ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~ 作:孤独なcat
では、どうぞ
花陽side
今日は練習が休みだったので、真姫ちゃんの提案で1年生で部室で勉強をしていました。
凛「ううう・・・英語分かんない・・・」
真姫「英語は単語と文法を押さえれば大丈夫なんだから頑張りなさいよ。赤点ギリギリを
凛「ほーこー?」
花陽「えっと、さまようって意味だよ。」
真姫ちゃんが凛ちゃんを思って勉強会をやってくれたのだけど・・・テストもまだ先だし早すぎないかな・・・?
真姫「早すぎることは無いわよ」
花陽「ぴゃ!?」
え・・・心を読まれちゃった!?
真姫「勉強は隙間時間見つけてやっておいた方が楽だって昌信も言ってたし。」
花陽「そ、そうだね・・・」
凛「うう・・・あとちょっと・・・」
凛ちゃんすごく苦しそうだけど・・・頑張って・・・
凛「終わったにゃー!」
真姫「お疲れさん」
凛「ありがとにゃ!真姫ちゃーん」
真姫「ちょ、ちょっと!やめてよ///」
凛ちゃんは真姫ちゃんの頬っぺたを顔ですりすりした。私も・・・されたい・・・
外を見たら少し暗くなってた。もう帰った方がいいかもしれない。
花陽「もう遅いし帰る?」
真姫「そうね・・・あれ?」
真姫ちゃんは何かを見つけた。よく見たら昌信君の財布だった。
凛「これは・・・届けた方がいいかもしれないね。」
花陽「そうだね・・・真姫ちゃんはどうする?」
真姫「私も行くわ。」
ということで、3人で昌信君の家に行くことになりました。
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花陽「ここが・・・」
真姫「昌信の家ね。」
昌信君の家はアパートでした。そこの2階と聞いていました。
凛「でも昌信君の家初めてだからわくわくするにゃ!」
花陽「そうだね。」
真姫「まさか・・・家の中に入るつもりなの?」
凛「うん!」
凛ちゃん・・・昌信君の家に遊びに来たわけじゃないんだけどね。
花陽「じゃあ、押すね」
りんまき「「うん」」
私がインターホンを押したら昌信君が出てきました。
昌信「はーい・・・って花陽と凛と真姫か。どーした?」
花陽「えっとね、財布を届けに来たの」
昌信「マジか、どれどれ・・・ありゃ・・・これはオレのだわ。ありがとう。そうだ、せっかくだし少し上がりなよ」
凛「わーい!」
真姫「ちょ、ちょっと!もうこんな時間だし流石に悪いわよ」
凛「え!?真姫ちゃん昌信君の家に入りたくないの?」
真姫「ヴェ!?いや、そういうわけじゃ・・・」
昌信「まあまあ、とりあえず入りな」
真姫「じゃ、じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」
花陽「お邪魔します」
凛「やったー!やっと入れたにゃ!」
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昌信君の家に上がると少し小さめのリビングに少し奥に扉が2つあった。どっちかが昌信君の部屋なんだろうな・・・。でももう一方は誰の部屋かな・・・
昌信「まあ、とりあえず座ってくれ」
花陽「ありがとう。」
昌信「えっと、お茶はどこや・・・あったあった。」
昌信君はお茶を淹れて私たちにくれた。
昌信「ま、こんくらいしか出せんけど、我慢してくれ」
花陽「そ、そんな我慢って・・・」
凛「フゥ・・・暖かい・・・」
すると電話が鳴った。
昌信「すまん、オレだ。少し席外すわ」
そう言って、昌信君は奥の部屋に入っていった。
しばらくすると昌信君が入った方ではない部屋の扉が開いた。誰かが入っていたのかな・・・?でも、何だろう・・・。扉が開いた瞬間、何とも言えないようなオーラがあの部屋から感じられた。
凛「ね、ねぇ・・・何か・・・あそこの部屋だけ変だにゃ・・・」
真姫「そ、そうね・・・とてつもない負のオーラが感じられるわ・・・。」
凛ちゃんも真姫ちゃんも同じことを思っていた。
気づけば3人とも抱き合っていた。何故なら怖いから
凛「だ、誰か来るにゃ・・・」
花陽「お、親とかじゃないの・・・?」
真姫「でも、親であんな重い感じで来る人いないでしょ・・・」
そして扉の奥から誰かが出てきた。
ブルブルブル・・・・・・・・・・
私たちは震えが止まらなかった。
奥から出てきたのは・・・・・
目つきが悪くて
だぼだぼのスウェットとパーカーを着ていて
眼鏡をかけていて
手のひらだけでも血管が浮かび上がっていた
??「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まきりんぱな「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」
この時私は思った。
この人は
アキバで会ったような不良よりも何十倍も怖く、
もしかしたら昌信君でさえも勝てそうにないくらいに強そうな
殺し屋なのではないかと
私たちの恐怖はもうすでにMaxになっていた
??「・・・・・・・・・・」
殺し屋みたいな人はジッと私たちを見つめる。誰をヤろうか選んでいるかのように。
??「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おい」
まきりんぱな「「「きゃあああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」」」
もう何が何だか分からなかったので、声を聴いただけで悲鳴を上げてしまった。
昌信「何だ!?すごい悲鳴が聞こえたけど?!」
昌信君は私たちが見つめる先、すなわち殺し屋みたいな人を見た。
昌信「おいおい・・・女子高生相手にそんな怖い感じでいっちゃマズいだろ・・・・・・・・・・
兄貴。」
え?
