ISN-インフィニット・ストラトス・ネクサスー   作:ノアJAM

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戦闘描写書くの苦手なのですが、苦手なりにやってみました。
注意事項ですが、この作品のウルトラマンものすごく喋りますがご了承ください。
それでは、第二話「巨人―ウルトラマン―」お楽しみください。


巨人ーウルトラマンー

 ビースト再来という誰もが恐れていたことが遂に起きてしまった。気づけば一輝は、目の前にあるIS「打鉄」に乗り込み、今まさに発進しようとしていた。

 

「な、何をしていますの!?お待ちなさい!!」

 

「おい一輝!!やめろ!!」

 

 誰の言葉も聞かずに一輝は発進し、大空へと飛び立った。

 

 

 

 無限に広がる宇宙から、二つの光が地球に飛来した。一つは赤く、一つは青く輝く玉。赤い玉はその青い玉を追っていた。

 

 すると、青い玉は加速し、赤い玉を振り切ろうとした。一方、赤い玉も青い玉に追いつこうと加速した。

 

 しかし、突如青い玉は急降下し、そのまま逃亡した。それを追う赤い玉に地上から一人の男が突っ込んできた。男はそのまま赤い玉と衝突し、命を落としてしまった。

 

 

 

 男=姫矢一輝は、この世とは違う空間で目を覚ました。

 

「ここは…どこだ?そうか、俺はあの赤い玉とぶつかって、死んだのか」

 すると、一輝の前に一つの体が浮かび上がった。その体は10mほどの大きさをしていた。

 

―――――すまない。私のせいで、君を死なせてしまった

 

「そっか、やっぱ俺死んだんだな」

 

―――――私は、君の命を救いたい。だが、私には使命がある

 

「使命って、ビーストを滅ぼすことなのか?」

 

―――――そうだ。私は、スペースビーストを追ってこの星にやって来た

 

「そうか……なぁ、俺にも手伝わせてくれないか?その代わりに、俺の命を救うってのはどうだ?」

 

―――――分かった。だが、君を救うには、私と君が一体化することでしか救えない。それでもいいのか?

 

「あぁ、大歓迎さ」

 

―――――では、君にこれを託す

 

 一輝の手に、光を宿した「エボルトラスター」が渡された。

 

―――――これで、私の姿に変えられる。……約束しよう。どんなことがあっても、決して君の心に立ち入らないと

 

「それなら俺もだ。俺もアンタの心に立ち入らない。……そうだ、名前を決めないとな、俺は姫矢一輝」

 

―――――私は…

 

「やっぱり、俺が決めていいか?俺とアンタだけの名前だ」

 

―――――いいだろう

 

「ありがとう……そうだなぁ、さっきのビーストが1、ザ・ワンだから、ネクスト…ウルトラマンザ・ネクストってのはどうだ?」

 

―――――ネクスト…いい名前だ

 

「よし、なら決まりだな。これからよろしく、ネクスト」

 

―――――あぁ、こちらもだ、一輝

 

 

 

 現実世界で一輝が目を覚ますと、辺りは火の海と化していた。一輝が立っているのは、IS学園のグラウンド。

 

 しかし、誰一人として残っていない。するとそこへ、10mほどの巨大な生物が一輝の目の前に現れた。

 

「ビースト・ザ・ワン……」

 

 巨大生物=ザ・ワンは一輝を見つけると、まるで餌でも見つけたように迫る。

 その瞬間、ザ・ワンの体は白いIS(インフィニット・ストラトス)によって切り裂かれた。

 

「大丈夫か一輝!!」

 

「……い、一夏!?」

 

 一輝を救った白いISの正体は、織斑一夏だった。

 

 一夏は一輝を持ち上げると、一気に上昇し、IS学園の屋上まで運んだ。

 

「ここなら安全だ。それより一輝、お前どうやって墜落から無事だったんだ?」

 

「あー、その話は後で」

 

一輝と一夏がそんな会話をしていると、空からオレンジ色のIS「ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ」に乗った少女が降りてきた。

 

「一夏、生徒の避難終わったから、後は先生方に任せろって織斑先生が…って、アレ?君確か、転校生の」

 

