Infinite Fairys《IS×FAIRY TAIL》   作:ネヘモス

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かなり空きましたね…。リアルで忙しかったので申し訳ない(´・ω・`)


千冬、フェアリーテイルを見学する

 

日本某所、フェアリーテイル本社ビル。ここに1人の女性が訪れた。彼女の名は織斑千冬。世界最強の称号を持つ一夏の肉親である。

彼女がここにいる理由、それは諸事情により寮に入寮できていないナツとルーシィの様子見兼一夏の修行の見学である。ちなみに、この場所は非公開となっているらしく、束曰く人工衛星をジャミングするように設計したとのこと。

千冬がビルの自動ドアを通った瞬間、

 

ドカアァァァァァァン!!

 

「何事!?」

 

物凄い轟音が辺りを支配した。すると、

 

『おっけー、ルーちゃん。どうかな?「ゾディアック・シャイン」の使い心地は?』

 

『凄いですね、まさか本当にアクエリアスの武器が使えるなんて…』

 

その会話の数秒後…、

 

ズガアァァァァァァン!!

 

『うっひー、まだ実用段階にならねーなー』

 

『ナツさん、ホントに手加減してたんですね。俺泣きそうです』

 

すると、フェアリーテイルの社長にして、ISの生みの親の篠ノ之束が千冬の元に降りてきた。

 

「やっほー!ちーちゃん!!束さんに会いに来てくれたのかな?それなら再会のハグを…」

 

「いらん」

 

飛びついてきた不思議ウサギにすかさずヘッドロックをかける。

 

「痛い痛い痛い!ちーちゃん、相変わらず…だなあ!」

 

まあ、この何でもできる天災にできないことは無いらしく、今のも軽くいなされてしまった。

 

「私がここに来た理由など、お前は分かっているだろう」

 

「うんうん、分かってるよー。なーくんの様子を見に来たんでしょ…イタタタタタタ!!?」

 

無性に腹が立ったのでノーモーションのヘッドロックを御お見舞いした。

 

「痛い痛い!!なーくんは今、元の世界の力の一部を再現してる最中なんだよ!ちなみに、いっくんは零落白夜・双式の練習、ルーちゃんは専用機の練習中だよ!!」

 

全く、最初からそう言えばいいものを…。千冬は束をヘッドロックから解放する。ここで、妙なことを聞いた。

 

「待て…、ドラグニルの力の一部?まさか、滅竜魔法・炎以外にまだ力を有してるとでも言うのか!?」

 

「本人曰くそうらしいよー。確か、『モード嵐火竜(らんかりゅう)』とか言ってたかな?」

 

束がキーボードを叩いて仮想モニターに映像と炎龍王(イグニール)のデータを呼び出した。

そこに映っていたのは、一度の攻撃で軽く1000はあるだろう仮想ターゲットを全て葬り、その衝撃でアリーナの壁にめり込んでいるナツの姿だった。ナツの周囲にはまるで、そこだけ嵐でも巻き起こったかのような、先の模擬戦で披露した「火竜の咆哮」と同じような痕跡が残っていた。

 

「あれを見る限りだと、また性懲りもなくアレ(・・)を使ったねー」

 

アレとは何か。そう思った千冬の目に炎龍王のデータが映った。

 

炎龍王

状態:モード嵐火竜、破龍奥義■■■■■使用、通常モードに移行します。

 

「破龍奥義?」

 

「あい!ナツが修行の末に身につけた滅竜奥義の上位互換です!」

 

千冬の疑問に答えたのは完全自律型IS、ナツの元の世界の相棒のハッピーだった。

 

「でも、こんなものじゃ無いはずなんだけど…。本当なら早く『ドラゴンフォース』を身につけられればなあ」

 

「「「『ドラゴンフォース』?」」」

 

ここで束、一夏とハモってしまった。だが、それはどうでもいいんだ、重要なことじゃない。

 

「滅竜魔法の最終形態の名前です」

 

それに答えたのはゾディアック・シャインの操縦練習中のルーシィだった。この時、千冬はルーシィの姿に違和感を禁じえなかった。

そのISは一言で表すなら、天女。両肩に瓶を模したキャノン砲を装備していること意外はただの天女なのである。

 

「ハートフィリア?お前の纏ってるそれは、ISなのか?」

 

「はい!これが私の専用機『ゾディアック・シャイン』です!ちなみに、この姿『宝瓶宮の天女(アクエリオ・マーメイド)』が通常なのでよろしくお願いします!」

 

えらくハートフィリアが元気である。何があったのだろうか。

 

「仕方ないよね。いくら仲間の為だったとはいえ、大事なものを失ったんだから」

 

千冬には束が何を言っているのかさっぱり聞こえなかった。

 

「おっと、ちーちゃんに渡すものがあった。はいこれ」

 

渡されたのは金色の炎をあしらったピアス。その高貴なる輝きはこの世のものとは思えないものだった。

 

「なーくんがね、ここに来た時くれたんだ。なんでも、この世界に来る前拾った魔水晶(ラクリマ)を加工してもらったんだって、魔物の討伐の報酬として。でも、使い道が無いから私に預かってくれって」

 

「ちょっと待て、お前の性格ならこの手の物質は手放さないはずだぞ?」

 

そうだ、この天災は仮にもマッドサイエンティストだ。そんな、この世に存在しない物に興味を持たないはずがない。

 

「ちーちゃんが言うのはごもっともなんだけど…、どうしても反応してくれないんだよ?砕こうとしても砕けないし、いろんな光を当ててみても変化の一つもない、それに……」

 

これは予想外だ。束が言うにはこの魔水晶と呼ばれる物質は何に触れても何も反応を示さないという。終いには放射線を当ててみたが、それも大した実験結果は得られなかったらしい。でも、綺麗な物質だ。着けてみるのも悪くないかもしれない。試しにこれを両耳に着けてみた。すると、

 

「アハハハハ!!何だか冷酷な普段のちーちゃんだと似合わないかも!」

 

………本日3度目のヘッドロックを束が食らったのは言うまでもない。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

時を同じくして中国国際空港。ここに2人の少女が降り立った。2人とも髪をツインテールに纏めており、1人は茶髪の活発な少女で、もう1人は黒髪で大人しい印象を受ける少女だった。また、黒髪の少女の手首には白い猫の柄をしたリストバンドが着けられていた。

 

「さて、あの時の約束を果たしてもらうわよ、一夏」

 

「えっと、待っててください、ナツさん、ハッピー、ルーシィさん」

 

『久しぶりに会うことになりそうね。でも、今の私達の状況を見てあの人達が納得するかしら?』

 

黒髪の少女の右肩に青い紋章が刻まれている。だが、それは妖精を象ったものではなく、蛇姫、つまりはラミアを象ったものだった。

 




最後に出てきた2人の少女…一体何者なんだ…。
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