Infinite Fairys《IS×FAIRY TAIL》 作:ネヘモス
前回のダブルツインテールです。(天竜と甲竜)
クラス対抗戦一週間前、
「えー、このクラスに転入生がやってきました」
いきなりとんでもないニュースが1組を騒がせる。そして、入ってきたのは、
ツインテールの、気弱そうな少女だった。
「えっと、フェアリーテイルの企業候補生の、ウェンディ・マーベルです。宜しくお願いします」
一瞬の静寂、この隙に一夏、ルーシィ、ナツは耳栓をつけた。
『守りたい系の子キター!!』
『しかも、ナツくんと同じリストバンド!?まさか』
ここの女子の推理力には恐れ入る。察しの通りなのでリストバンドから完全自律型ISのシャルルが現れた。
「シャルルよ。以降宜しくお願いするわ」
『やだ、ハッピーと別ベクトルで可愛い!!』
このクラス、エクシードだけで制圧できるのではとフェアリーテイルの面々は思った。
そして休み時間。
『ねえ聞いた?2組にも転入生が来てるって』
『確か中国の代表候補生だったっけ?』
このワードを聞いた途端、一夏は胃酸がやばい事になりそうな予感がした。
「ふん、わたくしの存在を危ぶんでの転入ですわね」
隣でセシリアがドヤ顔で言うが、
「お前、こないだナツさんに散々やられてるのにまだ懲りて無かったのか」
「ごめんなさいわたくしが調子に乗ってました。だからその小太刀を向けるのはやめてください」
刃が落ちてるから斬れることはないと思うが、首元に小太刀を突きつけておいた。まあ、冗談半分だが。
「でも、転入するとしたら…」
真っ先に考えつくのは俺とナツさん、及びフェアリーテイルの企業候補生のデータ収集だろう。俺の白式もオーバースペックだが、炎龍王やまだ公開されていないゾディアック・シャイン、そして、今日存在が明らかになったウェンディの専用機・
『でも、クラス代表で専用機持ちって1組と4組だけよね。楽勝で勝てるんじゃない?』
「果たしてそうかな?」
思わず口に出た本音。
『え?でも、織斑くんなら訓練機相手でも勝てるんじゃない?』
「いや、訓練機相手だからといって勝てる保障はない。現に俺は打鉄を纏った千…織斑先生に勝ったことがないし、それに…」
ヤバイ…あの事思い出したら寒気が…。
「どうしたの、一夏?顔色悪いわよ」
「おう、鈴か。昨日以来だな…」
「一夏を名前呼びだと!?」
箒、驚くとこそこかよ。まあ、話すか。あれは確か、IS学園に入学してすぐの事だ。
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俺とフェアリーテイルの面々は色々買い揃えるものがあったから都内のとあるショッピングモールに来ていた。
そこに打鉄を纏った女性が数名押し寄せてきて、そのショッピングモールを占拠した。当時俺は専用機を持っておらず、得物も小太刀一本だったから下手に立ち回るのは避けることにした。
まあ、当然ナツさんが黙ってるはずが無かったが。
「お前ら、そんな事してただで済むと思ってるのか?」
「はあ?何言ってんの?てか、男のクセに女に楯突こうってんの?」
「また『男のクセに』、か。聞き飽きたなその言葉。お前ら、それ以外に言葉を知らないのか?言っておくが、俺はその辺のヤツと違って強えーぞ?お前ら如きに専用機使うまでもねえ!」
「お前、確かオーストリアの!?専用機使うまでもないってんなら…」
打鉄の刀が顕現し、それらがナツさんを襲った。
「やってみろ、この自惚れ野郎!!」
俺とルーシィさんはここでやってしまったと思った。無論、それは相手を本気にさせてしまったことではなく、相手にナツさんを怒らせたことに対してだ。
ナツさんはあろうことかその剣戟を全ていなし、打鉄数機にそれぞれ一発ずつ「普通のパンチ」を食らわせた。そしたらなんという事か、その打鉄は全てダメージレベルCまで大破した。ISの装甲が解かれ、操縦者は解放されたが、その時に放出されたナツさんの怒気に当てられて全員が気絶した。
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「この情報はIS委員会で情報規制がかけられている。他言無用にしてくれ」
いや、そんな事が公になれば世界中がパニックになる。その上「ISが生身の人間に負けた」となると世界中がナツを血眼になって探すだろう。まあ捕まえるにしても、バックには篠ノ之束がいるからさせないだろうけど。
「アイツってそんなえげつない奴だったんだ。一夏が代表で良かった」
鈴は足を震わせながら言う。セシリアに至っては、
「ISを生身で破壊する殿方を…わたくしは挑発して怒らせたのですか…」
顔面蒼白で教室の角でブルブル震えていた。気持ちはわかる。何せ、セシリアを倒した本人がその気になればISを生身の状態で破壊できるのだ。ここまでくるとどこぞの一撃男と同じと言われた方がマシに思えてくる。だって、あっちは「こいつなら仕方ない」で済むから…。
冗談はほどほどにして、真面目な話に移る。
「で、鈴?お前の目的は宣戦布告か?俺に対する」
「そうよ、あの戦いを見たら血がたぎってきたわ。存分にやり合いましょう、一夏」
「おうクラス代表で当たったら、全力で相手をしてやろう。その前に、そろそろ教室に戻った方がいいぞ」
「へっ?」
俺は鈴の後ろを目線で指す。
そこには、
「とっとと教室に戻れ、バカ者!」
今日も出席簿の叩く音とは思えない轟音が響いたのであった。
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その日の放課後、フェアリーテイルの面々は山田先生に呼び出された。なんでも、各々の部屋割りが決まったらしい。
「では、ルーシィさんとウェンディさんは1032号室、ナツ君は1026号室ですね」
各々の部屋の鍵を渡され、それぞれの部屋に行くことにしたナツたち。そして、ナツが部屋の鍵を開けると、
「おかえりなさーい。ご飯にする?お風呂にする?それともーー」
「寝るぞ、ハッピー」
『あいさー…』
何か青い髪の痴女?がいたような気がするがスルーすることにした。
(これで篭絡できると思ったのに…お姉さん、悔しい…)
誰かが泣いていたような気がしたが、気にせずに眠りにつくことにしたナツであった。
楯無さん、ナツにそんな色仕掛けが通用するとでもお思いですか?甘かったですね、考えが。
そして、とうとう生身の状態でISを破壊したナツ。そろそろサ○タマと思われてもおかしくないかな?
連続投稿、疲れた。では次回に(・ω・)ノシ