ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~   作:孤独なcat

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ついに真姫と西島がそういう関係だったのかが明らかになります。



真姫と西島

µ’sの復活ライブが終えた後、オレたちは部室にいた。

何故かって?それは復活パーティーをするためだ。

 

達川「そんじゃ・・・無事に復活したわけだし・・・にこ、一言頼む」

にこ「おーけー、分かったわ」

達川「・・・考えてたのか」

にこ「なんで悔しそうな顔すんのよ!?」

 

個人的には何言うか考えてなくて困る様子を見たかったが・・・

 

にこ「今失礼なこと考えてなかった?」

達川「考えてない考えてない」

 

エスパーかよ。怖いな・・・

 

にこ「それでは!µ’s復活を祝って・・・乾杯!」

9人「「「「「「「「「かんぱ~い」」」」」」」」」

 

こうして宴が始まった。

みんなワイワイガヤガヤ騒いで楽しそうである

 

ことり「ねえねえ達川君」

達川「ん?」

ことり「今回は・・・色々迷惑かけてごめんね・・・」

達川「ああ・・・もう気にせんでいいぞ」

ことり「やっぱり私は・・・みんなと一緒にアイドルやりたいから・・・最初からそう思ってたのかもしれない」

達川「おいおい・・・」

ことり「でもね、服飾の件は高校を卒業したらまた声をかけてくれるみたいなの。やっぱり中途半端すぎたかなって向こうの方も言ってたし。」

達川「そうか。それは良かった。」

 

高校卒業後にまた声をかけてもらえると知ってオレは少し安堵した。夢が叶う機会だというのにそれを捨ててここに来てくれたのだから、少しだけ悪いな・・・って思ったりしていた。でも、今やりたいことも夢も両方叶うとのことなのでことりにもオレたちにも大変喜ばしいし、安心した。

 

穂乃果「達川くーん」

凛「遊ぶにゃー!」

達川「はいはい。ことり、行こうか。」

ことり「うん♪」

 

しばらく穂乃果と凛の遊びに付き合うことにした

 

 

 

*********************************

 

しばらくして、例の人物がやってきた

・・・西島である。

 

西島「失礼しまーす・・・」

達川「おお、来たか」

絵里「あなたは・・・ええっと、たしか西島君かしら?」

西島「あ・・・はい。2年の西島です。」

穂乃果「でも、どうして西島君がここに・・・?」

 

全員突然の西島の登場に困惑している。なんせオレは西島が来ることを誰にも言ってなかったからな。

 

達川「オレが呼んだ。」

にこ「ええ!?」

花陽「でも・・・どうして?」

達川「まあ・・・聞いてくれ。なあ、西島」

西島「ん?何だ?」

達川「お前・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで真姫の曲を編曲していたんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員『えええー!!!』

 

穂乃果「えっと・・・編曲って何・・・?」

海未「簡単に言うと・・・曲にギターとかドラムとかの音を加えて賑やかにすることです。」

穂乃果「え!じゃあ、真姫ちゃんの作ったピアノの曲にいろんな楽器の音を加えたのは西島君ってこと?!」

達川「そうだ。しかもµ’sの曲全部だ」

穂乃果「えええー!!!」

 

西島は観念したかのような表情をし、頭をポリポリ掻く。

 

西島「はぁ・・・なんで分かった?」

達川「真姫から聞いた。」

真姫「・・・」

西島「あーあ・・・真姫ちゃんバラしちゃったか・・・」

真姫「・・・ごめんなさい。」

達川「いやー・・・あの時すごい形相で『陽翔は・・・私の曲を編曲してくれたのよ!』って言ったもんだからびっくりしたわ。」

真姫「ちょ、ちょっと・・・!」

 

すると隠れたところでひそひそと会話をしている声が聞こえた。

 

穂乃果「ちょっと陽翔って・・・」

凛「思いっきり呼び捨てだにゃ・・・」

にこ「まさかそんな関係になってたなんてね・・・」

 

そんな関係にはなってないだろ・・・たぶん

 

すると突然真姫が語りだした。

 

真姫「きっかけは陽翔が1人で音楽室に来た時よ」

 

 

 

*********************************

 

真姫side

 

達川先輩と西島先輩と音楽室に来てから経ったある日

私はいつも通り音楽室で自分で作った曲を弾いていたら突然誰かが入ってきた。

 

