ラブライブ! ~寡黙な男子高校生とµ’sの日常~ 作:孤独なcat
長期にわたって投稿できなかった理由はあとがきで話します。
今回のお話は本編とは無関係です。
本編とは別物として読んでください!
ですのでこの作品は闘争録シリーズに入れます。
海未「1,2、3、4……」
海未は手を叩いてリズムをとって指導している。
海未「凛! 動きが早いです! 周りに合わせてください!」
凛「わかったにゃ!」
海未「真姫! もっともっと大きく動いてください!」
真姫「わかってるわ!」
海未「花陽! 自信を持って踊ってください!」
花陽「う、うん!」
海未「はい、ここまで! 休憩です!」
凛「うぅー海未ちゃん厳しいにゃ……」
真姫「しょうがないでしょ、言ってることは本当なんだし」
花陽「私ももっと頑張らないと……」
現在、部活の時間。技術的な指導は海未と絵里がやり、オレは全体を見て飲み物を用意したり色々やってる。
西島は先生に呼ばれてまだ来ていない。たぶん課題やり忘れたんだな。
海未「絵里、そちらはどうですか?」
絵里「んーにこがちょっと遅れてるくらいね」
にこ「どういうことよ!」
絵里「フフっ、冗談よ」
希「にこっち体力足りひんからなぁ」
にこ「うっさい!」
昌信「特に悪いところはなさそうだけどな。流石スーパーアイドル矢澤にこ(笑)」
にこ「ちょっと!(笑)ってどーいうことよ!」
穂乃果「絵里ちゃん、私はどうだった?」
絵里「んー元気があるのはわかるけどもっと丁寧にね」
ことり「穂乃果ちゃんは元気だからねぇ」
絵里「そういうことりは……そうね、花陽と同じようにもっと自信を持てばいいかな」
ことり「あはは、はぁい♪」
絵里「じゃあ今日の練習はここで解散!」
各々が帰宅の準備をする中、1年組の会話が耳に入った。
凛「かーよちん! まーきちゃん! 帰るにゃ!」
花陽「そうだね、凛ちゃん」
真姫「練習が終わると楽しそうね」
凛「むー! 練習は楽しいけど怒られるのは嫌なの!」
真姫「誰だってそうでしょうけど……」
凛「凛なんて今日だけで10回以上怒られてるんだよ!?」
花陽「それは凛ちゃんが一番素質があるからじゃないかなぁ」
真姫「そうね、どんどん動きが良くなっているのがわかるわ」
凛「絵里ちゃんの方が優しく教えてくれるよー」
真姫「穂乃果を見てればわかるけど、海未はスパルタ傾向にあるから……」
花陽「その分成長すると思うよ凛ちゃん!」
凛「二人が言うなら……そうだね!」
たしかに海未は凛に対しては厳しい傾向がある。まあそれだけ期待しているってことだと思うが、当の本人にしてみればまあまあ辛い。
変な事案が発生しなけりゃいいけど。
~*~
翌日
昌信「今日も組分けで1年が海未、2年と3年が絵里って感じだな。」
海未「ええ。昌信は1年、陽翔は2年と3年の様子を見てください。」
昌信&陽翔「「はーい」」
凛「にゃっ……」
真姫「凛、嫌な顔しないの」
明らかに嫌な顔してるのがオレでも分かる。
昌信「そんじゃ。始めますかね。」
絵里「うん、後は任せて。」
海未「頼りにしてます、絵里」
指導前の海未は普通に笑っているけど、いざ指導になると…
海未「凛!」
凛「わかってるよ!!」
やっぱり厳しくなっちゃう。
練習が終わった後、部室で凛が花陽と真姫に愚痴っているのを見た。
凛「疲れたよー」
真姫「今日の練習は一段と熱が入っていたわね」
花陽「でもいい練習が出来たと思う!」
凛「えぇ~あんな練習が続いたら凛もうやだよー」
真姫「ほーら、そういうこと言わないの」
凛「だって真姫ちゃんとかよちんは怒られてないじゃん!」
花陽「うぅ、花陽は結構言われてるよぉ」
真姫「私もそれなりに注意はされてるわよ?」
凛「練習したくないよぉ……」
