ポケットモンスターBW【主人公は転生者】   作:シューティングスター

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このサブタイの『あいつら……誰だ?』って言った人がすぐに分かった人は、
かなりのポケモン好きでしょう。

答えは話の中で出てきますよ。




あと、ストックが切れました。

これから更新速度は少々落ちます。


第11話 『あいつら……誰だ?』って言われてたんだぞ!?

「いくわよォ、サトシ!」

 

「どっからでも来い!」

 

 

「ふわぁぁ~……、ねむ………。」

 

 

Nとのバトルの翌日、

つまりは今日だ。

 

昨日の内にバトルの約束してた2人は、今まさにバトルを行おうとしていた。

 

 

オレはと言うと、ギャラリーで寝そうになってる。

 

いや、ね。

昨日のNとの一件もそうなんだけど、この先が急に不安になってきてな。

 

だって、プラズマ団に目ェ付けられたのは確実だし?

まァ、Nならまだマシだと思う。

問題はゲーチスだ。

 

原作をやった人なら分かると思うが、ゲーチスはプラズマ団の中で最も危険な人物だろうな。

 

だってさァ、進化レベルに達してないLV54のチートサザンは使ってくるし?

Nを育てた(と思われる)あの部屋は、正直あの初代シオンタウンよりもタチが悪い。

しかもそこに落ちてるアイテムはなぜかふしぎなアメ。

 

そういえば、前世ではいろんな事がネットで話題になってたな。

 

例えば、ゲーチスの使って来るチートサザンはおくびょうCS極振り(ゲー振り)かもしれなかったりだとか、Nの部屋にあるふしぎなアメは、ゲーチスによる薬物投与を示してるだとか。

 

もし、Nの部屋に落ちてるふしぎなアメで、Nの精神の成長が追いつかないくらい、身体を無理矢理成長させているのだとしたら。

あんな幼稚園児が遊ぶ様な部屋で生活するNが、見た目は大人で中身は子供な、どっかの名探偵とは真逆な事が説明出来る。

 

これはあくまで推測としかされてないけどな。

ゲーチスなら充分やりかねない。

 

 

っと。

話が逸れたな。

 

まァ、一晩中こんな事考えてたからあんまり寝れなかったわけなんだわ。

 

そしたらトウコがいきなり部屋に入ってきて……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ユウキぃ!!起きなさい!!

今からバトルクラブにいくわよ!!』

 

『ぁふ……。

バトルクラブぅ?

すまん、ちょっと悩み事があるから今日は部屋に居たいんだけど………。』

 

『悩み事ォ?

だいじょぶだいじょぶ!!

そんなもんツバつけときゃ治るッ!!』

 

『オレの悩み事は3歳児の擦り傷レベルかッ!!

つーかお前キャラ紹介で【基本的にはツッコミ派】って説明されてなかった!?

それがいきなりボケてるんですけどッ!?』

 

『メタいッ!!何軽々しく時空を越えた発言しちゃってんの!?

神!?神なの、アンタ!?』

 

『だってお前キャラがブレブレじゃん!

マリオカートでバナナを踏んだ時ぐらいブレてるじゃん!!』

 

『それ滑ってるだけだからッ!!

もうブレる通り越して回転してるから!!

一回転して戻っただけ!!』

 

『戻ってねぇッ!!

半回転してそのままコース逆走しちゃってるレベルだからね!?』

 

『あー、もうめんどくさい!!

ヤナップ、そいつ連れてきて!!』

 

『ナップ!』

 

『え、あ!?

ア~レ~、オダイカンサマ~~……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってなわけで、無理矢理ここまで連れてこられたってこと。

 

 

 

「ピカチュウ、キミに決めた!」

 

「ポカブ!出番よ!」

 

「ピッカァッ!!」

 

「カブブーッ!」

 

 

 

 

あ、バトルが始まるな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーー。

ターゲットの位置は確認済みなの?」

 

「もちろんなのニャ!ーーー。

そっちはどうニャ、ーーーー?」

 

「準備は万端だ!