西島「演奏おっつかーれさーん!!」

真姫「ヴェェ!・・・な、なんですか?」

西島「いやいや、自分で作った曲にしてはかなりすごいなーって思って☆」

真姫「ッ!・・・何で私が作曲したものって分かったのよ?」

西島「そりゃ・・・昨日来た時に机に楽譜置いてあったじゃん。しかも書き直しとかたくさんしてある辺り作曲してるのかな・・・って思ったんだ。それに、今まで聞いたこともない曲だし。」

真姫「ヴェ・・・見られてたの・・・」

西島「恥ずかしがることなくないか?」

 

まさかあの時から分かっていたなんて・・・

私は髪をくるくるしてしまう。私の癖だ。

 

真姫「べ、別に・・・」

西島「よし、オレがこの曲を編曲して差し上げよう!☆」

真姫「へ、編曲!?」

 

突然何言いだすのよ!?しかも編曲ってたしか相当難しいって聞いたことがあるけど・・・できるのかしら?

 

真姫「か、考えておきます・・・」

西島「そうかい。んじゃ、明日また行くわ」

 

そう言って西島先輩は出て行った。

 

私はすぐに『編曲』についてググった。

そしたら、編曲家の条件は・・・

 

・様々なジャンル・曲調のアンサンブルを把握している

・メロディに適切なハーモニーをつけられる、それを論理的に説明出来るとなおよい

・様々な楽器の奏法、音色、音域について精通している

・演奏者用のスコアを書ける

・出来れば楽器が演奏出来るといい

・パソコンも出来る方がいいですもちろん

 

と表示されていた。あの人チャラチャラしてるくせに何気にすごいのね・・・

 

 

~*~

 

翌日

西島先輩が来た。

 

西島「よ!返事を聞きに来た!」

真姫「そ、そうね・・・編曲の件は・・・お願いします。」

西島「おお!」

真姫「ただし!私も編曲の作業の場に参加させてもらうわ!」

 

ただ、単純に編曲に興味があったのもあるけど、西島先輩が本当に編曲できるのかっていう疑問もあった。

 

西島「あー、なるほど。オレも真姫ちゃんに来てもらおうと思ってたし。ちょうどいい。」

真姫「え?あ・・分かったわ。」

 

予想外の返事に少し戸惑ってしまった。

 

西島「そんじゃ、今日早速オレの家に来てもらう。」

真姫「ヴェ!?今日!?」

西島「善は急げって言うだろ?」

真姫「そ、そうね・・・。」

 

こうして西島先輩のお宅にお邪魔したが・・・案内された部屋にはあらゆる楽器が置いてあった。

 

真姫「これ・・・全部演奏できるの?」

西島「勿論、それができなきゃまともな曲ができないからなー☆」

 

やはりこの人・・・相当な傑物かもしれない。

 

 

 

綿密に話し合いながら作業をすること3時間。やっと1つの曲ができた。

 

西島「いや~、すっげえ良い曲ができたな!」

真姫「そ、そうですね・・・」

 

西島先輩は私の好みに合わせてメロディーとかスコアとかを変えてくれたので私の好みの曲ができた。

 

真姫「そ、その・・・ありがとうございました///」

西島「おお!デレが出てきた!」

真姫「何よ!イミワカンナイ!」

 

こうして出来た曲名は・・・『愛してるばんざーい』

 

 

 

~*~

 

私は悩んでいた。

スクールアイドルをやろうとしてる人に達川先輩までもが私に作曲の依頼をしてきた。私はどうすべきなのか分からない・・・

 

そんなときに西島先輩が入ってきた

 

西島「おっすー・・・って暗いな。何かあったのか?」

真姫「先輩・・・」

 

私はさっき悩んでいたことを話すことにした。すると西島先輩は笑いながら話した。

 

西島「いや~、達川もカッコいいこと言うねえ☆」

真姫「・・・」

西島「ま、でもやればいいじゃん。アイドル曲の作曲をさ。」

真姫「どうして・・・ですか?」

西島「だって、音楽好きなんだろ?だったらやればいいじゃねえか?」

真姫「はぁ・・・西島先輩ってけっこう単純だったりします?」

西島「さあ?分からねえな。でも彼女らは本気だってことは分かってるけどな。まあ、作曲するんだったらオレも手を貸すぞ?」

真姫「・・・」

 

