ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~ 作:孤独なcat
西島の一時脱退から翌日
昼休みにオレと穂乃果、ことり、海未で集まって話し合っていた。西島に関してはハロウィンイベントのグループとSkypeで話す予定があるということで来なかった。
穂乃果「インパクト……インパクト……」
海未「いきなり路線変更を考えるのは無理がある気が……」
穂乃果「今の私達にはインパクトがないッ!!」
実際、メンバー個々のインパクトはあると思うけどな。
ことり「でも、インパクトって今までにないものというか新しさってことだよね?」
穂乃果「新しさかぁ……」
結局『新しさ』を何か出さなきゃということで絶賛悩み中。
オレ自身未だに何も思いつかない。
海未「それなら、まずこの空気を変える事から始めるべきなのかもしれません」
昌信「ほほう?」
海未「最近思っていたのですが、結成して時間がたった事で安心感が芽生え、少しだらけた空気が生じている気がするのです」
ことり「最終予選も近いし、みんなピリッとしてると思うけど……」
ことりの言う通り、最終予選が近くなってきたことで練習にも熱が入り今までとは少し違う雰囲気になっているとは思っていた。
それ故にメンバーがだらけているとはあまり思えないのだが…海未はどこを見てそう思ったわけか?
海未「そこの誰かさんは、この前生徒会の仕事もせずにどこにいましたっけ?」
穂乃果「はうっ!」
昌信「ああ、なるほどね……」
そーいやつい最近穂乃果が生徒会の仕事すっぽかしてμ’sの話し合いに参加していたことがあったな。あのせいでオレと西島が駆り出されて書類整理させられたし大変だったからな…。
海未「つまりそういうことです! やるからには思い切って変える必要があります!」
昌信「…何か案があると捉えていいか?」
オレの問いに海未は真剣な眼差しで口を開いた。
「そう、例えば―――、」
~*~
時は進んで放課後のグラウンド。
海未の案を聞いてメンバーが着替えるのを待っていると、9人の少女が走ってきた。
「あなたの想いをリターンエース! 高坂穂乃果です!」
1人はテニスウェアを着てラケットを振り回し、
「誘惑リボンで狂わせるわ! 西木野真姫!」
1人は体操競技リボンを華麗に振り、
「剥かないで! まだまだ私は青い果実……! 小泉花陽ですっ!」
1人は何かミカンの着ぐるみみたいなのを着てゴロゴロし、
「スピリチュアル東洋の魔女、東條希!」
1人はバレーボールとユニフォームを着こなした
胸部が強調されていてリアルな魔女な感じが…
「恋愛未満の科学式、園田海未です!」
1人は白衣と眼鏡をしながらいかにも理系って感じを出して、
「私のシュートで、ハートのマークを付けちゃうぞっ。南ことりっ!」
1人はラクロス装備を付けて天使ボイスを送付してきおった。これはあかん。
「きゅーっとスプラ―ッシュ! 星空凛!」
1人は競泳水着を見事に着こなし、
「必殺のピンクポンポン! 絢瀬絵里よ!!」
1人はチアダンスの格好を着ているせいもあって、スタイルの良さいつも以上に目立っている
「そして私! 不動のセンター、矢澤にこにこー!」
え、何故に剣道?顔見えんやろ…
「「「「「「「「「私達、部活系アイドル! μ'sです!」」」」」」」」」
昌信「………………」
何ていうか…色々ずれてる感じがして突っ込みどころ満載で言葉が出なかった。
にこ「というか私だけ顔見えないじゃない!!」
希「いつもと違って新鮮やね」
絵里「スクールアイドルって事を考えると、色んな部活の服を着るというコンセプトは悪くないわね」
穂乃果「だよねだよね!」
まさか皆さんこれで満足しちゃってんのか?
