楽しみたいだけの転生者   作:黒色エンピツ

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それでは次です。どうぞ。


その11:誰でも休暇が強制終了したらキレる。

side 黒

 

 

 

「はぁ……。ああ言ったものの、昼飯から多少時間経って小腹も空いたし、レーション(するめ&あたりめ)を食べながら戦うか…。」

 

『マスター、それはレーションではありませんよ。』

 

「いや、わかってるって。言ってみただけだ。それに日持ちはするし携帯食料としては間違いではないから良いだろ?酒のつまみにもなるし。」

 

そう言ってするめをひと切れ口に入れた。

 

「んじゃ、機嫌も悪いしさっさと終わらせたいから特別に使うか。」

 

『珍しいですね?』

 

「さっさと終わらせて帰りたいんだよ……。」

 

もっと温泉入りたかったのに…。

 

「来い、〈黒纏〉!」

 

まあ、ランスロットに貰った鎧(笑)だ。

見た目は好きに変えられる素敵仕様でご都合主義らしく、鎧はなんかごわごわしてて嫌だったからバリアジャケットと同じく刀の時は和服、それ以外は基本洋服だ。勿論色は黒。元々着てた服は異次元的な所に飛ぶらしい。

でも、バリアジャケットよりも身体能力にブーストがかかる。加護みたいなもんなのかね?

 

「まあ、いいや。手早く済ませるぞ。」

 

『ええ、私も少し休みたいです。』

 

「OKOK。風、準備はいいな?」

 

『もちろんです。』

 

「んじゃ、貫け、グングニルッ!」

 

特に目標を決めずに投げた槍は直線上に居た敵兵士をやすやすと貫きながら突き進んだ。

 

「んじゃ、二丁拳銃だ。黒天も洋服に変更。」

 

『デュアルガンフォーム』

 

「うん?……洋服に変更したはずなんだが…何故カウボーイハット?」

 

イメージもしてないし、事前に頼んだ訳でもないんだが…。

 

「まあ、いいか。風、設定は殺傷設定だ。」

 

『既に変えてます。』

 

よし、これでやってみるか。

 

「………折角だしスタイリッシュにやるか?」

 

『では、私はそれに合う曲でも流してみましょうか。ロックなんてどうです?』

 

そして、音楽が流れてきた。

ふむ、ロックか。

 

「ノリノリで行くか!」

 

『パーティーの時間です。』

 

風も割と楽しんでないか?

 

「イイィィィヤッフゥゥ!!」

 

「なっ!?全部隊に伝令!楽島 黒が出てきガァッ!?」

 

「ここは俺達が食い止める!伝令を急げ!」

 

「りょ、了解!」

 

おっと、壁が出来たか。

 

「風、カウントよろしく。」

 

『了解。ってもう撃ってますね。

4,8,13,17,19……。』

 

「ふふんふんふんっ♪

っと、頭失礼するぞ。」

 

「お、俺を踏み台にっ!?がっ!?」

 

「跳んだぞ!弓兵部隊、あいつを落とせ!」

 

「はははっ!そんなノロい矢に当たるかよ!

お前らもノロいから射的みたいだな!」

 

「く、くそっ!あいつは銃だ、近接で戦え!」

 

「「「了解!」」」

 

「甘い、俺が近接格闘出来ないと思ったのか?」

 

斬りかかってきたのを片手で関節を極めてへし折り、もう片方で別の兵士の頭を撃ち抜く。空いた所からの攻撃は身体を逸らすことで避ける。

それを続けていく内に兵士が全員死んだ。

 

「結果は…?」

 

『ヘッドショットスコアは2846。兵士の総数は5397。ちなみに魔力は銃だったので魔力を放出したことによりいつもより減ってます。ですが、広範囲の攻撃を使用してないので戦闘を続行するには充分です。』

 

「半分と少しか……まだまだだな。」

 

『これでも良いと思いますが?』

 

「魔力の節約のためにはもっと精密な射撃が必要だからな……。

次行くぞ、双剣だ。」

 

『デュアルソードフォーム』

 

「魔力を付与。付与する魔力は少量。

…………うん、こんなもんか。

風は上空にファンタズムバレットを直射型で80基待機、合図を送ったら……5000発分魔力は送るから撃て。」

 

ファンタズムバレットは直射型と誘導制御型に出来る攻撃魔法だ。まあ、待機させるからファンタズムスフィアって言った方がいいんだろうな。

ちなみに名前は自分で作ったはいいが、前世の感覚で使った時には幻想的に見えたからだ。

 

『了解です。』

 

