楽しみたいだけの転生者   作:黒色エンピツ

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遅れましたが、いつもより長めなので多めに見てもらえると嬉しいです。
それでは、どうぞ。


その10:温泉でラッキースケベを望むのはどうなのだろうか?

side 黒

 

 

 

さてさて、時間がぶっ飛んで温泉に行く日になった。

準備は万全。

プレシアさん達の迎えもした。

後はバイクに乗って温泉宿に行くだけだ!……だけ、なんだけどなぁ…。

 

「私が乗るのっ!」

 

「え〜っ!?私が乗りたい〜!」

 

「私が乗る…っ!」

 

「あはは……。」

 

「何やってるのよ…。」

 

誰が後ろに乗るかで喧嘩してるらしい。

………何で乗りたいんだか。

つーか、なのはちゃんとフェイトちゃんが仲直りするのが早すぎるぜ。何があった?

 

「いや、俺はバイクで良いけど、お前らは別に車で「「「何っ!?」」」な、何でもない…。」

 

バイクに憧れとかでもあるんだな、きっと。

 

『じゃんけんで決めたらどうでしょうか?』

 

「それだ。そうしてくれ。」

 

 

 

 

「〜♪」

 

「……後ろに乗るだけで何が嬉しいんだか…。」

 

じゃんけんはなのはちゃんが勝ったらしい。

アリシアちゃんは仕方ないかみたいな感じだったけど、フェイトちゃんは落ち込んでたな。やはりバイクか。

 

「そろそろ技の再現とかしないとな。……どんなのにするか…。」

 

『広域殲滅型もいいですがもっと規模を減らしてみては?』

 

「ん〜、でも、それはあんまりな。基本介入してるのは戦争だし。それに戦うにしてもいつも通りで終わる気がするんだが?」

 

『油断はいけませんよマスター。昨今では一撃必殺の技が多いと聞きます。もし、マスターがそんな攻撃を食らった時には「ああ、やっぱり技って大事。」って思われるはずですよ。』

 

「なんだそれ、具体的だな。

けどまあ、技か……ジェノサイ〇カッターとかレイ〇ングストームでも覚えれば良いんじゃないか?」

 

『そうですね。それとどうせならデッドリー〇イブも覚えたらどうですか?』

 

「ん?なんでだ?」

 

『私の好きな技ですから。』

 

「さいですか……。」

 

まあ、考えとくかな。

 

 

 

 

「はい、到着っと。」

 

「着いた〜!」

 

なのはちゃんのテンションが上がりっぱなしだな。

いや、実際はフェイトちゃんとアリシアちゃんも目を輝かせてるからテンションが上がってるんだろうな。

アリサちゃんとすずかちゃんは慣れてるのか?

 

「さあ、みんな。こっちだよ、迷わないようにね。」

 

「思ったよりもいい感じの所ですね。」

 

「そうだろう?ゆっくり出来ると思うよ。

特に君なんかはまだやってるんだろう?良いと思ってね。」

 

あ〜、心配させちまったかな。まあ、戦争屋みたいなもんだから仕方ないか。

 

「まあ、温泉は好きですけど。気を遣わせちゃいましたか。」

 

「いやいや、良いんだよ。俺達も息抜きしたかったのもあるからね。」

 

「……そうですか。」

 

「お父さんっ!部屋どこなの?」

 

「ああ、もう少しだよ。」

 

「は〜い!」

 

「さあ、今日はたのしもうじゃないか。戦いのことは忘れよう。」

 

「そうですね…。楽しみましょうか。」

 

偶には、こんなのもいいか。

 

 

 

 

「へぇ、結構いい感じの部屋ですね。

俺が今まで泊まってたのって野営くらいでしたから新鮮ですよ。」

 

「俺の場合はホテルだったけど戦争だとまた違うのかい?」

 

「まあ、宿泊施設が無かったっていうのもありますけどね。俺も護衛の時とかはちゃんとホテルですよ。周りの雰囲気のせいで窮屈ですが。」

 

「ははは、それには俺も同意だね。」

 

まあ、自分の身の危険があるってなってるのにほんわかした雰囲気じゃいけないってのはわかるけどな。

 