「あぁ、姫矢一輝。よろしく、ええっと…」

 

「シャルロットだよ、シャルロット・デュノア。姫矢君も早く避難して」

 

 

 

 丁度その頃、専用IS持ちの「篠ノ乃箒」、「凰鈴音」、「ラウラ・ボーデヴィッヒ」と、同じく専用機持ちのセシリアは、ザ・ワンとの戦闘の最中だった。

 

 セシリアのIS「ブルー・ティアーズ」とラウラの「シュヴァルツァ・レーゲン」の射撃がザ・ワンに直撃する。

 

「やりましたわ!!」

 

「他愛もないな」

 

 しかし、ザ・ワンは無傷だった。それどころか、受けたミサイルを全て吸収して二人に撃ち返した。

 

 襲いくるミサイルにセシリアとラウラは反応することが出来なかった。しかし、ミサイル群は、箒の「赤椿」、リンの「甲龍」によって防がれた。

 

「セシリア、ラウラ、無事で何よりだ」

 

「ちょっとアンタたち、勝手にやられてんじゃないわよ!!」

 

「少し油断しただけですわ」

 

「そろそろ本気でいかせてもらうとしよう」

 

 実弾では効果がないことが分かったため、ビーム攻撃に変更するセシリアとラウラ。 その一方で、箒とリンは接近戦を仕掛ける。

 

 セシリアとラウラのISから放たれたビームがザ・ワンに直撃する。休む間を与えずに、箒とリンはザ・ワンの背中と尾に斬りかかる。

 

 だが、ザ・ワンに刻まれた傷は瞬く間に塞がってしまう。

 

「何だと!?」

 

「なんで効かないのよ!?」

 

 ザ・ワンは尾で箒とリンを弾き飛ばし、その先にいたセシリアとラウラに衝突させた。そして、口にエネルギーを収束させたザ・ワンは、四人へ一気に放った。

 

 それを屋上で見ていた一夏とシャルロットは、四人を救うために四人のもとへ向かった。

 

 

 

 一人残った一輝はというと……

 

「あれがスペースビースト……俺とネクストが倒すべき敵」

 

 一輝は懐を探り、エボルトラスターを取り出した。

 

 そして、一輝はエボルトラスターを一気に引き抜き、天へと掲げた。

 

「うおおおおおおおお!!」

 

 その瞬間、一輝の体は光に包まれ、ザ・ワンのもとへ飛んでいった。

 

 

 

 ザ・ワンが放ったエネルギー弾は、まっすぐ四人のもとへ向かうが、これは間一髪のところで一夏とシャルロットによって防がれた。

 

「皆、大丈夫か!?」

 

「助けに来たよ!!」

 

「「「「一夏(さん)!!シャルロット(さん)!!」」」」

 

 一夏はエネルギー弾を弾きながら四人に言った。

 

「早く体制を立て直してくれ!!いつまで持つか分からない!!」

 

 一夏のISのエネルギーが0を目前に迎えたとき、一筋の光がザ・ワンを妨害した。

 

 その光は、ザ・ワンと一夏たちの間で徐々に光から人の形へ変わっていく。

 

「何だ?アレもISなのか?」

 

「いや、違うだろ」

 

「そうですわね、人の形をしていきますわ」

 

「アレもスペースビーストなんじゃないの?」

 

「どうも分からないね」

 

「いずれにしろ、警戒は怠るなよ」

 

 一夏たち六人は、それぞれ思ったことを口にする。すると、全員に千冬から通信が入った。

 

〔全員無事のようだな。お前たちはすぐに退避しろ〕

 

「千冬姉!?何なんだよアレは」

 

〔そのうち分かる。いいから戻ってこい〕

 

 千冬の通信は切れてしまい、一夏たちは退避することにした。

 

 

 

 一夏たちが千冬と合流すると、千冬は少々焦った様子で言った。

 

「姫矢はどうした?」

 

「え?もう避難したんじゃなかったのか?」

 

「いや、避難したという報告はないが……一緒ではなかったのか」

 

「……まさかとは思うけど」

 

 すると、モニターを見ていた山田が不意に声を上げた。

 

「織斑先生!!これを!!」

 

