ポケットモンスターBW【主人公は転生者】   作:シューティングスター

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第8話 カンケーねぇよ、勝ち負けなんざ

(な、なんなんだよ……!

ロクに基本が出来てないクセにこのデタラメな強さは……!)

 

 

シューティーのこの言葉には語弊がある。

 

正しくは、ユウキは基本ができているのにあえて守ろうとしていないだけだ。

 

 

 

「ジャ、ジャノビー、頼んだぞ!」

 

「ジャァノ!!」

 

 

半ば戦意を失いながらも、次のポケモンであるジャノビーを繰り出したシューティー。

 

 

「やれ!ジャノビー!グラスミキサー!!」

 

「ジャノォッ!!」

 

 

ジャノビーの尻尾から、一回り小さくなったリーフストームのような葉っぱの竜巻を打ち出した。

それでも、ユウキは全く慌てずに対処した。

 

 

「サンダース、お疲れさん。

バトンタッチだ。」

 

 

バトンタッチと指示した瞬間、サンダースは光の珠のようになって、ボールに戻った。

そしてグラスミキサーは空を切った。

 

 

「行くぞ、ミロカロス!」

 

「ミィロォォォ!」

 

「!?ミロカロスぅ!?」

 

 

ミロカロスが出て来たことに驚愕したシューティー。

だが、すぐに相手をあざ笑った。

 

 

「フフフッ……!

正直あれだけ能力が上がったサンダースにはもう勝ち目がないと思っていたよ!

でも、交代してくれて、わざわざ相性の悪いポケモンを出してくれるとは!

本当にありがたいよ!!

どこまで基本を無視するもりだい!?」

 

 

さっきまでとは打って変わって、急に自信を取り戻しシューティー。

彼はまだ、ユウキがただの交代をしたのではないことに気がついていないのだ。

 

 

(いや、あれだけ圧倒的なバトルが出来るユウキがそんな凡ミスするはず無い!

きっと何か考えてるんだ…!)

 

 

サトシだけは、ユウキの行動に引っかかりを覚えていた。

 

 

 

「やっぱりてめぇは新人だよ、基本厨!

周りを確認するってことがまるでてきてねぇ!」

 

「周りを確認?

_____なんだとォッ!?」

 

 

遂にシューティーは気づいたのだ。

先程まであったサンダースのかげぶんしんが、全てミロカロスのかげぶんしんに変わっていることに。

 

 

「どういうことだ!?

なんでかげぶんしんが全部ミロカロスになっている!?

いや、それどころか、なんでかげぶんしんが残っているんだ!?」

 

「はっ!

わかんねぇなら所詮それまでってことだよッ!!

接近してかられいとうビームだ!!」

 

「ふざけるなッ!

そんなデカイだけのポケモンに何が出来る!!

やつが近づく前にグラスミキサーだッ!!」

 

「ミッ---!!」

 

「ジャッ!?」

 

「え?」

 

 

デカイだけで遅い。

そう思っていたシューティーだったが、

予想に反して、ミロカロスは一瞬でジャノビーの眼前まで接近し、れいとうビームを放った。

 

なぜなら、バトンタッチでこうそくいどうの能力変化も引き継いでいたからだ。

 

もっとも、新人トレーナーがバトンタッチを詳しく知っているわけなどなかったが。

 

「ミロォォォォッ!!」

 

「ジャ、ジャノォォォォッ!!」

 

 

超至近距離からの、れいとうビームとグラスミキサーの撃ち合いになった。

 

ミロカロスのスピードに驚いて、やや反応が遅れていたジャノビーのグラスミキサーはすぐに打ち破られて、れいとうビームがジャノビーを襲った。

 

グラスミキサーにやや相殺された分もあったわけで、ギリギリながらもジャノビーは立ち上がった。

 

 

「くそォッ!!

