Infinite Fairys《IS×FAIRY TAIL》   作:ネヘモス

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いきなり戦闘は面倒なので(おい)、例のアレを投下したいと思います。

それと、FT側の人間を2人増やす予定でしたが、色々厄介になりそうなので3人追加しました(^^;


一夏とナツ、姉妹と再会する

朝、ナツが意識を覚醒させると、身体に不自然な重みがあった。ハッピーは待機状態のリストバンドに戻っている、つまり、

 

「んあ…おはよう、ナツくん♪」

 

ナツが紅蓮爆炎刃の片方を顕現すると同時にその元凶は飛び退いた。それは青の髪に赤い瞳の女、そして忘れもしないこの妖艶な気配。

 

「何してんだ、刀奈?」

 

「ここでは楯無会長よ、ナツ・ドラグニル副会長?」

 

「お前かよ、俺を生徒会副会長とかに任命したの」

 

正直ナツはその副会長という役職に些か疑問を抱いていた。

そもそも、なぜ自分なのか。どこかから模擬戦を見ていたならわざわざこちら側(フェアリーテイル)である自分を副会長などにしないはずだ。むしろ、自分と渡り合った一夏こそ副会長に相応しいのではないか。

ナツがその旨を刀奈…もとい、楯無に話すと

 

「それは、あなたが男性であるということ、そして、この世界でも稀有なISを生身で破壊できる人物だからよ」

 

そう言うと、楯無はタブレット端末をナツに投げる。それをナツがキャッチするとそこには、

 

『ISを破壊する人間現る!?女尊男卑の世の中に改善の兆しか?』

 

自分が打鉄を破壊した瞬間をでかでかと報じられていた。どうやら、これはあの事件があってすぐにどこかの雑誌記者が書いたものらしく、規制がかかってからその記事はデータ諸共消去されたと聞いた。だが、楯無の気にしてることはそこでは無かった。

 

「ところでナツくん?こんな綺麗なお姉さんが隣で寝ていたのに、即刻攻撃するなんてどうゆう了見よ!?」

 

目覚めたら目の前に美少女がいた、という状況を利用してからかってやろうと思ったのに。当の本人は年相応の反応はおろか、遠慮無しに攻撃してきたのである。

ていうか、私は何をしているのだろう。私はただ、他の人に取られくないから、アピールしているつもりなのに…、当の本人は気づく素振りすら見せない。あの織斑一夏も大概だが、目の前にいる男もかなりの朴念仁であることが伺える。

 

実は、楯無はある密命を受けてナツを誘惑していたのだ。

事の始まりは入学式直後に入った一本の電話からだった。その電話の主は先代楯無からだった。

 

『刀奈、単刀直入に聞こう。お前はあの二人のどちらかに好意を持っているかね?』

 

突然に好きな人がいるかと聞かれた。私は咄嗟にナツだと答えてしまった。

何故かは分からない。でも、男性でありながら織斑一夏と同様にISを動かし、自分を負かした初めての男性。そして何より、家族のことになるとどこまでも非情になれる心の強さ。それらが起因して私は彼を好きになったのだと思う。すると、先代楯無から思いもよらぬ密命が下された。

 

『ならば話は早い。刀奈、あの少年に近づいて更識に招き入れなさい。何なら、結婚しても構わんよ?私が許す』

 

そんなんでいいのか、先代楯無。だが、彼の言わんとすることも分からないでもない。もし、ナツ・ドラグニルが更識の身内になれば「対IS用暗部部隊」を創設することができるかもしれない。今の世の中、IS無しでは裏の世界ではやっていけない、そこに更識家が生身でISを蹂躙する部隊を作ったとなればどうだろうか。

 

世界の、歪んだ「女尊男卑」の世の中が変わる可能性が出てくる。

 

女性権利団体からは痛い目で見られるだろうが、彼がいるなら話は別だろう。何せ、あの映像を見た人は全員ノイローゼになったとの話だ。

尤も、肝心の本人の気を引けていない以上、今のところはそんな鬼のような計画は進行していない。だが、彼女は知らなかった。彼をものにするには、世界最強(織斑千冬)という障壁を突破する必要があることを。