「部屋割りはどうなってるんです?」

 

「ああ、それは決めてあるよ。

俺と桃子、恭也と忍ちゃん、なのは達6人、プレシアさんとアルフさん、それと黒君1人だよ。」

 

「これまた、綺麗に分かれましたね。」

 

「いや、すまないね。黒君を1人にしてしまって。」

 

「良いですよ。そんなのは気にするほどでもないでしょう?」

 

「ははは、それもそうか。」

 

あ、肯定するんですか。

 

「まあ、折角の温泉なんですから。温泉入ってきますよ。」

 

「そうかい?俺は今はいいかな。ゆっくりしてくると良いよ。」

 

「お言葉に甘えさせてもらいますよ。」

 

もしかしたら転生後初めての温泉かもしれないな……。

戦争中は外で体を洗うのは基本的には川だったし。少し楽しみだな。

 

『私も入れてくださいよ?』

 

「いや、風はわからないだろ?」

 

『マスターこそわかってませんね。雰囲気というのは大事ですよ?

特に私のような素敵な女性と入浴出来るのですから。』

 

「女性って、声だけだろ?」

 

『声だけでも雰囲気作りにはなりますよ?』

 

「そんなもんか?」

 

『そんなもんです。』

 

じゃあ、そんなもんなんだろうな。

 

 

 

 

カポーンッ!

 

 

なんて、恒例の擬音が出そうだが実際にあれは出るもんなのかねぇ。誰かが転けた音にしか聞こえねぇ。または獣脅し。

 

「それにしても……いい湯だ。」

 

『そうですねぇ……。』

 

あ〜〜〜…生き返るぅぅ〜。

 

 

ガラガラ

 

 

「ん〜……っ。こんなにゆっくりしたのは何時ぶりかな。」

 

「「おじゃまします……///」」

 

「お兄さ〜んっ!」

 

おっと、三人娘が来たか。

 

「うん?どうしたんだ?アリサちゃんとすずかちゃんは?」

 

「えっとね、2人は部屋で休むって!」

 

ふむ、なるほど。

なのはちゃんとフェイトちゃんは真っ赤になってて機能してないが、アリシアちゃんは通常運転だな。地味に膝の上をキープしてるのがなんとも言えないな。

 

「んで、どうしたんだ?」

 

「な、なんとなくというか…///」

 

「う、うん……///」

 

「お兄ちゃんに会いたかったから!」

 

わお、直球。嫌いじゃないよそういうの。

 

「まあ、ゆっくりしていこうか。あ、でものぼせない程度にしろよ?」

 

「「「は〜いっ!」」」

 

騒がしいけど、嫌いじゃないぜ。

 

 

 

 

「んぐっんぐっ……ぷはぁ〜っ!やっぱ風呂上りはコーヒー牛乳だな!ビールもアリだがコーヒー牛乳だ!」

 

などと謎の主張をしてると横から視線を感じた。

わかる、わかるぞ。お前らも飲みたいんだな。

 

「ほら、千円やるから3人で何か買ってきな。」

 

「うんっ!」

 

「ありがとう…!」

 

「わかった〜!」

 

さてと………。

 

「喫煙所はどこにあるかな?」

 

『マスターがタバコとは、珍しいですね?』

 

「機会がなかっただけで吸うぞ?」

 

『そうでしたか。あまり吸ってるところを見ないので吸わないかと。』

 

まあ、そんなイメージがあっても仕方ないか。

外で吸うか。

 

『外に行って吸うのは?ついでに散歩でもしてみたらどうでしょうか?』

 

「ああ、そりゃあ、いいな。そうしよう。」

 

 

 

 

「………ふ〜っ…今日は天気が良いな。絶好の散歩日和だな。」

 

『風も程よいですからね。

それよりもマスター、さっきから何本吸ってるのですか?吸い過ぎです。』

 

「ん、そうか?」

 

『ええ、気を付けてください。』

 

「あ〜……んじゃ、後もう1本だけにするか。」

 

『はあ……。』

 

そんな溜め息吐くなよ…。

 

「あら?黒じゃない。」

 

「あ、本当だ。どうしたんだい?こんなところで。」

 

