魔法少女の騎士   作:アンリ

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第9話 明日の景色は水面のように

 その日の空は雲が所どころ顔を出しているが、雨をにおわせるような天気ではなく透き通るような蒼色を広げていた。

 そこに立ちこめる暗煙と何かが燃える匂い。

 旅行日和ともいえる陽気な天気に似合わない負の空気。

 巴マミの瞳にはその両極端の光景を同時に捉えていた。

 そしてその巴マミはぐしゃぐしゃに拉げた車の微かに残ったスペースにすっぽりと収まるように身を縮めていた。

 吐息は荒く背中が燃えるように熱を帯びている。

 わずかに残る感覚から何か細く硬いものが背中に突き刺さっていることがわかった。

 痛みに体を震わすたびに更なる痛みが顔をゆがませる。

 

 家族旅行の帰り道、有料道路を走る巴マミ家の車が玉突き事故に巻き込まれた。

 原因は前を走る大型トラックの居眠り運転。

 車体を横にして道路をふさぐように横転したトラックを、運転手である巴マミの父親は必死にハンドルを左に切るも避けることができず、車は時速数十キロのスピードのままトラックに衝突した。

 見るも無残に破損した車内に木霊するのは一つの呼吸音のみ。

 後部座席は完全に潰されていて、助手席に座る巴マミが目を向けても鉄くずが突き刺さっているようにしか見えない。

 後部座席には巴マミの家族が座っていたのだが、その影すら見ることが叶わなかった。

 

 …しかし影も形もないといくことは逆に幸運でもあった。

 続いて運転席に座っていた父親の様子を横目に見る。

 この時あえて後部座席を先に見てから運転席をちらりと見たのは、生物として残されていた本能の所為かもしれない。

 普段は優しく微笑みかけてくれる父親。

 そんな安心感を与えてくれる表情は紅く染まり、ハンドルに眠るように突っ伏していた。

 右腕を枕にして助手席に顔を向けて持たれる父親。

 普段と違う父親の姿に吐き気を感じるも、吐くことすら体力的に許されない。

 血の気の失せた表情に真っ赤にぬれた青のTシャツ。

 そしてあるはずの場所にない左腕。

 肩から先にあるはずのそれは巴マミの足に絡み付くように転がっていた。

 車のシートは黒ずみ、血とガソリンのにおいが漂う。

 車の外からは騒ぎ立てる人の声が聞こえるが、助けを呼ぶこともできない。

 

(ここで死ぬんだ…)

 

 小さな体躯を震わせ、暗煙に包まれていく空を眺める巴マミ。

 悲惨な光景に見てもいられなくなった巴マミは、何もかもあきらめるように座席に身をゆだねる。

 まさにその時だった。

 微かに開いていた巴マミの瞳が何か物体の動く影を捉えた。

 力を振り絞るように髪の毛と同じ色をした瞳を動く物体に向ける。

 ダッシュボードの上、フロントガラスの破片が散らばるそこには見たことのない白の生物が巴マミを見下ろしていた。

 震える体躯を抑えて必死にその生物に手を伸ばす。

 抑え切れていない身体の震え、生命への執着を感じさせる少女の願いに、白の生物は口を開くことなく話しかけた。

 

「僕なら君の願いを一つだけなら叶えてあげられる。たとえば『助けてほしい』みたいな願いだってね。」

 

 そして巴マミは願った。

 白の生物が例を挙げたことそのままに願いを…奇跡を叶えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第9話  明日の景色は水面のように

 

 

 

 

 

 

 

 手と手を握る鹿目まどかと巴マミ。

 先輩として、後輩である鹿目まどかの不安を取り除くため結界に入ってからずっと影が1つに重なったままだ。

 その甲斐あってか鹿目まどかの瞳には不安の色は見えない。

 時折現れるナースキャップをかぶった巨大な目玉の使い魔に怯えることはあるが、その際も巴マミの素早い指示の元、すぐさま物陰に隠れるなど精神的には安定しているように巴マミからは見えた。

 ぶよぶよとした感触の廊下を手を引き歩く2人。

 先に行くキュゥべえが通った道を巴マミが感じ取り、最短ルートで結界の最下層へと降りていく。

 結界は魔女の孵化に備えて形を変えているため、先行する2人とキュゥべえが通った道とは少しばかり様相が変化するも、巴マミの魔女退治経験の豊富さにより難なくグリーフシードの元へと近づいていく。

 

「鹿目さん、大丈夫?」

「はい、マミさん。」

「もう少しで最深部に着くから頑張ってね。あとは…」

 