 千冬をはじめとする全員がそのモニターに釘付けになった。

 

 そこには、ザ・ワンと銀色の巨人が映し出されていた。

 

「これは……まさか」

 

「はい、おそらく間違いないでしょうね」

 

 千冬と山田は、やはりという顔をしていた。

 

 映像を見た一夏は、思わず巨人の名を言った。

 

「……ウルトラマン……」

 

「ウルトラマンって、確か20年くらい前……ISが出来る前にビーストと戦ってたTLTって

組織がつけた巨人の名前……だったわよね?」

 

「ええ、しかしアンノウンハンド・ダークザギの消滅以後、20年間その姿を現していませんでした」

 

 リンの言葉に、山田が付け加えた。

 

「でも山田先生、ウルトラマンっていう割にはサイズが小さい気がするんですけど……」

 

 シャルロットはウルトラマンのサイズが気になっているが、千冬が説明する。

 

「アレはまだ未完成なのだろう。だからサイズも小さい」

 

 モニターに映るウルトラマンとザ・ワンの戦いは、IS学園中に流れていた。そして、また人々はビーストに対し、恐怖心を抱いてしまった。

 

 

 

 ウルトラマンとなった一輝は、ザ・ワンに対して肉弾戦を挑んでいた。

 

 すると、ウルトラマンの腕が輝きだし、ザ・ワンに光の斬撃を与えた。これで終わりかと思われたが、ザ・ワンは突如巨大化し、その大きさは50mほどになり、その姿は、地上を支配する悪魔のようにも見えた。しかし、ウルトラマンは依然として10mのまま。両者には決定的な差があった。

 

 すると、ザ・ワンは口から青色破壊火炎弾を放ち、その一発は多数の生徒が避難するシェルターに直撃した。

 

 シェルターはザ・ワンの攻撃で、あと一発当たれば崩壊するにまで至っていた。

 

 ザ・ワンはもう一度火炎弾を放ち、シェルターを破壊しようとした。だが、シェルターはウルトラマンによって守られた。

 

 生徒たちが見たウルトラマンはザ・ワンに匹敵するほどに巨大化しており、体の部位には赤い筋組織が露出していた。それを見たある女生徒が呟いた。

 

「……ジュネッス」

 

 そう言うと、彼女とウルトラマンの目が合い、ウルトラマン=一輝は「大丈夫だ」と伝えた。

 

―――――ネクスト、これで決めよう

 

―――――あぁ、終わらせるんだ

 

 ウルトラマンの中でネクストと一輝の心が一つになった。

 

 そして、ウルトラマンの両腕にエネルギーが集まり、腕をクロスさせると、光線がザ・ワンに放たれ、一輝は光線の名を叫んだ。

 

―――――エボルレイ・シュトローム!!

 

 ウルトラマンの必殺光線を受けたザ・ワンの体は、細胞を原子・分子レベルまで分解され消滅した。

 

 ザ・ワンが消滅した夕暮れにウルトラマンは立っていた。

 

 周囲の安全が確保され、一夏ら専用機持ちはウルトラマンを包囲していた。千冬と山田は各員に「不用意に手を出すな」という命令を出し、ウルトラマンの様子を伺った。

 

 それに対しウルトラマンは、ISに手を出さずにただ自らが守ったシェルターの安全を確かめると、光の中へ消えていった。

 

 一夏たちは、光に消えたウルトラマンの立っていた場所を見おろして驚愕した。

 

「ウソだろ・・・ウルトラマンが……一輝!?」

 

 光の中に、姫矢一輝が立っていた。




どうも、作者のノアJAMです。第二話「巨人―ウルトラマン―」お楽しみいただけたでしょうか?今回は映画「ULTRAMAN」をベースに書いてみました。
ザ・ワンがあっけなく倒されるのはちょっと悩みましたが、後々の展開を考えた上での決断をしました。

感想・意見頂けたら幸いです。
次回はアノ人が登場しますので、お見逃しなく
それでは、このあたりで失礼させていただきます。今後とも、よろしくお願いします。
 次回、第三話「適能者―デュナミスト―」
 登場ウルトラマン ウルトラマンザ・ネクスト
 登場怪獣     なし(予定)
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