ISN-インフィニット・ストラトス・ネクサスー 作:ノアJAM
登場怪獣・ウルトラマンについては後書きにて
織斑一夏は教室の椅子に座ったまま固まっていた。それは、誰かを待っているわけではなく、体調不良というわけでもない。
ただ、動きづらいということだった。
(これは……想像以上にキツイ…でも少しずつ慣れてきたな)
一夏を除く生徒は全員「女」。女子高というわけではないが、生徒は全員女なのだ。
するとそこへ一人の女性が入ってきた。
「皆さん、夏休みは楽しく過ごせましたか?改めて、このIS学園でまた、楽しく勉強していきましょう」
彼女の名前は「山田真耶」、そして、彼女の隣には男が一人立っていた。
「えー今日はまず、転校生を紹介します。……では、どうぞ」
「はじめまして、姫矢一輝です。宜しくお願いします」
その転校生「姫矢一輝」を見た一夏は驚きを隠せなかった。
「か、一輝!?お前なんでここに!?」
「よう、久しぶり一夏。俺もIS学園に入学したんだよ」
これは、ある適能者(デュナミスト)の息子に受け継がれた魂の絆の物語…
転校初日、姫矢一輝は織斑一夏にIS学園内を案内されていた。
「でもまさか、一輝がここにくるなんてな」
「アハハ、正直俺も驚いたよ。まさか、俺がISを起動させちまったんだからよ」
「あ、それ俺と同じだ。何なんだろうな」
「だよなぁ……ああ、それと、ISって結構簡単だよな」
一夏は一輝の言葉で立ち止まった。
「……?どうした一夏」
「なぁ、ISが簡単って、どういう意味だ?」
「どういうって、ISの操縦が簡単だってことだけど」
「だから、なんで簡単なんだって聞いて……」
一夏の言葉を遮ったのは、次の授業の予鈴だった。
「やばっ!!次は千冬姉の実習だ…急ぐぞ一輝、遅れたら千冬姉に殺されるぞ!!」
「え?千冬姉って…千冬さん!?」
「そう!だから急げって!!」
二人はダッシュで更衣室へ向かい、IS服へと着替え、グラウンドへと向かった。
姫矢一輝と織斑一夏は、一夏の姉「織斑千冬」共々家族同然のように生活してきた。織斑姉弟を育てたのは一輝の父「姫矢准」だった。
准は以前、IS誕生のきっかけとなった異星獣「スペースビースト」と人類との戦いで、光の巨人「ウルトラマン」となって戦っていた。
千冬と一夏は、両親をビーストに殺害され、自らも殺されるところを准に救われ、以来織斑姉弟は准とその息子の一輝とともに生活していた。
グラウンドには一輝と一夏以外全員女。ISは女性にしか扱えないのだが、一輝と一夏はISを扱うことが出来てしまう。
整列している一輝ら生徒たち、その前に立つ女性が一夏の姉、千冬だ。
「今日は、ISの模擬戦闘を行う。だが姫矢、お前は除外だ。姫矢にはISの基礎訓練を行ってもらう。誰か、姫矢とペアを組んでくれる者はいるか?」
すると、女子生徒のほとんどが手を挙げた。それを見て一輝は一夏に聞いた。
「なぁ、なんで皆手を挙げるんだ?千冬さんの実習はキツそうだけど、そんなに嫌がるものなのか?」
「さぁ、俺に聞かれても……」
二人がそんな会話をしていると、千冬は手を挙げていない女子生徒を選んだ。
「ではオルコット、お前だ」
「わ、私ですの!?……はぁ、せっかく一夏さんとご一緒できるチャンスだと思いましたのに…」
彼女は一輝の前に立ち、自己紹介した。
「私、セシリア・オルコットと申します。イギリスの代表候補生ですわ。どうぞよろしくお願い致します」
「姫矢一輝、よろしく。……早速で悪いんだけど、代表候補生って何?」
「し、知りませんの!?……代表候補生とは、IS操縦の国家代表の候補生、エリートのことですわ」
「エリートか…じゃあ、そのエリートさんに質問。実際にスペースビーストとと戦ったことはあるか?」
「スペースビースト」という単語を聞いた瞬間、全員の視線が一輝に向けられた。
「そ、それは…ありませんわ。しかし!!たとえ相手がスペースビーストであっても、私の敵ではありませんわ!!」
「実際に見たこともないからそんなことが言えるんだ。……俺は見たよ。父さんが命懸けで撮ったビーストの写真を……そして知った。奴らがどうやって人間を喰うのかを」
グラウンドに沈黙が流れた。
……だが、それは鳴り響いたサイレンによって打ち破られた。
――――――IS学園上空にビースト反応確認!!教職員は速やかにこれを迎撃してください!!……この反応は……ビースト・ザ・ワンです!!
登場怪獣・ウルトラマンはありません
次回、巨人―ウルトラマン—
登場怪獣 ビースト・ザ・ワン
登場ウルトラマン ウルトラマンザ・ネクスト