結局、私は作曲することになったが、作曲したCDを本人に渡すのは恥ずかしいので西島先輩に無理を言って渡してもらった。そして編曲の作業に入った。アイドル部の方々にピアノのみのCDを渡して翌日、西島先輩が編曲したもののCDを持って来てくれた。

 

西島「どうよ?注文ならいくらでも受け付ける」

真姫「そうね・・・」

 

私はアイドル部の練習の風景を見て思ったこととか私がこの曲に込めた思いを何とかして表現したかったので色々注文させてもらった。

するとその翌日・・・

 

西島「どうも・・・」

真姫「クマがすごいですね・・・」

西島「いや・・・ちょっと寝不足でな・・・」

 

どうやら寝る間を惜しんで私の注文に応えるべく編曲の作業をしていたようである。

こうしてアイドル部の作曲の件は片付いた。

 

西島「そういや高坂さんたちのファーストライブに行こうと思うが・・・どうだ?」

真姫「何故ですか?」

西島「そりゃ・・君の曲で彼女らは踊って歌うわけだし・・・見たいと思わないか?」

真姫「考えておきます・・・」

 

 

 

~*~

 

私がµ’sに入った時

 

真姫「ねえ・・・先輩」

西島「ん?どーした?」

真姫「私・・・スクールアイドル始めることにしたの」

西島「おお!そうか!頑張れ!」

真姫「だから・・・その・・・」

西島「?」

真姫「今後も作曲の手伝いとか編曲お願いしてもいいかしら・・・///」

西島「喜んで引き受けるさ!オレも・・・今が楽しいからな!」

真姫「そ、そう・・・ありがと///」

 

ただ、私には気になることがあった。

実は西島先輩は達川先輩を含めたµ’sのみんなには自身が編曲したことを言っていないのである。

 

真姫「あの・・・西島先輩って編曲したこと私以外のµ’sの誰にも言ってないのですか?」

西島「うん、言ってねえな。」

真姫「どうしてですか?」

西島「え?だって・・・言って何になるの?」

 

私はこの言葉に詰まった。µ’sの曲は西島先輩がいてこそ成り立つのに、µ’sのみんなはこのことを知らない。だからこそこのことを知ってもらうべきだと考えていた。究極的には・・・達川先輩みたいにµ’sのサポート役としてアイドル研究部に入るのも有りなのではと考えるようになっていた。

 

西島「オレは・・・変に人から意識されるのは好きじゃない。陰から支えるのが好きなのさ☆…そんなわけだからオレが編曲してることは公言しないでくれ。」

真姫「・・・」

 

正直、私はあまりこの応えに納得いかなかった。

 

 

 

~*~

 

『これからのsome day』のPVが取られた辺りの頃。

私は音楽室でパソコンを広げて完成したPVを見ていた。まあ・・・良い感じじゃないのかしら?

 

西島「どうもー☆」

真姫「ヴェ!」

西島「そ、そんなにビビらなくても・・・」

真姫「だって急に入って来るからよ!」

 

西島先輩はすまんすまんと言いながらパソコンを覗いてくる。

 

西島「へぇ~良い感じに出来上がったねー☆オレもあの時装飾頑張ったかいがあったわー。」

真姫「か、感謝してるわ・・・///」

西島「うお!ついに真姫ちゃんが素直になった!」

真姫「な、なに言ってんのよ!イミワカンナイ!」

 

 

もう・・・!毎回毎回何なのよ!

 

真姫「そういう西島さんもいつまでもあのこと隠す必要は無いと思うけど・・・。」

 

私はあの事をµ’sのみんなと達川先輩に言うよう提案してみた。するとさっきまでニヤニヤしていた西島さんは急に真顔になった。

 

西島「オレは隠れてやる方が性に合っているんでね。明かすつもりは無い。だから真姫ちゃんも誰にも言うんじゃない。分かった?」

 

今まで見たことのない目つきだったので少し怖かった。

 

真姫「わ、分かったわ・・・。」

西島「よぉーし!そんじゃ、また今度ー。」

 

そう言って西島さんは出てっていった。

 

 

 

真姫side out

 

 

 

*********************************

 

