ポケットモンスターBW【主人公は転生者】   作:シューティングスター

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大学生になりました。

電車に乗る時間が長くなりました。

更新の速度が上がるかもしれません。


第17話 あいつらの腐った考えをたたッ壊すぞ

外装はまるでレストランのようになっているジムの扉を開ける。

 

案の定中はレストランのような状態だ。

 

 

 

「いらっしゃいませ!

当店でのお食事になりますか?」

 

 

スーツを着たウェイターさんがオレに話しかけてきた。

どうやらレストランの客と間違ってるみたいだな。

 

 

 

 

「や、ジムに挑戦したいんですけど……」

 

 

「え?じ、ジムにですか…?」

 

 

 

なんだ?

あからさまに困った反応されたんですけど?

 

ひょっとしてここはジムじゃなかったとか?

いやでも、ここの前にチェレンとトウコいたしなァ……?

 

 

 

「お急ぎですか?

急ぎでないなら今日のジム戦はあまりオススメできないのですが……。」

 

「んーー……。

一応ツレを待たせてるんで早いうちに済ませたいんですけど……。」

 

 

 

今日中にジム戦をしたいと言うと、何か悩むような仕草をするウェイターさん。

そんなにマズイのか、今日?

 

 

 

「わ、わかりました。

それではジムの方に案内致します。

–––––––––– 後悔はなさらないでくださいね?」

 

 

「え!?あ、…はい?」

 

 

 

 

 

なんか嫌な予感しかしないんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉少ないウェイターさんに連れられ、ジムのレストランの奥にあるジムへと繋がる扉の前へやってきた。

 

 

 

「こ、この先がジムになっていますので……!

私はまだ仕事がありますので失礼しますっ!!」

 

 

 

オレを扉の前へ置き去りにして、ぴゅーと去って行くウェイターさん。

 

 

それよりも。

 

 

 

何故目の前の扉を開けたくなくなるのだろうか。

 

 

もうこれは直感で分かる。

絶対この扉開けたらアカン。

 

 

 

 

「けどあんまりあいつら待たすのも悪いし……。」

 

 

 

よし、覚悟を決めろ!

大丈夫、まだ悪いことが起こると決まったわけじゃない!

 

そぉれ突撃ィーーーー!!

 

 

 

 

ガチャ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勢いよく、ジムの扉を開く。

 

 

 

 

 

そこに見えたのは––––––––––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また……また負けた………。」

 

「もうやだジムリーダー辞めたい……」

 

「どーせおれらは最弱最弱……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィールドの端っこでジムリーダー達が膝を抱えて座っていた。

 

何故か辺りには黒いものが漂っているようにも見える。

 

 

えー、やだもうなにこの状況帰りたい。

 

 

 

「えーっと、ジムリーダーさん?

ジム戦希望なんですけどォ……?」

 

 

とりあえずは話しかけないと始まらない。

どうにかしてジム戦までこぎつけないと。

 

 

「あ、はい、これジムバッジね。」

 

 

「あ、どもッス。」

 

 

 

 

 

ユウキは トライバッジを てにいれた!!

 

 

 

辛い戦いだったぜ ––––––––– ……

 

 

 

 

 

「ってなるかァァァァァ!!

いらんわこんなもんッ!!」ブォンッ‼

 

 

「あぁ……せっかくあげたのに……。」

 

 

貰ったジムバッジを明後日の方向に放り投げる。

こんな価値の無いバッジ貰ってたまるかってんだ!!

 

 

 

 

「デントさん、ポッドさん、コーンさん!!