しかし、久々にボスからお呼びがかかったと思ったら、まさかあんなでっかい任務を与えてもらえるとはな……。」

 

「約束の任務まではまだ時間があるわ。

任務までの時間で、生まれ変わったったあたし達の力をジャリボーイに見せてやるのよ!」

 

「おう!

ーーーー。発射タイミングは、攻撃を受けたピカチュウがひるんだ時だからな!!」

 

「了解なのニャ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、バトル開始だったりする!!」

 

 

ドン・ジョージさんから、開始の合図が出される。

 

まずは二人ともどう動くかな?

 

 

「ピカチュウ、でんこうせっか!!」

 

「ポカブ、たいあたり!!」

 

 

まずは二匹とも相手に向かってまっすぐに駆け出した。

物理攻撃の高さはポカブの方が優ってるはずだけど……?

 

 

「ピカ、ピッカァッ!!」

 

「ポカ、ポッカァッ!!」

 

 

ドガッ、と、鈍い音が鳴り響いた。

 

結果はーーー、互角!

 

驚いたな。

種族値的にも、わざの威力でも、ポカブの方が優ってるはずなのに……。

これはサトシのピカチュウが大切に育ててる証拠だろうな。

ま、トウコのポカブの実践経験が皆無なのも関係してるけど。

 

 

「ピカチュウ!

力を抜いて一歩下がれ!」

 

「! ピッ!!」

 

「ポ、カブブフッ!?」

 

 

でんこうせっかとたいあたりの鍔迫り合いが行われていたが、突然ピカチュウが力を抜いて一歩下がったことで、ポカブは前のめりになったあと、顔から地面をスライディングした。

 

 

「ああっ!ポカブぅ!」

 

「今だ!アイアンテールッ!!」

 

「チュゥゥゥ……ピッカァ!!」

 

「ポカァッ!?」

 

 

顔を地面に向けているポカブに、鋼鉄の尻尾が横振りに襲いかかってきた。

 

 

ふーむ。

当然っちゃァ当然だが、サトシの方がトレーナーとして何枚も上手たな。

 

ピカチュウも、今までの旅の経験のおかげで、レベルの方は結構高いハズ。

 

 

てゆか、これなら電気わざ無しでもシューティーくらいになら勝てたんじゃないのか?

大体ラティと引き分けられる実力を持つピカさんの石火受けて、レベル5のツタージャが耐えれるんだ?

 

やっぱり別地方に移るとレベルがリセットされんの?

 

 

 

 

 

「ポッカァァ……。」

 

 

少々のダメージをうけたようだが、アイアンテールが効果いまひとつだったのもあり、ポカブは立ち上がった。

 

 

「頑張って、ポカブ!

反撃のニトロチャージよ!!」

 

「ポカッ、ポカポカポカポカ……、ポッカーーーッ!!」

 

 

ドスドスと、土煙が湧き上がるほど足踏みをして、ポカブは全身に炎を纏った。

 

そしてそのままピカチュウに向けて突き進んだ。

 

 

「避けるんだ!!」

 

「ピッ___!」

 

 

ニトロチャージで詰め寄って来るポカブを、サトシはスピードを利用させることで、距離を開けて躱させた。

 

 

あー、それじゃいつかはボロが出るぞ。

 

 

「もう一回よ!

ニトロチャージ!!」

 

「ポカポカ……、ポッカーーッ!!」

 

 

さっきよりも少ない足踏みで、再び炎を身に纏う。

そしてまたピカチュウを追った。

 

 

「こっちももう一度距離を開け続けろ!!」

 

「ピィッ___!?」

 

 

再び距離を撮ろうとしたけど……。

 

そろそろかな。

 

 

「ポカァァァ……!!」

 

「ピカッ!?」

 

 

そう、振り切れなかったのだ。

今ピカチュウとポカブはほぼど同速で走りあってる。

 

 

「な、なんだ!?