花陽「でも…これだと何か……」
にこ「ふざけてるみたいじゃない!」
穂乃果「そんなことないよ! ほらもう一度みんなでー!」
昌信「ええい、待たんかい!」
『?』
全員がオレの方を向く。
昌信「いくつか聞きたいことがある。」
穂乃果「何?」
昌信「まず1つ目、海未の格好はどこの部活だ?」
穂乃果「科学部だよ」
昌信「そんじゃ2つ目、花陽は何だ?」
穂乃果「うーん…たぶん演劇部?」
何で疑問形なんだよ…。
オレは頭を抱える
昌信「そんじゃ、最後に聞くけど………
マジでこれで舞台に上がるのか?シャレにもならんように思うがな。」
『………』
全員静まった。
色々思い返せばこれで舞台に出てもインパクトを残すことには繋がらんだろと考えた…と信じたい。
昌信「とりあえず部室に戻って考え直すぞ。海未の提案は却下だ。」
海未「ウウッ…」
~*~
部室に戻って再び話し合い…と行きたいところだが、どうもにこの機嫌は斜めのようだ。
にこ「一体これのどこが新しさに繋がるのよ!」
にこは机を叩きつけて怒鳴る
海未「すみません…提案した私は愚かでした…。」
昌信「落ち着け…良い気分転換になったと思って切り替えりゃいいだろ。」
にこ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!A-RISEがこうしてる間にも日々進化を遂げているのよ?!」
昌信「…」
実際にこの言う通りで言い訳もできん。
穂乃果「うーん…新しさ…新しさ…」
ことり「やっぱり見た目じゃないかな?一番わかりやすいのは」
絵里「衣装を奇抜なものにするとか?」
昌信「確かにそれが一番手っ取り早いだろうが、さっきので実証済みだろ。」
部活系アイドルは衣装を変えることで新しさを出そうとしたものの微妙な感じだったからな。他でやっても変わらんよ。
『うーん』
とうとう意見が出なくなってしまった
希「ほんなら、ウチがカードの知らせを伝えるしかないようやな」
昌信「…マジ?」
希「マジや」
希がカードを取り出す。あのお得意のスピリチュアルとやらで何とかするようだな。実際それに賭けてみるのも悪くはなさそうだ。希がカードをめくるとそこに書かれていたのは…
昌信「『CHANGE』ね…」
~*~
場所が変わって屋上
穂乃果「おはよーございまーす! あっ…ごきげんよう」
内容はメンバーの個性を入れ替えてみるというもの。CHANGEが出てきた以上こうしてみようってことになった。しかしあのお転婆の穂乃果が海未になるとはね…。
ことり「海未、ハラショー」
穂乃果「絵里、早いですね。」
ほのこと「「そして凛も!」」
ことりは絵里を演じている。まあとりあえず絵里はハラショーって言っておけば大丈夫だろ。
そして海未はまさかの凛を演じることになった。性格が真逆なだけにとても面白そうだな。
海未「ウウウ…ウウウ…無理です!」
穂乃果「駄目ですよ海未。ちゃんと凛になりきって下さい!あなたが言い出したのでしょ。空気を変えてみた方が良いと。さぁ、凛!」
何だろう。穂乃果の奴、無駄に海未になりきっている。これはこれで面白い。
海未は色々もう可哀そうであった。
海未「ウウウ…ウウウ…にゃあーーー!さあ!今日も練習行くにゃーーー!」
海未の中にある大切な何かが崩壊したようだな。
凛「ナニソレ、イミワカンナイ」
海未の凛真似に冷たく反応したのは凛である。そして凛は真姫を演じている。さすが普段真姫と一緒にいるだけあってクオリティが高い。
海未「真姫!そんな話し方はいけません!」
凛「面倒なヒト」
真姫「ちょっと凛!それ私の真似でしょ!やめて!」
慌てて出てきたのは真姫である。恰好からしてどうやら希を演じるようだ。
凛「オコトワリシマス」
真姫「ウ、ヴェェ…」
穂乃果「おはようございます。希。」
真姫「ウウ…」
どうやら真姫は希の真似をするのに躊躇しているようだ
海未「あー、喋らないのはずるいにゃー」