 手を引く巴マミが鹿目まどかの様子をうかがう。

 緊急事態とはいえ一般人である鹿目まどかを引きずりまわしている事は変わらない。

 何度か体験しているとはいえ、慣れることのない異世界に精神的に疲弊していてもおかしくないだろう。

 鹿目まどかの顔を覗き込み疲労を確認するが、鹿目まどかの言う通り外見から疲れた様子は確認出来なかった。

 鹿目まどかの様子に巴マミは微笑みを浮かべた。

 しかしその笑みも鹿目まどかの背後に現れた存在に固まり、言葉を詰まらせる。

 そこには結界内をうろつく使い魔の類ではなく、結界内に存在するはずのない人影が一つ。

 歩くたびにたなびく長い髪にスッと整った顔立ちに、2人と同じ見滝原中学の制服。

 黒のストッキングのためかすらっと伸びた脚が、鹿目まどかと巴マミの2人に対するように肩幅に広げられていた。

 

「言ったはずよね。二度と会いたくないって。」

「ほむらちゃん…」

 

 中学生とは思えないほどのプレッシャーを2人に叩きつけ、鹿目まどかのクラスメイトである暁美ほむらは結界内に佇んでいた。

 鋭い眼光が2人を貫く。

 

「今回の魔女は私が狩るわ。あなたたちは手を引いて。」

「そうもいかないわ。美樹さんやそうま君、それにキュゥべえを迎えにいかないと。」

「その3人の安全は保証するわ。」

「信用すると思って?」

 

 金色と漆黒の瞳がぶつかり合い。

 それは1人蚊帳の外になっていた鹿目まどかの身体を震わすほどのプレッシャーのぶつかり合いだった。

 1秒を何倍にも感じるほど空気は重く、実際は数秒間の睨み合いが鹿目まどかには数分にも感じていた。

 火花が散りそうなほど睨み合う2人。

 しかし2人の心境には大きな差があった。

 その数秒の間、常に戦闘態勢を解かなかった巴マミに対し、暁美ほむらは自然体のまま瞳をそらさない。

 有無を言わさない強制力を瞳に乗せながらも、言葉通りに敵意がないとアピールするような…

 初めから敵意をむき出しにする巴マミに対し、暁美ほむらはそんな相反する2つの要素を持ち合わせていた。

 暁美ほむらは髪を掻き上げる癖すらも相対しているこの状況で行っていた。

 長い黒髪が宙を撫でるようにふわりと持ち上がる。

 鹿目まどかにとって場違いにも気品さを感じてしまうほどに、その暁美ほむらの動作に目を奪われていた。

 暁美ほむらの一つひとつの動作は堂々とした立ち振る舞いであり、それと同時に自分自身の行動に絶対の自信を持つかのようなオーラがあり、それは鹿目まどかが持ち合わせていないものでもあった。

 自身に無いものに羨望の眼差しを送るのは当然のことだろう。

 

 しかしその隙を魔法少女として経験値の高い巴マミが逃すわけがなかった。

 巴マミが左腕を暁美ほむらに向ける。

 それを合図に暁美ほむらの足元から鎖が描かれた金色のリボンが2本、目標を縛り付けるように動き回る。

 脚、腰、両腕と暁美ほむらの身体はさながら金色のさなぎのようにその身を包み込まれ、中につるしあげられた。

 胸元にはリボンを留める花を模した鍵穴が浮かび上がる。

 巴マミが発現した魔法のリボン。

 これは魔力に反応し伸縮する性質を持っている。

 リボンに魔力を付加することでリボンは自ずと閉め上がり、そのリボンに結ばれた対象物をより強く拘束する。

 魔力を垂れ流す魔女に対して絶対の拘束具となるが、それは魔法少女に対しても言えることだ。

 

「こ…こんなことしてる場合じゃ…」

「もちろん怪我させるつもりもないけど…あんまり暴れちゃ保証しかねるわ。」

「…今度の魔女はこれまでの魔女とわけが違う。」

「おとなしくしてれば、帰りにちゃんと解放してあげる。…行きましょう、鹿目さん。」

「はっ…はい…」

「まっ! 待っ…くっ!」

 

 先ほどまでの余裕を見せた表情は消え去り、まるで誰かを心配するかのような表情を浮かべ2人を引き留めようとする暁美ほむら。

 しかしそれは、つい無意識に込めた自身の魔力に反応したリボンの強い締め上げによって上手くはいかない。

 リボンを引きちぎるためには魔法少女としての強大な力が必要なのだが、その強大な力を出すための魔力にリボンは反応する。

 締め上げられる痛みにため込む魔力はすぐに霧散してしまう。

 文字通り暁美ほむらは手も足も出ない状況であった。

 締め上げられる苦痛に言葉を発することもままならない。

 故に2人を…奥へと進む巴マミに少し躊躇いながらもついて行く鹿目まどかを呼び止めることも出来ず、ただ2人が死地へと向かうのを歯噛みすることしか出来なかった。

 

 

 

___________________

 