ピカチュウが遅く………いや、ポカブのスピードが上がってるのか!?」

 

 

その通り。

 

ここで、この小説を読んでくれてる天使のような読者様の為に、少し説明を加えておきましょう。

 

【ニトロチャージ】とは、使うことで自身の素早さのランクを1段階確実に上げることが出来るわざです。

 

今のところポカブは2回使ったから、素早さは2段階上がってるはず。

 

そうなってくると、いくらピカチュウでもいずれ追いつかれる時が来るって事だ。

 

恐らく次のニトロチャージでは____

 

 

 

「もう一回ッ!」

 

「ポッカ~ッ!!」

 

「ピガァッ!」

 

 

___当たる。

 

そう考えてると、やっぱり直撃した。

 

 

さすがのピカチュウも、三積みニトロチャージは避けれなかったようだな。

 

 

「ピカチュウ!まだいけるか!?」

 

「ピッ……カァ…!」

 

 

耐久力の無いピカチュウには、ポカブの攻撃力とは言え一致ニトロチャージはキツイ。

 

実際に起き上がる姿も苦しそうだった。

 

 

「よしっ、ピカチュウ!

10まんボル____ 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今だニャース!!」

 

「よしきたニャー!」

 

「ピカッ!?」

 

「な、なんだ!?」

 

「きゃぁ!?」

 

「ポカッ!?」

 

「ッ!?まさかッ___!?」

 

 

 

突然天井が何者かにブチ抜かれた。

 

 

そして、砕かれた天井のさらに上にある、ニャース型の気球から鎖にぶら下げられた網が落ちてきて、ピカチュウをその中に閉じ込めた。

 

これは間違いない!

 

奴らが……、奴らがキタ!!

 

 

 

 

 

 

 

「何だかんだと聞かれたら!」

 

「答えてあげよう!明日のため!」

 

「フューチャー !白い未来は悪の色!!」

 

「ユニバース !黒い世界に正義の鉄槌!!」

 

「我らこの地にその名を記す!!」

 

「情熱の破壊者、ムサシ!!!」

 

「暗黒の純情、コジロウ!!!」

 

「無限の知性、ニャース!!!」

 

「「「さあ集え!!ロケット団の名の下にッ!!!」

 

 

「ロ、ロケット団!?」

 

「ピピッカチュ!?」

 

「うおおおおおおおおお!

ロケットだーーーーーーーん!!」

 

出たァァァァァッ!!

 

ロケット団ktkrェェェェッ!!!

 

イッシュ地方に来てから突然エリート団員となったロケット団だァァァァァ!!

 

 

 

「うるさいわよ、ユウキ!!

てゆーかあいつらの事知ってんの!?」

 

「あったりまえだ!!

あいつらこそ人間の鏡の様な存在だぞ!?」

 

「何言ってんだよ!?

あいつらなんてタダの悪人じゃないか!!」

 

 

なんだと!?

 

と、オレは思ったので、ギャラリーから飛び降りてサトシの前まで歩み寄った。

 

 

「だってさ、あいつらって全然諦めた事ねぇじゃん!

お前のピカチュウをゲットする為ならさァ!!

それってある意味すごい事だろ!?」

 

「そ、それはそうだけど……。」

 

「そうニャそうニャ!!」

 

 

「少ない予算で何回も何回も新しいメカを作って!

努力も怠って無いんだぞ!?」

 

「え、あ、マァ……。」

 

「え、何よあのおニューのジャリボーイ!

すっごく話のわかる奴じゃない!!」

 

 

「それが最近サカキから直々のでっかい任務をもらう位のエリートに生まれ変わったんだぞ!?

やっと努力が実ったんだぞ!?」

 

「そうだそうだー!

ーーーってオイッ!?

なんで俺たちの機密事項を知ってるんだ!?