海未はもう完全に振り切ってるな。あとで色々後悔するだろう。
ことり「そうよ、みんなで決めたでしょ?」
真姫「べ、別に!…そんなこと…言った覚え、ないやん…」
穂乃果「おお、希、すごいです!」
なんやかんやで希の真似した真姫。ツンデレで言うデレを出したやつだ。
そんなこと思ってるとドアが開いた
花陽「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこー!青空も~、にこ!」
にこの真似を完璧にこなした。個人的に本家よりもこっちの方が好きだわ。
ことり「ハラショー。にこは思ったよりにこっぽいわね。」
花陽「にこ★」
にこ「にこちゃーん、にこはそんな感じじゃないよ~?」
にこはことりの真似のようだ。クオリティかなり高いしさすがにこって感じがする。ただ、ことりの普段の練習着を着てるから胸部に余裕が感じるのがマイナスかと思われる。
とはいえモノマネのクオリティ高いからアイドルよりも芸人の方が良いんじゃないか、とも考えてしまう。
希「やー!今日もパンが美味い!」
ことり「穂乃果、また遅刻よ」
希「ごめーん!」
急に現れたのは穂乃果を演じる希。とりあえずパン美味いって言っとけば大丈夫だろうね。
穂乃果「私って、こんな…?」
ことり「ええ。」
思わず素に戻っている穂乃果にことりは即答する。即答するあたりまあまあ毒が含まれてる感じがする。
絵里「大変です!」
穂乃果「どうしたのです?花陽」
甲高い声を出しているのは絵里。花陽のモノマネだ。
絵里「み、みんなが…みんなが~!…………変よ。」
すまんが、最初からそう思ってた。
~*~
またまた戻って部室
穂乃果「うう~マズイマズイ…。」
ことり「このままじゃ時間がどんどん無くなっちゃう」
海未「結局何も変えられないままですね…。」
メンバーの性格変えるだけじゃうまく行かないわけね…。
絵里「ねえ、ちょっと思ったんだけど、いっそのこと一度アイドルらしいイメージから離れてみるのはどうかしら?」
穂乃果「アイドルらしくなくってこと?」
花陽「例えばかっこいいとか?」
凛「あ、それいいにゃー!」
ことり「でも、かっこいいってどんな感じ?」
真姫「例えばロックとか?」
希「もっと荒々しい感じとか?」
昌信「ほほう…そんじゃ、あれとか?」
オレが指し示す方向にはBEL SPAZIOの写真が置かれていた。
にこ「いや、あれになろうなんて無理よ。」
BEL SPAZIOのメンバーは個性が強くて荒々しいというのが世間一般のイメージ。でもあれはあのメンバーだからできることであってオレたちがあれを真似するのは無理がある。
そーいや、ボーカル兼リーダーのハルって何んとなーくだけど誰かに似てるんだよな…。
まあいいやそんなことは
にこ「新しいというのは、そういう根本のイメージを変えること。」
~*~
真姫「本当にやるの?」
にこ「ここまで来て何怖気づいてるのよ!」
絵里「とにかく一度、反応を見てみないと…!」
昌信「…どうなるやら。」
部室での会議で出た案だがオレはどうしても怖くて賛成できなかった。でもやらなきゃ分からないってことでやることになってしまった。色々怖いのでオレは遠くから観察することにした。
ターゲットは西島とヒフミトリオ珍しく4人が一緒に帰っているのでその人たちにした。
穂乃果「よし、行こう」
ああ…この先面倒なことになりそう
穂乃果「はあぁーーーっ!皆さん、お久しぶりぃー!我々はスクールアイドルμ’sである!」
チェーンを持ったり顔のメイクを白や黒に塗ってデスメタル風の格好をしたことにより完全に闇落ちした女神μ’sが降臨した。
ああ、もうオレは知らん。
穂乃果「今日はイメージを覆す、アナーキーでバングなぁ!」
9人『新たなμ’sを見ていくがいい!!!』
イメージ覆し過ぎてもはや女神要素が消えた。そのせいでヒフミトリオは逃げていくし、西島に至ってはいつものにやけ顔が消えて真顔になっている。