「さて……目の前には敵の大軍、後ろは疲労困憊の味方で、一緒に戦ってくれるやつは居ない。流石の部隊長でも無理か。

んじゃ、ちょいと黒纏の特殊能力でも使ってみるか。

段階踏んで…狂化C!」

 

まあ、みなさんご存知バーサーカー特有のスキルだ。

ランスロットはアニメではバーサーカーだから狂化が付いているらしい。後、実際はセイバーだから騎乗もあるそうだ。

狂化は目が真っ赤になるみたいだから判別しやすいな。

 

「ゥゥウウウウウガアアァァァァ!!!!」

 

身体能力に更にブーストがかかった。

体力が奪われるから気分は良くないけど、相手があれなら大丈夫だろ。

少し思考が遅くなってきたから戦いに集中しよう。

 

「アアアアァァァ!!!」

 

地面を砕きながら大軍に突っ込むと前に居た兵士共が吹き飛んでいった。

そのままの勢いで双剣を振り攻撃がきたら避けるか防ぐ。

周りの景色がいつもより遅く感じる。

 

「ウガァァァ!」

 

「か、囲め!数ならこっちの方が上だ!やつもこの数には勝てまい!」

 

こっちを囲みに来たから双剣に魔力を溜めて周囲に魔力の斬撃を飛ばす。

 

「ま、魔導師部隊は半数はバリアを張れ!もう半数は攻撃魔法の準備をしろ!」

 

「「「プロテクション!!」」」

 

「グッ……ラアァァ!!」

 

一瞬だけ刃が受け止められたが次の瞬間破壊した。

特に高いランクでもない魔導師のプロテクション程度を何枚重ねても無駄だ。

 

「バリアが破壊されました!」

 

「何っ!?くそっ、化け物め!

魔導師部隊、攻撃しろ!」

 

多種多様な攻撃魔法が飛んできた。もちろん今の状態だとシールドやバリアなんて攻撃した方がいいという思考に偏ってる。なら、どうするか?

 

「ガアアアアアアアッ!!!!」

 

魔法ではなく魔力を指向性を持たせて放射して相殺した。ドラ〇ンボールの気合砲みたいなもんだ。

 

「ぜ……全軍…ひ、引けっ、引けぇぇ!?」

 

「「「う、うわぁぁああああ!!?」」」

 

「(狂化解除……!)今だ、風、撃て!」

 

『ファイア』

 

待機させてたファンタズムバレットによる絨毯爆撃だ。敵は残るだろうが数は大分減らせるだろう。

 

 

ズドドドドドトドドドドッ!!!!

 

 

「……黒い魔力弾だから闇の魔法っぽくてかっこよくないか?」

 

『戦争中なんですから中二病は控えてください。』

 

「いや、だって今は行っても意味無いだろ?

後これ残り何発?」

 

『まあ、そうでしょうが、真面目にお願いします。

残り2169発です』

 

「わかったよ……。あたりめ食って大人しくしてる。」

 

『普通に待っててくださいよ…。』

 

だって、腹減ったし。

っと、終わったか。大部分は殺ったが、まだポツポツと生き残ってるな。

 

「んじゃ、残党刈りするか。」

 

今回の報酬はいつもより多くないと割りに合わないぞ、全く。

 

 

 

 

あれから残党を全員殺して気付くと夜だった。

ふと、今の自分の姿を見てみた。

敵を至近距離で殺したために返り血を大量に浴び、黒天も黒のはずだが赤が混じり、重くなっていた。

これでなのはちゃんとかに会ったら大泣きされるんじゃねぇの?

 

「……これで洗濯不要なんだから便利だよな。」

 

でも肌も血が着いたから洗い落とさないとな…。

 

「やれやれ……。」

 

「大活躍だったようだな。」

 

「ああ…なんだ部隊長か。」

 

「なんだとはなんだ。………今回はすまなかったな。」

 

「気にすんなよ。俺だって待遇良くしてもらってるんだ。

あ、でも、今回の報酬はいつもより多めで頼むぞ?後、酒は奢れよ?」

 

「ああ、わかっている。美味い店を紹介してやるさ。」

 

「ああ、頼むぞ。それじゃ、またな。」

 

「ああ。」

 

さて…宿を探すか。

ん?あの店なんてどうよ?

 

「こんちは〜。」

 

「あ、いらっしゃひぃぃぃぃ!?」

 

急に男が腰を抜かしたな。どうしたんだ…?