スパイかなんかかお前!?」

 

 

あ、やべ、墓穴掘っちまった。

 

うまいこと誤魔化すしかないか。

 

 

「って、こんな事話してる場合じゃない!!

ピカチュウ!10まんボルト!!」

 

「ピィィカァ、チュゥゥゥゥッ!!

………、ピ、ピカ!?」

 

 

どうやって誤魔化そうか考えてると、

ピカチュウを捉えられてることを、思い出したサトシが、ピカチュウに脱出の為の10まんボルトを指示した。

 

けど、もう当然というべきだろうか。

 

その電撃は網を破ることなく、霧散してしまった。

 

 

「ニャーッハッハッ!!

電撃対策ならいつも通りバッチリなのニャー!!

この網に電気が勝手に引き寄せられるようになっているのニャ!!

でも、安心するといいニャ!

ボスに届ける前に傷がついたら困るから、網の中にはダメージが遮断されるようになっているのニャ!!」

 

 

ふーむ。すっげぇハイテクだな。

 

さっきはロケット団を褒めちぎってたけど、やっぱりサトシとピカチュウを引き離すのはちょっと嫌だしな。

今のシリアスロケット団も好きだけど、一昔前の間抜けなロケット団も久しぶりに見てみたい。

 

少し手伝ってやるとするか!

 

 

「出て来いサンダース!

あの気球に向かってミサイルばりだ!!」

 

「ぎゃうっ!

ぎゃーーーう!!」

 

「ヤナップ!

あなたもタネマシンガンよ!!」

 

「ヤナッ!

ナァッププププッ!!」

 

 

サンダース身体のトゲトゲから、もっと尖ったトゲトゲが発射される。

 

ヤナップの口からは、タネ型のエネルギーが発射される。

 

わかってるぜ、あいつらの毎回のパターンは!

大抵の場合は、気球に穴を開けられて、『やなかんじ~』だからな!

 

 

 

「いつもいつもあたし達が同じようになると思ってんじゃないわよ!!」

 

「ニャース!

気球にコットンガードカバーをつけるんだ!!」

 

「了解ニャー!ポチッとニャ!」

 

 

 

ウィー、ガシャン。

 

もっふん!

 

 

「なにあれ?羽毛?綿!?」

 

「うわぁ~。もふもふは正義ってことか。いいなァ、あれ。」

 

「何物欲しそうな目で見てるんだよ、ユウキ!?

わざが通じなかったんだぞ!?

少しくらい動揺しろよ!?」

 

 

もふもふに見とれてたオレの横から、サトシの鋭いツッコミが入る。

 

 

うん。通じなかった。

 

なんかニャースがリモコンのスイッチを押した瞬間、チルタリスや、モンメンや、エルフーンを連想させる、もっふもふなコットンガードが気球にまとわりついて、そのままミサイルばりとタネマシンガンを吸収した。

 

やっべ、超欲しいアレ。

 

っと、そうじゃなかったな、

 

 

「トウコ!あれのせいでもう多分物理わざはもう効かない!

特殊わざで、攻めるぞ!!」

 

「え!?特殊わざ!?」

 

「カノコにいた時に教えたろ!?

ポカブならひのこみたいなわざだよ!!」

 

 

さっきニャースが、電気は全部あの網に吸い寄せられるって言ってたっけ?

 

それならサンダースの電気わざはもう使えない!

 

 

「ミロカロス!気球に向かってハイドロポンプ!!」

 

「ポカブ!ひのこよ!!」

 

「ミィロォォォォッ!!」

 

「カブーーーッ!!」

 

 

これで決めてやる!

いっけぇ!

 

 

 

 

「甘いッ!甘いわよッ、おニューのジャリボーイ!!」

 

「それくらい計算済みですとも!

ニャース!

ミラーコート・バリア、展開だ!!」

 

「まかせるニャ!!

