ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~   作:孤独なcat

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どうも、久しぶりです。



今回はちょいシリアスかな。

因みに恋愛要素ゼロです。


真姫の気持ち

ある日の放課後の部活動のにて

 

 

 

この日はオレ、穂乃果、ことり、海未、凛、花陽、希で練習していた。絵里は先生に呼ばれて遅れるとのこと、にこは家族の用事で早退、西島はというと・・・宿題のやり忘れで居残りとのこと。アイツ…マジで家で何やってんだ・・・。宿題くらい済ましとけ!いい加減にしないと海未がガチギレするぞ。

 

そういえば真姫からは何も連絡が来ていないな。一体どうしたのやら。

 

昌信「なあ、凛、花陽」

凛「なーにー?」

花陽「どうしたの?」

昌信「真姫のこと何か聞いてないか?」

凛「うーん特に何も聞いてないにゃー。あ、でも今日全然元気なかったにゃ。」

花陽「あ、うん。お昼の時とかどこかに行っちゃったし。」

昌信「そうか・・・。」

 

ならば体調不良か・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしたものかと思っていたら真姫が来た。

見る限る元気が無さそうだ。やはり体調不良か・・・

 

穂乃果「どうしたの?具合悪いの?」

海未「でしたら、今日は無理せず家で安静にしていた方が良いですよ?」

 

 

 

しかし次に発せられた言葉によりオレたちは言葉を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「私・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

µ’sをやめるわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何・・・だと・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、何て言った・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やめる・・・・・だと?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昌信「・・・」

穂乃果「何か・・・気に入らないことでもあったの?」

花陽「もしかして・・・おうちの人?」

 

花陽の言葉で真姫が首を縦に振った。

 

真姫「私・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

µ’sは続けられなくなっちゃったの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫の顔は悲しみで満ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「続けられなくなったってどういうことにゃ?!」

穂乃果「やめるってことだよね?!お願い!やめないで!まだ一緒にアイドルしたいよ!」

 

穂乃果が一生懸命に真姫を引き留める。しかし・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「ごめん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時の真姫の目には涙であふれていた。

 

 

 

真姫はそのまま走り去って行ってしまった。

 

昌信「・・・」

穂乃果「ちょっと!昌信君!黙ってないで何か言ってよ!」

昌信「・・・」

穂乃果「ねえ!」

ことり「落ち着いて!穂乃果ちゃん!昌信君も何か考えてるんだよ!」

昌信「練習はいったん中断だ。

 

 

 

 

 

部室で話し合う。」

 

 

 

~*~

 

 

少し遅れて絵里と西島がやってきた。にこにもダメもとで来るよう頼んだが、なんと来てくれた。

ということで真姫以外の全員が集まったところで3人に事の詳細を話した。

 

絵里「なるほど・・・こんなことがあったの・・・。」

にこ「しかし大変なことになったわね。」

陽翔「ほんそれ。マジ困ったな・・・。」

 

3人とも困惑している。そりゃ急に呼ばれて何かと思えばこれだからな。

 

昌信「父親に部活が知られてすぐにやめろって言われたみたいだ。」

絵里「もともと大変なお嬢様だからね・・・。」

陽翔「そーだな。西木野総合病院の院長の1人娘が何で音ノ木坂にいるのやら。」

昌信「それに関しては、地元に根を下ろすようにっていう親の方針だそうだ。」

陽翔「へえー・・・」

海未「医者になるよう期待されていたみたいですから、µ’sの活動は心外だったのかもしれません。」

 

ん?そーいえば海未も・・・

 

昌信「なあ、海未」

海未「はい、何でしょう?」

昌信「そう言う海未も園田道場の跡取り娘じゃねえか?」

海未「まあ・・・そうですね。」

昌信「看板の日舞もだし、剣道、弓道おまけに母親の趣味の影響あって茶道もやってるだろ?本来なら稽古がびっしり詰まった箱入り娘では・・・」

陽翔「でもさー☆箱入り娘にしては強すぎじゃね?☆この前なんて宿題忘れたくらいで鳩尾に拳一発喰らっtグファ!?」

 

西島がうるさ過ぎたため海未は言葉通りに鳩尾に拳を見舞ってやった。

 

絵里「まあ陽翔は少し置いといて・・・海未のご両親は大丈夫なの?」

海未「はい。穂乃果が誘ったなら大丈夫だろうと。」

絵里「な、なるほど。」

 

あの厳しそうな海未の両親でさえも穂乃果には甘くなるのか・・・。穂乃果すげえわ。マジで。

 

昌信「そんで、朝も部活終わった後の夜も稽古をやってると・・・?」

海未「はい。そう両親と約束しております。」

陽翔「oh・・・」

 

マジか・・・そのうえ勉強もしてるんだろ?そのうち過労で倒れるんじゃね?それ困るよ。マジで。

 