交代だ、ジャノビー!!」

 

「させっかァ!まきつく!!」

 

「ミィッ!!」

 

 

目の前にいたジャノビーを、ミロカロス自慢の長い体で締め上げる。

 

巻きつかれたジャノビーをボールに戻そうとするが---

 

 

「っ!?ボールにもどせない!?」

 

 

そう。

ボールにジャノビーを戻せなかったのだ。

まきつくが持続されている間は、ポケモンの交代を基本的に封じることができる。

 

 

「ジャァノ……」

 

「おい!ジャノビー!!」

 

 

れいとうビームのダメージ。

そして、まきつくによってじわじわと与えられたダメージに、ジャノビーは遂に倒れた。

 

 

「ジャノビー戦闘不能、ミロカロスの勝ちだったりする!」

 

「う……、ウソだろ……!?

ジャノビーまでこんなにあっさり……!!」

 

 

シューティーは愕然とした。

 

パーティのエース的存在のジャノビーまでもが、またまやダメージを、与えられずに倒されたのだ。

そのショックは計り知れなかった。

 

 

「まだだッ!まだボクのポケモンは残ってるぞ!!」

 

「ほォ……!」

 

 

正直なところ、ユウキはここまで圧倒的に叩き潰せば、途中で投げ出すと思っていたのだが、そんなことはなかったようだ。

 

 

「プルリルッ!一矢報いろッ!!」

 

「プゥルゥ!!」

 

(げっ!プルリルかァ……!!)

 

 

プルリルが場に出た瞬間、ユウキはあからさまに嫌な顔をした。

 

何故なら、ミロカロスにプルリルの決定打になるようなわざを持っていないからだ。

唯一たつまきがあるのだが、特性ー『のろわれボディ』に封じられると、ダメージを与えにくくなり、長期戦に発展してしまう。

しかし、ここで交代するということは、今までバトンタッチで引き継いだ能力変化を全て失うことになる。

 

だからこそ、悩んでいるのだ。

 

 

「まっ、しゃーねぇか。交代だ、ミロカロス!お疲れさん!」

 

 

少々のためらいはあったようだが、ユウキはミロカロスをボールに戻した。

 

 

「オボンのみの分頑張れよッ!ゴンベ!!」

 

「ゴンゴーン!!」

 

 

事前にユウキから貰ったオボンのみのおかげで、とても上機嫌なゴンベ。

やる気は満々だ。

 

 

「まずはかぎわける!」

 

「スンスン…!スンスン…!」

 

 

プルリルの目の前まで移動して、匂いを、吸うような行動をしたゴンベ。

シューティーには何をしてるかわからなかったようだ。

 

 

「何無意味なことをしている!?

みずのはどうッ!!」

 

「リィィィルッ!!」

 

「ゴォッ!?」

 

 

嗅ぎ分けている間で、隙だらけになっていたゴンベに光り輝く水色の光球ーーー、みずのはどうを撃ち込んだプルリル。

それを食らったゴンベはユウキの近くまで吹っ飛ばされた。

 

 

「まだまだいけるだろ!?ゴンベ!!」

 

「ゴンッ!!ゴンゴ、ゴンベェ!!」

 

 

最早目を見ないでも分かった。

当然!見くびるなよ!

と、言っているように、ユウキには聞こえた。

 

 

「!!

進化もしてないくせになんてタフなんだ……!」

 

 

一方シューティーは、未進化のポケモンであるゴンベの耐久力に驚いていた。

 

とは言っても、ゴンベは元からHPの種族値が高いポケモンなのだ。

あのくらいはきっと余裕だったのだろう。

 

 

「もう一回だ!みずのはどう!!」

 

「リィィィルッ!!」

 

 

ダメ押しと言わんばかりに、もう一発みずのはどうを発射してくる。

 

 

「かいりきだ!

フィールドをくり抜いて盾にしろッ!!」

 

「! ゴンンンンンンッ!!」

 

「はぁッ!?フィールドをッ!?」

 

ユウキの指示通り、全身の力を腕に集めて、フィールドの地面をくり抜く。

そのままそれを起こして盾のように扱った。

みずのはどうは地面の盾に当たって、そのまま霧散した。

 

 

「それをプルリルの少し前にぶん投げろッ!!」

 

「ゴォォォ……、ゴンーーーーッ!!」

 

「少し前に、だと!?