真姫「絵里の組にしてもらえば?」
凛「そんなこと言ったら何を言われるか……」
流石に指導される側としてはたまったもんではないよな。
とはいえ辛抱してほしいという気持ちもある。だが海未も海未で行き過ぎた指導にならなければいいが…。
~*~
翌日
今日も組分けされ、昨日と同じ感じになった。当然海未は凛に厳しく指導する。
ただ凛はもう限界に達しているようだ。目を見れば分かる。
このままでは事案不可避と判断し、部活後オレは海未に事情を話すことにした。
昌信「海未、ちょっといいか?」
海未「はい、どうしました?」
昌信「ああ。1年の指導をしてて何か感じるものはあるか?」
海未「ええ。教えれば教えるほど伸びていくのが分かります。特に凛は伸びしろがあります。」
昌信「そいつは何よりだ。…その手に持ってるものは?」
海未「これですか?1年生への少しばかりの気持ちです。疲労には甘いものが一番です。」
昌信「なるほどな。これは…手作りか?」
海未「はい!ことりに教えてもらいながら作りました。」
昌信「それはすごいな。きっと喜んでくれるぜ。」
ただ厳しく指導するだけじゃなく、ちゃんとアメも用意していたのか。
アメとムチを使い分けているならたぶん大丈夫かな…と思った。
しかし事案は無慈悲にも発生してしまう。
部室が近くなったところで1年生の会話が聞こえ、海未が聞いてはまずい内容が聞こえてしまった。
凛「海未ちゃんのことなんて嫌いだよ!」
マジか・・・。
当然、海未もショックを受けていた。
海未「……」パサッ
ショックのあまりせっかく作ったお菓子を落としてしまった。
海未「……帰ります」
昌信「お、おい!ちょっ…。」
オレの言葉を無視して帰って行った。
これは面倒なことになったな…。
~*~
とりあえず海未が作ったお菓子を1年に渡すことにした。
昌信「よお。」
凛「あ、昌信君!」
花陽「どうしたの?」
オレはお菓子を差し出す。
昌信「ほれ、食べな。」
凛「やったー!ありがとー!」
お菓子の入った袋を開けるとクッキーが入ってた。
真姫「美味しいわね。」
花陽「これ、昌信君が作ったの?」
昌信「あー、それよりもちょいと聞きたいことがあってな。…海未のことどう思う?」
凛は溜まっていたものを吐き出すかの如く喋った。
凛「怖い、厳しい! 凛ばっかりいっつも怒ってる!」
昌信「確かに海未は厳しいし怖いって思われてもしゃーない部分はあるな……でもな、その人のマイナスになることって絶対しない人だぜ?」
真姫「ま、海未はそういうタイプね」
凛「でも、凛は怒られるのはもういやだよー」
花陽「凛ちゃん……」
昌信「繰り返しになるが、海未はただ厳しくしたりするやつじゃない。そーいうときは何か考えがあるはずだ。」
みんな黙った。
昌信「あ、最後に花陽の質問に答えなきゃな。このクッキーは海未が1年生のために作ったものだ。」
凛「え……」
昌信「ま、そーいうこった。そんじゃまた明日。」
~*~
そのまた翌日
今日は海未が家の用事で休みとのこと。急ではあったものの、下手したら休むかもと大方予想はついていた。
昌信「さて、今日の練習だが…海未は休みだ。そこで海未の代理をどうするか考えた。3年とことりを絵里と西島が見て、1年と穂乃果を凛とオレが見るってことで。」
凛「え……?」
昌信「頼んだぞ。凛。」
凛「えええええええっ!? 凛がっ!?」
昌信「ん?3年とことりの方が良かったか?」
凛「いや、そういう問題じゃなくて…」
昌信「ま、何事も経験だ。頑張れー。」
凛「う、うん…」
組分け練習に入った直後、絵里と西島が話しかけてきた。
絵里「ちょっと強引じゃない?」
昌信「強引だな。」
陽翔「…何かあったのか?」
昌信「まあな。でも今は話すべきタイミングじゃねえ。その時まで待ってくれ。」