海未「話を戻しますと、真姫がµ’sを続けられなくなったのは医者になるための勉強が疎かになると両親が考えたから、ということになりますが・・・昌信はどう思いますか?」

昌信「え?何故オレ?」

海未「それは・・・µ’sの中でダントツで頭がいいではないですか」

絵里「それに3年でやるようなことまでもう分かるそうじゃない?」

昌信「・・・」

 

それでオレに振ったわけか・・・。ちなみに絵里の言ったことは本当だ。英語と数学なら高校でやる内容は既に全て理解してある。まあ、日々の勉強ってやつだ。

 

昌信「オレは・・・中学含めて高校2年まで特にやることなかったから勉強に充ててただけだ。真姫みたいに医者になるっていう明確な目標があって勉強していたわけではない。だから・・・説得力のある意見は言えない。」

 

勉強なんてやってりゃ、まあ損はねえだろっていう感覚でやってたからな・・・。

 

昌信「でも、敢えて言うなら・・・」

 

『?』

 

 

全員が改めてオレに視線を向ける。

 

 

 

 

 

~*~

 

 

翌日、オレたちは真姫の家に行くことにした。真姫の父親にはアポを取りオレたちと面会する時間を作ってもらった。

 

昌信「いいか。決して感情的にはなるな。もしそうなりそうになったらオレの独断で話を中断させる。」

絵里「そうね、感情をただ押し付けるだけでは絶対に納得してもらえないからね。」

昌信「そうだ。準備はいいか?」

全員『うん』

昌信「入るぞ。」

 

オレは呼び出しベルを押した。

 

 

 

ピーンポーン

 

 

 

この呼び出しベルの音が真姫をµ’sに戻す作戦の始まりとなった。

 

 

 

 

 

~*~

 

 

 

実を言うと、オレが真姫の父親に合うのは初めてではない。西島がディアブロと戦った際に入院したが、その病院が西木野総合病院で偶然にも真姫の父親が色々手当をしてくれたらしい。オレも出血した時に見てもらった。

 

昌信「こんにちは。今日はお忙しい中、時間を割いていただきありがとうございます。音ノ木坂の2年の達川昌信と申します。」

真姫父「いやいや、いいんだ。一応自己紹介しておくと、私が真姫の父親だ。君とそこの男子は・・・西島陽翔君だったな。たしかうちに入院していたときがあったよね?」

陽翔「は、はい!あの時はお世話になりました。おかげで今は元気に過ごせてます!」

 

西島って案外礼儀正しかったんだな・・・。

 

真姫父「そうか。元気になってなによりだ。・・・さて、本題に入ろうか。」

昌信「はい、真姫さんの進路に関してこちらからお願いがありましてこちらに伺わせていただきました。」

真姫父「ほほう?」

 

真姫の父親の眉がピクっと動いた。オレは臆することなく話を進める。

 

昌信「真姫さんと・・・一緒に活動させてください。お願いします。」

全員『お願いします!』

 

オレに続いてみんなが懇願する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫父「申し訳ないが、それはできない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま、そう言うとは思った。

 

 

 

真姫父「真姫には医学部に行くための勉強の時間がどうしても必要だ。それに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫がアイドルする必要は無いと思うがね?」

 

真姫お父親の言葉に凛とにこが反応する

 

凛「それは違うにゃ!」

にこ「真姫ちゃんは絶対に必要よ!」

昌信「おい・・・にこ、凛。落ち着け。」

にこりん「「・・・」」

 

オレは2人を黙らせる。気持ちはわかるがここで焦ってはいけない。

 

穂乃果「真姫ちゃん・・・いつも音楽室でピアノを弾いていました。」

 

真姫の父親は穂乃果に視線を向ける。

 

穂乃果「私、とても感動して・・・きっとすごく音楽が好きで、ピアノを弾くことが大好きなんだなって・・・

 

 

 

 

 

 

だから・・・好きなことを止めないであげてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫ちゃんが・・・アイドル活動をすることを許してください!」

 

 

 

 

そう言った刹那、真姫がオレたちがいる部屋に入ってきた。

 

真姫「みんな・・・」

 

 

 

 

 

昌信「これはあくまで個人の考えですが・・・」

 

 

 

オレは真姫をチラッと見て言葉を続ける。

 

昌信「我々が知っての通り、真姫さんは医者になるのが夢だと思います。おそらく真姫さんが父親の姿を見てそのようになったのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、父親の知らないところで真姫さんは様々な夢を持つようになったと思います。」

 

真姫父「・・・」

 

昌信「父親のような立派な医者になりたいという夢

 

 

 

ずっと友達と一緒にいたいという夢

 

 

 

そして・・・みんなでアイドルをやりたいという夢

 

 

 

 

 

 

でも・・・自分で実現したいって思ったことを今諦めさせるっていうのはかなり酷だと思うのです。今からどれか1つなんて決められない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから・・・」

 

 

 

オレは立ち上がる

 

 

 

昌信「時間をあげてください。」

 

 

オレは頭を下げた。

 

それに続いて海未も立ち上がった。

 

 

海未「誰か1人が欠けたらダメなんです!