兄貴?
真姫「兄貴って・・・」
昌信「ああ、オレの兄貴だ。」
まきりんぱな「「「えええー!!!」」」
花陽side out
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昌信side
まきりんぱな「「「申し訳ございませんでした!」」」
1年組は兄貴に謝っていた
??「いや・・・別に気にしてない」
昌信「まあ・・・これは兄貴にも非はあるから。気にすんなって」
花陽「うう・・・」
実際、見た目が若干、いやかなりアレな兄貴を見ただけで怖がる人は多い。花陽みたいな女子高生なら尚更だ。
昌也「いつも昌信が世話になってるな・・・兄の昌也だ。まあ・・・すぐ忘れてもらっても構わん」
真姫「忘れてって・・・変なの」
昌也「ん?」ギロッ
真姫「ヒッ・・・」
昌信「兄貴!目つき目つき!」
昌也「ッ!・・・すまん。」
女子高生相手に睨んでどうすんだよ!(無意識なのかもしれないけど)
昌也「・・・・・・・・・・邪魔したな。」
まきりんぱな「「「いえいえ・・・」」」
昌信「ん?レポートの続き?」
昌也「ああ・・・。さっさと片づける。」
そう言って兄貴は部屋の中に消えて行った
花陽「ねえ、昌信のお兄さんって大学生なの?」
昌信「ああ。そうだ」
真姫「へえ・・・で、大学はどこなの?」
昌信「東工大だよ」
真姫「東工大ね・・・・・
・・・って東工大!?」
昌信「すっげえ驚いてる・・・」
凛「そんなにすごい大学なの?真姫ちゃん」
真姫「ええ。少なくとも東大京大に次ぐレベルで数学と理科がえげつない問題が出ることで有名よ。」
昌信「ま、最初から頭良かったわけじゃないけどな。」
真姫「それって・・・どういう意味?」
昌信「だって兄貴・・・
昔は石川県で最強の不良だったし」
まきりんぱな「「「・・・」」」
すこしの間が無言のままであった。
真姫「まあ、あんな目つきだったら納得ね。」
凛「でも、今は普通の人なんでしょ?」
昌信「ああ、もう中身は完全に更生したよ。」
真姫「でも、よく不良で入れたわね。」
昌信「まあ、オレも良くわかんないけど・・・高2の時に『もう不良やめるわ』って突然言い出して狂ったように勉強しだしたんだよ。んで、2浪して東工大に入った。」
すると、また電話が鳴った
昌信「またかよ・・・面倒だな。すまん。また席外すわ」
花陽「うん。」
そう言って昌信君はまた出てって行った。
昌信side out
花陽side
花陽「フゥ・・・」
凛「どうしたの?かよちん」
花陽「ううん、昌信君のお兄さんって苦労人なんだなって思ったの」
真姫「そう・・・」
花陽「それにやっぱり人って見た目だけじゃないなって改めて思ったの」
昌也「そいつは・・・どーも」
まきりんぱな「「「「!?」」」」
いつの間にか近くにお兄さんが立っていました。
昌也「全く・・・アイツ余計なこと言いやがって・・・」
お兄さんは昌信君に呆れているようでしたが、何故か嬉しそうでした。
昌也「たしか・・・君たちはµ’sの人たちで間違いねえか?」
花陽「は、はい。」
昌也「キミたちには本当に感謝しているよ。」
まきりんぱな「「「!!!」」」
突然感謝されちゃいました。
花陽「い、いえ、別に私は特に何もしてないですし・・・」
凛「凛もいつも迷惑かけっぱなしだにゃ」
真姫「わ、私も・・・昌信にはお世話になってます」
昌也「まあまあ、そう畏まらんでも・・・。知らねえとは思うが、あいつはここに来る前はいつも孤独で笑顔無しだったからな。殴り合いの時くらいしか笑顔にならなかったし」
たしかに昌信君はケンカが強いです。そしてその時も笑っていました。
昌也「でも、キミたちと活動を始めてからはアイツは毎日が楽しそうに見えるんだ。人間らしくも見えてきたよ。」
真姫「そうなんですか?」
昌也「ああ。昔と比べてかなり生き生きしてるぞ。」
昌信「ったく・・・兄貴も余計なこと言わないでくれよ・・・」
いつのまにか昌信君がいました。
昌也「おお、すまんすまん」
昌信「つっても、もうこんな時間か・・・」
時計を見ると帰るにはちょうど良い時間になってました。
昌也「そうだ。これお土産に持っていきな。」
そう言ってお兄さんが渡してくれたのは煎餅のようなものでした
凛「これは・・・」
昌信「ああ、三作せんべいだ。金沢のお菓子だ。家着いたら食べてみてくれ。兄貴の大好物だ。」
まきりんぱな「「「ありがとうございます」」」
こうして昌信君の家をあとにしました。
昌信君自身とそのお兄さんの意外なところも知れた気がします。
一応、昌也の詳細書いときます
達川昌也
身長:184㎝
性格:昌信以上に寡黙。でも見た目の割に優しい。
容姿:度のない眼鏡をかけている。家では眼鏡を外している。
その他:東工大の学生。昔は『黒龍』と呼ばれ、石川県最強のヤンキーだった。昌信もその影響を少しは受けている。しかし今はもう更生して大学で真面目に生きているが、見た目だけは昔とそこまで変わらないようである。