だったら都合がいい!そこから動くなよ、プルリル!」

 

「プルッ!」

 

 

ゴンベに出したシューティーを聞いていた指示を聞いていたシューティーは、プルリルにその場から動かないように指示した。

 

しかし、この判断がアダとなった。

 

 

ッバコォォォンッ!

 

 

と、音を上げて地面の塊は砕け散った。

 

結果、いくつもの岩のかけらに分裂して、その大半がプルリルに襲いかかった。

動くなと指示されていたプルリルは、回避に移ることも出来ずに、直撃を食らった。

 

 

それはまるで小規模ないわなだれのようなものだった。

 

 

「プ、プルッ!?」

 

「しまっ---!プルリルッ!!」

 

「今だァ!メガトンパンチィッ!!」

 

「ゴォォォンッ!!」

 

「な!?何時の間に!?」

 

シューティーは瞬間だけ考えられなくなった。

 

何故なら、先程まではユウキの近く。

つまりフィールドのほぼ端にいたはずなのに、いつ間にやらプルリルの目の前まで移動していて、メガトンパンチの準備に入っていたからだ。

 

 

だが、ゴンベが瞬間移動などと、あり得ないことをしたわけでは無い。

実際、ユウキと、観客席で見ていたサトシは、ゴンベが移動していたのを見ている。

 

何故シューティーとプルリルだけ見えなかったかというと、答えは単純なものだ。

 

 

ゴンベが放り投げたフィールドの地面が邪魔で、ゴンベの姿が一切見えていなかったからだ。

フィールドの地面を投げた直後、丁度フィールドの地面の死角になるように走り出したので、砕けた瞬間に目の前に現れたように感じていただけだったのだ。

 

 

「………はっ!

落ち着けプルリル!!

ゴーストタイプのお前にノーマルわざは---」

 

「ブルゥゥゥゥッ!!?」

 

 

“効かない。”

と、言うつもりだったのだが、言う前にプルリルはメガトンパンチで吹っ飛ばされていた。

 

プルリルはそのまま目を回して動かなくなった。

 

 

「プルリル戦闘不能、ゴンベの勝ちだったりする!」

 

 

「おっしゃ!いい動きだったぞ!!」

 

「ゴンッ♫」

 

「----は?

おかしいだろ、いくらなんでも……。」

 

 

シューティーがこう思うのも当然である。

ゴーストタイプにノーマルわざは効かない。

トレーナーになりたての子供でもわかる一般常識のようなものだ。

だが、その一般常識を。

自分のバトルの相手である少年が、ことごとくぶち破っているのだ。

 

 

「出ろ、ランプラー!」

 

「プラララッ!」

 

(ふざけるなよ!こんな基本が出来てないやつになんて負けてたまるもんか!何がどうなってるかを見破って、

そして絶対に勝ってやる!)

 

 

先程まで、戦意を失いかけていたシューティーだったが、圧倒的な実力者を前に逆にスイッチが入ったようだ。

 

 

「ゴンベ、かぎわける!」

 

「スンスン……!スンスン……!」

 

 

プルリル戦と同じように、相手の匂いを嗅ぐゴンベ。

これが、シューティーには不自然に思えた。

 

 

(まただ。

なんであんなことをするんだ?

そもそも『かぎわける』なんてわざがあるのか?

かぎわける。

匂いを嗅ぐ。

追う、もしくは見つける____!)

 

 

頭の中で、色々なワードを整理していると、ある一つの仮説が浮かび上がった。

 

 

「いっけぇ!メガトンキック!!」

 

「ゴーーーーンッ!!」

 

 

高くジャンプし、宙を舞うゴンベ。

クルリと一回転して、落下地点をランプラーに絞った。

 

 

「受けるな!!