 

『マスター、今の見た目を思い出してください。』

 

「ん……?ああ、なるほど。

これは全部さっきの戦での返り血だから気にしなくてもいいぞ?それと取って食ったりもしないから安心しろ。」

 

「は…はあ……。」

 

一応復活したが、まだ怯えてるな。仕方ないか…。

 

「なぁ、シャワーか風呂付きの部屋は空いてるか?」

 

「ええ…空いてますよ。」

 

「じゃあその部屋に1泊で頼む。」

 

「わかりました。では、こちらの鍵をどうぞ。」

 

ふむふむ、鍵に付いたタグの部屋に行けってことか。

 

「今日はもうシャワーで血を落として寝るか…。」

 

『狂化も使いましたしね。』

 

体力をガッツリ持ってかれるからな……。

明日は休めるといいな…。

 

 

 

 

「ん………?」

 

『マスター、起きてください。』

 

「………なんだ?こんな時間に。」

 

『なのはさんから通信です。それともう朝です。』

 

「ん〜……繋いで…。」

 

『もう繋いでます。』

 

作業が早いことで。

 

『お、おはよう、黒お兄ちゃん。』

 

「お〜、おはよう。どうしたんだい?」

 

眠い……。

 

『え、えっと、実はね?昨日フェイトちゃんとけじめをつけるって意味で決闘をしたの。』

 

ん?原作よりも早い?まあ、違いが起きるのは当たり前か。

 

「それで?どうしたんだ?」

 

『途中で管理局の人達が来て止められたの。

それで、アースラ?に乗って説明して、大人はプレシアさんが居るから大丈夫かと思ったんだけど、プレシアさんが警戒されちゃって……。お父さん達もダメって言われちゃったし。

他に魔法関係者信用できる人が居ないか聞かれたけど黒お兄ちゃんしかいなくて…。

出来たらすぐに来て欲しいのっ!』

 

マジかよ……管理局とか相性最悪じゃねぇか…。

 

「いや、でもね、なのはちゃん?ちょっとすぐに行くのは難しいかなぁ…。」

 

『お願いっ!』

 

「う〜ん……。」

 

『ダメ…?なのはのお願い、聞いてくれない……?』

 

「了解した。すぐに向かうから大人しく待ってなさい。」

 

『うんっ!わかったの!』

 

そして通信が終わった。

 

『……………マスター、ちょろいですね?』

 

「……うるせぇやい。」

 

どんどん涙目になっていったんだから断れないだろ…。

 

「んじゃ、よろしく。」

 

『了解、長距離転移、スタンバイ。位置は…なのはさんのいる場所でいいでしょう。』

 

俺の休みはいつ訪れるのか…。

 

 

 

 

「到着…。」

 

「く、黒お兄ちゃ〜ん!」

 

「うわらばっ!?」

 

て、転移してきた瞬間に鳩尾に頭突きとは…やるじゃないか…。

 

「あ、あの……大丈夫ですか?」

 

倒れていると緑髪の女性が話し掛けてきた。カラフルだな。

 

「ええ、まあ、慣れてるんで大丈夫ですよ……ふわぁぁ…。」

 

「……随分眠そうですが、大丈夫ですか?」

 

う〜む、魔法関係者だし言っても大丈夫か?

 

〔どう思う?〕

 

〔いいんじゃないですか?どうせ知ってるでしょう。〕

 

んじゃ、話すか。

 

「大丈夫ですが、疲労は残ってますかね。昨日は戦争に行ってまして。」

 

「は……そ、そうなんですか。

えっと、紹介が遅れましたね。私はこの艦、アースラの艦長をしているリンディ・ハラオウンと言います。」

 

「ほ〜、艦長さんでしたか。俺は楽島 黒と言います。通り名は不本意ながら〈自由人〉と呼ばれています。」

 

「……………はっ!?す、すみません。本当に楽島 黒ですか?あの1人で軍と戦った?」

 

「?ええ、そうですが?昨日も知り合いの国からの要請で手助けに行ってたんですよ。」

 

「そうですか……。では、逮捕します。」

 

は……………?