ポチッとニャ!」

 

 

 

さっきとは違うリモコンのスイッチを、ニャースが押した。

すると、気球の周りにバリアが発生して、ハイドロポンプとひのこを倍返しにしてきたァ!?

 

 

「うわァーーー!!?」

 

「きゃぁぁぁぁぁ!!?」

 

「あっっっづぁぁぁぁあッッ!!!??」

 

 

さ、サトシとトウコは上手く避けたみたいだけど、オレだけ倍返しのひのこを浴びたァァァ!!

 

あっつぅぅぅぅ!!

 

普通死ぬって!!

オレ今冗談抜きで火だるまなんですけどォォォォ!?

 

 

「ちょ、オイ、ミロちゃん消火してくれェェェェ!!」

 

【は、ハイ、ただいま____ 】

 

「大丈夫よ、ミロカロス。

そのうちもっとすごいのが来るから(笑)」

 

「早くしてくれェェェ!!

そろそろギャグ補正でも治らなく____って、ほぎゃぁぁぁぁぁあああッッ!!!?」

 

 

 

突然、頭上からあり得ない程の勢いと量の水がオレに飛んで来た。

 

わ、忘れてた……。

 

ハイドロポンプも跳ね返されたこと、完全に忘れてた……。

 

尋常じゃない勢いと量の水が、オレを文字通りぶっ飛ばした。

 

火は消えたけど、全身がいてぇ……。

 

 

 

「どーだァ!

このロケット団の科学力をフル活用した、ミラーコート・バリアは!?」

 

「ポケモンの特殊わざなら、たとえどんな威力のわざでも、ノーリスクで跳ね返せるのよ!!」

 

「これでわかったニャか!?

ニャーたちは今までとは違う、エリートロケット団なのニャー!」

 

 

「ゔぅ……痛い、熱い、冷たい……。」

 

「くっ……、どうすれば……。」

 

「このままじゃサトシのピカチュウが……。」

 

 

うーーーむ。

 

人間じゃあのビックリドッキリ気球に勝てるはずがない。

 

かといって、ポケモンのわざは気球に通じない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………ん、詰んだわ、これ。

 

 

はっきり言って、ポケモンが通じないなら、もうどうしようもないわ。

 

 

 

 

 

 

「フフッ、ハハハッ、アーッハッハッハッハッ!!

やべぇ、詰んだわ、これ!!」

 

「ど、どうしたんだよ、ユウキ!?」

 

「気でも狂ったの!?」

 

「おーい、ロケット団!

もうピカチュウ持ってっていいぞー!」

 

「はぁッ!?

何言ってんだよ、おれのピカチュウだぞ!?」

 

「そうよ!!あんた、そんな事言うやつじゃなかったでしょ!?」

 

 

みんなが荒れて来る。

 

だってしょーがないじゃん?

 

そりゃオレだって諦めたくはないけどさ、どの方法も通じなかったらもうしょうがないじゃん?

 

プラズマ団みたいな奴らなら絶対に嫌だったけど、普段頑張ってるロケット団ならいいじゃん!!

 

サトシとトウコは、ロケット団がシンオウまでにどんな目にあって来たか知らねぇからあんなことばっかり言えんだよ!

 

 

「本当なのニャ!?

ついにニャーたちの苦労が報われる時が来たのニャ~!」

 

「本当よ!

今までジャリボーイにぶっ飛ばされ続けたことは全て無駄じゃなかったのよ~!!」

 

「辛かった……、ここまで辛かった……!」

 

 

ほらー、ロケット団の三人が号泣し始めた。

 

よっぽど辛かったんだろーな。

苦節15年ってとこか?

ま、アニメの中じゃカントーからイッシュまで、1年も立ってないんだろーけど。

 

 

「諦めるなピカチュウ!