オレはただただ驚いていた。西島が編曲していたこともそうだが、オレが知らないところで西島が真姫と接触していたことに1番驚いていた。しかし、西島が隠れてµ’sに貢献していたってなるともしかしたら・・・絵里と希が加入する前に何回か来ていた『あの手紙も』・・・

 

達川「なあ、西島。もしかして穂乃果の家にたまに届いていたダンスとか歌の指導の手紙も・・・お前か?」

西島「ま、そうだな。察しが良いな、達川は。」

達川「・・・」

 

すると、突然にこが西島に質問した

 

にこ「そういえば真姫とあんたが名前で呼び合ってたけど・・・」

西島「ああ、あれはね・・・真姫ちゃんが突然オレのこと名前で呼んだから、これでいっかー☆って感じになって今に至る。」

真姫「ちょ、ちょっと///」

にこ「へぇ・・・」

 

にこが真姫をいやらしい目で見る。

 

西島「ま、合宿の流れでそうなったんだろうね。先輩禁止になったんだし。たぶん真姫ちゃんもその流れでそう呼んでしまったんだろうね」

達川「ふーん・・・」

絵里「でも、今まで曲を編曲してくれてありがとう。もっと早めに分かっていればね・・・」

海未「西島さん無しではµ’sはライブができなかったわけですね・・・。」

西島「それは言いすぎでしょ。オレも好きでやってたんだし☆」

 

すると、穂乃果が突然こんなことを言ってきた

 

穂乃果「じゃあさ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西島君もアイドル研究部に入っちゃおうよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西島「・・・・・・・・・・へ?何で?」

穂乃果「だって、西島君はµ’sの編曲家じゃん!つまり私たちには必要不可欠だし、アイドルの知識もかなりある。それに私たち2年には花陽ちゃんやにこちゃんみたいに詳しい人いないし・・・」

西島「いや、でもな・・・」

 

すると真姫が普段見ないような感じで話してきた

 

真姫「私も賛成よ!陰から支えるとか・・・そんなのもういいじゃない。堂々と私たちを支えてほしいわ!」

凛「凛もここに入ってほしいにゃ!たくさん遊びたいにゃ!」

花陽「私も・・・賛成です」

にこ「あんたがいればアイドルの話とかもっと盛り上がるし・・・ちょうどいい。」

絵里「私は・・・もっと曲のこととかも知りたい。是非西島君からも色々教わりたいわ。」

希「うちも賛成や。カードがそう告げとる」

 

他のみんなも西島の加入には賛成のようだ。

 

達川「おい、西島・・・

 

 

 

率直に言う。

 

 

 

オレたちはお前の力が欲しい

 

 

 

だから・・・ここに入部してくれ」

 

 

 

 

西島「フゥ・・・・・まあ、そこまで言われたらな・・・」

 

西島は顔を赤くしていた

 

 

 

西島「オレ・・・

 

 

 

 

入るわ!」

 

 

 

 

全員『おおー!』

 

 

 

 

こうして新たな仲間が加わった。

µ’sのサポート役は2人となった。 

 

穂乃果「ついでに・・・達川君のこと名前で呼びたいな・・・」

達川「・・・・・・・・・・・・・・え?」

穂乃果「だって、西島君は真姫ちゃんに名前呼びされてるじゃん?だから全員西島君と達川君を名前呼びするってのはどうかな・・・?」

達川「・・・」

 

名前呼びか・・・ぶっちゃけ『昌信』って名前で呼ばれるのは嫌いではないけど・・・好きでもない。

 

絵里「反対の人は?」

 

誰も手を挙げなかった。しかも全員潤んだ目でオレを見つめていた

 

達川「はあ・・・分かったよ。オレのことは名前で呼んでくれて構わん。」

穂乃果「やったぁぁーーー!宜しくね!昌信君!」

凛「宜しくにゃ!昌信君!」

達川「・・・///」

 

 

こうしてオレはしばらく名前呼びで弄られた。




何と、西島君がアイドル研究部に入っちゃいました!しかし西島君って何気にハイスペックだったりしますね・・・。そしてついに達川君が名前で呼ばれることになりました。

てことで、今後は私も彼らを昌信君、陽翔君と呼びます。

浅井が出てきたらどうするかって?さあ、知らん。たぶん彼らどうしでは名前呼びでしょうね(たぶん)

これで1期は終わりになりますが、次はオリジナルストーリー入れます。



ではー。
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