ISN-インフィニット・ストラトス・ネクサスー   作:ノアJAM

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今回は短いですがよろしくお願いします

それでは、第9話「一輝と一夏-メフィストvsツヴァイ-」
お楽しみください


一輝と一夏-メフィストvsツヴァイ-

 姫矢一輝=ウルトラマンメフィストと織斑一夏=ダークメフィストツヴァイの能力は同等だった。

 

 ツヴァイがダークレイフェザーを放てば、メフィストもボードレイフェザーで相殺させる。

 

そんな戦いが続いていた。そんな中、ツヴァイが一夏の声でメフィストに言った。

 

「お前を消滅させれば、俺が新たにウルトラマンとして世界を守る事が出来る……」

 

「悪いが、今の一夏に世界はおろか、人間一人まともに守れやしない。お前がその闇の力を手放さない限りな」

 

 メフィストはツヴァイを闇から救い出そうとしていた。それは以前自分自身を救い出してくれた姫矢准=ウルトラマンネクサスのように…

 

 だがツヴァイは、メフィストの言葉を自分に対する挑発と受け取り、目を赤く発光させる。

 

 今ツヴァイとなっているのは、「織斑一夏」ではなく「織斑一夏」の身体と声を使った「三沢広之」だった。

 

 それに気づいたメフィストは、「三沢広之」から一夏を救うために、「彼」の力を借りることにした。

 

 

 

 メフィストの中にいる一輝は「彼」を探した。

 

(必ずどこかにいるはずだ……見つけた!!)

 

 一輝は「彼」=溝呂木眞也の精神…言うなれば、溝呂木の魂に語りかけた。

 

「溝呂木さん…目を覚ましてください」

 

「……お前、姫矢…一輝」

 

 一輝は頷く。溝呂木は一輝に問う。

 

「何の用だ?俺は全てをお前に託した。…もう、俺には戦う事は出来ない」

 

「溝呂木さん……何言ってるんですか、あなたは俺で、俺はあなただ。まだあなたは戦える」

 

「なぜだ…なぜお前は、そんなにも強くいられる?」

 

「あなたは、死を前にした時に願った。…もう一度、人間として生きたいと。そしてその魂は、今は俺の中にある…あなたの意志を受け取ったんです」

 

 一輝は溝呂木の手を取って、更に言った。

 

「俺はもう身体は人間じゃありません。でも心は、今でも人間のつもりです」

 

「人間の…心…」

 

「俺は大事な友達を…家族の心を救いたい。だから……」

 

「わかった…他ならぬお前の頼みだ。拒否する訳はない」

 

 溝呂木は一輝の肩に触れる。

 

「行くぞ、俺が撒いた種を摘みに行く。お前がくれたんだ…未来に向かうための翼を」

 

「溝呂木さん……ええ、行きましょう!!」

 

 一輝と溝呂木の魂が溶け合う。そして、本当の「ウルトラマンメフィスト」として、ツヴァイに立ち向かっていった。

 

 

 

 二人の魂が融合したメフィストに対して、ツヴァイは徐々に劣勢に立たされていた。

 

 すると、ツヴァイが光線の発射体勢を取り始める。

 

 だが、ツヴァイの標的はメフィストではなく、その後ろにいるシャルロットたちを狙っていた。

 

「…!!よせ、一夏!!」

 

「あれは三沢だ…一輝、お前も命を懸けてくれ」

 

「もとよりそのつもりです!!」

 

 メフィストは、ツヴァイが「ダークレイ・シュトローム」を放つと同時に、シャルロットたちを庇い光線を受けてしまう。

 

 それに追い打ちをかけるように、ツヴァイはメフィストクローでメフィストの背中を突き刺した。

 

 

 

 メフィストとツヴァイの戦いの様子は、ラウラのISを通して学園全体に流れていた。

 

「織斑君と姫矢君が戦ってる!?」「あっ!!姫矢君…皆を庇って……」

 

 生徒たちに動揺の色が現れる。

 

 ツヴァイのメフィストクローが、メフィストの背中を貫いた時、その映像を観ていた簪は、学園所有のIS「打鉄」で現場に向かった。

 

「一輝……無事でいて…」

 

 

 

 ツヴァイに刺されたメフィストの背中から光が溢れ出している。

 

「……一輝!!」

 

「ぐぅぅ……この程度で…!!」

 

 ツヴァイは、メフィストに致命傷を与えた事で気を抜いた。

 

 その隙を突いたメフィストは、ツヴァイの身体を拘束した。

 

「離せ……!!…は、離せぇぇぇ!!」

 

「離せと言われて…離すかよぉ…」

 

 すると、メフィストの身体が金色に輝きだす。

 

「皆!!……箒を連れて早く逃げろ!!…一夏の事は、俺が何とかするから!!」

 

「一輝…お前」

 

「すみません…やっぱり、あなたの事も救いたい……」

 

 一輝は、溝呂木の魂を切り離したことで、彼の魂を救済した。

 

 メフィストはツヴァイのエナジーコアを掴み、自身の光を流し込む。

 

「すぐに行く……先にあの世で待ってろ…だが、織斑一夏は返してもらうぞ…三沢!!」

 

「お、おのれ……溝呂木ぃぃぃぃぃぃ!!」

 

 ツヴァイは原子レベルで崩壊して消滅したと同時に、メフィストも姿を消した。

 

 

 

 シャルロットたちがツヴァイの立っていた場所に行くと、そこには一夏が倒れていた。

 

 だが、そこに一輝の姿はなかった。

 

 一夏が目を覚ますと、自分を心配そうに見つめる少女たちがいた。

 

 一夏は、完全に闇から抜け出す事が出来た。

 

 

 

 簪は一輝の生体反応を探していた。たとえメフィストが消えたとしても、生きていれば必ず反応するはず。

 

 すると、森の中で一輝が木にもたれかかっているのを見つけた。簪は着陸し、一輝の下へと駆け寄る。

 

「一輝…一輝!!しっかりして!!」

 

「……簪ちゃん…どうしてここに?」

 

「一輝が心配だったから」

 

「そっか……でも、ごめんね。…俺、もう限界みたい……」

 

 一輝の身体が淡く光りだす。

 

「…一輝…嫌、嫌だよ!!……私たち、まだ何もしてないんだよ!!それなのに、勝手に死んじゃ嫌だよ!!」

 

「わがまま言っちゃ…ダメだよ……あ、そうだ」

 

 一輝は、ポケットから何かの端末を取り出し、簪に渡した」

 

「俺からのプレゼント……皆を守るために…使ってあげて」

 

 一輝は、簪の手を握り…

 

「簪ちゃん……今まで…本当に…ありがとう……」

 

 ウルトラマンメフィスト=姫矢一輝は光になって消滅した。




第9話「一輝と一夏-メフィストvsツヴァイ-」
いかがでしたでしょうか?

姫矢一輝の死は、元からやるつもりでしたが、今回の溝呂木登場は下書きにはない唯の思い付きでやってしまいました…やってから反省している。


次回、第10話「赤く熱い鼓動-ジュネッス・ルージュ-」
 登場ウルトラマン ウルトラマンネクサス、ダークメフィストツヴァイ(光ver.)
 登場怪獣     メガフラシ、イズマエル


感想・意見も遠慮なくどうぞ、特に今回は酷評を覚悟しています
それでは、この辺で失礼します
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