あんたら、まさか普段からこんなことしてスか!?」

 

「はっ、見くびってもらっちゃァ困るぜ、トレーナー。

勿論普段はこんなことをしない。」

 

 

ポッドさんがオレの予想を否定する。

 

 

 

「とはいっても、ぼくらのメンタルがキツイんだよ……。」

 

 

 

デントさんがポッドさんに便乗する。

 

 

 

「キミ。

このコーンを知ってるということは、ウチのジムの試合形式も知ってるんじゃないのかい?」

 

 

 

そして今度はオレに疑問を投げかけてくるコーンさん。

 

そりゃ勿論知ってるとも。

 

 

 

 

「ジムリーダー側が相性のアドバンテージをとった状態でジム戦を開始するっていうルールですよね?」

 

 

 

要するに、最初に選んだポケモンで、ジムリーダーが変わってくるんだ。

 

 

ツタージャ→バオップ(ポッド)

ポカブ→ヒヤップ(コーン)

ミジュマル→ヤナップ(デント)

 

っていう風にな。

 

 

 

 

「やはり知っていますか……。

では更にもう一つ質問です。

どうしてこんな試合形式になったんだと思います?」

 

 

 

またもや質問。

 

なんだってんだよー。

オレはクイズしにきたんじゃねぇよ。

 

 

「不利な条件をトレーナーがどう攻略するかを試すとかそんな感じの理由じゃないんですか?」

 

 

 

ぶっちゃけこうなった経緯までなんかは知らん。

 

でも上の偉い人の意見なんかこんな感じなんじゃねぇの?

 

 

 

 

 

「フッ 、残念ですが、違います。

答えは ––––––––––

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりにもこのコーン達が勝てないからこんなルールになっちゃったんです (笑)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや(笑)じゃねぇだろッ!!」

 

 

 

 

情けねぇっ!!

勝てなさすぎて挑戦者側があんな不利なルールになったっての!?

阿呆らしいにも程があんだろ!?

 

 

 

 

「にも関わらずッッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

––––––––––現在目下10連敗中なんだぁ(泣)」

 

 

 

 

 

「だからって(泣)でもねぇよッ!!」

 

 

 

なんっじゃそりゃ!?

相性で勝ってんのにそこまで勝てねぇの!?

逆にどうやったらそうなるか知りたいわ!!

 

 

 

 

「最近の初心者トレーナーはすごいんだねぇ。

あんなピカチュウ見たことないよ。」

 

「全員10まんボルト一撃×3の三タテだったもんな。」

 

「思えばあそこから連敗が始まったんですよね。」

 

 

「あー、そいつ多分初心者じゃありません。

てゆーか初心者からかけ離れてます。

あのピカチュウは普通にポケモンリーグで通用するレベルです。」

 

 

「(;゚Д゚)」

「(;゚Д゚)」

「(;゚Д゚)」

 

 

三人とも口を開けて固まった。

 

 

 

 

 

あれ?

 

アニメじゃサンヨウジムで3タテなんかしてねぇよな?

 

たしかピカチュウヒヤップにフルボッコにされてたし。

 

 

やっぱりいろいろと変わってるんだな。

 

 

 

 

 

 

「と、いうわけでぼく達はもう負けるのが怖いっていうテイストなんだ……。」

 

「黙ってろエセソムリエ。」

 

「ひどすぎるっ!?」

 

「要はもう負けるからジム戦が嫌だと。」

 

「そーいうことだ。」

 

「はっきり肯定してんじゃねぇよトマトヘッド。」

 

「毒舌っ!?」

 

「悪いけど、今日ところは引き取ってくれませんか?」

 

「あ?

誰が帰るかナルシスト。」

 

「………。」

 

 

 

 

 

はぁ〜~……。

こりゃ普通にジム戦すんのも一苦労だな。

 

 

 

 

 

「わかりました。

ならこっちにだって考えがあります。」

 

「(;_;)」

「(;_;)」

「(;_;)」

 

 

3人とも、オレがつけたあだ名が気に入ったみたいだなァ。

泣いて喜んでくれてるよ。

 

 

 

 

「–––––––––– ジム戦の試合形式をあんたらが決めて下さい。」

 

「「「?」」」

 

 

なんでわかんねぇんだよ。

普通ここまで言ったら分かるだろ。

 

 

 

「要するに、オレが2体。

そっちが3体のシングルバトル。

みたいな条件でもイイって言ってるんですよ。」

 

 

「「「本当にっ!?」」」

 

 

 

お、食いついてきた。

 

これで少しはやる気になってくれたかァ?