 

 

 

 

「キュゥべえ。目測でこいつはあとどのくらい保ちそうなんだ?」

「そうだね…10分は保つと思うけど、それ以上は僕にも分からないよ。」

 

 腕時計をチラリと確認する。

 巴マミが結界内に入ってからまだ数分しか経っておらず、最深部に到達するのはもう少しかかるだろう、と瀬津そうまは認識した。

 瀬津そうまの隣には不機嫌そうな表情を隠そうともしない美樹さやかが、突然創られた椅子に腰をかけていた。

 

「さやか…一応結界内なんだから、注意はしとけよ?」

「分かってる…」

 

 瀬津そうまはふぅ…と一息吐く。

 手を伸ばせば届くであろうグリーフシードは妖しく黒光り続けていた。

 

「そういえば今日は金属バット持ってきてないんだな? どうして…」

「お見舞いに金属バット持ってってどうするのよ? いつもは一度家に取りに行ってたの。学校に持ってきてたのは最初だけ。」

「…そうですよね。」

 

 美樹さやかは携帯電話が圏外であることを確認しながら、片手間に答えた。

 表情はいまだ不機嫌のまま変わりない。

 瀬津そうまが感じる重たい空気は、2つの原因によって形成されていた。

 

(…ったく、なんなのよ。)

 

 圏外であるはずの携帯電話を開いては閉じ、手持ち無沙汰を紛らわしていた。

 口には出さずも不満を浮かべる美樹さやか。

 そしてその原因は隣で辺りを、そして美樹さやかを伺う瀬津そうまであった。

 

 美樹さやかにとって、上条恭介とは唯一無二の存在である。

 またそれは個人的な感情を度外視しても変わらない評価だ。

 大きな波を起こすビブラート。

 曲調に合わせリズムよく弦を握り、離す指運び。

 ヴァイオリンはまるで自身の身体の一部のように音階を紡いだ。

 素人目に見ても上条恭介は際立った存在感を持ち合わせていた。

 偶々同じクラスになっただけで、1つ勲章が付いたかのようにクラスメイトは自慢を繰り返し、誰もが上条恭介を持て囃す。

 それは心優しい上条恭介にしてみれば照れくさいものではあるが、それよりも多くの充実感を与えていた。

 しかし今はもう過去の人物。

 中学生ということも関係しているのかもしれない。

 事故で左腕が麻痺した上条恭介を見舞いに来る人物は、日を追うごとに数を減らしていった。

 自然と病室で1人過ごす時間が増えていく。

 外から聞こえる楽しげな雑踏を見下ろすことが増えていく。

 そして人と話す時間が減っていった。

 そんな寂しさに胸を痛めていた上条恭介を美樹さやかはずっと見続けてきた。

 クラスメイトと他愛もない話しをすることを…

 お気に入りの公園に散歩に行くことを…

 そしてヴァイオリンを弾くことを続けていたいということも手に取るように理解していた。

 そんな上条恭介を助けたいと思う気持ちを、瀬津そうまに否定された。

 たかだか2週間程度の付き合いである、クラスメイトにそれを否定されたのだ。

 

 美樹さやかの携帯を弄る指運びが早くなる。

 

「…なぁ、さやか。ちょっと話してもいいか?」

「…なによ?」

 

 ぼんやりと明かりを点ける待ち受け画面から目を離さず、美樹さやかは反応した。

 

「俺はこれまでさ、色んな所に行ったことあるんだ。」

「はぁ?」

「隣町の喫茶店、隣県の遊園地、飛行機に乗って海に行ったこともあるんだ。スゲ~だろ?」

 

 つい美樹さやかは拍子抜けた声を上げてしまった。

 瀬津そうまが神妙な面持ちで話し始めた内容が、想像していたものとは大きくかけ離れていたから。

 またも奇跡(願い)を否定されると思ったからだ。

 

「隣町の喫茶店ってメッチャ渋いマスターがいてな。そりゃもう小説から出てきたんじゃないか、ってくらいダンディーマスターなんだよ。男としてああいう大人の魅力には憧れちまうんだよな~。」

「そ、そうなんだ…」

「1回弟子入りさせて貰いたくて、土下座したくらいだぜ!? これまたカッコ良く断られたけどな。」

 

 瀬津そうまは楽しそうに身振り手振りを加えながら、マスターの説明をしていく。

 キュゥべえも興味有り気に耳を傾けていた。

 

「あとな、海に行った時に滅茶苦茶ヤンキーっぽい奴がいたんだよ! そいつ金髪にグラサン、腕に彫り物してる奴なんだけど、意外と可愛い性格で子ども達と砂の城作ってるんだぜ!? 崩れた途端子ども達よりも悔しがってるし、グラサン取ったら滅茶苦茶円らな瞳してんのな! ついつい笑っちまったな~!」

