・・・フフッ・・・オレに名案がある。」
西島はヒフミトリオを集めてひそひそと何やら話している。
ヒデコ「なるほど!」
フミコ「それはいいね!」
ミカ「ちょっと待ってて!私たしか持ってたと思う!」
達川&穂乃果「「?」」
一体何する気だ・・・?
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穂乃果「えっ?サイン?」
西島「そうだ。これから有名になるんだから記念に1枚書いてくれ☆」
チラッと園田の方を見ると何故かモジモジしている。
西島「さっき、園田さんにも書いてもらったんだけどな・・・」
達川「どこだよ・・・」
色紙を見てみたら園田のサインがあった。ただ・・・小さすぎる。
達川「小さいな・・・。」
ミカ「でしょ・・・恥ずかしいからこれが限界だって言うのよ・・・だから穂乃果は大きく書いてね!」
穂乃果「う、うん!分かった!」
と言って穂乃果が書いたが・・・
穂乃果「ごめん・・・入りきらなかった」
ヒデコ「ホントあんた達極端よね・・・」
フミコ「さっき矢澤先輩にも頼んだんだけど・・・」
達川「どうせプライベートだからって断られたんだろ?」
フミコ「うん・・・」
達川「ハァ・・・オレらは芸能人じゃないんだがな・・・。」
穂乃果「あれ?そういえばことりちゃんは?」
たしかに学校に着いてからことりの姿を見ていない。
どうしたのだろうか・・・
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放課後
オレたちは練習の前にパソコンでラブライブに関する情報を見ていた。
穂乃果「うわぁ〜!ラブライブに出場出来たらここでライブが出来るんだ!」
凛「すごいにゃ〜!」
にこ「な〜にうっとりしてんのよ!ラブライブの…出場…ぐらいで・・・」
にこは泣きそうになっていた。本当は嬉しいくせに・・・
にこ「安心するのはまだ早いわ」」
達川「まあ、そうだな。確定したわけではないからな。」
絵里「その通りよ。にこ、達川君。」
穂乃果「あっ、絵里ちゃん。」
絵里と希が入ってきた。入って早々に絵里がアイコンタクトをしてきたので、オレは人気NO.1アイドルA-RISEのサイトを開けた。ここに集まる前から絵里がラブライブに向けた会議を軽くやりたいって言うのでオレはそこそこ準備しておいた。開いたサイトにはライブ映像中に「7日間連続ライブ決定!」と書かれていた。
穂乃果「7日間連続ライブ?」
凛「そんなに!?」
希「ラブライブ出場チームは2週間後の時点で20位以内に入ったグループ。どのスクールアイドルも最後の追い込みに必死なん」
絵里「20位以下に落ちたところだってまだ諦めてないだろうし、今から追い上げて、何とか出場を勝ち取ろうとしているスクールアイドルだってたくさんいる」
達川「まあ・・・要するに、オレたちの順位は19位だし、少なくとも20位以下のチームと入れ替わる可能性は非常に高い。現状維持かあるいはもっと上を目指して頑張らなきゃいけないってことだ。喜んでる暇はない。」
ラブライブ出場を目指してるグループはたくさん存在する。それ故に熾烈な争いになるだろう。
穂乃果「よし!もっと頑張らないと!」
絵里「とはいえ特別な事を今からやっても仕方ないわ。まずは目の前にある学園祭で精一杯いいステージを見せること。それが目標よ!」
確かにそのとおりである。とりあえず学園祭のことを考えよう。
にこ「よし!そうとなれば絵里!まずはこの部長に仕事をちょうだい!」
絵里「じゃあにこ。うってつけの仕事があるわよ!」
にこ「えっ?なに?」
えっ?にこにぴったりの仕事・・・?何だろうな・・・。
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ガラガラガラ・・・コロッ・・・
達川「なあ・・・なんで講堂の使用権がくじ引きで決まるんだ・・・?」
絵里「昔からの伝統らしくて・・・」
絵里が苦笑いしながらそう言った。どう考えてももう少し良い方法あるだろ・・・。どうやらオレたちに出番が回ってきたようなのでにこがズカズカとくじ引きの方へ歩く。頼むからハズレだけは引かないでほしい・・・。
にこ「見てなさい!絶対取るんだから!」
達川「うん、頑張れー。」
にこの顔がすごく引き攣ってて怖い。担当の人も怖がってるじゃん・・・。
穂乃果「にこちゃん頑張って!」
絵里「講堂が使えるかどうかで、ライブのアピール度は大きく変わるわ!」
変なプレッシャーかけちゃったな・・・。にこは決心したかのようにくじ引き機をぐるぐる回す。メンバー全員がその様子を見守る。
ガラガラガラ・・・
さあ、当たりかハズレか・・・・・どっちや・・・・・
コロッ・・・
当たりは金色らしいが出てきた色は・・・
白だった。
この瞬間、メンバー全員が態勢を崩して地面にうなだれた。オレは頭を抱えた。
本格的にヤバいぞ。
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穂乃果「どうしよー!!」
にこ「だってしょうがないじゃない!くじ引きで決めるなんて知らなかったんだから!」
凛「あー開き直ったにゃ!」
にこ「うるさい!」
達川「にこ、落ち着け。」
講堂が使えないのは仕方ない。結果はちゃんと受け止めなくてはならない。とにかく講堂の代わりとなる場所を考えなければならない。
花陽「うぅ〜、なんで外れちゃったの?」
希「にこっち信じてたんよ…」
にこ「うるさい!うるさ〜い!悪かったわよ!」
みなさんにこを責めてるが、にこを責めたところで何も始まらない。とはいえ代わりの場所をどうするか・・・。
ん・・・?そうだ!講堂の代わりになる場所が1つだけ存在するではないか・・・!