避けろ、ランプラー!!」

 

「げっ!?」

 

「ランッ!?プッ----!?」

 

何か嫌なことが起こったような声がユウキから漏れる。

ランプラーも、主人の突然な指示に驚きながらも、しっかりと回避運動に移った。

 

 

「チッ!遂に気がつきやがったか!」

 

「あんまり見くびってもらっちゃ困るよ?

わざの判断はトレーナーの基本だからね?

あのかぎわけるってわざで、ゴーストタイプにもノーマルわざが当たるようになったんだろ?」

 

 

バトル中にも関わらず、問答を繰り返す2人。

やはりバトル中とあってか、緊張感は抜けていない。

 

 

「正解だ。

けどよォ、お前のランプラーはもうかぎわけるを受けてる。そのことには変わりはねぇぜ?」

 

「ぐっ……!確かにその通りだ。

でも、キミみたいなトレーナーやそんな未進化ポケモンになんて負けてたまるもんか!

ランプラー!おにび!!」

 

ふよふよと、人魂を連想させる青白い火の玉がランプラーの周りに浮かび上がった。

 

そしてそれを一斉に発射した。

 

 

「ゴッ---!?」

 

「よしっ!これであいつはやけど状態だ!!」

 

「…………。」

 

 

おにびを浴びて、やけど状態になったゴンベだったが、ユウキは全く慌てなかった。

 

 

「ねむるで回復だ。」

 

「ゴァァァォォ………zzZ」

 

「しまった!かいふくをッ----!」

 

 

大きなあくびを一つしてから、ゴンベは眠りに落ちた。

やけどのダメージや、プルリル戦のダメージも、みるみる回復していく。

 

 

「でも、コレはチャンスだ!

かえんほうしゃ!!」

 

「プゥゥゥッ-------」

 

 

眠って攻撃出来ないゴンベを見て、逆にチャンスと捉える。

スキだらけのゴンベに向かって、口から炎を発射しようとしたが……

 

 

「いびきだ!

全力で妨害しろ!!」

 

「zzZ……ゴガァァァァアアアッ!!!!」

 

「!!?」

 

「うあッ!?」

 

 

騒音とも捉えられるゴンベのいびきによって、ランプラーはわざの発動を中断する。

トレーナーのシューティーも、騒音で指示が出せずにいた。

 

当然、トレーナーであるユウキは慣れて………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うるっせぇぇ……!

ゴンベェ!ねごとだァ!!」

 

 

……いなかった。

 

 

 

 

「zzZ!」

 

 

寝ていながらも、しっかりと指示を聞いたゴンベは、空高く舞い上がった。

 

寝ている時にのみ発動出来て、自分の覚えているわざがランダムに出るわざ____ねごとから出たのは、メガトンキックのようだ。

 

 

「プラッ!!?」

 

「あっ!ランプラー!!」

 

 

ねごとによるメガトンキックをもろに食らったランプラーが、立ち上がることはなかった。

 

 

「ランプラー戦闘不能、ゴンベの勝ちだったりする!」

 

 

ここまでで、ユウキのポケモンはあと3匹。

それも殆ど無傷だ。

シューティーのポケモンは無傷だが、あと1匹しかいない。

数の上でも負けている上に、単純にトレーナーの指示のクオリティでも負けている。

 

そんな現実をシューティーは受け止められなかった。

 

 

「くっそォォォォォッ!!!

ドッコラァァァァーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドッコラー戦闘不能、ミロカロスの勝ちだったりする!

よってこの勝負、カノコタウンのユウキの勝利だったりする!!」

 

 

 

最後のドッコラー対ミロカロスは呆気なかった。

 

 

ばくれつパンチなど、殆どの攻撃の起点がドッコラーの角材だと気付いたユウキは、たつまきで角材を吹き飛ばしてからのハイドロポンプでトドメをさした。

 

 

 

「ウソ………だろ………?