 

 

 

「じゃあ少しだけ時間を下さい。

その間にコーン達はジム戦の形式を決めます。」

 

「わかりました。

じゃあここで待たせてもらいます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「只今より、チャレンジャー、ユウキ対ジムリーダー、デント、ポッド、コーンのジムバトルを行います!!」

 

 

あれから少し経って、正式にバトルのルールが決まったみたいだ。

 

あんなこと言ったけど、流石にジムリーダーなんだからあからさまに不利なルールにはしてこな –––––––––––

 

 

 

 

 

 

 

 

「なお、今回のジムバトルはチャレンジャー側が1人。

ジムリーダー側3人による、変則トリプルバトルになります。」

 

 

「ちょっと待てしんぱァァァァァん(審判)!!」

 

「は、はい!?」

 

 

明らかにおかしいバトルを止める。

勝てるわきゃねーだろ、あぁ!?

 

 

 

 

「不利とかってレベルじゃねぇよッ!!

いくらポケモンの数が一緒でもトレーナーが1人で3人相手にして指示が追いつくとおもってんスかァ!?」

 

「お前がルール決めろっつったんだから、文句言うなよ!」

 

「そうです、言い訳は見苦しいですよ?」

 

「さ、わかったらフィールドにスタンバイして!」

 

 

「と、ジムリーダーは仰っていますが?」

 

 

「ぐぬぅ………!!」

 

 

ダメだ、1対3じゃ口論も勝てねぇ。

 

不本意だけど、オレが言い出したことだ。

 

きっちり収集するっきゃねぇ!

 

 

「あーもー、わかりましたよ!

そのルールでジム戦に挑みますぅ!」

 

「うむ。これで双方の了承を得ました。

それでは、チャレンジャー。

ポケモンを3体出して下さい!」

 

 

「サンダース、ゴンベ、ミロカロス!」

 

「ぎゃおーーん!」

 

「ゴンッ!!」

 

「ミィィ……!!」

 

 

よし、3体共気合は十分。

 

これならこの変則トリプルバトルでも、ヤナップ形ぐらいなら––––––––––

 

 

 

 

「マイビンテージ、ヤナッキー!」

 

「燃えろォ、バオッキー!」

 

「行きなさい、ヒヤッキー!」

 

「(゚Д゚)!?」

 

 

もうツッコまんぞ。

なんでバッジ0個のトレーナーにあんなポケモン使うのかっていうことはツッコまんぞ。

てゆーかオレは普段ボケキャラの筈だ。

今日は誰もいないからオレがやってるだけであって、好きでやってるわけじゃない。

 

 

 

 

「どうして進化したポケモンを使うんだっていう顔をしてるね?」

 

「もういいです。

ツッコむの疲れました。」

 

「わりぃけど、これはジムリーダーとしての判断だ。

お前は俺たちのことを詳しく知り過ぎてる。

お前はぜってぇにただもんじゃねぇ。

だから普通にやっても勝てないと判断させて貰った。」

 

「更に、バッジ0個の割に強力なポケモンを連れていますね?

だからポケモンの実力を合わせるためにこっちも進化系を使わせて頂きます。」

 

「あー、もういいっスよ。ゴタク並べなくても。

要は負けたくないからってチキってんでしょ?」

 

「「「!!」」」

 

なんかなァ……、ジムリーダーとしてのプライドってもんはないのかねぇ?

そりゃルールはそっちが決めてイイとは言ったけど、ここまであからさまに不利になるとはおもってなかったしな。

その上ポケモンまで進化系使ってくるし?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

–––––––––––––––––––– ふざけんなよって話だわ……!!

 

 

 

 

 

 

「3人共いいか?」

 

「ぎゃう!」

 

「ゴンッ!」

 

「ミィッ!」

 

「このジム戦、勝つぞ。

そんで、あいつらの腐った考えをたたッ壊すぞッッ!!!」

 

 

【うんっ!】

 

【おうっ!】

 

【はいっ!】

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、バトル開始ッ!!」

 

 

 

 

 

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