10まんボルトだ!!」

 

「ぴぃぃぃか、チュウウウウウッ!!」

 

 

 

 

もちろん電撃は網に吸い寄せられて、吸収され続けている。

 

 

「サンダース、お前も10まんボルトだ!!気球を狙え!!」

 

「ぎゃぁぁぁ、おーーーーん!!」

 

 

サトシが諦めないから、悪足掻きを続ける。

こんな事しても結果が見えてるのに~。

 

ピカチュウが今も10まんボルトを放出している間に、サンダースも同じ10まんボルトを発射した。

 

狙い通り、気球に向かって。

 

サンダースの電撃は、網に向かうことはなかった。

 

 

「甘いのニャー!

ミラーコート・バリア、展開ニャ!!」

 

 

案の定、気球に向かった電撃は、ニャースの発明品のミラーコート・バリアに、跳ね返された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

網に吸い寄せられなかっただと?

 

 

 

「サンダース、オヤツの時間だぞー!」

 

「おんっ♫」

 

 

倍返しされた電撃を、サンダースは避けることなく浴びにいった。

 

苦しそうな顔は全くせずに、むしろ嬉しそうにしていた。

 

 

「な、なんニャ!?

あのサンダース、倍返しの10まんボルトを浴びてピンピンしてるニャ!?」

 

「た、確かサンダースの特性はちくでんじゃなかったか?

電気わざで回復するっていう特性の!?」

 

「そんな特性アリなの!?

反則よー、反則ー!!」

 

「あんたらの方がよっぽど反則じゃんッ!!」

 

「落ち着け、トウコ。

ツッコミたい気持ちはわかるから。」

 

「だ、だって……。」

 

「ちくしょうッッ!!!

ピカチュウ……ッッ!!!

ユウキ!

ホントにどうにもならないのか!?」

 

「だってしょうがないじゃんッ!!

ポケモンが通じないなら人間じゃもっと通じねぇよ!!

大体ロケット団だって頑張ったんだよ?

あいつら初めてシンオウに着いた時、サカキに存在すら忘れられてたんだぞ!?

『あいつら……誰だ?』って言われてたんだぞ!?」

 

「ウソぉ!?

サカキ様そんな事まで言ってたのォ!?」

 

「なんであんたは敵まで知らない情報まで持ってんのよ……。

そろそろ本気で問いただしたいわよ、ホントに。」

 

 

またアニメの知識を表に出しちまったが、もう気にしてられねぇわ。

 

あいつらの努力はオレが一番良く知ってる!

 

 

「オイ、ロケット団!

頑張れよ!

どんな手段を使ってでも出世しろよ!!

お前らならやれるから!

応援してるから!!」

 

「悪党応援してどーすんのよッ!!

もうあんたいっそロケット団に入ったら!?

きっとあんたならうまいことやっていけるわよ、きっと!!」

 

「誰が入るか、あんなクソみたいな組織!!

オレが好きなのはあの3人の絡みであって___ 」.

 

「ごーーーーんっ!!」

 

「ほぇ?」

 

「なんだ?」

 

「ん?」

 

 

突然ボールからゴンベが飛び出して来た。

 

なんだ、こんな状況で?

 

まさか、不利な状況をひっくり返す為に___?

 

 

 

 

 

【ねぇ、オヤツは?】

 

「だと思ったわァァアアアア!!!」

 

 

そりゃそーだよ!

そもそも状況ひっくり返すなんて無理だし、こいつの頭でそんな事考えられるハズもなかったわ!!

 

 

「なんで空気読まねぇの!?

アレか、難しいか!?

お前の空気は全部漢検一級クラスの難しさかッ!?」

 

【だって、おなッ____!?】

 

「なッ!?ゴンベぇっ!!?」

 

 

突然、ゴンベもピカチュウと同じ網に閉じ込められた。

 

まさかあいつらゴンベまでさらうつもりか!?

 

 

「どーいうことだロケット団!!

なんでゴンベまで攫おうとしてんだよ!?」

 

「へっへーん!!