フルバトルで……相手の6匹を1匹も倒せないなんて……?」

 

 

バトルが終わり、シューティーは膝から崩れ落ちた。

今、彼の頭には絶望しか無いだろう。

 

しかし、手持ちをバカにされたことを根に持っていたユウキは、彼の精神から潰しにかかった。

 

 

「6匹?

なに勘違いしてんだよ。

オレの手持ちはこの3匹だけだ。」

 

「なんだとッ!?

それじゃあフルバトルと言って、3匹しかエントリーしてなかったのか!?」

 

「そうだ。」

 

「ふざけるなッ!!

それじゃあキミはルール違反じゃないかッ!!

規定の数をエントリーしてないトレーナーは反則負けになるんだぞッ!!?

これだから基本の出来てないやつは……!」

 

 

弱味を握ったとばかりに噛み付いてくるシューティー。

だが、こんなものではユウキが揺らぐことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「____だから?」

 

「はっ?」

 

「それがどうしたって聞いてんだよ。」

 

 

全く動じていないユウキ。

この展開は予想外だったようだ。

 

 

「だ、だって、キミはルールを破ったんだから、あの勝負は実質ボクの勝ちにーーー」

 

「カンケーねぇよ、勝ち負けなんざ。

ただ、お前がプライド高そうで、

“フルバトルじゃなきゃ受けない”なんて言いそうなツラしてっから、あくまでフルバトルっていう名目にしたまでだよ。

しかもコレはバトルクラブでの練習バトル。

ポケモンリーグや、ジム戦のような公式戦じゃない。

オレにとっちゃここで“負け”になってもなんの不都合も無い。」

 

 

 

「ーーー、ーーー!?

な、なんだよ、それ……!?

そんなめちゃくちゃな……!!

キミは負けて悔しく無いのか!?」

 

「じゃあ逆に聞くけど、お前はさっきのバトルの結果を、胸を張って自分の勝ちだって言い切れんのか?」

 

「ーーーッ!?

そ、それは……っ!!」

 

「タマゴから孵ったポケモン、コンテスト向けのポケモン。そんなポケモンたった3匹に、自分のポケモン6匹全滅させられといて。それでもてめぇは胸を張って自分の勝ちだって言い切れんのか?」

 

「ぐっ……!!!

覚えていろッ!!!

いつか……!!いつか必ず倒してやるッ!!!」

 

 

バトルでも、そして精神的にもズタズタにされたシューティーは、悪党が吐きそうな捨て台詞と共に去って行った。

 

 

 

「今すぐにでも忘れたいわ……。」

 

 

などとぼやいていると、知っている人物がやって来た。

 

 

 

「あーーーッ!!

やっと見つけたーーーッ!!!」

 

「____あ。」

 

 

 

その人物は、いつからはぐれていたか分からないトウコだった。

 

 

「今までどこにいたのよ!?」

 

「どこって……、ずっとここでバトルしてたけど?」

 

「バトル!?

ひょっとしてあのクソガキと!?」

 

「あぁ、てゆーか年は殆ど同じ____」

 

「んなことどーでもいいのよ!!

当然勝ったんでしょうね!?」

 

「あー、う~~……負けた?」

 

「何故疑問ッ!?

って、そーじゃなくて!!

負けたってどーゆーことなのよッ!!!」

 

「いやいや、落ち着けトウコ!

これにはサザナミの海底遺跡よりもふっかーーーーーーい理由があってだな……。

ちゃんと話すから拳を作るのはやめろ、マジで!!」

 

「だってッ!!

あんたが負けたらあそこでキレたあたしの面子が丸潰れじゃん!!」

 

「そこかいッ!!負けて欲しくなかった理由は!!」

 

「っさい!!悪い子にはお仕置きね……!!」

 

「ちょっ、マジで落ち着け!

あれは実は負けのように見えた勝ちであって……!」

 

「言い訳無用ォォォォォォォ!!!」

 

「どええええええ!!?