「ああ、プレシアさんとアルフちゃんか。

タバコを吸いに出たついでに散歩してんのさ。」

 

「うっ……なんだい、その棒みたいなの?変な臭いがするよ…。」

 

「ああ、なるほど。そういえば、狼なんだっけ?キツイか。」

 

「私も苦手な臭いね…。」

 

ふむ……なら、仕方ない。

 

「少し名残惜しいけど…。」

 

魔法で掌に魔力を少し溜めて消した。

ポケット灰皿要らずだから便利なんだよな。

 

「いや、悪いな。戦争とか暗殺してると機会がなくてな。」

 

「黒は戦争と暗殺をやってるのかい?」

 

「まあな。これでも戦争屋だからな。暗殺はあんまり得意じゃないが…。

いや、でも、相手の不特定多数の兵士に個人名で恨まれるくらいには有名だぞ。」

 

「何をやってたのさ……。」

 

「そこは企業秘密ってことで?」

 

まあ、大火力でぶっぱなしてただけなんだけどな。

それでもあんなに殺してると恨まれるか。やってることも派手だし。

 

「でもさ、人を殺すのって辛くないかい……?」

 

まあ、最もな意見だな。

 

「よく言うだろ。発表会とかで緊張したら客はかぼちゃや他の何かだと思え。って、俺は人として見てるが。

そうだな……慣れてくるもんなんだよ、そういうのは。」

 

「そうかい……。」

 

「………随分と暗い話になっちまったな。んじゃ、俺はそろそろ戻るな。」

 

「黒、ちょっと待ってくれるかしら?」

 

「ん?なんだ?」

 

「その…改めて、アリシアと私を救ってくれてありがとう。」

 

「なんだ、そんなことか。

気にすることでもないぞ。俺の気まぐれだ。」

 

「それでもよ。」

 

「……やっぱり、親子だな。2人と同じことを言ってる。」

 

「当たり前よ。お母さんなんだから。」

 

「ああ、そうだな。

んじゃ、後でな。」

 

昼から酒もいいかな?…………やっぱやめだ。軽い戦闘訓練でもするか。

 

 

 

 

「ふっ、ふっ、あらよっと。」

 

こんな軽い声でやってるが実際は当たったら吹き飛ぶくらいだと思う。

最後に回し蹴りをすると網膜にモニターを被せて発生させていた仮想敵が全滅した。

 

『トレーニング終了。お疲れ様でした。』

 

「ま、三百体だとこんなもんか。」

 

流石に旅行に来てまで数万もやりたくはないしな。

 

『それにしても、急に訓練なんてどうしたのですか?明日は台風でしょうか?』

 

「俺が訓練したら悪いのか?

………まあ、いい。実は俺の直感ではこの事件の最後に何かある。……と思う。」

 

直感無かったら数万の軍勢とやり合うなんて出来ないからな……。

 

『なるほど…。やはりジュエルシードでしょう』

 

「一応そうだとは思ってる。まあ、今は何とも言えないけどな。」

 

もしかしたら俺が出張らないといけなくなるかもな……。

 

「…その前に少し汗かいたからまた温泉入るか。」

 

『さっき温泉入った意味がありませんね。』

 

ほんとにな。

 

 

 

 

「ほらほら、士郎さん。もっと飲みましょうよ〜。」

 

「ははははっ!その通りだね、もっと飲もう!」

 

温泉はどうしたかって?なんで2回男の裸を書かなきゃいけないんだ、カットだカット!

あ、ちなみに全員浴衣だぞ。俺は自前の黒の浴衣だ。

しかし、女性の浴衣姿はいいものだ。

 

「うぃ〜……誰かお酌してくれ〜!」

 

「俺も誰かお酌〜!」

 

そこではいい大人2人がお酌お酌〜、と酔いどれていた。というか俺と士郎さんだった。

 

「あ、じゃあ…黒のは私がしようか……?」

 

「お〜、フェイトちゃんかぁ、こんな可愛い子にお酌してもらえるなんて嬉しいねぇ。」

 

「じゃあ、お父さんのは私がするのっ。」

 

「はははっ、こっちにも天使が来てくれたよ。

それと黒君。ここにいる女性はみんな可愛いじゃないか!」

 