西島はどういうつもりだ?と聞くつもりでオレを見てきたが、オレの表情を見て色々察したようだ。
この後理事長から呼び出し喰らって謝罪することになった。
~*~
場所が変わってファミレス。
いつも通ってるところである。
にこ「どうしてこうなるの!?」
にこの声が店内に響く。
海未「そうです!もっと真面目にインパクトを与えるためにはどうしたらいいか話していたはずです!」
穂乃果「最初は海未ちゃんだよ!色んな格好をしてみようって!」
海未「それは…ですがそのあとは穂乃果たちでしょ!?」
このままだとただの責任の擦り付け合いになってしまうのでオレが止める。
昌信「お前ら落ち着かんかい。みんなでやるって決めた以上誰のせいにしても埒が明かんだろ。これまでのことは置いといてこれからのことを考えろ。」
オレの声に全員黙る。
インパクトを求めすぎるあまり何か空回りしている感じがしてならん。どうもアイデアが違う方向に向かっている。
昌信「とりあえず衣装のことから考えてみるか」
衣装と聞いてみんなことりの方に視線を移す。
昌信「ことり、何かあるんか?」
ことり「うん。一応考えてはみたんだけど、やっぱりみんなが来て似合う衣装にしたいって思うんだ。だから…あまりインパクトは…」
にこ「でもそれじゃA-RISEには…!」
昌信「ふーむ…」
ことりの言い分は充分理解できる。無理にインパクトを求めたところで客に与える印象は下手したら困惑の方が大きい可能性がある。その点では変なインパクトは求めないっていうのもありだ。ただ変化していくこと自体は決して悪いことではないが、無理に変わったら組織全体が迷走しがちなイメージが多い。とはいえ、にこの言う通り日々進化していくA-RISEに追い越せるかってなると何とも言えん。こりゃ難儀なこったな…。
こんな感じで悩んでいると、そこに思わぬ人物が現れた。
陽翔「よぉ。ずいぶん行き詰ってるようだな。」
昌信「西島…。」
西島が出てきた。
昌信「お前、どうしてここに?」
陽翔「オレのグループもここで会議をしていたのさ。」
昌信「へえ…」
陽翔「そんで、何の話し合いしてたんだ?」
オレはこれまでの出来事を話した。
陽翔「うわぁ…こりゃ難しいな…。」
昌信「そこで1つ聞きたいが、お前のグループではインパクトを出すにはどうしてる?」
陽翔「いきなりこの質問か…」
西島は少し考えて口を開いた。
陽翔「ま、特に無いかな。」
昌信「ほほう。その心は?」
陽翔「ま、オレのいるグループは結成当初から個性が強すぎる奴らだからな。それらの個性を潰して路線変更するっていうのはグループにとっては大きなマイナスになるわけで、それなら各自の個性を活かした方が良いわけよ。個性は変えるもんじゃなくて活かすもの。それをモットーに1つの曲に全員が納得のいくように作曲してるわけだ。」
昌信「なるほどね…。」
陽翔「何ていうか、A-RISEがいるからとかって色々無理やり変えたら良くねえと思うんだ。周りのことは気にせずみんなで楽しく過ごせたらいいわけよ。その方が後悔しないと思うぜ。」
西島にしては珍しく良いこと言うじゃねえかって思った。どうも西島の言葉には普段のアホっぷりからは考えられないような説得力がある。
??「おーい西島!」
陽翔「おう!すまねえ!今行く」
声の方向を見ると図体のデカい男が立っていた。
にこ「あの男、どこかで見たことあるわね。」
にこがボソっと言ったが西島は気づいていない。
陽翔「そんじゃ、オレはまだ話し合いがあるからまた学校で。」
そう言って走り去っていった。
昌信「ま、色々思うところはあるかもしれんが、とりあえず今日はこれで解散だ。でも準備は進めなきゃいかん。そーいうことでことり、にこ、花陽はことりのイメージしてる衣装を作ってもらおう。」
にこ「え、何で私も!?」
昌信「まあいいからいいから。ことりよ、オレも行っても大丈夫か?」
ことり「うん、昌信君ならいつでもいいよ。」