絵里「でも…!」
陽翔「待て。絵里。」
絵里「陽翔」
陽翔「おまえの考えることだ。メンバーのためを思ってるんだろ?」
昌信「当然だ。」
陽翔「分かった。話すべき時に話してくれ。それまで待つ。」
そう言ってグループの指導に戻った。
凛「凛がこのチームのリーダー……」
昌信「そうだ。」
真姫「穂乃果がいるだけでいつもと変わんないでしょ?」
花陽「頑張って凛ちゃん!」
穂乃果「さー凛ちゃん! 何をするっ!?」
凛「ま、まずはストレッチを……」
穂乃果「凛ちゃん隊長!」
凛「は、はい!?」
穂乃果「しっかりと指示して欲しいであります!」
真姫「また穂乃果が変なコト言ってる……」
穂乃果が少しふざけているものの言ってることは間違っていない。
真姫「いいからやるわよ」
花陽「ストレッチでいいんだよね?」
凛「う、うん!」
凛をリーダーにした目的はただ1つ。
海未がやっていたことを理解するということだ。
リーダーをやることで、凛は海未を理解できる。
凛「1! 2! 3!4!」
ふーむ…手拍子がずれている。
昌信「凛! 手拍子がずれてるぞ」
凛「あ……あれ?」
次は早すぎ。
花陽「は、早すぎだよぉ!?」
穂乃果「ふふん、穂乃果はそれにも合わせれるよ!」
穂乃果が独自な動きで合わせるがそんなステップは必要ない。
真姫「そんなステップないでしょ!」
穂乃果「飛んでたほうが格好良くない?」ピョンピョン
凛「ちょ、ちょっと待つにゃー!」
花陽「あわわわわ……」
凛が混乱してるな…。
真姫「はぁ……はぁ……っ!」
穂乃果「てやーっ!」
花陽「えいっ!」
ふーむ…海未だったらダンス中にアドバイスを的確に言っていたな。
真姫は少しずれてる。
穂乃果は全体をもっと意識しなければならない。
花陽は動きが大きすぎる。
穂乃果「いぇい! 凛ちゃんどうだった?」
凛「い、いいんじゃないかな……?」
良いわけない。
昌信「嘘つくな。」
真姫「そうね」
花陽「遠慮してる……?」
穂乃果「顔が笑ってないよ凛ちゃん?」
穂乃果が顔をジーと見つめる
昌信「凛。こういうのははっきり言わないと組織のためにはならないぞ。」
凛「わ、分かった。…お、怒らないでね?」
カクカクシカジカ
穂乃果「ふーんなるほどなるほど……」
真姫「結構良く見れてるんじゃない?」
花陽「動きが大きくは意識してみたの! ……雑になっちゃってたみたいだね」
凛「う、うん! だから皆そこらへんを直していけばもっと……もっと良くなるんじゃないかなって……」
凛は少し思い当たるものがあったようだ。
昌信「・・・」
花陽「凛ちゃん?」
凛「……難しいね」
真姫「何が?」
凛「皆をこうやって指導して、アドバイスするのって……」
穂乃果「穂乃果はいっつも海未ちゃんに怒られてるんだけどなぁー!」
凛「それも含めて……言わなきゃダメなことなんだって思った……」
リーダーの大変さが少しは分かったかな?
昌信「そーいうことだ。海未も色々考えながらリーダーやってたってことだ。」
凛「……謝るよ」
昌信「ん?何を?」
凛「海未ちゃんに…海未ちゃんのこと分かってなかったこと、謝るよ。」
昌信「…そうか。ま、でも今日は海未はいないし謝るなら明日にしな。」
凛「…うん。」
えー、実は!
2018年3月を持ちまして、大学を卒業し、4月から社会人になりました。
3月はサークルと卒業旅行、赴任地への引っ越しの準備で多忙でした…。
そして現在も社会人になって覚えることが多すぎて死にそうです。マジで。
そんなわけでやることが多すぎて小説投稿に割けれる時間が非常に限られてしまいますので今後は不定期での投稿になります。(けっこう前からそうでしたが。)
ただGW中には『相互理解~後編~』を意地でも投稿します。
そんじゃ