「おっと、そうでした!」

 

「「ははははははっ!!」」

 

「あらあら、2人共元気ね。」

 

「うるさいだけよ…。」

 

「ふふっ、折角の旅行なんだから良いじゃないですか。

プレシアさんも飲みます?」

 

「……そうね、頂くわ。」

 

周りがなんか言ってるけどわかんねぇなぁ〜。

 

「フェイトちゃんよ、隣じゃなくて膝に乗ってくれよ〜。お兄ちゃん、人肌恋しいぜ〜。」

 

「ふぇ……?……!?///」

 

抱き上げて上に乗せてやると一気に顔真っ赤にした。

借りてきた猫みたいに縮こまって可愛いなぁ……。

 

「なぁ、なのは。お父さんの上に乗らないかい?」

 

「いいよ?」

 

士郎さんの顔がほっくほっくしてるな。

 

「っととと…。」

 

結構強い酒だから酔いが回ってきたか?

 

「……黒。」

 

「ん?ああ。」

 

きっと、またお酌をしてくれるのかと思って盃を寄せるとお酌をした後に盃を取られた。

 

「?フェイトちゃん?どうしたよ?」

 

「んっ……。」

 

……おう、ちょっと待て。この子酒飲んだぞ。

まさかと思ってなのはちゃんの方を向いてみた。

 

「ふにゃ…。」

 

少し顔を赤くしていた。

気分の良くなってる士郎さんは気付いてないみたいだが…。

 

「………酒の匂いで酔った…?」

 

「…暑い……。」

 

声が聞こえてフェイトちゃんの方を見ると浴衣が肌蹴ていた。

………この子は本当に小3くらいの年齢なのか?見た目が変わらず年取ったって言われても信じるぜ。

 

「プレシアさ……。」

 

「む〜…アリシア〜、フェイト〜……。」

 

寝てやがる………。

これは不味い。何が不味いって、今もフェイトちゃんが浴衣を脱ごうとしているのが不味い。脱げないように押さえてるけどさ。こら、暴れるんじゃあない。

しかも、俺もまさかフェイトちゃんがこんな風になるとは思ってなかったから酔いは消えたが精神的にやばい。

今までハニートラップはあったけど初対面の他人となんてしたくねぇからスルーしてたけど、身内と他人でこうも違うか。

 

『マスター……。』

 

「ふ、風…!打開策はないか!?」

 

そうだ、俺には超高性能デバイス様があるじゃないか。もう恐れるものは無い!

 

『……やはりロリコンなのですね?ふふっ、大丈夫ですよ。私はスリープモードに入りますから気にしないでください。』

 

こんのクソったれデバイスがぁぁぁぁ!?

返事も聞かずにさっさと寝やがったぞ!?俺ってマスターだよな?サラッとロリコン扱いされたけどマスターだよなぁ!?

 

「黒ぉ…。」

 

「ふぇ、フェイト。待て、待つんだ。ストップ!みんな見てるから!?それ以前に歳を考えろ!」

 

おい、大人組はニヤニヤすんな、子供組は真っ赤にするくらいなら目を瞑るか他のとこ行ってろ!

 

「〜っ!?ああ、くそっ!」

 

「あぅ……。」

 

こんなの俺のキャラじゃねぇんだよぉぉぉぉ!!!

いい加減恥ずかしくなった俺はフェイトちゃんを抱えてその場から逃げ出した。

もうなのはちゃんとフェイトちゃんには酌は頼まないようにしよう……。

 

 

 

 

場所は変わって俺の泊まる部屋だ。

いや、そんなことはどうでもいい、それよりもだ。

 

「ん……すぅ…。」

 

なんで、フェイトちゃんを連れてきたんだろう………。

 

「…袋の中の酒でも飲むか。」

 

袋から他の次元世界で手に入れた結構な値の酒を取り出した。……窓から見える月でも眺めながら静かに飲むのも乙か。

 

「………結構美味いな。」

 

宴会とかでワイワイしながら飲むのも悪くないが、こんなのも良いな…。

 

「さて、と。………寝るにしても、フェイトちゃんが居るからな…。」

 