あ、サトシッ!助け………アッー!」

 

 

バトルを終えたユウキに会いに来たサトシに助けを求めようとしたが、その助けは来ずにユウキフルボッコタイムが始まった。

 

 

 

「ピカチュウ。

カスミやハルカやヒカリたちはまだ優しかったんだな。」

 

「………ピィカ。」

 

それを見ていたサトシとピカチュウは恐怖のあまり、そこから一歩も動くことができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁんだー!

それを早く言ってくれれば良かったのにィ♫」

 

「いやー、ははっ、はははは!」

 

 

「ひはへははっはほはほへーはほ!!」

 

 

トウコがユウキをボコボコにし始めてから、

流石にヤバいと思ったサトシが、トウコを止めてからすべてを話した。

 

 

 

 

 

 

最も、ユウキは説明しようとしてたのに殴られ続けて言えなかっただけなのだが。

 

ちなみに今ユウキは、

『言わせなかったのはおめーだろ!』

と、言ったのだが、顔が腫れてうまくしゃべれないようだ。

 

 

 

「ところでさ、サトシくんって明日もカラクサに居る?」

 

 

 

先程の騒動で一通りの自己紹介を済ませたトウコから、サトシに話しかけた。

 

 

「うーーん……、

とりあえず今日はカラクサのポケモンセンターに泊まるつもりかな?

あと、別にくんはいらないぜ!」

 

「あ、そ。

じゃあそうするわ。

もし良かったらなんだけど、明日あたしとバトルしてくれないかな?

他地方のポケモンとバトル出来る機会なんてそうそうないからさ!」

 

「お、バトルか!

いいぜ、明日バトルしよう!!」

 

「ホント!?

じゃあ明日はよろしくね!!」

 

 

他地方のポケモンとのバトルに胸を踊らせるトウコ。

どうやらもう楽しみのようだ。

 

 

「そういやァ、サトシ。アイリスは?」

 

「アイリス?誰、それ?

ていうかお前もう怪我治ったの?」

 

「あ、その辺は触れないでくれ。

ギャグ補正とご都合主義だから。」

 

「ユウキ、メタな発言し過ぎよ。」

 

「ああ、そうだな。

___って、なんでお前までそんなこと知ってんの!?」

 

「そこもあんまり気にしちゃダメよ。

女にミステリアスなとこがあるのよ!」

 

 

 

 

女は女でもヒヒダルマ並の腕力を持った女だけどな。

と、言いそうになったが、先程までのこともあったため、そこは堪えることにした。

 

 

「話がそれ過ぎた。

じゃあサトシは今回は一人で旅してんのか?」

 

「ああ、今回は旅行の途中に急に旅に変更したからな。

誰とも一緒にならなかったんだ。」

 

(色々と細かいとこが変わってんのか?

この世界?)

 

 

 

少し疑問を覚えながら、ユウキ、トウコ、サトシの3人は、今日の宿になるポケモンセンターに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーポケモンセンター 個室ー

 

 

 

「あぁー、さっぱりした!」

 

 

あれからそれぞれ泊まる部屋を借りた。

ユウキは、ジョーイさんに預けたポケモンを取りに行ったあとに風呂に入って、ちょうど今出てきたところだ。

 

 

「ふー、さてもう今日は___……?」

 

 

寝るか。

と、言いそうになった口を閉じる。

 

窓の外から声が聞こえたからだ、

 

空耳かどうかを確認するため、少し窓を開ける。

 

すると今度は、はっきりとした声が聞こえて来た。

 

 

 

「マジでふざけてんじゃねーぞ、てめぇッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 




実際フルバトルで6匹揃えなかったら反則なんでしょーかね?
最近アニメのイッシュリーグで、あの池沼(コテツ)はフルバトルを5匹で挑もうとしてたけど……。

つーかイッシュリーグの脚本は酷すぎたと思いません?

たった池沼の5匹にやられるくらいなら、まだ前作のダークライ、ラティ兄に無双される方がまだマシだったと思うんですけど……?

そこんとこ皆さんどーですか?
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