あんたがどんな手段を使ってもって言ったから、獲物を増やしたまでよ!!」

 

「「…………」」

 

 

 

 

あ、200%オレが悪いな。

 

 

ごめんなさい。

 

全部オレが悪かったから、その人を軽蔑するような目で見ないでください。

トウコさん、サトシくん。

 

 

「クッソ……!

まさかゴンベまで攫われるとは……ッ!!」

 

 

マジでどーする!?

 

あんな奴ら、グラードンやカイオーガを持っててもたぶん勝てねぇ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、グラードンにカイオーガ?

 

 

 

 

 

 

電気?

 

 

 

 

 

自然災害?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんで、あの電気を吸収して、

ダメージは中に通らない網?

 

 

 

 

 

 

 

 

キタ!!

これなら勝つるッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミロカロス、あまごい!!」

 

「ミロ?ミィィィィ……!」

 

 

普段出さない指示に、少し疑問に思ったミロカロスだったみたいだけど、ちゃんと指示通りにこの辺一帯の天気を雨にしてくれた。

 

よし、次はあの特殊な網だ!

 

 

 

「サトシ!

ピカチュウの10まんボルトを頼む!!

どうにかなるかもしれない!!」

 

「本当か!?

よし、ピカチュウ!

10まんボルトぉ!!」

 

「ピィィイカ、チュゥゥウッ!!」

 

「ゴンベ!お前はゆびをふるだ!!

電気わざが出て来るまで続けてくれ!!」

 

「ゴンッ!!

ゴンゴンゴンゴンゴンッ!」

 

 

 

さっき、ピカチュウの電撃を網が吸い寄せている間は、サンダースの電撃を吸い寄せることは出来てなかった。

 

つまり!2つ同時に他方向から電撃を吸い寄せることは出来ないんだ!

 

だから、少々強引だけど、ゴンベにもゆびをふるで電気わざを出してもらうしかない!

 

 

 

頼む……、出てくれ……ッ!!

 

 

 

 

「ゴォォォンッ!!」

 

 

 

 

 

出たのは

 

 

……

 

 

 

 

 

 

「ごぉぉぉん、ベェェェッ!!」

 

 

パリパリパリッ!!

 

 

 

 

よっしゃァァァ!!

 

でんきショックだァァァ!!

 

 

 

「残念だったな、おニューのジャリボーイ!

いくらゆびをふるでも、でんきショックなんかじゃ___ 」

 

「その言葉、後悔することになるぜ?

サンダース、作り出した雨雲に10まんボルトだ!!」

 

「ぎゃぁぁぁ、おーーーんっ!!」

 

 

今、あの電気を吸い寄せる網は、ピカチュウとゴンベの電撃を吸い寄せている。

 

これで、サンダースの電撃を吸い寄せる邪魔な網はどこにもない!!

 

さぁ……仕上げだ……!

 

 

 

 

 

パチィン!

 

 

ゴロゴロ……!

 

 

 

狙い通り、10まんボルトを雨雲に流し込んだ。

 

これで、雨雲は____

 

 

 

「どこを狙ってるのニャ!?」

 

「ヤケクソにでもなったのかァ!?」

 

「今回はあたしたちの完全なる作戦勝ちね!!」

 

「お前らさァ、上見てみろよ?」

 

「は?上って、ぇぇぇっ!?」

 

「な、何ニャのニャ、アレは!?」

 

「あれってどう見てもォォ!?」

 

 

 

____雷雲に変化する!!

 

 

さっきまで無かったものに、驚きを隠せてないロケット団。

 

このあとはどうなるか、もう察しがつくでしょう。

 

 

「落ち着くのニャ!

あんなもの、ミラーコート・バリアで………」

 

「お前、“ポケモンのわざ”は全部跳ね返せるって言ってたけど、自然災害の雷は跳ね返せねぇだろ?」

 

 

「あ、あんなのが都合よくこの気球に当たるわけ………」

 

「電気を吸い寄せる網を持ってるのはどこのどいつだ?」

 

 

「そ、そんな事をしたらあんたたちのポケモンもタダじゃ……」

 

「網の中はダメージが遮断されるようにしてくれてるんだろ?