どうしたもんかなぁ……。

 

「まあ、いいや。

フェイトちゃん、隣失礼。」

 

あ〜…寝よ寝よ。

魔力反応あるけどフェレット君とアルフちゃんが気付いたみたいだから任せるか。

 

『おやすみなさいませ。』

 

起きてたのかよ…。

 

 

 

 

……んん…。眩しいな……。

 

「…………朝か…。………あ?」

 

腕に違和感があるな……。

誰だよ…。

 

「ううん…。」

 

……なんだ、フェイトちゃんか。

 

「ふわぁ〜……二度寝でもするか…。」

 

2泊3日だから別に寝ても良いだろ。

フェイトちゃんを抱き締めるとすぐに寝た。寝心地抜群だわ。

 

 

 

 

「………さい……き…さい…!」

 

なんだよ…。人が気分良く寝てるのに……。

 

「起きなさいっ!」

 

「んあ…?ぷろてくしょん・どれいん……。」

 

『プロテクション・ドレイン

………はぁ、作った魔法の初めての使用がこんなことになんて…。』

 

「……なんなのかしらこの男は…。寝惚けた状態で魔法を使って、よく分からない魔法で魔力弾を吸収して自分の魔力に還元するなんて…。

頭が痛くなってきたわ。」

 

うるさいなぁ……。

 

「く、黒……。起きてってばぁ…///」

 

……フェイトちゃんと一緒に寝てたからフェイトちゃんは触れるのか…。

揺さぶられると寝るにも寝られないな…。仕方ないか。

 

「んっくぁぁ〜……ふう。おはよう…。」

 

「おはようじゃないわよ…。もう昼よ?」

 

「大体こんなもんだ…。

………フェイトちゃ〜ん、ぎゅー。」

 

「きゃっ…!?///」

 

フェイトちゃんを抱き締めることによって俺の心が癒されるぜぇ。

 

「あなたねぇ……。」

 

「なのはちゃんも良いがフェイトちゃんも良いなぁ…。」

 

「聞きなさいっ!」

 

「説教は嫌いなんだよ…。」

 

まあ、フェイトちゃんに癒されたからいいか。

俺が軽くプロテクション・ドレインに触れたら弾けて消えた。

 

「え……?」

 

「これな、魔法を吸収して還元するってのは良いんだけど物理にはシャボン玉並に弱いから触ればいいんだよ。」

 

まあ、ミッドチルダ式ならこれで完封出来そうな気もするけど。

 

「んじゃ、コーヒーでも買ってくるな。」

 

コーヒーといえばブラックだろ。そしてブラックはホットしか認めないぞ。

フェイトちゃんは固まってるし、プレシアさんは考え事してるし、さっきまでの行動の中に何かあったのかねぇ?

 

 

 

 

「ん〜、やっと目が覚めた。」

 

『ふわぁ……あふ…。おふぁようございまふ……。』

 

「よう、風。お前も寝坊だな?」

 

『私はちゃんと起きましたよ…。ただマスターとフェイトさんの寝てる映像を編集してたら二度寝しちゃいました。』

 

「いつの間に……まあ、いいけど。」

 

少し昼飯の時間は過ぎたけど、食いに行くか。

 

「あの…黒さん。」

 

「ん?おお、衛宮じゃないか。どうした?」

 

そういえば居たな。話し掛けて来ないから忘れてた。

 

「あの、俺に戦い方w「すまん、無理だ。」……何故ですか?」

 

またか……。

 

「なのはちゃんやフェイトちゃんにも頼まれたし言ったけどな。

俺の戦い方は基本的には軍勢を想定した戦い方なんだ。確かにサシの戦いも出来る。それでも俺と同じ動きが出来るやつなんて精々ランスロットくらいだ。」

 

「………。」

 

「まだ子供なんだ。修行をしていけばお前だって強くなれる。俺が保証してやるよ。」

 

「…じゃあ、最後に1ついいですか?」

 

「ああ、いいぞ。」

 

「黒さんは……何のために戦ってるんですか?」

 

分かりきったことを聞くなよ…。

 

「そりゃあもちろん、自分のためだ。」

 

「…ありがとうございました。」

 

「おう。んじゃ、またな。」

 

昼飯は何かな〜?