 

そんなこんなで食堂に向かったナツを追いかける楯無だった。

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

「今日は一人で朝飯か…」

 

丁度ナツと入れ違いで朝食を摂ることになった一夏。箒は今朝は部活の朝練があるとかで、早めに学校に行ってしまった。しかも、ナツというストッパーがいない今、周りの女子たちが獲物を捉えんとする肉食獣の如き目つきでこちらの様子を伺っている。

 

(誰か、助けてくれ…)

 

すると、

 

「おりむ〜。一緒に朝ごはん食べよ〜。今日はかんちゃんも一緒だよ〜」

 

一瞬だが、のほほんさんが天使に見えた。そして、その背後でこちらの様子を伺う青の髪に赤い瞳の、メガネをかけた気弱そうな少女が顔を出した。

 

「久しぶり…一夏」

 

「お前、簪か!?良かったー。いつ周辺の女子に(文字通り)襲われるか心配でならなかったんだよー。あれ?でも、お前4組のクラス代表だったよな?」

 

「一夏、それについて相談があるのだけど…」

 

もじもじしていて言葉が出ない簪。すると、意を決したのかこちらに頭を下げてきた。

 

「お願い!私を、フェアリーテイルに入れて!」

 

「…はい?」

 

一夏の思考が文字通り停止した。とりあえず、朝食を摂った後、各々の教室に移動。

そして昼休み、屋上に一夏と簪、そしてナツを除いたフェアリーテイルの面々が集まった。

 

「なるほど。その倉持技研が制作を中断した打鉄弐式を引き取って自分で作ろうと取り掛かったはいいが、肝心のメインウェポンの調整が上手く行かないと」

 

だから束さんの技術力を借りたいと言うわけか。でも、束さんが俺や千冬姉、それにフェアリーテイルの面々以外に無償で手を貸すとは

 

prrrr

 

携帯の着信音が鳴り響く。電話の主は、件の束さんだった。

 

『もすもすひねもすー?話は聞かせてもらったのだよ、いっくん。普通なら束さんはこんな有象無象に手を貸そうとは思わないけど、今日は機嫌がいいからね!てか、今日来るといいよ!!』

 

などというマシンガントークを言われた後、一方的に切られた。そういえばナツさん、授業途中でハッピーを伴って出て行ったけど、どうしたんだろう?

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

ナツはその日の午前中の授業途中に教室を堂々と抜け出した。後で千冬にとやかく言われるだろうが、それどころではないようだ。何故なら、

 

「クソッ!何故だ、何故換装できん!?」

 

「なんでこんなことにー!?」

 

「待て待て待て!!なんで俺上空から落ちてるんだー!?」

 

鎧を纏った緋色のロングヘアの女性と同じくらいの年頃であろう藍色のミドルヘアの女性、そして何故か上半身裸の変態…いや、自分と同じくらいの少年が落下していたからである。

 

「ハッピー!MAXスピード!」

 

『あいさー!!』

 

ハッピーがスラスターの出力を最大にする。とりあえず、間に合いはするだろうが

 

(流石に3人は無理だっての!!)

 

苦虫を噛み潰した思いで何か策はないかと模索すると、

 

『やっほー、なーくん!副会長が授業をサボって何を…って、それどころじゃ無さそうだね』

 

「束か!?丁度いい、今落下してる3人を助けたい!俺の、ギルドの仲間なんだ!!」

 

『りょーかい!光の速さでそっちに行くよ!!』

 

その後、落下していた3人は無事束の不思議ラボに回収されたのである。




最後の3人、ほとんどの人がお分かりでしょう。本格的な出番は、1人は直ぐに来ます。そして、FT側の人間が出揃ったので、このメンバーで話が進んでいきます。では、また次回。感想も待ってます(・ω・)ノシ
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