いやー、わざわざありがとね?」

 

 

 

 

はい、論破。

 

3人まとめて黙らせてやりました。

 

 

ここいらでお別れだな。

 

 

 

 

「調子に乗ってベラベラと喋りすぎたのがお前らの敗因だよッ!!

さァ………、落ちろ雷ッ!!!」

 

 

「「「い、いやぁぁぁぁぁあい!!!?」」」

 

 

ピッシャーーーーーンッ!!

 

ッドガーーーーン!!

 

 

オレの叫びに合わせて丁度雷が落ちて来る。

 

わざわざ気球を避雷針の如く改造したあいつらが躱せるはずもなく、気球にドでかい雷が落っこちて、爆発した。

 

 

「ピッカ!」

 

「ゴンッ!」

 

 

 

よし。

ピカチュウとゴンベも、網をぶら下げてた鎖が千切れて脱出出来たみたいだ。

 

 

「すごいじゃない、ユウキ!!」

 

「ユウキ、ありがとな!」

 

「おう、気にすんな!

オレはあいつらがまた『やなかんじ~』って飛んで行くのが見れて満足だか___

 

 

 

 

 

「もうそんな無様な真似はしないわよッ!!」

 

 

 

「「「へ?」」」

 

 

 

爆煙の中から、ムサシの声が聞こえた。

 

すると中からなんかブースターみたいなのを背負った2人と1匹が脱出して来た。

 

あ、でも機械って普通は____

 

 

 

「今回は退散してやる!

次はこうはいかないからな!!」

 

「コジロウ!ムサシ!早く逃げるニャ!!」

 

「そうね………、って、あら?」

 

 

____水に濡れたら使えなくね?

 

 

って考えてると、本当に思ったとおりにあいつらのブースターが壊れて、地面まで落ちて来た。

 

だってまだ、あまごいの雨が残ってるし。

 

デリケートな機械を、水の中で使い続けたら、防水でもない限りぶっ壊れるに決まってる。

 

これじゃ昔のおマヌケロケット団に戻ったみたいだな♫

 

 

 

「今だ全員かかれーーーッ!!」

 

「よし、いくぜッ!!」

 

「おっけーーーいッ!!」

 

「「「ええええええっ!!?」」」

 

 

「ピカチュウ!10まんボルト!!」

 

「サンダース!かみなり!!」

 

「ヤナップ!タネマシンガン!!」

 

 

「ビィィィカ、チュゥウウウッ!!」

 

「ぎゃぁぁぁ、おーーーんっ!!」

 

「ナーップププププッ!!」

 

 

「「「.ひょぇえええええ!!?」」」

 

 

 

 

どぉぉぉーーーんっ!!

 

 

 

 

 

 

 

「何でいつもこうなるのよー!?」

 

「せっかくエリートに生まれ変わったと思ってたのにィ!!」

 

「もう、どうでもいいのニャー……。

それでは皆さんご一緒に!」

 

 

「「「やなかんじィ~~~……」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

おお!

生でやなかんじが見れた!!

 

 

 




※ポケモン不思議のダンジョンのネタバレ注意?


最近中古で3DSのポケモン不思議のダンジョンを買ったんですよね。
ネットで不思議のダンジョンの前作のじげんのとうの別れイベを見てから、なんかやってみたくなっちゃって。

それでエンディングでまさか泣くとは思わなんだ。
大体前作と一緒なのに、泣いちまったわ。
エンディング後のストーリーではサザンドラの一言に胸が熱くなったし、やって良かった。
てゆかゲームで泣いたの初めてだったかもしれん。
普段ポケモンを殺伐とした対戦ゲーとしか見てなかったから余計だったかな。


何が言いたいかと言うと、たまにはポケモンを見る視点を変えてみてはいかがでしょう?



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