 

 

 

 

「…………。」

 

「むむむっ…。」

 

「ジーッ…。」

 

この旅館の飯が美味い、美味いなぁ……。

ただ、なのはちゃんとアリシアちゃんに見られてなければもっと最高だったのになぁ…!?

 

「………2人共、どうした?」

 

「後でお話があるの!」

 

「私もあるよ!」

 

「……ちなみにどんな話か聞いてもいいかな?」

 

「「フェイト(ちゃん)と寝てたこと!」」

 

やっぱりか…。

 

「……………不幸な事故だったな。」

 

「事故じゃないでしょ!お兄さん、自分からフェイトを連れて行ったもん!」

 

「それに一緒に寝てた理由にはならないの!」

 

これは困った…。落ち着いて飯が食えない。

 

「今は飯食ってるからさ、その話は後にしてくれないか?頼むっ!」

 

両手を合わせて頼むと渋々といった感じで。

 

「む〜…わかったの……。」

 

「しょうがないな〜、部屋で待ってるからね?」

 

と言って戻って行った。

その瞬間食べる速度を早めてすぐに食べ終えた。

 

「ふう……よしっ!

エスケー「あ、結構早かったね。黒お兄ちゃん」プ……?」

 

…………なんでなのはちゃんがここに?

 

「黒お兄ちゃんの考えることは分かるよ?逃げようとしてたんでしょ……?」

 

「い、いや、そんなことはない…かなぁ?」

 

「嘘はダメ!」

 

「あ〜……悪かったよ…。」

 

「じゃあ、今日はなのはが黒お兄ちゃんと一緒に寝るね?」

 

うん……?

 

「待て、なのはちゃん。それとこれとは違うと思うんだ。」

 

「違ってないもん。フェイトちゃんと寝てた罰だよ。」

 

それを言われると辛いな。

 

「全く、特別だからな?」

 

「やった〜!」

 

俺と一緒に寝ることにどんな価値があるのやら……。

まあ、それで気が済めばいいか。

 

 

 

 

なのはちゃんと分かれた俺はあることを考えていた。

 

「フェイトちゃんやアリシアちゃんに何か娯楽とか教えてやりたいな…。」

 

アリシちゃんは若くして死んだし、フェイトも訓練とかばっかりだったろうからな。何か楽しいところにでも連れて行ってやりたいな。

 

「なぁ、風。何か考えといてくれないか?」

 

『嫌ですよ。そういうことはちゃんと自分で考えて計画してください。』

 

「厳しいな。」

 

でも、まあ、その通りか。俺がそう思ったんだし、偶には自分で考えてみるか。

 

「そうだな……。遊園地とか映画とかいいかもな。ああ、そうだ。夏にはプールや海にも連れて行ってやりたいな〜。」

 

『マスターは本当に父親のようですね。』

 

「父親ねぇ…。正直どんなのかは分からないけど、あの子達の父親なら楽しそうだな。」

 

『やれやれ……。』

 

風はどうしたんだ?

まあ、いいか。

 

「昼から酒を飲む訳にもいかないしな…。タバコは…『ダメですよ。』……わかってるよ。んじゃ、訓r『それもダメです。』………じゃあ何しろってんだよ?」

 

『子供達のところにでも行けばいいじゃないですか。好きなのでしょう?子供。』

 

「好きだけどさ…。」

 

『ならいいじゃないですか?』

 

風はなんであの子達の所に行かせたがるんだか……。

 

「わかったよ。行けばいいんだろ?」

 

『はい。レッツゴーです。』

 

 

 

 

「と、言う訳で遊びに来たのであった。」

 

「……それじゃ伝わりませんよ?」

 

「まあ、あれだ。暇だから来た。」

 

「急にざっくりになりましたね…。」

 

「それよりも座った瞬間にこうなったのには驚いたけどな。」

 

「それはあたしも驚きましたよ…。」

 

だよな。座ったら我先にアリシアちゃんが膝になのはちゃんとフェイトちゃんが両腕に抱き着いてくるんだよ。

俺が見切れないってどういうこと?