 

 

 

全部が大事だから・・・

 

 

 

大切なものが詰まっている場所だから・・・

 

 

 

それを守るために行動したいだけなんです!」

 

 

 

真姫の方をチラッと見ると目頭が涙であふれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして真姫は父親のもとへ近寄った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫「パパ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お願い!私、どうしてもµ’sをやりたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強だってちゃんとするし医学部だって絶対受かって見せます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お願いだから・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイドル・・・続けたいの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫は泣いて父親にすがる。

 

 

 

すると、父親は何かを悟ったかのよな表情をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫父「フゥ・・・分かったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認めよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員の顔が喜びの顔へと変わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫父「ただしだ!」

全員「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫父「真剣にやる以上、最後までやり遂げなさい。それが条件だ。」

 

 

 

 

~*~

 

 

 

海未side

 

 

 

 

昌信が席をはずしている間、真姫が私に話しかけてきました。

 

真姫「ねえ、海未」

海未「はい、何でしょう?」

真姫「今回のことは・・・昌信が計画したの?」

海未「まあ・・・そうですね。それに上手くいきましたし。」

真姫「えっ?」

 

私はあの時のことを思い出しました。

 

 

 

~回想シーン~

 

 

 

昌信「でも、敢えて言うなら・・・」

全員『?』

 

 

 

昌信「オレたちがいくら真姫の父親に懇願したとしても真姫の復帰は難しいだろう。」

にこ「ちょ、ちょっと!あんた正気なの?!」

海未「にこ、落ち着いてください。」

昌信「そうだ。まだ話は終わっていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫の父親を説得させるには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

真姫自身が父親に本当の気持ちを伝えなきゃいかん。」

 

ことり「それって・・・」

昌信「先ほどの真姫の顔を見るあたりおそらく自身の本当の気持ちを伝えることなくやめることになっちまったと考えられる。」

絵里「でも・・・どうやって・・・?」

昌信「簡単さ。真姫が自分の本当の気持ちを伝える環境をオレたちで作ればいいのさ。」

穂乃果「じゃあ!真姫ちゃんのお家に行くとかどう?」

昌信「フフフッ・・・それがいい。」

 

 

 

道中にて

 

昌信「なあ、海未」

海未「何でしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昌信「もし・・・海未が持つ複数あるうちの夢の中で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれか1つだけ選んでその他全て捨てろって言われたらどう思う?」

 

 

 

 

 

 

海未「!?・・・何故このような質問を?」

昌信「いや、何つうか・・・。海未には日舞を継ぎたいっていう夢とか、穂乃果たちとアイドルをしたいっていう夢とか、穂乃果たちといつまでも一緒にいたいっていう夢とか、大きな舞台でラブアローシュートをぶちかましてやりたいっていう夢とか・・・たくさんの夢があると思うんだよ。」

海未「最後のは違いますが、まあ・・・そうですね。どの夢も諦めるなんて私には無理です。」

昌信「そうか・・・。おそらく真姫も同じなんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのことを真姫の父親と真姫自身に分かってもらえばな・・・」

 

 

 

~回想シーン終了~

 

 

 

真姫「そんなことがあったの・・・」

海未「ええ。」

 

真姫と話してると昌信が戻ってきました。

 

昌信「フゥ・・・」

真姫「どうしたのよ?溜め息なんてついて」

昌信「ああ、さっき真姫の父親から医者にならないかって勧められてな・・・」

真姫「ヴェ!?それ本当なの!?」

海未「昌信が・・・医者ですか?それで、何て応えたのですか?」

昌信「医者になりたいわけではないから大丈夫っすって伝えた。」

 

 

 

そういえば、昌信の夢って何なのでしょうね・・・?

 

海未「昌信には何か夢ってあるのですか?」

昌信「急にどうした?」

真姫「それ、私も気になるわ。教えなさいよ。」

昌信「うーむ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は特にない。今が楽しければそれでいい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うみまき「「え・・・」」

昌信「まあ・・・刹那主義ってやつだよ。将来のこと考えるのはあまり好まない。」

 

 

 

 

刹那主義。

 

そういう考え方もあるのだなと私は感じた。

 

こうして翌日の練習から真姫が復活し、普段通りの日常が訪れた。




読んでて気づいた人もいるかもしれませんが、今回の話はSIDを参考にしました。




そんじゃ、またいつか。
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