達川「いい加減気持ち切り替えろ。使えないのは仕方ねえだろ?代わりの場所探せばいい話だ。」
海未「じゃあ、どこで・・・?」
達川「それはな・・・
「「ここだ。(でやればいいよ!)」」
誰かと声が被ったと思ったら穂乃果であった。もしや穂乃果も同じ考えを持っていたのか・・・。
穂乃果「ここに簡易ステージを作ればいいんじゃない?お客さんがいっぱい来るし」
花陽「確かに人はたくさん入るけど…」
絵里「だけど、それなら屋上にどうやってお客さんをここに呼ぶの?ここだと、たまたま通りかかる言うこともないし…」
絵里が穂乃果に疑問を投げかけた。さて、穂乃果はどう答えるか・・・。
穂乃果「じゃあ大きな声で歌おうよ!校舎の中や、外にいる人達にも聞こえるような声で歌おう!そしたらきっとみんな興味を持って見に来てくれるよ!」
絵里「ふふっ。穂乃果らしいわ」
穂乃果…らしいか。たしかにその通りだ。
絵里「いつもそうやってここまで来たんだもんね?μ'sってグループは」
穂乃果「絵里ちゃん…えへっ!」
達川「そうとなれば決まりだ。ここに簡易ステージ作ってライブやるぞ。絵里、学校にある機材とかどうなってる?」
絵里「そうね・・・なんとも言えないけど、スピーカーの調子がおかしかった気がする。業者さんに頼もうと思ってるけど・・・。」
達川「そうか。なら心配無用だ。オレの知り合いに機械に詳しいやつがいる。だからステージ設営はオレに任せてほしい。」
絵里「分かったわ。任せたわ。」
ステージ設営となるとお決まりの4人に手伝いを頼む。それと今回はもう1人加わることになる。
達川「オレは一旦席を外す。先に練習しててくれ。」
絵里「分かったわ。みんな、練習始めるわよ!」
『はーい!』
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オレは〇INEを起動させてあの4人に連絡を取る。
達川『おっす。学祭でライブやるんだけど・・・手伝い頼んでもいいか?』
返信が5秒も経たないうちに来た。
ヒデコ『おっけー!(^^)!』
フミコ『任せて!!』
ミカ『うちらも手伝いたい!って思ってた』
西島『よっしゃ!』
達川『ありがとう。マジで助かる。詳細はまた後日知らせるよ。』
そしてオレはすぐさま浅井に電話をかける。
達川『もしもしー?オレだ、達川だ。』
浅井『おや?どうしたんだい?もしかしてエロ本を貸してほしいのかい?』
達川『ダラか、ちげえわ。ちょっと頼みごとがあんだよ。』
浅井『僕に頼みごとか・・・。高くつくよ?』
達川『そうか・・・音ノ木に入れる良い機会だというのに・・・』
浅井『何!?それはどういうことだい?』
達川『音ノ木にある機材の修理とか点検をしてほしいんだよ。どうだ?』
浅井『お安い御用さ!これでµ’sのメンバーと・・・グフフフフ・・・』
達川『変なことしたらタダじゃ済まさねえからな?』
浅井『わ、分かってるよ・・・じゃあ、また後日詳しいこと聞くよ。』
達川『おう、ありがとう。じゃ。』
浅井『はーい』
よし。これで役者がそろった。
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2日後
オレは浅井を音ノ木に呼んだ。一応生徒会を介して入校許可証を用意してもらった。
浅井「いやー、感慨深いね。合法的に女子高に入れる時が来るとはね。」
達川「はいはい。それよりも機材の修理頼んだぞ。」
浅井「分かってるって。」
オレは浅井を機材が置いてある倉庫へ案内した。するとそこには絵里と希がいた。
達川「あっ・・・どうしているんだ?」
絵里「達川君が頼んだ業者の人に挨拶ぐらいはしといたほうがいいかと思ってね。」
達川「なるほど。」
まさか絵里と希がいるとは思わなかった。当然浅井も知らないわけで・・・
浅井「どどどどど・・・どうもこんにちは!浅井和久です!µ’sの大ファンです!」
絵里「え、ええ・・・。ありがとう。見たところ高校生のようだけど・・・。」
浅井・・・どんだけ緊張してるんだよ・・・
達川「ああ、彼は高校生だ。」
希「てっきり浅井君が来るまで業者に頼んだんかと思ったわー。」
希の声を聴いた瞬間、浅井の様子が変わった。
浅井「はい。僕はµ’sの大ファンで、且ついたって普通で健全な男子高校生です!」
どこが普通だよ・・・この変態マッドサイエンティストが。
浅井「達川君、何か言ったかい?」
達川「いやいや何も言ってねえわ!」
おいおい、浅井ってエスパーだったっけ・・・
達川「浅井、絵里と希との会話はそれまでにしてとりあえず機材の方を見てくれ。」