視力と動体視力はマサイ族を軽く超えてるはずなんだが…。

 

「ふふんっ。」

 

「「えへへ〜…。」」

 

どうすればいいのさ?

 

〔諦めればいいのでは?〕

 

〔ナチュラルに思考を読んでんじゃねぇよ。〕

 

どうなってんだ、うちのデバイスは。

 

「学校組の3人はどうだ?例えば勉強とか。」

 

「あたしとすずかは大丈夫ですけど、なのはは文系が苦手ですね。」

 

「ふむふむ……なのはちゃん、帰ったら俺が勉強を教えてあげよう。」

 

「え?……黒お兄ちゃん、勉強出来たの…?」

 

「は…?いや、当たり前だろ?」

 

特に外国語は結構な数は話せるぞ。他の次元世界を入れたらもっと多いけどな。

 

「これでも文系は得意なんだぞ?

………実際あんなもん暗記するだけだし。」

 

「う〜……それが出来ないから困ってるんだもん…。」

 

「やれやれ…この旅行が終わったらみっちり教えてやるからな。」

 

「にゃあぁぁぁ………。」

 

可愛く鳴いてもダメなものはダメだ。

 

 

 

 

「そうだ。折角だからフェイトちゃんとアリシアちゃんもするか?まだ慣れてないだろうし読み書きが出来ると後々便利だぞ?」

 

「う〜ん……どうしようかな…。」

 

「フェイトッ、やってみようよ!面白そうだし!」

 

面白いかな……?いや、俺も他の場所の言語を覚えるのは楽しかったからそうなんだろ。

 

「…………うんっ、私もやってみる…!」

 

「んじゃ、決定か。まあ、日程は後で決めようぜ?

俺はちょっとタバコでも……。」

 

『マスター?』

 

「……そうケチケチするなよ。1本くらい良いだろ?」

 

『そう言いながら昨日何本吸いましたっけ?』

 

「1箱と少しだな……。」

 

『我慢してください。』

 

「そんなっ!?俺の楽しみが!?」

 

『昨日あんなに吸うからです。反省してください。』

 

「はい………。」

 

仕方ないか…。

それじゃ、昼寝でも……『マスター、通信が入りました。』

 

「………出てくれ。」

 

『黒か!?』

 

「なんだ、部隊長か………んで、どうしたの?」

 

『隣国が攻め込んで来た!頼むっ、援護してくれ!』

 

「おいおい…そう言われてもこっちは休暇中でね。そっちの戦力でどうにかならないのか?」

 

『こっちの兵士達は前回の戦の疲労が溜まっていて防衛部隊もすぐに崩される……。』

 

「でもなぁ…。」

 

『……こっちも本当はお前には頼りたくは無かった。前回の戦争でもこっちに有利な状況に立て直してくれたから今回は止めておこうと王に言われていたのだ。

だか、それでは国は滅んでしまう……。どうか、どうか頼む……!』

 

……流石に滅ぶのは困るな…。なんだかんだ良くしてくれるし。

 

「黒お兄ちゃん…行ってあげて?」

 

「なのはちゃん?」

 

「あの部隊長さん?の国が大変なんだよね?じゃあ、助けてあげて欲しいの…。なのはも出来ればお手伝いしたいけど、役に立てないだろうし……。」

 

『………マスター。』

 

「………………仕方ねぇなぁ…。部隊長、この戦争が終わったら飯とか酒くらい奢れよ?」

 

『!!すまない…!』

 

「ばっか、お前、そんな時はお礼だろ?」

 

『ああ……ありがとう!

そちらのお嬢さんも、ありがとうっ…!』

 

「へっ!?にゃ、にゃはは……私は何もしてないよ…?」

 

『いやっ!充分してくれた。是非、いつか我らの国に来てくれ。全力で持て成そう。』

 

「あ、ありがとうございますっ。」

 

「さて……んじゃ、士郎さん達には説明よろしく。

風、長距離転移用意。」

 

『了解。』

 

転移の光で目を瞑り、再び大河開くとそこは久し振りの戦場だった。

 

「殲滅だ、クソ野郎共!」

 

 

 

side out




書いてから温泉回は前後半に分けた方が良かったかな、と思いました。
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