唖然としてる間に手錠が手首に掛けられた。

 

「えぇ……何このふざけた事態…。」

 

 

 

 

少し歩いて取調室のような所に連れてこられた。

疲れてんのに無理して来たのにこの仕打ちはないだろ。

 

「んで?リンディさんでしたっけ?俺にはどんな罪があるんですかね?」

 

「あなたは管理局の重役何人も殺してますね?よって、管理局から指名手配されています。」

 

「あ〜…そんなこともありましたっけ。偉そうにふんぞり返ってたのが居ましてね、無駄に豪華な服で。」

 

「認めましたね?それではあなたにはこの事件が終わるまで大人しくしてもらい、その後、管理局に送ります。」

 

「ストップ。」

 

「はい……?何でしょうか?」

 

「まあ、取り敢えずこちらを見てください。

風、今まで殺してきたその重役連中のデータを出してくれ。」

 

『了解です。』

 

空中投影でさっき言った人達のデータが表示されていく。…………結構多いな。

 

「んで、これらがさっき言ってた重役の方々の悪行を纏めたものです。

俺だって何もしてない人は殺しませんよ。何もして無くて死んだって人は居たとして俺の居る戦に出てきた新兵くらいのものでしょう。」

 

「これは……すごい量ですね…。こちらで解析してもよろしいですか?」

 

「ええ、大丈夫ですよ。風、アースラにこのデータを送ってくれ。」

 

『そう言うと思って既に送りました。』

 

「おお、流石だな。」

 

『この程度当たり前のことです。お礼なら今度整備でもしてください。』

 

「ん、そうだな。そうさせてもらおう。」

 

なんだかんだ世話になってるしな。

 

「それとリンディさん。」

 

「何ですか?」

 

「そろそろ手錠を外してくれると嬉しいんですが…?」

 

「…………まあ、いいでしょう。」

 

はじめて手錠を掛けられたが、窮屈だな。

さて、なのはちゃん達の所にでも戻るか。心配してるだろうし。

 

「それじゃ、リンディさん、また。」

 

「ええ、また。」

 

そう言って部屋を出たが、ハイテクだな。ん…?

 

「なのはちゃん、どうした?」

 

なのはちゃんが部屋を出てすぐ横に立っていた。

 

「えっと……なのはのせいで…ごめんなさい………。」

 

「なんだ、そんなことか。気にしなくてもいいんだぞ?」

 

「で、でも……。」

 

「いいんだよ。この仕事をしてればこうなることはわかりきってたことなんだ。だから、気にしなくてもいいんだ。」

 

「……うん…。」

 

本当に気にしなくていいんだけどなぁ。

暗い雰囲気を消そうと思って少し強引に頭を撫でてやった。

 

「んにゃにゃっ!?」

 

「子供がそんな顔してんじゃねぇよ。

いつもみたいにニコニコ笑ってな。」

 

「むう……わかったの…。」

 

不満気ではあるがはにかみながら笑った。

やっぱり笑顔が似合うな。

 

「ほら、みんなの所に戻ろうぜ?」

 

「うんっ!」

 

歩き出すと俺を追い掛けて来て袖をちょこん握って嬉しそうに笑った。

………そんなに嬉しいもんなのかね?

 

 

 

 

「あ、黒!大丈夫だったの?」

 

「よう、フェイトちゃん、昨日ぶり。

まあ、こっちもデータと証拠を出したら大丈夫だったぞ。」

 

「そっか……よかったぁ…。」

 

「フェイトちゃんもなのはちゃんも心配し過ぎだぜ?俺は例えピンチになっても大丈夫なんだよ。」

 

「で、でも、急に手錠を掛けられちゃったから……。」

 

あ〜、確かに子供が自分の目の前で知り合いが捕まったら驚くか。

 

「あ〜…ごめんな?」

 

「んっ、うん、いいよっ。」

 

謝りながら頭を撫でてやると嬉しそうな顔をした。

 

「んじゃ、俺は久し振りに我が家へと帰るとするか。」

 

3日4日帰ってないからな。

 

「あっ、お兄さん!」

 

「うん?なんだ、アリシアちゃん」

 

「私お兄さんのお家行ってみたい!」

 

「俺の家?なんでだ?」

 

「行ってみたいから!」

 

欲望に忠実だな…。

 

「まあ、別に良いけど、プレシアさんは良いって言ったのか?」

 

「あっ、そっか。お母さ〜ん!」

 

パタパタとプレシアさんの方へ行った。

 

「く、黒お兄ちゃん、私も……いい?」

 

「あの、黒…私も……。」

 

「ん、じゃあ、親の許可を貰って来いよ?」

 

「「は〜いっ。」」

 

それにしても事件が起きてるってのになんでこんなのほほんとしてるんだ…?

まあ、別に何か起こってもなんとかするけどさ。

 

『マスターが居るから安心しているのではないでしょうか?』

 

「いや、俺1人でそんなに変わることでもないだろ?プレシアさんだって居るんだし。」

 

『保護者が居ることと強さによる安心感ではないでしょうか?』

 

「ああ、なるほど。保護者が居たら安心だもんな。」

 

『そういうことです。』

 

まあ、事件も俺の知ってるのと違ってフェイトちゃん達が居るし、多少は大丈夫か……?