浅井「・・・・・チッ」
達川「てめぇ今舌打ちしただろ!?」
浅井「ごめんごめん・・・で、問題の機材の方は・・・?」
絵里「ええ、ついて来てくれる?」
絵里が浅井を案内した。そして浅井は道具を色々とセットして作業に取り掛かった。
浅井「ふーむ・・・」
達川「何とかなりそうか?」
浅井「うん、大したことはないからそんなにかからないよ。」
達川「だそうだ。絵里、希」
絵里「ハラショー!学祭前に片付いて良かったわ!」
希「ステージ機材の方はこれで大丈夫そうやね。」
浅井「はい!この僕がいる限り大丈夫ですよ!」
希「ホンマ?それは心強いわー。」
浅井の奴、希と絵里が話すときだけ態度が偉く変わるな・・・。浅井が修理している間、絵里たちはオレと浅井の関係を聞いてきたのでそれに答えた。
希「なるほどなー、達川君と浅井君は中学の同期やったんかー。」
絵里「それにしても高校生であんなに機械に詳しいなんてね・・・驚いたわ。」
達川「まあ・・・半分あいつの趣味みたいなもんだからな・・・あっ、ちなみにお代の方はµ’s全員のサインでいいそうですよ。」
絵里「えっ!?ホント?」
達川「ああ。」
あいつはµ’sのことになったら目が無いからな・・・ここだけの話、オレが頼み事したら厄介な注文してくるのだ。
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真姫side
合宿後の夏休み中に作曲してみた曲があるので西島さんに聞いてもらっていた。
どうして作曲したかって?それは・・・暇だったからよ。別に学園祭でやろうと思っていたわけでは無いから!
西島「へぇ・・・なかなか良い曲じゃん。」
真姫「そ、そう・・・?ありがとう///」
西島「なんていうか・・・夏休み終わってから変わったな・・・。」
真姫「べ、別に・・・」
西島「またまたー☆」
合宿はみんなのおかげでµ’sのメンバーと本当に打ち解けるようになれたと思う。それに関してはみんなに感謝している。
すると後ろから突然誰かが入ってきた。
穂乃果「まーきちゃーん!!」
真姫「ヴェェ!穂乃果・・・何よ急に・・・」
穂乃果「えへへ・・・あれ?西島君もいる!」
西島「えっ?いや・・・まあ・・・オレはもう出るわ。そんじゃ。」
穂乃果「あ、うん!じゃあね!」
西島さんは慌てて出て行った。
穂乃果「それよりもさっきの新曲だよね!」
真姫「う、うん・・・そうだけど///」
穂乃果「じゃあ、学園祭は新曲も歌おうよ!」
真姫「ヴェ!?ちょっとそれ本気で言ってるの!?」
穂乃果「もちろん!さっそくみんなに言おう!」
真姫「ま、待ちなさいよー!」
しかし私の声は届かず穂乃果は部室に向かって走って行った。
全く・・・穂乃果は・・・
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しばらくして機材の修理が終わったように見えたが・・・
浅井「なあ、達川君」
達川「どうした?」
浅井「だいたいの機材の修理・点検は終わったけど、いくつか厄介なものがあってね・・・今持ってる道具だけでは直せないから後日また伺いたいのだが・・・」
達川「マジか・・・どうしようか、絵里。」
絵里「それは問題ないわよ。学園祭までまだ余裕あるからゆっくりやって大丈夫よ。」
希「浅井君、ホンマありがとなー。」
あー、また浅井の奴興奮してきた・・・
浅井「いえいえ!µ’sのためなら喜んで修理しますよ!なんならもっと修理必要なやつだしてください!」
希「お、おお・・・ありがとな・・・」
達川「おい、浅井。あんたの態度がいきなり豹変するもんだから困ってるだろが。」
浅井「・・・ゴホン!これはこれは失礼。とにかく困ったことがあれば僕にまで。」
絵里「ええ。ありがとう、浅井君。」
そう言って浅井は帰って行った。
絵里「それにしても変わった人だったわね・・・」
達川「まあ・・・でも悪いやつじゃないから。」
絵里「違うわ。そういう意味で言ったわけじゃないわよ。彼は良い人よ。」
希「まあステージ設営が楽になるんやない?男手が増えたと思えば。」
達川「そう・・・だな。」
まあ、あいつもステージ設営の際に必要になるかもしれないし、万が一の時は頼むとしよう。
絵里「あら、穂乃果からL〇NEが来てる・・・今すぐ部室に来てほしいみたいよ。」
達川「そうか、なら行こうか。」
希「そうやね。」
てことで、部室に向かうことにした。一体何があるのか・・・?
近日中に次のストーリーを投稿したいですが・・・難しいかもしれません。
では、また。