昌信「ん、ありがと。」
~*~
本番はもう近い。
曲と振付は出来上がっているが衣装がまだなのが非常にマズい。インパクトを求めすぎた結果ことりの作業が追われる羽目になってしまったのは非常に申し訳ない。衣装作りが出来そうな人を集めて作業分担して衣装を作ってもらった方が良いと判断し、いつも家事をしているにこ、家庭的な花陽に手伝ってもらうことにした。オレも裁縫なら少しくらいならできるがあの3人からしたら足手まといになりそうなので超簡単なやつをやるか他の作業をするかになってしまう。
そんなオレはスーパーから何かしら買い出しをしていた。作業が長引く可能性もあるので差し入れみたいな感じで軽食と飲み物を買ってきた。
ことりの部屋に入ろうとしたとき
にこ「何で私たちが衣装作りやってんの?!」
にこの愚痴が響いた。
まあオレが半ば強制的に参加させたようなものだから仕方ない。
花陽「みんなはライブの準備があるから…」
にこ「よく言うわ。くだらないことで時間使っちゃっただけじゃない。」
確かに。客観的に見ればほんとにくだらんことをしたと思ってる。しかしそれを否定したのはことりだった。
ことり「そんなに無駄じゃなかったんじゃないかな?」
にこ「はあ?どこが?」
ことり「私は楽しかったよ。おかげで衣装のデザインのヒントももらえた。」
にこ「衣装係って言われて損な役回りに慣れちゃってるんじゃない?」
さすがにこれは言い過ぎだろって思った。
しかしにこ自身焦っているのはよく分かってる。おそらくこれは本心で言ってない。メンバーの中で一番A-RISEを意識をしていたのだから、これ以上差をつけられたくないって思ったのだろう。
ことり「私には、私の役目がある」
何か芯の籠った発言だ
ことり「今までだってそうだよ。私はみんなが決めたこと、やりたいことにずっとついて行きたい。道に迷いそうになることもあるけれど、それが無駄になるとは私は思わない。」
何か力が抜けていく感じがした。
ことり「ここまで来るのにいろんなことがあったよね。もちろん間違ったこともたくさんあった。でもその度にみんなが集まってそれぞれの役割を精一杯やり切れば素敵な未来が待っているんじゃないかな?」
この言葉を聞いて成長したな…って感じた。いつもみんなについてきたことりも意思をしっかり言えるようになっている。この衣装係だってことりが進んでやってくれた。適材適所って言葉があるようにことりは衣装、真姫は作曲、西島は編曲、穂乃果はリーダー、海未と絵里はまとめ役、オレはマネージャーというようにそれぞれが自分を活かせることをやっている。
希「安心した?」
希が不意にオレに問いかけてきた。
そーいや希もあとから行くってことりが言ってたな。
昌信「ま、そーだな。」
何も部屋から聞こえてこないということは、にこも納得したのだろう。
昌信「さて、オレたちも入りますかね。」
希「そやね。」
そう言って部屋に入る。笑顔でことりと花陽が迎えてくれ、にこは遅いと言いつつ作業に没頭する。これを見るだけで何となく安心してしまう。
オレと希が衣装作りに加わったことで5人になり、ハロウィンイベントに向け着々と準備を進めるのであった。
~*~
西島side
ファミレスを出てからオレはメンバーのうちの1人と話していた。
??「良かったのかい?μ’sの話し合いに居続けなくて」
そんなことかと思いつつ答える
陽翔「大丈夫だって。あいつらなら。」
??「そっか。それじゃ、オレたちはライブに向けて色々整えていこっか。
ところで
喉の調子は大丈夫かい? ハル」
陽翔「問題ねーよ。1年と半年くらい休憩したんだ。医者からも完治したって言われたし歌い方も喉の負担を軽減する方法を見つけたぜ。」
??「なら良かった。これなら久々のライブ、上手く行きそう。」
陽翔「おう★」
そんな会話をして夜中の町を歩いて行った。
いよいよBEL SPAZIOの正体が明らかになっていきます。