「はぁ? なにソイツ? なんで無駄にぶってるのよ?」

 

 瀬津そうまの体験談は続き、遂には美樹さやかも釣られて笑みを見せた。

 キュゥべえも何故だか楽しげに笑っているように美樹さやかには見えた。

 

「俺がソイツばっか見てたらな? 連れが『もしかしてホモ?』なんて真面目な顔で聞いてくるもんだから、俺もムキになって否定しちまったよ。」

「あぁ~、確かにそうまはそんな気があるかも…」

「どこがだよ!?」

 

 すっかり教室で話すかのような、普段の空気が2人の間を纏っていた。

 美樹さやかも携帯をスカートのポケットに仕舞い、今は瀬津そうまに顔を見上げる。

 

「それでお昼ご飯はどうしたのよ?」

「そりゃ勿論おばちゃんのカレーを食ったよ。意外と美味くては2人して驚いたもんだ。」

 

 瀬津そうまが話す体験談は様々な人物が入れ替わり出てくるのだが、話し方の為か想像のしやすい個性的なキャラクターばかりで、美樹さやかにもすんなり頭に入っていく。

 会ったことのない人物に、親しみさえ感じる。

 美樹さやかはその場を見ていたかのような笑みを浮かべていた。

 

「でもな、さやか。」

「なによ?」

 

 美樹さやかの返事は先ほどと同じ言葉なのに、捉えられる印象は180°違う。

 満開の笑みとは言えないまでも、次の瀬津そうまの言葉を期待する表情だった。

 

「死んだらこんな出会いもないんだぜ?」

「…えっ?」

 

 しかしそれも瀬津そうまによって変えられてしまう。

 

「生きてれば会えたかもしれない渋いマスター、優しいヤンキー、料理の美味いおばちゃんにも会えなくなっちまうかもしれないんだ。」

 

 楽しげに話していた瀬津そうまの瞳は悲しげなものに変わり、表情も優れない。

 

「生きてりゃ色々できたことも、死んだら出来ない。それはみんな同じなんだ。子供でも大人でも…そして魔法少女でも、な。それに俺は…」

「そうまっ! 魔女が孵化し始めたよ!」

 

 そんな2人の会話…というより瀬津そうまの説得は無情にもグリーフシードに邪魔をされた。

 言葉の端はキュゥべえの声により遮られる。

 瀬津そうまはすぐさまグリーフシードの様子を伺うと、キュゥべえに巴マミへの連絡を頼んだ。

 グリーフシードは卵形の様相から大きく形を変え、影のような触手を上下左右に伸ばしていく。

 

 魔女の孵化がこの時始まってしまった。

 

「マミ達はもうすぐ到着するよ!」

「了解、キュゥべえ! さやか、とりあえず俺達は…ってヤバい!」

「へっ?…きゃっ!?」

 

 瀬津そうまは咄嗟に美樹さやかを力強く抱き寄せる。

 1つの塊とかした2人はグリーフシードから突如発生した突風に、弾丸のごとく吹き飛ばされる。

 10メートル程後方に飛ばされた塊は、鈍い音を立て壁へとぶつかり、勢いがなくなるとゆるゆると力無く地面へと倒れることとなった。

 

「痛っ…大丈夫か、さやか?」

「…なんとかね。ありがと、そうま。」

「気にすんな。それよりとりあえず物陰に隠れよう。」

 

 吹き止むことのない突風に身体を煽られながらも、2人は巨大なケーキのような形の障害物に身を隠した。

 そこで美樹さやかは一息吐いて、自身の身体を確認する。

 髪は乱れているものの、怪我らしい怪我は特に見当たらない。

 打ち付けられた衝撃で少し背中が痛む程度だ。

 しかしそんな痛みを気にしていられないほど、事態は悪化している。

 ここに魔女が生まれるのだ…そう易々と休んでもいられない、と本能的に判断していた。

 

 遠くの方で小さく爆発音が反響している。

 2人には耳なじみのあるその音だけで、巴マミと鹿目まどかが近くにいることが理解できた。

 

「どうする、さやか? 君が魔法少女になって、魔女を食い止めておくかい?」

「…ううん。今回はマミさんと…そうまに任せる。」

 

 美樹さやかの奇跡はまだ叶わない。

 それは美樹さやか自身が下した決断だった。

 訊ねたキュゥべえは興味がなさそうに頷く。

 

「任せとけ。俺が守り抜いてやる。さやかもまどかも、マミもキュゥべえも全員を無事に戻してやるからな。」

 

 美樹さやかの方に振り向いた瀬津そうまは一言そう応えた。

 その時、大人びた表情から浮かびあがった満面な笑みに、年相応の子供らしさを美樹さやかは初めて瀬津そうまから感じていた。

 

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