響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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すいません、wowsっていうゲームばっかやってて書けませんでした。あと、思い付かなかったのもあります。
明日も少し投稿すると思うのでよろしくお願いします。


響、耐える

 司令官と食堂までの通路を歩いてる。司令官は食堂に行くのに何が楽しいのかとってもウキウキしてる。

 しかし僕は司令官とは対照的にどこか不安な表情をして歩いていた。

 

 「司令官.... 僕、本当に大丈夫かな?やっぱ食堂は人多いから逃げ出してしまいそうだよ... 。」

 

 「大丈夫だって。まだ少し怖いかも知れんが今日だけで、たくさんの艦娘と出会っただろ?」

 

 司令官は、どこか自信ありげな顔をして言う。

 

 出会ったって... ほとんど廊下ですれ違ったりだけじゃん... 。

 

 「別にショック療法ってのも試してもいいんだけどな... って冗談。冗談だから、そんな泣きそうな顔するな!」

 

 司令官の冗談は冗談に聞こえないよぉ...

 

 そんなことを話していると食堂と書かれた看板が見えてきた。

 そろそろ覚悟を決めるしか無いのか... 。

 

 「よし響。準備はいいな?よし、よく言った。さぁ、入るぞ。」

 

 「え、ちょっ!?僕なにも言ってないんですが!!?」

 

 「問答無用!」

 

 司令官は僕に有無を言わせずに、腕を掴んで食堂の中に引っ張りいれた。

 

 するとそこで待っていたのは沢山の机、沢山の椅子、そして沢山の艦娘だった。

 

 僕は体が震えていた。急激に喉が乾いてきた。これはいけない。

 僕の瞳に涙が溜まってきたその時

 

 「耐えるんだ、響。ここで耐えなきゃ、何時までたっても克服出来ないぞ。」

 

 そこには、さっきまでのおちゃらけた雰囲気は無く、真剣な顔をした司令官がいた。

 

 そうだ、ここで耐えなきゃ何時までたっても克服出来ないんだ!... でも、そんなの分かってる!分かってるんだけど... 体が... 震えが、止まらないんだ!!

 

 ギュッ

 

 不意に右手に暖かくて柔らかい、されども少し硬い感触が伝わってきた。

 それは司令官の手だった。司令官が、僕の右手をぎゅっと握っていた。

 

 「大丈夫だ。俺がついてる... なにも怖がることなんて無い。」

 

 司令官が優しく語りかけてくる。そしてその言葉には、今朝感じた温もりがあった。

 

 次第に体の震えが落ち着いてくる。涙も止まった。

 

 なぜだろう?司令官といると凄く安心できる... 。側にいると怖いという感情が薄れていく。

 ほんと、司令官にはかなわないや... でも、それでいいんだ... 。だって、こんなにも... 暖かいんだから。

 

 「もう、大丈夫... 。」

 

 「そうか。よく耐えたな、響。偉いぞぉー。」

 

 そういって司令官が頭を撫でてくる。しかしそれはガシガシと撫でるのではなく、どこまでも優しく、温かい撫で方だった。

 




 響「司令官、何時まで撫でてるの?」

 司令官「ずっと!」

 響「え!?」
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