Infinite Fairys《IS×FAIRY TAIL》   作:ネヘモス

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※超展開注意。

前回までのあらすじ、デュノア社、潰れる。


新しい家族…?

シャルル・デュノア改めシャルロット・デュノアはルーシィの回線越しに父親の真実を聞いていた。だが、それ以前に驚いた事がある。

フェアリーテイルの機体がハイスペック過ぎる、特に驚いたのは先程ルーシィが見せた専用機の能力「モード双子宮の道化師」だ。

自分の手元にシャルロットの母親の写真を持ってくると、突然ルーシィの腰の何かが光りだし、次に目を開けると、そこには死んだ筈のシャルロットの母親そのままになったルーシィの姿があった。

そして、ルーシィは自らをシャルロットの母親の亡霊と名乗り、その隙に篠ノ之博士がしばらくの間盗聴器やらなにやらをある程度のレベルまでジャミングして、本当のことを吐かせた。

そして、話された衝撃の真実。シャルロットは居ても立っても居られず、デュノア社本社に向かった。

そこは文字通りの地獄と化しており、シャルロットは自分の父親を見つけ出し、ラファールで助け出した。

 

結果的に社長の現妻は氷漬けにされ、デュノア社はISの開発の停止を余儀なくされた。

でも、良かった。最後の最後で父親の本心が分かった。全ては自分たちを守る為、だから、あんな非道な言い方を…、

 

それを考えるとシャルロットは涙腺が熱くなってきた。そして、流れ落ちた雫は父親の頬に当たった。

 

「シャル…ロット…?」

 

「お父さん、ごめんなさい。ボク、お父さんの事何も分かってなくて、勝手に憎んだりして…」

 

「いいんだよ、シャルロット。私も済まなかった。お前の母親の葬儀にも出られなかった。事の収集がつけば、一緒に墓参りに行ってやろうな」

 

私はそれを聞いた途端、嬉しさで胸がいっぱいになった。

 

「うん!」

 

そして、シャルロット親子はフェアリーテイルの泊まっているホテルに向かっていった。

 

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その頃、ウェンディと束はというと、

 

『てなわけで、フランス政府の諸君?シャルル・デュノアの性別が間違ってたとIS学園に報告することだね。…束さんを怒らせたくないなら。ちなみにもし、この条件を来週までに呑まない場合は』

 

ガシャアァァァァン!

 

風を模した装甲を纏った少女が一振りの槍を一閃する。そこにあったものはまるで鎌鼬に斬られたかのように全て斬り裂かれていた。

 

『フランスがこうなるから、覚悟してねー。それだけー』

 

フランス政府との交渉(という名の脅し)を成功させると、少女ーウェンディが槍、照破・天空穿(しょうは・てんくうせん)を拡張領域にしまった。

 

『なんでこんなことで使う必要があったのかしら?』

 

シャルルが不満そうにぼやく。まあ、脅しのためだけに使ったとなればそりゃそうもなるか。

 

「まあまあ、これでちゃんと機能するのが分かったから、それだけで良しとしようよ、シャルル」

 

傍から見ると変な人にしか見えない会話をしているウェンディとシャルルだった。

 

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「シャルロット、お前はお前の好きなように生きるといい。せめてもの罪滅ぼしだ」

 

「え?お父さんは悪くないのに、どうして?」

 

「私はデュノア社を一から立て直さないといけない。今度は、ISスーツの会社としてね。だから、シャルロット、しばらくの間はデュノアの名を捨てなさい」

 

落ち着いた父親からの提案は、嬉しいようで悲しくもある嫌な提案だった。

確かに、今からしばらくの間はデュノア社は世間から叩かれるし、間違いなく後ろ指をさされるだろう。でも、どんな名前が自分にしっくりくるんだろう?

 

「ふむ、ならばシャルロット。ハートフィリアの姓を名乗ったらどうだ?」

 

「えっ?私のですか?」

 

千冬の提案に驚いたのはルーシィ・ハートフィリアその人だった。確かに、自分と同じブロンドの髪で身体つきも、自分とよく似てるけど…

 

「シャルロット・ハートフィリア…」

 

「いい響きじゃないか、シャルロット」

 

唐突に男性の声がした。振り返ると、そこには「本物の」3人目の男性IS操縦者・グレイ・フルバスターの姿があった。

 

「ルーシィも異存は無いだろ?」

 

「それもそうね。じゃあ、生き別れた姉妹ってことにしましょうか」

 

とんとん拍子で話が決まっていき、最終的にシャルロットは「シャルロット・デュノア」の名を捨て、「シャルロット・ハートフィリア」として新たな人生を始めることになった。

 

「あれ?そう言えば千冬さん、ナツはどうしました?」

 

「ナツか?私の荷物を家に送った後、寄る場所があるとか言ってどこかに行ってしまった」

 

全く、あの朴念仁2号め…という呟きが聞こえたのは気のせいだと思いたい。

 

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その頃、元デュノア社本社があった場所の近くでナツはあるものを探していた。いや、正確にはものではなく人なのだが、探しているうちにそれは姿を見せた。

 

「何をこそこそ嗅ぎ回ってるのかしら?ISギルド『妖精の尻尾』のナツ・ドラグニル?」

 

黒い蝶のようなIS、それがナツが探していた人だった。

 

「よお、散々探したぜ。サイレント・ゼフィルス、いや、『亡国機業』?」

 

「それは光栄だこと。で、私に何の用?」

 

「単刀直入に聞く。お前、何者だ?何故お前から一夏や千冬と同じ匂いがするんだ?」

 

途端に、黒い蝶は動揺を示す。そして、とんでもないことを暴露した。

 

「私は、織斑マドカ…。あのクズのような両親に捨てられ、兄さんや姉さんを奪われた、織斑一夏の妹よ!」

 

そして、セシリアと同じようなビットを展開する。だが、それが軽く20を超えている。

 

「そして、お前が千冬姉さんといるのを見てると我慢ならない!ここで、死ね!!」

 

全てのビットからレーザーが一斉掃射され、全てナツに被弾した。だが、マドカは知らない。ナツに光学兵器の類は一切通用しないことを。だから、次の攻撃を予測できなかった。

 

自分が撃ち込んだレーザーの中心点から特大レーザーが放たれた。すぐに避けたから致命傷は避けたが、それでもシールドエネルギーを全体の4分の一まで減らされた。

 

「あれが、『火竜の咆哮』か…!」

 

そして、それがスキを生む。煙の中にナツの姿は無く、ハイパーセンサーのアシストで後ろからの不意打ちに気がついた。そして、ナツがどうして後ろにいたのかも分かった。意識してやったのか違うのかは分からないが、それならシールドエネルギーが一気に減ったのも納得が行く。

 

「今のは『連続瞬時加速(ガトリング・イグニッション・ブースト)』か?」

 

「いや、今のは『破龍奥義・紅蓮爆嵐爪(ぐれんばくらんそう)』、かなりのシールドエネルギーを使う代わりに段階的に加速した状態で敵を攻撃する諸刃の剣の大技だが?」

 

それを連続瞬時加速と言うのだが、と思った矢先、マドカの意識が闇に堕ちた。

 

「さて、また厄介事を拾ってしまった訳だが、一夏と千冬に何て説明したらいいか…」

 

また千冬から怒られることを心配するナツであった。




なんと、このタイミングでマドカ参戦。

ちなみにここのマドカは重度のシスコン・ブラコンを患っています。ついでに、超ヤンデレです。基本、一夏や千冬に近づく異性には敵意剥き出しになります。注意してください。
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