復讐、再誕、再生 ~Revenge Rebirth Resurrection~(予告?) 作:オパール
原作:魔法少女リリカルなのは
タグ:R-15 オリ主 魔法少女リリカルなのは オリ×原作 独自設定 自己解釈
過去を知らず、それでも現在の幸福への祈りを未来へ繋ごうと足掻く少年がいた
現在で起こった悲劇を、異なる未来へと変えようと独りで歩く少年がいた
それぞれの心、それぞれの力、それぞれの愛
想いは胸に、願いは心に、祈りは魂に
逃げられない呪いに取り憑かれ、それでも前を向こうとする者達の、小さな、けれど大きな、そんな稚拙な御伽噺
※にじファン、FC2にて連載していた作品のフルリメイクという名目の完全新作……の、予定
予告?としているので連載は未定です
タイトルに関するツッコミは極力ノータッチでオナシャス
旧暦と呼ばれた頃よりも、更に遥か遠い過去の時代
まだ世界同士が不可視の壁に包まれていた頃、その世界には、並び立つ者のない、剣聖と呼ばれる少女がいた
剣士である前に刀剣職人であった彼女は、世界を導いていた賢人達に招かれ、その一員となった
そこで、少女は多くを学んだ
学問、医療、人の上に立つ者としての気概、戦術や戦略
友にも恵まれ───そして、同じ賢人の少年との恋もあった
だが、それら全ては奪われ、失われた
理不尽に、不条理に、前振りもなく、突然に
時を経て、復讐のままに振るわれたその魔剣
世界も、それを覆う次元の壁すら断ち斬って
そして全ては消え失せた
少女も、世界も、全て例外なく、何もかも
ただ、その余波で生まれた次元世界という概念と、少女が抱いた呪いだけを残して
数千年前、戦乱の王と呼ばれた男がいた
だが、それは後世の者達による後付けである
あらゆる戦乱の発端は、一人の男の暴走
王は、それを止めるためだけに武器を取り、戦った
だが、世界を覆い尽くした魔は消えず、残されたのは果て無き戦の連鎖だった
故に王は、愛する者の命を掛けなければならなかった
己の身体と妻の命、そして実子の無垢なる魂
それら全てを贄として、王は終わりの無いはずの連鎖に、終わりを見出すことができた
どれだけ時が経とうとも、終わりがあるなら、人はそれに向かって歩いていける
そんな祈りと共に、王は永い……いつ覚めるともわからない、眠りについた
再び魔が目覚めた時のために
自らの再誕を憂いながら
かつて一人、友を襲った悲劇を嘆いた男がいた
自分の無力に絶望し、愛する者を見送るしかできなかった自分を、誰よりも憎んだ男がいた
そして、男は狂気に縛られた
己の身体を、悠久の時を経ても活動できるように造り替え、手にしていた無限の知識を武器に、過去を変えるという、自然の概念に刃向かう傲慢極まりない罪を成し遂げようとした
その中で、いくつの命が生み出され、捨てられたのか
だが、男はそれを歯牙にもかけなかった
全ては、かつての友が悲しまない未来のために
いくら蔑まれようと、罵られようと
それは自己満足でしかないと、愛した者に見限られようと
男は想像し、創造し続けた
こんなはずじゃなかった未来を、と
悲しい過去を、幸福な未来に、再生させようと
それは、祈りであり、願いでもあり
───押し付けるだけの、悪意に近い善意で、呪いだった
◇◆◇
──選んだのは、忌まわしい過去への
「誰だか知らねえがな、俺の邪魔はするなよ?……潰すぞ」
「だめだよ……絶対だめ……そんなの、不幸になるだけだよぉ!!」
──望んだのは、愛おしい
「力は、ただ力でしかない、それはわかってる。だが……俺の力は、大切な者達を守るためにある、そんな気がするんだ」
「お願い……私にも、背負わせて。一人じゃ、絶対に潰れちゃう。だから、私も……」
──願ったのは、こんなはずじゃなかった未来の
「僕はさ、こんな形でしか、人を愛せないから。……そういう風に、造られたから、さ」
「関係ない……そんなの関係ない!だって……わたしの、家族なんやから……!」
手にしたのは、
見つけたのは、絶望の中の、小さな希望
過去と現在と未来
憎しみと愛と虚偽を胸に抱いて、少年達は前へと進む
「お別れだ。……ありがとう、俺なんかを、好きでいてくれて」
「これで最後だ、俺は往く……愛している、心から」
「僕の、正真正銘、最後の嘘……大好きだよ」
復讐、再誕、再生 ~Revenge Rebirth Resurrection~
始まります……?