 

「でも、嫌な予感が消えないな……。」

 

何が起こるってんだ…?

とりあえず、備えだけはしておくか。

 

「なぁ、風。袋の中の低ランク宝具を教えてくれ。」

 

『低ランクだけですと160本程あります。』

 

「それだけあれば充分か……。」

 

ただ単にジュエルシードが暴走するだけなら良いんだけどな…。

 

「黒お兄ちゃ〜ん!」

 

「ん?ああ、3人共。どうだった?」

 

「大丈夫だって!」

 

「私達も大丈夫だったよ!」

 

「うんっ!」

 

ふむ、許可は貰ったのか。でも、リンディさんにも一応聞いといた方がいいかもなぁ。

 

「この暇な時間に宝具でジャグリングでもしながら待つか。」

 

大道芸人を目指すのもアリかもしれないな…!

金なら潤沢にあるし、趣味が仕事になってもいいな。

 

「適当な剣を…4本でいいか。んで、こんな感じだったかな?」

 

前にテレビで見たり旅の途中で見た時のことを思い出しながら少しずつやってみた。

 

「ふんふん……少し慣れは必要だけど俺のスペックなら割と出来るな。」

 

ちょっと楽しみだ。

 

「………あなたは何をしているんですか?」

 

「やあ、リンディさん。さっきぶりですね。」

 

「そうですね……急に魔力反応があったから何かと思えば…。」

 

「あ、これですか?面白いでしょう。」

 

「ええ、とても愉快ですね。とっっっっても……。」

 

「はははっ、そうでしょう。俺もこれで食っていけるかもと思ってるんですよ。」

 

「でもですね。その武器の魔力のお陰で計器が狂ってしまってるのですが!?」

 

「マジですか?」

 

「マジですよ。」

 

これだけの魔力で狂うとは、故障してるんじゃねぇの?

 

「いや、すいませんね。気付かなくて。」

 

出してた宝具を納めてタバコを取り出した。

 

「ところで喫煙所ってどこにあります『マスター?』……はいはい。」

 

『いつも言ってるじゃないですか。マスターは1度吸うとその後続けて吸うからあまり吸わないようにと。それにすぐそばに子供が居るのに吸うなんて論外ですよ、周りのことにも気を配りましょう。それから……』

 

「わ、わかったわかった!悪かったよ!」

 

『む……言い足りませんが、仕方ないですね。』

 

身体を心配してくれるのは嬉しいけど、過保護だな……。今回はすぐに収まってくれたからまだマシか。

 

「ふぅ、さて、リンディさん。少しいいですか?」

 

「はい?」

 

「あそこで騒いでる三人娘が俺の家に来たいって言ってるんですけど、大丈夫ですかね?事件の最中ですけど。」

 

「ええ、それはもちろん大丈夫ですよ。民間人の彼女達にはあまり負担を掛けたくはありませんし、あなたも居ますからね。」

 

「いやいや、俺が出来ることなんて殺しと脅し程度ですよ。」

 

「それはそれで戦闘なら充分過ぎる気がしますけど……?」

 

「それだけならばそうですが、話術なんかも身に付けたいですねぇ。」

 

「ちなみにそれは何に使うんですか?」

 

「私腹を肥やした豚共から金を巻き上げるためですかね。あ、でも、それは極端な例ですから、安心してください。」

 

「安心出来るところなんてありませんよ!?」

 

「金と信頼がモットーですから。」

 

「あなたの言う信頼はドブに浸ってそうですね。」

 

「ははははっ、冗談が上手ですね。」

 

「本気なのですが……?」

 

あんまりにもあんまりな言いようだな。俺は仕事には誠実なつもりなんだが……。

 

「え〜、話を戻しますけどあの子達3人が抜けるのは良いんですよね?」

 

「ええ、その代わりあなたには手伝ってもらいますが。」

 

「………緊急時だけにしてくださいよ?」

 

管理局はブラックだしな、書類整理とかさせられそうで怖い。

 

「それじゃ、俺の家に来る人は全員集まってくれ。」

 

なのはちゃん、フェイトちゃん、アリシアちゃん、プレシアさん、アルフちゃん、ユーノ、衛宮、こんなもんか。それにしても衛宮は居たのか……。ユーノは気付いたけど衛宮には気付かなかったぞ…。

 

「んじゃ、風、転移よろしく。」

 

『了解しました。転移開始。』

 

これで休める……かなぁ?

 

 

 

side out




あまりグダグダにならないように戦闘は短めにしましたが、もっと長くした方が良いですかね?
感想、評価等よろしくお願いします。
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