Infinite Fairys《IS×FAIRY TAIL》 作:ネヘモス
ルーシィ、グレイ、エルザ、ジュビアですか…。
ルーシィは兎も角、他3人は難しいですよ。まず、どの時間軸に放り込めばいいやら…てか、どこから放り込めばいいのかわからないんですもん(´・ω・`)
一斉に向けられる銃口、面倒だから「火竜の咆哮」で全員焼き尽くすかと考えた。ところが、そこに手足を縛られ口を塞がれているロミオと同じくらいの少年を見つけ、反応に遅れた。
自分に向かって一斉に鉛玉が放たれた。ガジルのように鱗を硬化することは自分には出来ない。正直、回避することは無理だと諦めた、その時だった。
『Infinite Stratos Core No.Different Dimension Dragon - Egnier Reboot.』
無機質な声が頭の中を反芻する。
『インフィニット・ストラトス「イグニール」、
ナツはイグニールの名を聞いた途端に迷いなく言い放った。
「イグニール、起動!!」
刹那、炎がナツの身体を…正確には顔以外を覆う。そして、その炎が収まった時、ナツは赤い、無機質な鎧を身に纏っていた。
「そんな、バカな…!?男がISを動かしている!?」
どよめきがこの場を支配するがナツはこれを好機と見た。
「何かよく分かんねーけど、燃えてきたぞ!!」
それに、この無機質な鎧を纏っていると不思議と力が湧いてくる気がする。今なら、こいつらを一掃できる!!だが、あの少年も巻き添えを喰らうかも知れない。どうすれば…!?
「いっくうううぅぅぅん!!」
そんな事を考えていた矢先だった。空から巨大なニンジンが降ってきて少年の真上に突き刺さった。ナツはそちらに殺意を向ける。すると、
『やっほーい!みんなのアイドル篠ノ之束さんだよー!!いっくんは回収したからそこのゴミ共の始末任せてもいい?』
この鎧から直接声が聞こえた。どうやら、件の少年は無事らしく、残りの黒服共は倒しても問題ないらしい。
「そうか。なら、この場所ごと吹っ飛ばすぞ。お前らは逃げてろ」
『だいじょーぶ!!束さんのラボは超頑丈に出来ているのだ!!だから、やっちゃってもいーよー!!』
ニヤリ…とナツの口角が釣りあがる。すると、ナツの目の前に武器の一覧が表示された。
『超近接型双剣・紅蓮爆炎刃』
そして、ついでにある情報を束から貰う。その瞬間、ナツは手加減を辞めた。
「どうやら、お前ら…子供を誘拐したらしいな?しかも、その
ナツは唯一の武器の双剣をコールする。その双剣はフェアリーテイルの紋章を上下に分けた様な形をしており、握った瞬間に手に馴染むのが分かった。
ナツは今、怒りを抑えられない。この男共は家族の邪魔をするばかりか、その肉親を奪おうとしていた。それだけでナツが怒るには十分だった。
「歯を食いしばりやがれ…!滅竜奥義!!」
炎を纏った双剣を上下に構えて、それを放った。
「紅蓮爆炎刃!!」
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ドカアアアァァァン!!!
「今の爆発は!?」
「千冬さん!あそこは一夏君の反応があった場所です!!」
クソッ!なんてことだ、まさか自分が決勝戦に出ている間に一夏が誘拐されてたなんて…!!ドイツ軍に後で礼を言わねばならない。いや、それよりも、
「一夏は!?一夏は無事なのか!?」
『まーまー、落ち着きなよ、ちーちゃん』
突然謎の通信が入る。大体の検討はついているが、
「束、今お前に構っている暇は…」
『いっくんなら私が保護したよ!とりあえず、爆発がしたところに行ってみて。私といっくん、そして、もう1人の協力者がいるから』
…何だかよく分からないがとりあえず、目的地は決まった。
「待っていろ、一夏!」
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「さてさてー。桜色の髪のキミ、そのISを今すぐ解除したほうがいいよ?」
「外し方が分かんねーんだが?」
「念じればいいよ。もういいよって」
半信半疑でイグニールに念じてみる。すると、ナツの身体は元に戻り、無機質な鎧はイグニールのマフラーに戻っていた。
「へぇー、面白いねキミ。束さんも興味が湧いてきたよ。キミの名前は何て言うのかな?」
何故か無傷のニンジン型の何かからうさ耳をつけた女性と拘束を逃れた先程の少年が出てきた。
「俺は魔導師ギルド、
そう言って右肩の妖精の尻尾の紋章を見せる。
すると、
「一夏あああぁぁぁぁ!!」
空から鎧を纏った女性の声が響く。そして、声の主は件の少年の元に降り立った。
「良かった…、お前が無事で…ホントに良かった…」
「おい、お前。感動の再開中悪いけどよ、もう少し家族は大事にしろよ」
ナツは泣きついている女性に言い放つ。でも、これはナツが家族の大切さを知っているからこそ言えることである。
「そうだな、お前の言う通りだ…えっと…」
「ナツだ」
「ありがとう、ナツ。私は織斑千冬。この子、織斑一夏の実の姉だ」
よく見ると顔立ちがそれとなく少年、一夏と似ていることに気づいた。
「そうか、それなら良かった!」
ナツは千冬に向かって太陽のような優しい笑みを浮かべた。
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あの後、誘拐犯は逮捕され、千冬はドイツ軍への恩返しとして1年間教官を務めることとなり、一夏は1人で日本に帰らざるを得なくなった。
千冬は日本政府の怠慢さを自覚し、ボディーガードにナツを指名した。何故かと日本政府は言及したが、日本政府にナツと同じくらい強く、気配に敏感な人材がいない事を突かれた。ちなみに、犬以上に鼻が聞くらしく、個人個人の匂いを嗅ぎわける事が可能だという。日本政府は渋々その条件を飲まざるを得なかった。
そして、一夏が日本に戻る日がやってきた。
「いいか、一夏。向こうに着いたら更識という名のものを探せ。それまではナツ、一夏の事を頼んだぞ」
「おう!任せろ、千冬!!」
そして、出発ゲートで2人と別れ、千冬はある事を考えていた。
『もう少し家族は大事にしろよ』
ナツに言われた言葉が頭の中を反芻する。そして、あの時見せた笑みが脳裏に焼きついて離れなかった。
「ナツ・ドラグニル…か」
千冬はドイツ軍に教官として就いた後もそれを忘れる事が出来なかった。
思った、この後のナツの扱いをどうしようかと。そして、俺は一夏を簪ルートにすることに決めた!更識家に放り込んでしまえ!!(投げやり